On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。



 サッカーや将棋でバタバタしてるので、今日は軽めですみません。

 関西ローカルのABC朝日放送で、FaOI神戸のバックステージの様子が流れました。

 それにしても、喜多ゆかりアナのキャラが強烈で、彼女のヘン顔が頭から離れないわけですが、これ、けっこう重要な情報が記録されてますよね。

dakara

 まず、幕張・金沢のオープニングの振付の話が、興味深い。

  「だ か ら」

 と、織田君を何度も叱り飛ばしたという話ですから、羽生君って実は、鬼コーチ、怖い振付師系のキャラ?・・・というのは冗談として、時間的制約があり、しかも自分も織田君と滑らなきゃいけないという状況なので、ややテンパっていたのかなという気がします。

 しかし、質問カードの中の「ゆずれない」って、某ゆずれない氏の残像がスタッフの記憶にあって偶然作ったのか、あるいはわざと作ったのか、まぁ、ファン的には面白くないんで、ちゃんとやってほしいものです。

 ところで、「(音に)合わせ過ぎるところと、合わせ過ぎないところを作らないと」という、羽生君のコメントがありましたが、それが彼の中でのテーマになっているのは、「Wings of Words」でも「春よ、来い」でも、よく分かります。

 たんに合わせるだけでなく、意図的に演奏や歌を引っ張るような動きがふんだんに入っている。新シーズンのプログラム作りにも、そんな傾向が入ってくるかもしれませんね。

 ところで、この番組を見ていて「確信」に近いものを感じているんですが、神戸に来てから、がぜん羽生君が元気になったように見えます。

 それは、やっぱり、メドちゃんがトロントに戻ったことがあるんじゃないかと。もしなにか、一枚写真が出ただけで、世界中で大騒ぎになるわけで、幕張と金沢では「なるべく近づかないように」的な緊張感があったんじゃないかと。

 神戸、新潟も無事に終わりましたし、ラストの静岡もきっちりケガなく、終えてくれることを祈っています。

 では、また明日!

 Jun


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tessa

 今年のFaOI全公演参加の「テサモエ」のテッサ・ヴァーチュが、日本のメディアから取材を受けていたのは知っていたんですが、なんと1週間以上前に公開されていたんですね。

 「VOGUE JAPAN」という私にはまったく縁のない雑誌ですが、日本のフィギュアスケート専門誌でも、おそらくここまでの質・量を誇る彼女の超ロングインタを、掲載したことは無いはずです。平昌五輪やFaOIで、彼女の凄さを知った方は、ぜひ全文お読みいただけたらと思います。

 実は、羽生君について言及している部分もあり、それプラス、あと一点をピックアップしてみます。

 (1)羽生君について

 ―― 現在、「Fantasy on Ice 2018」のツアーで、たくさんの日本の選手と一緒に日本各地を回っていますね。

  「ショーは3時間半という、今までに経験したことのない長さよ。これまで経験したアイスショーは2時間半が最長だったから、その長さに驚いたわ」

  「そして、Yuzuru(同じアイスショーに出演している羽生結弦)の日本でのあの人気ぶりを目の当たりにして、ただただすごいと思った。彼がこれまでに成し遂げたことを考えれば、それも当然だけれど。素晴らしいと思うのは、彼の心優しいところ。周囲の人たちにいつも気を配り、敬意を示しているし、ファンに対しても本当に優しく接しているから

  「それに、彼とのリハーサルはとても楽しいの。プレッシャーがない時の彼は、まるで子どものように無邪気に、遊び心いっぱいにスケートを楽しんでいるわ。本当にスケートが好きで、情熱を捧げているんだな、と感じる。それでいて競技に入ったときの彼からは、目が離せなくなる。本当に心が強いのね。本気で何かを狙ったときの彼の集中力は本当にすごいと思う

 ―― ショーを回りながら、彼といろいろなヴィジョンを共有することもありますか?

