On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

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 今日はオータムの女子フリーを。リザルト関係は「こちら」で。画像は微笑みの天使、クロエ姉さんのTwitterから。



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 上は今回のオータムで、下はヘルシンキでのシンデレラです。後述するカナダ選手の件はともかくとして、三原さんのスコアについて、今回のオータムは、SP・フリーともに妥当かなと思っています。

 まず、今季のフリーでは3Fを後半に配して、得点増を狙っています。これにエラーがついたわけですが、後半の3Fをエラー無しで降りた場合、基礎点は5.83、これに(ヘルシンキフリーと同じ加点で)1.00つくと考えると、このフリップのエラーで「3.6」点損をしたことになります。

 最後の3Sのパンクについては、ヘルシンキでもここで3Sを跳んで加点1.20もらえているので、そのままのスコアを想定すると、「4.61」点損しています。「〇」で囲んだリカバリーの部分は、ヘルシンキと比べても明らかなように、スコア的にはほとんど変わりません。

 合計すると、技術点で8.21点損をしたことになります。ただ、PCSはヘルシンキと比べると「1.55」点高くもらえています。ここはシニア2年目となり、実績を積んだことが結実していますね。

 このオータムのSPでも3Fのエラーがあり、私は、4CCのSPと比べて「3.84の減点」と計算していますが、今回の合計199.02点に、3.6+4.61+3.84=12.05点を単純に足すと、合計211.07点になります。樋口新葉ちゃんがロン杯で「217.63」でしたが、やはりこの二人は、現時点でも210点台の力を持つ、日本女子の2トップと言っていいですね(もちろん、宮原さんが今季復帰して故障前の演技ができると、ここに並びます)。

 ちなみに、220点台を超えるスコアの持ち主はこれまで3人しかいません。メドベージェワ、キム・ヨナ、ソトニコワです。220点台を安定して出せるようになると、オリンピックのメダルが見えてきますね。

 舞依ちゃんの「ガブリエルのオーボエ」については、曲調が平坦で、すべてのジャンプを終えたステップの所でようやく盛り上がるという、サマーカップの評判通り、イマイチ、ガツンと来ない感じはします。

 ただ、名プログラムの条件は曲だけでは決まりません。ノーミスして、ビッグゲームでメダルを獲れるようなスコアを出したとき、それが名プログラムと評価されるのです。そしてみんなに愛されるようになるのです。

 例えば、新葉ちゃんの新プロは、SP・フリーとも「ハマりプロ!」と絶賛されています。私も特に彼女の「スカイフォール」は毎日動画を見るほど惚れ込んでいますが、やはり結果を残さないと、よほどのスケオタを除いて、すぐに忘れられてしまいます。

 舞依ちゃんの今季のプロは、SPの「リベルタンゴ」が玄人好みである反面、人によっては、好き嫌いがあるかもしれません。だからこそ、癒し系のフリーでは、特に演技の精度にこだわってもらいたい。その点は、彼女なら心配無用であると信じています。



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 いま私が見た時点でも、この動画の「高評価:55」「低評価:120」という数字や英語のコメントなどによって、このジャッジに対して、日本人以外でもけっこう怒っている人がいるようです。

 前半の3Lzでは着氷でグダったにも関わらず、GOEは「0.00」にとどまっています。途中、もの凄い勢いで腹から転んだ所も減点1点のみ。あとは最後の1Aへの抜けですね。



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 銀メダルを獲得したヘルシンキでのフリーも見てみました。この時は、2A+3Tの2ndジャンプの着氷が危なかったことと、3Loの抜けの2ミスで、「142.15」のスコアが出ています。

 今回のオータムは、3Lzの着氷の乱れ、2Aの抜けとジャンプ自体は2ミスなんですが、さらに、みぞおちを強打した減点1があるのに、今回の方が合計「142.34」と、なんでワールドよりもたけーんだよ!と、不思議な現象が起こっています。まぁ、ワールドの3Loの抜けは4点以上損することになるので、1コケの分を足しても、同じぐらいになると言えなくもないですが。

