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 07-08メモリアルブックの続きです。今日はFaOIのゲストスケーター勢に注目したいと思います。

 まずは、ジェフから(38~43頁)。本誌が発売されたのは08年4月ですので、ちょっと当時の情報を補足しておきます。ジェフは06年のトリノ五輪で銅メダルを獲っています。世界選手権は、05年大会から四大会連続で出場し、08年のイエテボリ大会で金メダルを獲得。イエテボリ・ワールドでは、クワド持ちの有力選手がフリーで崩れる中、クワドを入れない構成のジェフが優勝したのでした。

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 実を言うと、この雑誌が発売された5ヵ月後、08-09シーズンの開幕前にジェフは引退しました。本誌の中では、

  「オリンピック……前回はブロンズメダルでした。次のオリンピックは僕の国で行われるスペシャルなゲームです。やっぱり、頑張りたいな!」

 というコメントが紹介されているんですけど、まぁ、もしバンクーバーまで続けていたとすると、27歳で迎えることになるので、コンディションの維持は大変だろうなと想像します。

 インタの中から、特にデイヴィッドとの関わりや振付について言及した部分を拾ってみました。

  「僕の振付師は15歳のときに初めてプログラムを作ってもらってからずっと一緒に組んでいるデイビッド・ウィルソン。彼とは先生と生徒、って感じはしない。友達と一緒にアイデアを出し合って、一緒にプログラムを作っていくって感じだ。僕たち、ほんとにいい組み合わせだと思うよ!僕らの関係は年々親密になっているし、プログラム作りもどんどん楽しくなってきている。デイビッドの、僕のスケートへの関わり方も、10代のころ以上に深くなっているんじゃないかな?僕と関わったことで、また僕が彼のプログラムをすべって世界チャンピオンになったことで、デイビッドが高い評価を得るとしたら……それはすごくうれしいことだよ!」

  「今後もプログラムは、ずっとデイビッドと一緒に作っていくつもり。デイビッドは、もし僕が他の振付師と組んでみたいなら、遠慮しないでほしいって言ってくれる。でもそんな気持ち、僕にはさらさらないんだ!彼と一緒にプログラムを作るのが、今はほんとに楽しいからね」

  「僕自身が振り付けをすること?そうだね……以前キム・ヨナ(韓国・世界選手権3位)の振り付けをしたけれど、あれはすごく楽しい経験だったな。だって彼女は、僕がやってほしいと思うことを、その場でなんでもやってしまうんだもの!なるほど、振り付けとは、試行錯誤しながら能力のある選手と一緒に、その人の持っている才能を引き出していく作業なんだな、と思ったよ。うん、自分が滑ることに優るとも劣らない楽しさが、振り付けにはある。そうだね、将来、振付師になるってことも興味のある選択の一つかもしれないな。選手をしていて、振り付けに関するさまざまなことは、今まで学んできたし。デイビッドを見ていても、振付師って職業、いいなあ、と思うこともあるんだ

 →→ヨナのwikiを見ると、04-05(05-06にも持ち越し)のフリープログラムにジェフのクレジットがありますね。ただ、デイヴィッドと組む前に、ジェフがプログラムを提供していたのは意外でした。

 しかし、2017年のいま、世界で5本の指に入る売れっ子振付師になろうとは、当時のジェフ自身も想像していなかったように思えます。

 そして、デイヴィッドとジェフの二人のDNAを受け継いでいるといえば、それはやっぱり羽生君なので、羽生君自身にプログラムを誰かに提供するようなアイデアはあるのか?という質問を、だれかに投げてもらいたいものです。少なくとも雑誌・書籍において、私は羽生君とインタビュアーとの間でそのようなやり取りを見たことがないです。スーパースターなんで忙しくてそれどころじゃない部分もありますが、べつに訊くだけならタダでしょう(笑)。

 今日はもう一人。ジョニーも見ていきましょう(62~67頁)。

 ジョニーはジェフより2歳下で、五輪はトリノ(5位)とバンクーバー(6位)に出場。ジェフが金メダルを獲ったイエテボリ・ワールドでは銅メダルを獲得。

 本誌は、このイエテボリの特集号という意味合いもあって、実は、クワドレスのジェフが金、クワドを降りたジュベールが銀、クワドにトライしたが両足着氷で銅だったのがジョニーということで、プレカンでの「緊張感のあるやり取り」も紹介されていました。その辺りは、今日の記事では触れません。

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  「日本のファンの皆さん、今年も応援してくれてありがとう。アイシテマス!・・・日本は僕の大好きな国の一つだから、日本ですべることも大好き。いつも僕の大きなバナーを作って応援してくれるし、温かく迎えてくれてるのがわかるからね。・・・僕は日本でのパフォーマンスの後は、日本式のお辞儀でお客さんにあいさつしている。誰がそんな日本の伝統を教えてくれたかって?僕自身で身に付けたんだよ!日本には何度も来ているから、日本人の素晴らしさや伝統は分かっているつもり。僕の国……アメリカにはあまり伝統というものがないから(笑)。僕は日本の人々や伝統に敬意を表したいんだ。日本語も、もちろん流暢に喋れはしないけれど、いくつか知っているよ。ドウモアリガトウ、サヨウナラ、チョウカワイイ、とかね」

  「刺身も大好きで、だいたい日本に行くと、2回はすしを食べにいくんだ。それから日本では、買い物も外せないね!日本の物は何でもコンパクトなところが気に入ってる。それに比べたら、アメリカの物って、何でもかんでも大きいんだもん……。そして興味深いのは、日本独自のパフォーマンス。伝統芸能では、和太鼓と歌舞伎を見にいったことがあるよ。歌舞伎は、一つの芸術としてとてもきれいだと思った。とにかくスケートとは全く違う世界……。そういうものを見て、感じて、インスパイアされて、僕はすべてをスケートに生かしたいと思っているんだ

 →→FaOI幕張(土曜日)を見に行った際、バナーの気合いの入り方という意味では、羽生君を外すと、ジョニーのファンが掲げていたものは特に凝っていた印象です。それが、至る所で見られました。

 私がジョニーを初めて生で見たのは、14年6月のゼビオアリーナ仙台のTogether on Iceでしたが、コレ、プル様も来ていたショーでしたけど、個人的には、

  羽生君に最も影響を与えているのはジョニーじゃないの?

 というほど、鮮烈な印象を受けましたね。五輪の金メダルとか、クワドとか、「絶対王者」とか、そういう枕詞で共通点を語るなら、プル様なんでしょうが、単純にその所作やたたずまいを見ると、ジョニーでしょやっぱ!と思うのです。

 そういえば、ジョニーのTwitterを見ていると、幕張でも神戸でも、蕎麦ばかり食べている印象ですが、さすがに生モノは控えているのかもしれません。せっかく日本に来ているので、ショーが終わったらお寿司も食べてほしいですね。

 では、また明日!

 Jun

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