  「ええ。つい最近も、これからの目標を彼に聞いてみたことがあるの。そうしたら、彼は、子どものころに決めた目標がいくつかあるので、その夢をこれからも追い続けるつもりだと話してくれたわ。とてもいい目標よね

  「競技者としては、彼は今、4回転半のクワドアクセルを成功させることが一番のモチベーションになっているようだった。金メダルを2度も獲ってしまうと、競技に対するモチベーションを見つけるのがとても難しいものよ。だから今の彼にそういう目標があることは素晴らしいことだと思ったわ

 →→私が注目したのは、「周囲の人たちにいつも気を配り、敬意を示しているし、ファンに対しても本当に優しく接している」という部分。「周囲の人たち」というのは、ゲストスケーターだけでなく、ゲストアーティストはもちろん、裏方としてショーを支える多くのスタッフさんたちも含んでいるはずで、テッサもそこをしっかり観察しているのでしょうね。

 幕張と金沢、そして神戸の映像を見て感じるのは、今年の羽生君からは、FaOIの事実上の「座長」としての責任感が、これまで以上に随所で見られるということなんです。オリンピックを連覇し、国民栄誉賞が決まっても、けっしてふんぞり返って驕ることはない。

 もちろんテッサは知らないでしょうが、ファン目線で言うと、この国における羽生君に対する「扱い」を知っていますから、むしろ、偉業を成し遂げて、注目が大きくなればなるほど、彼は「隙を作らないように」と、より緊張しているようにも見えます。5月下旬から6月いっぱいまでは、とくに過密スケジュールですから、トロントでしばしの間リラックスした時間を過ごしてもらいたいものです。

 (2)自身の演技について

 ―― 日本でも大変有名なあなたですが、もしかしたらこれを読んでいる人で、あなたを知らない人がいるかもしれません。彼らがYouTubeであなたのベストな動画を検索するための質問です。あなたの生涯のベストパフォーマンスは、どの大会のどの演技ですか?

  「・・・正直言って、自分がスケートしているところを見るのは苦手。厳しい目で見てしまうから、気に入らないところがどうしても目について仕方ないの。映像を見ながら『あ、ここ失敗した』とか『ここでもう少しこうできなかったのかな』と粗探しばかりしてしまう(笑)」

  「とはいえ、読者のみなさんにすすめるなら、2007年世界選手権のフリーダンス『悲しきワルツ』、2010年バンクーバー五輪のショートダンス『ファルーカ』、2013年世界選手権のフリーダンス『カルメン』、2017年世界選手権のショートダンス『プリンスメドレー』、そして2018年、平昌五輪のフリーダンス『ムーラン・ルージュ』を挙げるわ。それから、YouTubeにはファンの方々が作ってくれたすばらしいハイライト映像もあるの。私たちのキャリアを見事にまとめてくれているからぜひ(笑)」



 2007年ワールド。シニア最初のシーズンです。スコットがまだ青年の表情をしていますね!若いです。会場は千駄ヶ谷の東京体育館ですか。wikiを貼っておきますが、この大会、テサモエは6位、メリチャリが7位、そしてカペラノが13位でした。まだまだ、売り出し中の若手ということだったんですね。この頃はマリーナ・ズエワに師事。怪しいグラサン姿で出迎えるマリーナも必見です(笑)。



 2010年のバンクーバー五輪。当時の私はシングルしか見ていませんので、当然ながら知りません。画質がかなり良くなりましたが、テッサは今とそんなに変わりませんね。3年前とは別人の動きに見えます。スケーティングのスピードがまるで違うし、距離感もギュッと密着している。

 そして、みなさんお気づきでしょうが、この曲は、無良君が格闘していたあのフラメンコです。この二人がアイスダンスのプログラムとして滑ったら、そりゃ、情熱がほとばしる名演になりますが、これをシングルスケーターのプログラムとしてジャンプ込みで、男子一人で演じるのは相当にハードルが高いミッションだったのだな・・・と、改めて感じます。バンクーバーの順位は「こちら」で。



 2013年のワールド。羽生君がソチの枠取りに奮闘したカナダのロンドンです。この大会はメリチャリに負けて2位。で、ソチでも負けて銀メダルなんですが、たしかにバンクーバーのフラメンコと比べると、衣装も含めてややインパクトが足りない印象です(ソチシーズンのためにアイデアを温存したのでしょうか?)。ただ、ムーランにも入っている、テッサのバク転のような動きは、この時すでに入っていたのですね。





 最後の二つはセットで。上は2017年ヘルシンキワールドのSD。下は今年の平昌五輪のムーランです。16-17シーズンのプリンスメドレーは、「アイスダンスってすげー!」と感銘を受けたのですが、こうやって振り返ると、別人のような変貌ぶりなんだなと。

 羽生君のシニア1年目は10-11シーズン(ホワイトレジェンドとツィゴイネ)でしたが、やっぱり10シーズン前後のスパンで彼の成長の軌跡を辿ってみたいです。彼ならまだまだできる!

