On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

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 2015年10月29日発売。Sportivaは、元々Numberと比較されるようなスポーツ総合誌ということもあり、それがフィギュアスケート特集号を組もうものなら、能登直さんの美しい写真をたくさん収め、しっかりしたスポーツライターを起用して読み応えのある分析記事やインタビューを掲載する、いつも真っ当な内容に仕上げてきてくれる印象です。

 そしてもう一つの特徴は、たとえ表紙に羽生君がドーン!という感じでも、中身は他の男子選手のみならず、本号は女子選手にもかなりの誌面を割いていて、日本フィギュアスケートの男女の中心選手の現状を手っ取り早くチェックできます。おそらく、今年も10月下旬頃にまた刊行されるんじゃないでしょうか。

 羽生君に関しては、インタビューが2本収録されています。昨日取り上げた「ファン通信(3)」でも特集されていたオータムクラシックの演技に関するもの、そして前年度14-15シーズンを振り返る内容と、分けて掲載されています。実はこの2本のインタビュー、興味深い裏話的なものはなかったので、別の人の証言を取り上げます。

 一つは、現ロサンゼルス・ドジャース(当時広島東洋カープ)の前田健太投手の羽生君に対するコメントです。

  「『憧れのプロ野球選手』ということで、羽生選手が僕の名前を言ってくれたことは、メディアを通じて知りました。・・・もし羽生選手に会えたら、どうやってトリプルアクセルを跳んでいるのか聞いてみたい(笑)。どんな体の使い方をしたらあんなに跳べるのか。そのほかにも、競技に対する考え方やトレーニング方法についても知りたいです。筋骨隆々よりも、自分と似た細身の選手に目がいってしまいます。特に羽生選手のように、涼しい顔をしてすごい技をする選手に興味があります。

  「どんな競技でも体を効果的に使うことに変わりはないのですが、感覚はそれぞれ違います。野球に関しては、今までやってきたスタイルやこだわりがあるので、野球選手から話を聞くことはほとんどありませんが、ほかの競技の人の話はなぜか聞き入れられるんですよね。全部が全部、野球につながるとは思っていませんが、ヒントになることがあり、勉強になるんです。」

 自分もあくまで個人の趣味のレベルですけど、TOEICの「勉強法」の類の本はまず買わないし、ブログもほとんど見ません。やるべきことは分かっていて、あとはモチベーションをいかに持続させるか、マンネリをいかに脱するか、トレーニングの質と量のバランスとか、こういうものは、羽生君はもちろんですけど、トップアスリートやコーチ、あるいは将棋のプロ棋士の考え方を参考にしている部分もあります。

 結果を出している「同業者」のマニュアルを自分がコピーするとして、かりにそれで思うような結果が出ない場合、必然的に自分自身を責めてしまいます。あの人はできてるんだから、できない自分が悪いんだと。私はそれが嫌なので、自分がうまくやれていた方法や考え方を大切にしつつ、あとはいろんなアイデアを融合させる方が、少しでも長く続けられるのかなという気がしています。

 もう一つは、女帝だの何だのと色々と言われている、チーム羽生の総監督を務める、城田憲子さんのコメント。

  「羽生は、ほんとうにストイックな選手です。いつだってスケートのことを考えていて、何というか、遊ばない。練習を終えると、大学の勉強を熱心にしていますし、近頃の子にしてはかなりまじめなほうだと思います。だけど、あの人は見た目とは違いますよ。ああ見えて、ものすごく気が強いんです。どんな場面でも挫けないし、誰にも負けたくないと考えている。

  「この競技は自己主張の強い子のほうが成功します。むしろ、そうでないと闘えません。勝負にならない。羽生はソチでも、『僕が勝つ』という気持ちで臨んでいました。それは、彼の強みと言えるでしょう。これまで大勢の選手に携わってきましたが、羽生ほど強気の選手はいませんでした。ときどき、その自信はどこから来るのか聞いてみたくなるくらいです。」

 24時間テレビでの「くまモン」との絡みとか、ガーナのイベントで女の子たちから「ゆづるくん」と呼ばれて照れている様子とか、あれを見ていて改めて思ったのは、羽生君はフィギュアスケート以外の場所だと、「俺が!俺が!」って所が全くないんですよね。普通のスポーツ選手や芸能人なら、テレビの前だし、何かウケることを言ってみようとか、かっこいい所を見せたいとか、そういう欲が出てくるはず。

 しかし、彼の場合、エネルギーと闘志と情熱を注ぎ込む場所をフィギュアスケートに一点集中していて、その他の場面では、誰かと張り合ったり争う必要もないんだと、割り切っているフシがある。しかも「割り切っている」ということをいちいち説明もしない。この若さにして「わきまえる心」というものが備わっているのは恐ろしい。

 そういえば、wikipediaを見てみたら、城田さんって、シンクロの井村コーチより4歳上なんですね。その世代の人が、「ストイック」「近頃の子にしてはかなりまじめ」と評するんですから、鬼の井村先生と羽生君が対談したらどんな感じになるのか・・・。でも、

 「オリンピックの金メダル2個といわず、3個、4個、あんたならできる!絶対取らんとあかんで!」

 とか、一方的にハッパをかけられて、羽生君が苦笑・・・というような光景が思い浮かびますが。

 では、また明日!