 しかし、ここまで酷似してくると、ジャッジの皆さん、ヘルシンキのフリーのプロトコルを横に置きながら鉛筆舐め舐めしてたんじゃね?てか、ワールドの銀を獲った彼女の演技に対する、冒涜になりませんか?と、チクチク言いたくなります。

 ほかにも、なんであんなにこんがりと日焼けしてるんだよ!と、ツッコミ所もありますが、まぁ、いいでしょう・・・。いずれにしても、おなじ「ブラックスワン」でも、ザギちゃんのSPと比べたら、雲泥の差です。



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 気を取り直して、新田谷凜ちゃん。テレ朝チャンネルのダイジェストで荒川さんも言ってましたが、よく立て直して、頑張りました。ミスを、冒頭の3Sの転倒、最後のコンボの3TのURのみに留めました。

 SP後のインタビューはかわいそうで見てられなかったですが、翌日にコーチとショッピングをして、うまく気持ちを切り替えられたそうです。これからブロック大会だと思いますが、しっかり頑張って、全日本で成長した姿を見せてもらいたいと思います。

 明日はネペラ杯での男子94年組を中心に見ていきます。

 では、また明日!

 Jun

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 いやぁ、土曜日はスマホでライストつけっぱで、オータム、ネペラ杯、さらにJGPのエキシビを開けながら、結局眠気に耐え切れずに意識を失って舞依ちゃんのフリーを見逃し、午前中にオータムの男子フリーを見てどっと疲れて昼寝して、起きてブログを書き始めるという、しょーもない日曜の過ごし方となりました(汗)。

 今日は、オータムの男子フリーを。リザルト関係は「こちら」で。



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 現時点で、「新たな怪我」の情報を私は聞いていないので、今回のフリーのミスは、本人も語っているように、メンタル面での影響が大きいようです。

 最初に予定していた3Lzの抜けを見たとき、そもそもフリーの冒頭でルッツを跳ぶことはないわけで、「これは想定内で、この1ミスに留めるんじゃないか?」という期待感がありましたところが、羽生君は、このパンクによってある種の「パニック状態」になっていたようですね。

 ただ、6練でも調子の良かった「後半の4S+3T」は、昨季「鬼門」と言われていたのに、加点+2.80と見事に決めています。SPも含めて、今大会のサルコウはビシっと決まっていましたね。

 3Fにアテンションが付いていますが、これは羽生君のこの演技に限らず、後述するハビの3Fにエラー、そして舞依ちゃんの3F、さらにネペラ杯の方でもメドベのルッツにエラーがついたりで、「厳しく取りますよ」というISUの意思表示という説もあります。ただ、五輪やファイナルでもその方針が堅持されるかどうかは不明です。

 まぁ、昨季のオータム&スケカナも260点台だったし、今回の収穫は、SPのあの得点の出方を見て、「この方向性で間違っていない!」というのを確認できたことじゃないでしょうか。

 「この方向性」というのは、クワドは、ループ、サルコウ、トウループの3種。SPで2本。フリーで5本。本人は「メラメラとやる気になっているはず」なので、ロシア杯では4Lo込みの構成が見られそうです。4Lzについては、情報が錯綜気味で、私にはよく分かりません。無くても、上記の構成で十分に勝てると思いますけどね。

 それにしても、このオータムは相変わらず「カナダだなぁ」という大会だったので、今季、スケカナではなく、ロシア杯へのエントリーは良かったんじゃないかなと。良い演技をしたら正当に評価される試合で、自信を取り戻してほしいと思います。



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 実は、夜中の曲かけ練習をライストで見ていて、その時にハビの新プロも見てしまっていたんですが、ハビによく合った選曲だと思います。

