On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

yuzu

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 CWWの初日に「ツィゴイネルワイゼン」の再演があったので、いいタイミングですし、高山真さんの著書を調べてみました。

 高山本の中で推奨されていたのが、2011年台北の四大陸選手権。YouTubeでは、Jスポの高画質動画が生きていて、解説は樋口豊さんと思われます。

 CWWの映像は、デイリーで「yuzuru hanyu」で検索をかけるとヒットします。


 また、ブログ読者のjadeさまから、過去の演技とCWWの演技を上下分割映像として作成した動画をご紹介いただきました。ありがとうございます。こちらもご参照ください。

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 羽生君がフリープログラムとしてツィゴイネを演じたのは、シニア1年目の10-11シーズン。15歳でシニアに上がって、シーズン中に16歳になりました。

 (1)4T(+2.00)

  「リラックスした上半身の動きとひざの柔軟性を使い、『力』や『勢い』ではなく『スピード』と『タイミング』で跳ぶ、素晴らしい質のジャンプ。4回転きっちり回りきり、着氷時に、まったく乱れのない素晴らしいフローを描く。すでに『熟練性』すら感じさせる出来栄えでした」

  「この1年前の、バンクーバーオリンピックの男子シングルでは、『4回転ジャンプを入れて挑戦するか。それともトリプルアクセルを最高難度の技にして、プログラム全体の質を目指すか』という議論が起こっていました。ジャンプの失敗は『大きな得点源をごっそり失う』ことを意味しますし、『トリプルアクセルと4回転ジャンプは、たった半回転しか違わないのに、その難しさの差は信じられないほど大きい』という実感も、ほとんどすべてのスケーターに共有されていました。そういった『4回転の壁』を、ジュニアから上がってきたばかりの16歳の選手が、軽々と超えてきたのです

 →→シニアのトレンドとは無関係に高難度ジャンプを追求するという意味で、今季の女子ジュニアのトゥルソワがかぶりますね。CWW初日の子どもからの質問コーナーで、羽生君はサルコウの跳び方を教えていました。ここで跳んでいるのは4Tですが、高山さんが指摘している「スピード」と「タイミング」という特徴は、ジャンプの種類関係なく、やはり「羽生結弦のジャンプ論」の柱になっていると思います。

 (2)3Fe(-0.50)

  「フリップの着氷の瞬間、両手を広げたのが『バランスをとるため』ではなく『音楽との同調性で、さらなるニュアンスを出すため』であることがはっきりわかります」

 →→それでもまだ、この「両手広げ」は多少の「遠慮」を感じます。翌シーズンのロミジュリではより大胆になり、さらに、CWWではドーン!という感じに。こういうメリハリは、3シーズン目のバラ1から特についた気がします。

 (3)1Lz+2T(0.00)

  「レイバックイナバウアーからの流れでトリプルルッツを跳ぶ。ルッツは1回転になりましたが、16歳のスケーターが、この果敢なエントランスにチャレンジすることそのものが素晴らしい

 (4)SlSt3(0.50)

  「ストレートラインステップは、音楽とのシンクロをかなり意識して作ったのがわかる仕上がりに。バイオリンの弾けるような弦の音と細かいエッジワークを合わせるあたりは、非常に小粋でした

 (5)3Lo~CCoSp2

  「ただし、さすがに終盤は疲れが表面に出てきました。その後のトリプルルッツ、トリプルループ、トリプルサルコーは、着氷がやや乱れ、スピンやコレオシークエンスは、音楽との同調に苦しんでいるのが見て取れました。コレオシークエンスは、『フォア・バック』のエッジの切り替えの少ない、わりとシンプルなステップの組み合わせで、右足で『フォア・バック』を切り替えていく部分では、明らかにエッジが走っていなかったり……という部分も見えました」

 CWWで使われていたのは、まず、冒頭から4Tの辺りまで。そこから中間部分を抜いて、チャチャチャチャ・チャチャチャーン!」の所は、フリープログラムでは、単発の3Lzを降りた箇所。そこからラストまでです。プログラムでは、3Lzの後に、3Loと3Sが入りますが、もちろん先日のショーでは跳んでいません。

 動画の中で、解説の樋口先生も、ジャンプは「素晴らしい!」と絶賛しているんですが、後半のコレオの部分は「少し簡単すぎるかも」と指摘していて、「でも、いろいろ要素をこなさなきゃいけないですしね」という感じでした。