 Jun

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 2015年10月26日発売。この第3号は、2015-2016の、競技シーズンに突入して初めて発行された「ファン通信」です。羽生君が出場したGPシリーズのスケートカナダは10月31日~11月2日開催のため、本誌は間に合っておりません。その前哨戦の「オータムクラシック」が特集されています。

 毎号羽生君の写真てんこ盛りの「ファン通信」なんで、誌面構成は予想できていたとはいえ、言っちゃあ悪いですけど、やや格の落ちる「オータムクラシック」の競技写真を、しかも大きいものを大量に見られるというのは新鮮です。

 そういう大会なので、フェンスにはフィギュアスケートではお馴染みの日本企業の広告は皆無。ブライアンも普段着のような装いで指導に来ていますね。

 SEIMEIの衣装も、この試合の写真で、6月の新横浜のショーからはっきりモデルチェンジしているのが分かると思います。肩の切れ込みの部分だけでなく、緑の細かい刺繍が加わって、ゴールドの羽の装飾が引き立っていますね。2枚目の画像の右ページが新横浜の時点の衣装なので、一目瞭然です。

 ほかに、「羽生結弦ドラマチックメッセージ&フォト」もよく出来ています。いわゆる「名言集」「語録」的なものって、それだけ読まされてもちょっとなぁ・・・というのはあるんですが、こちらはあくまでも大きくて躍動感のある写真がメインで、羽生君の発言に補足情報も加わっていて、読者の求めるものをよく考えて作られています。アマゾンのレビューでも指摘されていますが、「ファン通信」はどんどんよくなっていると思いますね。

  さて、以下は、関係ないマイブーム話を。昨日ご紹介したシンクロの井村雅代コーチの本を読み終えて、1990年代から2000年にかけての動画を見ていました。



 1994年の世界選手権。日本人として初めてシンクロ競技(ソロ)で銀メダルを獲得した奥野史子さんの「夜叉の舞」。

 「白い歯を見せ笑顔を振りまいている、西洋人形のような白人選手と同じ土俵で勝負してもかなわない」。「泳いでいるのは人形ではなく人間であることを訴える」。「笑顔の勝負では白人選手に勝てそうもない。奥野は笑わずに勝負する」。「夜叉の舞」には、次のようなストーリーを設定したと言います。

 「一人の若い女性が生きていく。行く手には、いくつもの困難が待ち受けている。壁にぶつかり、悩み、苦しみ、自分のなかにも妬みなどのおどろおどろしい感情が渦巻いていることを知る。けれども、困難を乗り越えたとき、女性は成長し、再び歩みだすことができる」

 いま改めて見ても、これは普通じゃない!とショックを受けます。表情、そして手や指先の動きがとにかく独創的で、しかし、怒りと苦しみだけで終わらず、未来への希望を見せてくれる結末です。

 井村コーチは、「次は奥野を必ず世界一に!」と、新しい作品の楽曲のデモテープを用意し、その構想を奥野さんに聞かせていたようです。しかし、腰痛の悪化を理由に、翌95年1月に22歳の若さで現役引退。当時の井村コーチの落胆ぶりは見ていられないほどだったという話です。



 ちなみに、井村コーチは、「長いコーチ人生で、私の自慢のチームの第1位はシドニー五輪のときの日本代表チーム」と語っています。16年前の競技なのに、「空手」も「火の鳥」も、どちらも凄いです。日本人的には、このジャパニーズカルチャーのゴリ押し感に気恥ずかしさを感じるんですけど、でも、前者のキビキビした動き、後者の独特な美的センスを見ると、ちゃんと意味があってインパクト十分な作品になっていますね。

 もしかしたら、このコテコテな方向性は2020年まであえて温存してるんじゃないかと、私は見ています。いやぁ、東京五輪の楽しみがまた一つ増えました。



 こちらの本は、時系列的に回想するようなオーソドックスな自伝タイプではなく、現在から中国代表コーチの話を受けた頃(北京五輪)に戻り、さらに井村コーチの生い立ちにまで遡り、再び中国(ロンドン五輪)に戻り、そして現在(リオ直前)へと、ちょっとひねった構成になっています。文章も上手くて読みやすい。

 「日中関係」の部分を含めた時事的な話はあんまりいらないかなと思いましたが、少なくとも中国代表コーチを受けた経緯については、「当然の決断」と思いましたね。

 それにしても、1984年にシンクロが五輪正式種目になってから、彼女が指導した選手(チーム)は五輪の全ての大会でメダルを獲得。日本のためにこれだけ貢献した人に対して、日本水泳界のお偉いさん連中の仕打ちはあんまりです。中国の方でも代表選手の起用に口出ししてくる幹部連中のおじさんたちが出てくるんですけど、日本の方がはっきりいって陰湿なので、なんだかなぁと情けなくなりました。

 では、また明日!