 SPのチャップリンもそうなんですが、ハビが演じると、実は格調高いんだなぁ・・・という発見がありました。というのも、曲かけ練習で聞いた、メッシングさんの「キーンコーンカーンコーン」のフリープロがあまりにパンチがありすぎて(笑)、コミカル路線といっても、ハビがやると上品だわと。

 しかし、羽生君とは違う意味で、ハビもフリーは苦労しましたね。マラソンランナーのゴール後みたいに息が切れていて、それがステップのレベル2という部分に表れているのかもしれません。

 3Fの件は前述の通りで、羽生君もハビも、課題をトロントに持ち帰って、チーム全体で気を引き締めて五輪まで行くぞ!ということで、いいんじゃないでしょうか。



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 ダイスも、ケガ明けのフィジカル面の問題だけでなく、靴のトラブルも報じられていて、大変な大会だったと思います。

 そして、ネペラ杯の刑事君も大変でしたが、USクラシックの無良君も苦労していました。「代表3枚目の切符」をめぐる争いは混沌としていて、誰になるのかまったく予測できません。やってる選手たちは大変ですが、ファンとしては楽しみです。

 TwitterのTLを見てると、やっぱりショックを受けている方もいらっしゃる様子。私も、羽生君のSEIMEIに期待をしていなかったわけではないので、気持ちを切り替える意味で、この記事を書きつつ、スペインサッカーを見たり、ジュニア女子の主要選手をチェックしていました。



 私の大好きな選手、グリーズマンが点を決めてくれて、満足です。気分転換もいいものですよ。

 では、また明日!

 Jun

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 オータムクラシックの2日目。今日はいよいよ男子SPです。リザルト関係は「こちら」。ライストは「こちら」で。「フィギュアスケート速報」さんの特設ページは「こちら」。



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 土曜日の明け方の練習をライストで見ていて、こりゃ、ミスが出るかもなぁ・・・と、あまり過度な期待をせずにいました。

 ところが、6分間練習ではビシバシとクワドを決めていたので、こりゃいいぞ!と思ったら、その通りのノーミスの素晴らしい演技でした。

 当然、この記録が出ると、15年のファイナルとの比較ということになります。まず今回、ステップでレベル4を取れて、「1.06」点の増加。ジャンプのGOEのみを比べると「0.09」点の微増ながら、4T+3Tを後半に配置したことがやはり効いていて、ジャンプの基礎点が「1.46」増えていること。これらによって、「61.81」から「64.17」へと技術点が上がる結果となったようです。

 技術点ではファイナルを上回っているにも関わらず、PCSは、ファイナルは「49.14」だったのが、今回は「48.55」と評価をやや落としている所は、ある意味で興味深い。おそらく、この試合がビッグゲームではなく、しかも羽生君のシーズン初戦ですから、ジャッジも多少躊躇したのかもしれません。

 技術点の「伸びしろ」はもはや4S→4Loにするぐらいですから、今後の試合ではPCSの動きに注目してみたいと思っています。

 ちなみに、「もう4Sでよくない?」という意見も目にしますが、4Sの基礎点が「10.50」で、4Loの基礎点が「12.00」。ヘルシンキの4Lo(SP・フリーともに)の加点が「2.43」(※国別のフリーでは「2.57」)でした。

 今回のように4Sだと満点の加点でも「13.50」。4Loは昨季の最高得点でも「14.43」ですから、記録更新に拘るなら絶対に4Loが必要ですね。ただ、五輪本番ということになると、他の選手との力関係や、試合直前の羽生君のコンディションも考慮して、総合的に判断することになるでしょう。GPロシア杯には膝は良くなっていると思うので、そこで4Loの構成でどれぐらいのスコアが出るのかは、楽しみですね。

 ついジャンプの話ばかりになりますが、スピンとステップですべてレベル4を取れて、しっかり加点がもらえているのも大きいです。この要因はやはり、バラ1再登板によるものなのかなという気がします。