 では、また明日!

 Jun


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 少し日にちが空きましたが、クワドラプルの続きです。バックナンバーは「こちら」。

 羽生君関連の記事では、すでに、城田さんの特別企画(1)と、佐野先生の解説企画(2)をご紹介しましたが、今日は残りを見ていきます。

 (1)羽生結弦「進化する王者、夢への挑戦」(2~15頁)

 折山淑美さん執筆のレポートで、平昌五輪、CiONTU、仙台パレード、スケ連優秀選手表彰祝賀会、FaOI幕張、そして、国民栄誉賞決定までを駆け足で辿る内容です。「レポート」とはいっても、各イベントでの羽生君の発言の引用がテキストの大半を占めています。もはやオリンピックが、遠い昔のように感じます。

 写真の内訳は、SEIMEI(表彰式、2ページ)、スワン(EXフィナーレ、2ページ)、CiONTU(ツィゴイネ多め、2ページ)、FaOI幕張(オープニング、Wings of Words、フィナーレ、それぞれ2ページずつ、計6ページ)、昨年夏のトロント(白Tシャツ、2ページ)です。

 (2)羽生結弦オリンピック2連覇祝賀パレード・Continues ~with Wings~・Fantasy on Ice 2018(26~35頁)

 仙台パレードに4ページ、CiONTUは3ページ、FaOI(幕張)も3ページ。パレードの部分では、車上でのショットは見開き2ページで大きなものですが、それ以外は、小さい写真を詰め合わせたレイアウトです。

 テキストは、パレードの記者会見、CiONTUは質問コーナーとジョニーとのトークから抜粋。情報としては特に目新しいものはありません。

 (3)[記者の目]五輪レポート「羽生結弦――激闘の記録」(16~19頁)

 産経新聞記者の田中充氏による五輪レポートです。この方のテキストを、私は初めて目にするかもしれません。気になった部分をピックアップしてみます。

 ・長期離脱の影響を感じさせないフォーム

  「氷上での感覚は、『わずか1日だけ練習を休んでも狂う』と話すスケーターもいる。本格練習の再開まで約2ヶ月。なぜ、羽生は長期離脱の影響を受けることなく、きれいなフォームでジャンプを跳べたのか――。そこには幼少期に培った強固な土台があった

  「小学生時代、指導した都築章一郎コーチはこう言って聞かせていた。『男子にはやがて4回転、5回転のジャンプを跳ぶ時代が来る。2回転や3回転を早く跳べるようになっても、基礎ができていないと後で苦労するよ』。」

  「才能を感じ取った師の教えで、トランポリンを使ってジャンプを跳び、軸を整える練習を繰り返した。単調で退屈な練習だったが、しっかりと叩き込まれた基礎が窮地を救ってくれたのだ

 ・氷上に戻る前の陸上トレーニング

  「氷上で滑ることができないなら、陸上でトレーニングをすればいい。足の負傷で下半身に負担をかけられないなら、上半身を鍛えればいい。羽生は滑れない時間を無駄にはしていなかった」

  「氷上に立たずとも、ショート、フリーの曲を流し、上半身だけの動きを繰り返した。ゴムチューブなどを使ってインナーマッスルの強化も怠らず、筋力の低下を防いだ。だからこそ、スタミナは失われることなく、不安要素にはならなかった

 →→NHK杯から平昌五輪までの間、とくに氷に乗るまでの時期、羽生君が具体的に何をしていたのか。羽生君が記者からの質問等に答えての「実際の発言」の中で、私が知る限りでは、徹底したイメトレと、エアロバイクを漕いでいたという2つが、まず頭に浮かびます。

 おそらくこの「チューブトレーニング」というのは、これまで羽生君が取り組んできた陸トレの一部で、「この時期にもやっていただろうな」ということで取り上げたか、あるいはこの記者が関係者から伝え聞いたかのいずれかでしょうね。

 一方、「ジャンプを取り戻せた要因」を、都築先生の元で取り組んだトランポリントレに求めたという視点は、面白いですね。どうも私なんかは、「クリケットで何か特別なことをやっていたに違いない!」と思いがちなんですが、日本にいた頃のトレーニング内容だってもちろん大事なはず。そのあたりに留意しながら、羽生君の昔のインタを再読してみても面白いかもしれません。

 ※4回転アクセルの成功はいつ?

