2017-05-14-16-08-40


image





team0

team1

image

team2

 前回から少し空きましたが、この再読企画もついにソチ五輪まで来ました。過去の記事については「こちら」をどうぞ。プロトコル関係は「こちら」へ。

 団体戦のSPの動画を見ていたら、日本チームの隣がアメリカチームで、チャーリーとアシュリーが拍手でゆづの登場を迎えていました。演技直後、ブライアンと握手を交わしていた男性は竹内さんですね。先日発売されたextraの国別号でインタビューが掲載されていました。

 ノーミスの演技で97.98。団体戦男子シングルSPではもちろん一位。チームに貢献しました(チームの最終順位は5位)。よほどのことが無い限り、平昌の男子シングルは羽生君と宇野君になるでしょうが、どちらがSPでどちらがフリーか、楽しみですね。

 羽生君の出来はよかったですけど、団体戦のスケジュールについてブライアンは苦言を呈しています(190頁)。

  「本当ならば、団体戦は個人種目の後のほうがいいでしょう。重要な個人種目のわずか7日前に行われる団体戦男子ショートへ臨むのは、どうピーキングを持っていくべきか見極めが難しい。しかも団体戦の最後までスタジアムでチームメイトの応援をしなければならず、エネルギーを消耗します」

  「まずは普通の試合のショートのように臨み、その後2日間はチームの応援をし、1日休む。気持ちを切り替え、別の試合として個人戦に向けて集中する。そんなプランです」

  「団体戦に出る唯一のメリットは、他の選手よりもメインリンクで多く滑れることでした。試合の雰囲気をつかむことができます。パトリックやジェレミーも団体戦で滑るので、ユヅルだけのメリットではありませんが」

 そっかぁ・・・と今さら気づいたのですが、団体戦は自分の種目を終えればお役御免ではありません。タイムスケジュールを見ると、羽生君が出場した男子SP(2月6日)は、団体戦初日の最初の種目で、その後、2月7日の休養日を経て、8日と9日にチームの応援をしていたようです。

 国別のように、シーズン最後の「お祭り」のような試合ならいざしらず、その後に、4年に1度の重要な試合が控えています。

 そして、国別を現地観戦したからこそ、ふと「疑問」に思ったのは、私が見に行った3日目は、羽生君がボックスにいる時間ってけっこう少なかったんですよね。

 ソチの団体戦の応援って、正直あまり覚えていないんですが、五輪だし、そんなに取材陣も入ってこれないはずだから、ちゃんと着席して応援してなきゃいけない気が・・・。

 他書(『蒼い炎II』128頁)から、羽生君のこの時の発言を拾ってみます。

  「すごく気持ちよかったです。まだ(五輪が)終わったわけではないですし、基本的にはガッツポーズしないタイプなんですけど、日本のためにと思ったので(ガッツポーズしました)。僕だけのスケートじゃないので、本当に緊張しましたし、日本のために全力を尽くせてよかったです

  「最初の公式練習の時、まったく身体が動かなくて、『これが五輪なんだな』と思いました。ただ滑っているうちに、日に日に『普通の試合だな』と思いましたし、実際に全力で最後まで滑ることができたので、非常にいい感覚で個人戦までいけるなと思います」

  「個人戦の前にショートを滑ったことはプラスですね。他の選手との比較というより、今の自分がどうかというのが自分でわかったことがプラスかなと。個人戦まで1週間あることも僕にとってはプラスです。いいオフになるかなと思いますし、別の試合として考えられると思っています」

 「応援」の件は語られていないですが、現地の氷に慣れることができたことを、かなり肯定的に捉えていますね。よくよく考えてみると、今年の四大陸選手権が「プレ五輪」的に位置づけられていましたが、SPとフリーの2本のみだったこの四大陸選手権よりも、平昌五輪ではより長期に渡って現地の氷に慣れることができるし、試合でもう一本余分に滑るチャンスもある。団体戦に「懐疑的」だったブライアンも、いまは考え方が多少変わっているかもしれません。この辺り、新シーズンに向けて、また記者の方に質問してもらいたいですね。

 『王者のメソッド』の方では、団体戦後、羽生君は取材にこう答えています(193~194頁)。

  「(メディアから『自信があったか』と尋ねられて)自信があるないは重要ではない。自信なんて言ってると、試合前に急に不安になった時に何も出来なくなる。ただ全力を出すと考えれば良い」

  「(7日後の個人戦について聞かれると)1月にインターハイから国体が続く時みたいに、別の試合が近い日程にあるだけだと思えばいいと思います」

 いま改めてこれを読んでいたら、けっこうピリピリしてるなぁ・・・と感じました。記者に応えるというより、自分自身に言い聞かせているような印象です。来年の五輪本番では、ライバル国のジャーナリストから意地悪な質問も飛んでくるはずで、そこはブライアンも想定していると思いますが、少し心配です。

 ソチは記事一本で終えるつもりが、妙な所が気になって長くなってしまいました。まぁ、ゆっくりやりますので、お付き合いください。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