 
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 ハビは、最初のコンビネーションこそ、2ndがダブルだったりで、ジャンプはこれからという感じですが、ステップ・スピンすべてレベル4を取れています。しかもステップは羽生君よりも加点をもらえてるわけで、やはり強い選手。ノーミスで演じ切れば、間違いなく110点前後に届くプログラムだと思います。



 ダイスは「70.09」で7位発進。怪我明けの影響からか、ジャンプはまだ時間がかかりそうです。それでもしなやかで美しい身のこなしは、やはりいつ見ても印象的です。





 さて、この人に触れないわけにはいきません。JGPベラルーシの女子シングルは熱かったですね・・・。昨晩は、あまりに素晴らしい演技に興奮冷めやらず、SPとフリーの映像を何度も繰り返し見てしまいました。ちなみに、SPの日のドア係のねーちゃんがやたら美人で、「どこのパパダキスさん?」と気になって気になって・・・。

 荒木菜那さんは、学年で言うと、本田真凜ちゃんと同じなんですが、彼女のボーヤンばりのダイナミックなジャンプを見ていると、フィギュアスケートがスポーツであることを思い出させてくれます。トリプルもいいんですが、彼女の2Aを跳ぶ角度を見ていると、紀平梨花ちゃんよりも3Aを安定して跳べるようになるんじゃないか?と、そんな期待感もあります。

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 「日本代表メモリアル2017」の「TEAM JAPAN ジュニア強化合宿」の紹介ページから。毎年、中京大学で行われるランビ先生が来るやつですね。合宿初参加だったとは・・・そりゃウチにある雑誌に彼女の情報が無いわけです。

 JGPは残り3戦あるんですが、第7戦のイタリア大会におそらくその梨花ちゃんとダブル出場。二人とも台乗りして、ぜひ名古屋のファイナルに進出してもらいたいです。





 このベラルーシ大会で優勝したのは、トゥルソワちゃん(196.32)。エテリ組の13歳。一言でいって、バケモノですね。SPを見ていた時は、「まだ子どもだなぁ・・・」という印象も無きにしもあらずだったんですが、フリーの方が彼女の人間離れしたポテンシャルがよく分かります。

 フリーは冒頭の4Sを転倒した以外は完璧なので(4S以外のジャンプは全て後半!)、クワドにチャレンジしていなければ、13歳にして200点超え確実という、異常な構成です。

 ただ、なぜ、この男子シングルのSPの世界記録が塗り替えられたメモリアルな日に、わざわざジュニアの女子の話をするのか?

 これは、羽生君と、そして荒木さんの演技を見て、

  フィギュアスケートの王道というのは、こういう演技を言うんじゃないですか?

 という、「お告げ」みたいなものが、空から降ってきた感があるんです。

 では、王道とは何か?それは、私が気づかされたのは、

  誰よりも高く、誰よりも幅のあるジャンプを、誰よりも美しく、誰よりも簡単に決める!

 これが王道、つまり王者にふさわしい技術なんじゃないかと。

 ルッツやフリップがどーたらこーたら、あるいはループじゃないし・・・じゃなくて、これを見ろ!と。世界の誰が、このジャンプを跳べるのか?と。

 その羽生君の素晴らしさを、エテリ組の「秘密兵器」と真っ向勝負する荒木さんの会心の演技をきっかけにして、再認識したからだと思います。

 後半ジャンプ固め打ち。タケノコ祭り。・・・これって、女子シングルにおける現行のルールにおいて、スコアを出すための「手段」であって、これをやりたくてフィギュアスケートをやってるの?という話なんです。

  王道を求めて、王道に憧れて、若い子はフィギュアスケートをはじめたのでは?と。

 やっぱりクオリティですよ。私見ですが、羽生君は、ソチでのミスを悔やんでいるフシがあるはずで、平昌ではクオリティに拘って、パーフェクトな演技を追求するような気がしてなりません。

 しつこく言います。羽生君のジャンプが好きなら、荒木さんのジャンプもけっこういいよ!と、今のうちからプッシュしておきたいと思います(笑)。

 では、また明日!

 Jun

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