 Jun

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 2015年9月29日発売。「フィギュアスケートプリンス」のレビューはこれで3冊目。1冊目の「(羽生君が)プルシェンコをそこまでリスペクトしているなら、肉襦袢&タイツで登場した日には、拍手を送りたい!」というバカにしたようなテキストには心底むかつきましたが、2冊目の方は黒パリの羽生君の写真を多数揃えたまさにオンリーワンな逸品でした。

 今回も誌面はかっこよく仕上がっていて、ポスターも意外な写真を選んでいたり、数多ある「羽生結弦非公式写真集」の中でも、クオリティの面ではトップクラスの雑誌だと思います。

 ですが、いかんせんテキストがおじさん臭い。おじさんの私から見ても、使っている語彙といい、文章の結び方といい、自分より年上の、40~50代オーバーのおじさんが書いているとしか思えません。2枚目の画像の、「いざ、勝負の季節がはじまる」と、唐突に鎌倉時代に突入して、マジかよ・・・と。そして、これはちょっと・・・という部分もあったので、引用してみます。

  「どのスポーツでもその傾向があるが、強ければ注目を浴びるし、そうでないと一般視聴者はあっという間に離れていく。羽生ひとりにその責任を負わせるのは、あまりよろしいとはいえないだろう。さらに言えば、やさしげな容貌の羽生だが、その本質は貪欲に勝利を目指すアスリートだ。ひとりで玉座に居座り続けているよりも、誰かと玉座を争っているほうが似合う男なのだ。もちろん日本の選手層は厚い。昨シーズン劇的に飛躍し、今年から本格的にシニア参戦する宇野昌磨や、山本草太といったジュニアの有望株もいる。彼らが羽生と一緒に、日本フィギュア界をもり立てる存在になってほしい。切に願う次第だ。

 「やさしげな容貌の羽生」「よろしいとはいえない」「切に願う次第だ」等々、昭和的な埃っぽさで咳こみそうですが、でも、目に余るのは「一般視聴者」のくだりですよ。

 そもそも、「あっという間に離れていく一般視聴者」とは、あなた自身のことじゃないですか?

 さも一般論であるかのように、「羽生一強はつまらない」という個人的見解を述べているように、私には思えます。

 「つまらない」と思えるほど羽生君の実力が圧倒的かというと、羽生君自身はもちろんのこと、我々ファンの多くにはそんな余裕も確証も全くないんじゃないでしょうか。このテキストでは「日本フィギュア界」とくくっていますが、昌磨は2018年の五輪のメダル争いに確実に食い込んでくるでしょうし、海外勢まで広げれば、最大のライバルのハビはもちろん、ボーヤン、デニス・テンやパトリック、アメリカのネイサン・チェンも成長してくるでしょう。

 お堅い文章の割に、現状認識がズレていて甘いのは、なんだかなぁと。かっこいい雑誌なのに本当にもったいない!いっそのこと「写真集」に徹してもらいたいですよ。

 さて、話題をガラっと替えます。実は、いまこちらの本を読んでいます。

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 この本自体はリオ五輪より少し前の今年6月に刊行されました。ブックカバーで気づいた方もおられるでしょうが、新宿のブックファーストではフィギュアスケート関連の書籍・雑誌コーナーの横に、この井村雅代コーチの本がドン!とあって、つい買ってしまったのです。少し気になる記述がありましたので、一部貼ります。

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 井村さんが中国代表のヘッドコーチをつとめていた最中、北京五輪まであと3カ月という2008年5月、四川大地震が発生しました。四川省出身の選手たちは、

 「練習なんかできない。先生、すぐに帰らせてほしい。故郷のために何かしたい」

 こう訴えたそうです。これに対して、井村さんは1995年の阪神・淡路大震災の時の経験を語りかけ、

 「いつも通りに生活ができ、練習ができる自分を責めたらあかん。オリンピックでメダルを取って、四川の人たちを笑顔にしよう。あなたたちにはそれができる力がある」

 こう呼びかけたのでした。テキストの2枚目の画像に、神戸で活動していた頃の「震災の経験」の部分がありますので、ぜひ目を通してみてください。

 きっとみなさんは、ソチの合同記者会見での羽生君を思い出されたと思います。私は、かりにアスリートが自身を「責めて」、練習を中断してボランティアに駆け付けたとしても、それが悪いとは思いません。本人が納得した上での決断ならば尊重されるべきでしょう。

 ただ、羽生君に関していえば、きっと一人で悩みつづけていたんだろうなと想像できます。もちろん、結果的にオリンピックで金メダルを取ったんだからいいじゃん?って意見はあると思いますが、周囲に井村コーチのような「経験」を語り、励ましてくれる人がいたら、メダルを取った直後の彼の言葉はまた違ったものになったんじゃないか、そう思いますね。

 では、また明日!

 Jun

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