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 2017年8月10日発売。アマゾンのレビューでは、「羽生選手の写真が少ない」とか「買う前に中身を確認すべき」とか、間の抜けたことを書いている人がいます。

 中身なんて確認できるわけがない。私が購入した近所の丸善でもそうでしたが、よほどフィギュアスケートに理解のある書店でないかぎり、どこも厳重にビニールで覆われているはずです。

 でも、ビニールに包まれていたとしても、もし書店で実物を手にした方なら、ズシリと来る重量感に驚かれたのではないかと。

 例えば、先月発売されたジュエルズの羽生君の『シーズンフォトブック 16-17』は95頁までナンバリングされていますが、本書は、159頁まで記載されています。YUZURU』よりも30ページほど多いです。そんな重いものは、ウチには、フィギュアスケートの雑誌や写真集では、他に一冊もありません。「スケート縛り」を外せば、TOEICの公式問題集ぐらいに重いです。

 そして中身ですが、本エントリーのタイトルの通り、すさまじい完成度です。羽生君の写真はもちろん、表紙のオビの偉大な先輩たちの写真に関しても、私はこんなに美しい写真を見たことがありません。比較的写真のクオリティが高いといわれている、「WFS」やその別冊の「WFS extra」や「アイスショーの世界」と比べても、文字情報が一切ない本書は、ドーン!とストレートに、美しさ・力強さ・カッコよさが、目に突き刺さる感じがします。

 羽生君に関してメモを残しておきます。単独で収録されているのは、10~23頁。それから、巻末の「Exclusive PHOTO GALLERY」(146~157頁)では、21枚の写真で羽生君が確認できます。この21枚には、後ろ姿のみや、群舞の中に「たぶんいるだろう」というのは省いています。ちなみに、どの写真をどのカメラマンが撮影したものかは、巻末に一覧が記載されています。その辺りを照合してみるのも楽しいですね。

 さて、おそらくゆづファン的に、この写真集に期待しているのは、「猫耳にゃんにゃん写真」だと思います。

  にゃんにゃん目当ての方は、安心して買ってください!

 猫耳なしのにゃんにゃんパフォーマンス連続写真が4枚(20頁)、緑の猫耳での写真が4枚(21頁)、プー耳での写真4枚(22頁)、さらに、巻末にも4枚あります。

 羽生君の他の写真については、バラ1→幕張オープニング(ゴールドのジャケット)→緑耳にゃんにゃん他→プー耳にゃんにゃん他、という流れです。

 他のスケーターについては、前述の通り、これ以上の写真はなかなか見られないんじゃないか?というレベルの違いを感じます。

 特によかったのは、帯のレジェンドたち以外で言うと、ハビのパイレーツ、ポゴちゃん全部、メドベ全部、バルデさんのバク宙、ラトデニ君全部、といった辺りですか。

 FaOI観戦組はマストアイテムのはずで、テレビ放映でゆづ以外のスケーターの演技に魅了された方も、間違いなく楽しめると思います。

 巻頭の真壁さんとランビ先生の対談は、FaOIを含めた日本のアイスショーの歴史を振り返るような、貴重な内容です。ただ、それ以外の話題でも、以下のやりとりは興味深く感じました。

 ――最近はショーでも4回転ジャンプを観ることができます。将来、アイスショーでもっともっと大技が見られるようになると思いますか?

  ステファン「そうあってほしいですね。この点について、僕はもっとISU(国際スケート連盟)がアイスショーの影響を受けるといいなと思っているんです。試合後のエキシビションを観ていると、コンセプトにもう少し工夫が欲しいと思うし、『選手をもうひと頑張りさせればいいのに』と思うことがあります。もっと選手たちがエキシビションに出ることでインスパイアされるようになったら面白いと思いますね」

 ――将来的には、アイスショーはどういう方向に進んでいますか?技術的なものが求められるようになるのでしょうか、それとも芸術面が重視されるのでしょうか?

  ステファン「その両方が求められると思います。4回転のような大技に偏ると、アイスショー本来の魅力が薄れてしまうし、芸術面ばかりを極めても緊張感に欠けてしまいます。だから、技術面、芸術面の両方を同時に押し上げていくべきです」

  真壁「4回転は、もちろん観たいですね。演技中に4回転をひとつ入れてもらえたらうれしいですよ。最近はお客様もスケートに詳しくなって、ジャンプの回転数もすぐにわかるので、2回転ジャンプだと拍手もまばらになったり、スタンディング・オベーションをしないこともあります。ですから、たとえば3分のプログラムだったらダブルアクセル1回、3回転ジャンプを2回くらいは入れてほしいと、スケーターにリクエストしています。お客様に満足していただくためには、どんなに芸術的に良い演技でもジャンプを入れてほしいと考えています」

 私自身の意見は、跳べるコンディションでないのなら無理してほしくないかなぁ・・・と思います。荒川さんが羽生君との日テレプラスでの対談で、「ショーこそ、失敗してしまうと、見る人の集中力やいろんなものを途切れさせてしまう」とおっしゃっていました。

 例えば、私が今年の幕張のFaOIで最も感動したのはポゴちゃんの「The Rose」でしたが、具体的にどのジャンプを何本跳んだかはちょっと正確には思い出せないです。おそらく真壁さんは、ここ10年ぐらいのスパンで見ての、「観客のジャンプに対する反応」を語っているのかな、という気がします。

 ちなみに、この日テレプラスの対談では、SEIMEIを選曲したときのエピソードを羽生君が語っているので、またこの機会に再読していただければと思います。

 では、また明日!

 Jun

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