 CWWはその「ジャンプ抜きバージョン」だからこそ、スケーティングのスピードと伸び、この違いがはっきり分かります。正直言うと、ツィゴイネのイメージって、いまと比べると、個人的には「動きのチマチマ感」が記憶に残っていたのです。

 でも、その振り付けでアピールする前の段階の、基礎のスケーティングがまるで別人なので、私自身、CWWでツィゴイネから受ける印象はまるで違ったものでした。
これはやっぱり、クリケットに行って、トレーシーに鍛えられた成果でしょうね。

 高山本では「旧ロミジュリ」も解説されているので、明日の記事でも、今日のような感じでCWWと比較しつつ、見ていこうと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 4月17日に、婦人画報のウェブサイトの中谷ひろみさんのコラムが更新されました。

 本誌(5月号)をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、これは本誌未収録のテキストですね。

 ロシアのアマチュアフォトグラファーで、平昌五輪を現地観戦した「zhem_chug」さんのインタビューが中心です。この方、日本のゆづファンに負けず劣らず、熱い方です。SEIMEIを見た直後をこう回想しています。

  「今回、私はとても緊張していました。それと同時に、ユヅルの勝利に強い確信がありました。運良く、リンクから近い座席から観戦できたのですが、空中からビリビリと電気のようなものを感じたのです。それは、彼が観客に向けてとてつもないエネルギーを与えていたからでしょう。音楽や魔法をうまく表現できないように、私もユヅルのパフォーマンスについて的確に言い表す言葉が見つかりません。その場にいて、この目で見ることができたことがただひたすらに幸せです」

 オリンピックこそ私は現地で見れていませんが、「的確に言い表す言葉が見つからない」という精神状態は、Continuesの初日、ツィゴイネの衣装をまとって羽生君が現れた瞬間が、私にとってはそうでした。

 目の前で起こっていることは何なのか?夢にすら見たことのないこの光景の意味が理解できない・・・。あの時、武蔵野の会場では限りなく悲鳴に近い歓声が聞こえてきましたが、私の場合、「え?」「うそ?」と二言三言、声を発するのがやっとだった気がします。

 金メダルの懸かった五輪のフリーと、アイスショーを比較するつもりはないですが、特別な瞬間とは、そういうものです。

  「私はソチからこの日を待っていました。予知していたと言えるかもしれません。フリープログラムで、ユヅルが私の目の前で2つのミスをしたときでさえ、勝利を疑ってはいませんでした。あの瞬間、私と友人は思わず『耐えて!』と叫びましたが、それは自分たちに言っていたのかもしれません

 自国の選手でもないのに、ここまで感情移入して応援してくれるなんて、嬉しいですね。

  「(フリーの会場から退去する)その時、セルゲイ・ヴォロノフ選手のファンである友人からメッセージが来て、彼がジャーナリストから、今回ユヅルとハビエルのどちらを応援したのか尋ねられたことを知りました。セルゲイは、2人とも、と言った後に、でも困難に直面しているユヅルをより応援したよ、と答えたそうです

 こちらも嬉しいエピソードですね。ヴォロさんは、キャリアの長いベテランスケーターですけど、特に17-18シーズンの輝きは印象深かったですね。ネットで調べてみると、彼は今年の1月に現役続行を表明したという話です。GPシリーズで羽生君と顔を合わせる可能性も十分にありますし、楽しみです!

alena

 彼女のインスタを見てみると、コレ、現地で撮ったの?という、お宝写真がたくさん公開されています。個人的には、「おっ!」という感じでこちらを見つけましたが、ぜひ他の写真もチェックしてみてください。

 では、また明日!

 Jun

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yuzu

 TVガイドの「KISS & CRY」の特設サイトにContinuesのリポートがアップされています。

 初日公演(13日)のリポート、囲み取材、セットリストで構成。よくまとまっていて便利です。サイトの中で特に告知は無いのですが、2日目と3日目のリポートもアップされるのでしょうか?あるいは、後日「KISS & CRY」誌で「完全リポート」が収録されるのか。

 キスクラといえば、羽生号、宇野号、浅田号、高橋号と、独立した雑誌として小刻みに発売する「発想の柔軟さ」があるので、当然「羽生号 Continues特集」は企画してるんじゃないかと。「Continues 愛蔵版ブック」が送られてくるのはまだ先ですし、早期出版を期待しています。

 さて、囲み取材の部分から、個人的に気になる発言を拾ってみました。

 (1)Continuesまでの準備期間

  「オリンピックの後は、ショーの内容を詰める毎日で…。実際にプロデュースする側に立ってみて、どれだけこのショーにいろんな物語を込められるかとか、感謝や凱旋報告という気持ちを込められるかをすごく考えた1カ月でした」

 (2)いつ滑ることを決めたのか?