  「ここから先、まずはケガの治療が最優先となる。このため、4回転アクセルを成功させる目標の時期は明言していない。ただ、2019年春の世界選手権は自国開催(さいたまスーパーアリーナ)だ。意識せずともファンの期待は膨らむ

 →→この発想は私にはありませんでした。そして、ずいぶん前のめり気味だなと(笑)。もしかすると、新聞記者さんって(その上司のデスクも含めて)、

  「羽生結弦、来年春さいたまで4回転半成功へ」

 こういうノリで見出しをつけちゃうのかもしれないなと。そう言いたい気持ちもそれなりには分かるんですが、少なくとも、ゆづファンの私や、読者の皆さんも含めて、おそらく誰一人として「さいたまで!」なんて期待は膨らませていないですよね(汗)。勝手に、ファンがそういう期待を膨らませてるなんて書かないでもらいたいですよ。

 べつに悪い気持ちも無いし、怒ってるわけでもないんですけど、そもそも羽生君が4Aの練習をどれぐらいやっていて、どれぐらいの成功率なのかまったく不明ですから、その辺りの情報をキャッチしてから書いてほしいよねと。でも、こういう感じで書いちゃうのか・・・と、面白い事例だなということです。

 最後に、世間話を一つ。サッカーW杯関連です。小柳ルミ子さんが年間2000試合以上サッカーの放送を見ているというのはわりと有名な話で、今大会のフジテレビの放送の副音声にも呼ばれるほどだったんですが、その評判がネットでダダ下がり状態なんです。

 彼女は、バルセロナやメッシのファンであることを公言していますが、バルサの試合が年間2000試合もあるわけがなく、バルサが所属しているスペインリーグ以外の試合も相当見ているようです。

 ところで、先日、メッシ率いるアルゼンチン代表がクロアチアに0-3で敗れました。これについて、彼女は自身のブログで、ミスをしたアルゼンチン代表のキーパーを罵倒し、まだ一次リーグ敗退が決まったわけでもないのに「アルゼンチンは終わった」と落胆し、一方で、守備を免除されているメッシが無得点にも関わらず、盲目的にメッシを擁護しているわけです。ちなみに、クロアチア代表にはラキティッチというバルサ所属の選手がいて、この試合で大活躍したんですが、彼については言及がありません(※リンクは貼らないですが、6月22日の「カバジェロのミス、信じられない」というエントリーです)。

 実は、サッカーファンでもなければ、バルサファンでもない。もちろん、アルゼンチン代表の選手に対するリスペクトもない。なんなのこの人?って、ヤフコメあたりでもけっこう賑わっています。

 これを見ていて思ったのは、フィギュアスケートの世界でもこういう人は、プロのライターさんであれ、素人のブロガーであれ、たくさんの試合や選手を見ているはずの人でも、まぁ、いるっちゃいるかなぁ・・・と。フィギュアで言えば、他選手叩きにはじまり、自分が応援している選手が勝った試合はジャッジを擁護する一方、負けるとジャッジを批判するというような、首尾一貫性を欠く意見を発してしまう方々です。

 でも、逆に、メッシがこれだけダメで、アルゼンチンが崖っぷち状態でも、感情を表に出さない人というのは、いわゆる「全員応援系」で、まったく共感を得られないんですよね。面白くもなんともない。

 もちろん、個人がブログで意見を発信する分には、何を言っても自由です。ただ、私自身は、読者の皆さんの「大切な時間をいただいている」ことを思えば、上で挙げたどちらにも偏ってはいけないなぁと、「人の振り見て・・・」という心境です。私も気をつけたいと思います。

 では、また明日!

 Jun


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