  「安静期間(3週間)を経て氷上に立った時に、そのステップ(※オリンピック前に滑った際、痛いと思ったステップの数カ所のパート)を確認した時に痛くなかった、そしてフライングスピンなども含めたスピンを始めてみて、すべてに痛みが感じられなかったので…。また、このショーの中で僕が幼い頃に滑っていた演技をすることによって、『この時にこういう選手に憧れていたんだな』とか『こういったものが受け継がれていたんだな』というのを見てもらいたいという思いから、滑ろうと決めました」

  「オリンピック後、3週間の安静期間を経て、3月終わりあたりから、リハビリとして氷上でステップやスピン、体力トレーニングなどをしています

 (3)古いプログラムを演じるにあたって

  「自分がこれまで教わってきた先生たちへの感謝の気持ちを込めて、古いプログラムを披露させていただきましたが、あまりにも“今風”にしないように気をつけました。もちろんステップワークやクロスの仕方、表現方法は昔とは変わっていて、技術的に成長したといえるとは思いますが、あまりにそこを見せつけたくはないなと。だから古い映像を何回も見て、それに近づけるように努力しました。昔の自分をイメージしながら踊ることは、自分の表現の幅をさらに広げることだと、今回やらせていただいてあらためて感じたので、自分の表現したいものや世界観は、これからの自分にも大きな影響を与えてくれると思っています

 (4)来季のプログラム

  「次のプログラムは、まだ曲も何も決まっていないのですが、“試合に出る”と自分の中でしっかり決めているので、なるべくはやく始動しないといけないなと、今、思っています。ただ、試合をやるにあたってのモチベーションが、前はどうやって勝てるプログラムを作れるかを含めて考えていましたが、これからは、割と自分の気持ちに正直に、”自分がやりたいな”と思う曲や見せたいプログラムを考えながら選曲して、振り付けもしていきたいです

 まず(1)と(2)をセットで。羽生くんはショーの挨拶の中で「テレビ朝日さんから話をいただいて」と発言していましたが、まぁ、彼が五輪まではクリケットの「鉄のカーテン」で守られていたことを考えると、テレ朝からのこの件のコンタクトは五輪後でしょうね。

 そこから、ショーのコンセプト、ゲストスケーターの人選、日程・会場と決まっていき、ライブビューイングとCSでの生中継決定へ。ただ、5月に全公演を放送するというのは、羽生君が滑れること、しかも3日間違う内容を演じることが分かってから、決まったんじゃないかなと。グッズ通販も、もともとのアイデアはあったと思いますが、「羽生結弦展」の惨状を鑑みて(?)、すみやかに情報が公開されていましたね。

 それもこれも、「3週間の安静期間」をトロントで過ごしたからこそ、これだけたくさんのアイデアを詰め込むことができた気がします。かりに、テレビ出演を含めた取材を受けたり、日本のアイスショーに出ていたら、ここまでのものを用意することは難しかったかもしれません。

 さて、この囲み取材の中で、もっとも興味深いのが、(3)の部分ですよね。そして、これは(4)の来季プロについてのプランと密接に関連しているような気がします。

 「曲も何も決まっていない」と答えていながら、「なるべくはやく始動しないといけない」とビシっと宣言しているので、これはもう、しっかり考えていると言ってもいいでしょう。

 来季もジェフとシェイが振り付けをしてくれると仮定するなら、今回二人が羽生君の3日間の滑りを間近で見ていた意味は非常に大きいですよね。

 そして、仙台時代のプログラムとして選んだ6本が、なぜこの6本だったのか。お世話になった先生方ならびにファンへの感謝というだけでなく、「一種の実験」でもあって、もちろんそのまま「リバイバル」というのは無いにしろ、来季プロのヒントが隠されているかもしれません。「Sing Sing Sing」はスウィング・ジャズですし、「M:I-2」はロック。あるいは、クラシックに回帰するかもしれない。

 3日目は、ショーの終了直後にテレ朝のインタビューを受けていました。じゃ、初日のように、2日目・3日目の「囲み取材」はあったのでしょうか?FaOIだと、取材日は限定されていたはずなので、さすがに初日だけかな・・・。

 てか、日本のフィギュアスケートの記者たちは、Continues出演者全員にインタビューする使命がありますし、いや、これだけのメンバーが揃っていたので、おこなわれているはず。これから発売される新刊雑誌も要注目ですね。

 では、また明日!

 Jun

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