On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

2017年01月

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 2017年1月27日発売。1月に入ってから、写真重視系の雑誌がドドドっと発売されて、しかもはっきり特徴が出ているのが面白いですね。ただ、ゆづファンの方に、「moment on ice」、「通信」、「銀盤のプリンス」よりも本書を優先して買いなさい!とは、ちょっと言えないなぁ・・・というのが率直な感想です。羽生君の写真が少ないとか、それは他の選手の写真が多すぎるからだとか、たしかにお得感が足りないのは事実です。まぁ、でも、それはそれとして、そこを抜きにして、私の思う所をコメントしたいと思います。

 実は、意外に長くなってしまったので、羽生君関連の部分のみフォーカスします。

 (1)表紙・裏表紙→→Number PLUSのようにカバーがついた仕様になっています。カバー・本体ともに表と裏は、スワンの羽生君と宇野君。カバーと本体ではポージングが違います。ただ、せっかくカバーと本体があるんだから、両選手の別のプログラムの写真を使ってもよかったのでは?と思います。羽生君の写真は田口有史さんが担当。

 (2)目次・奥付・Impressive shot→→目次はGPFのEXで、右頁に羽生君のスワンでのジャンプ写真が収められています。右端に羽生君を見つめるEX参加選手も写っているのが面白いですね。奥付は宇野君です。

 Impressive shotは、その名が示す通り、撮影したカメラマンご自身に「印象に残っている一枚」を選んでもらって、コメントも添えられています。

 羽生君は、田口さん撮影による、NHK杯の「ロックスタースワン」で、観客を煽りまくっているショット。私もこれは大好きで、もしこの写真が表紙だったら、音楽雑誌と間違えてしまいますね。コメントには、「会場内と“コネクト”する表情を、競技中は撮れないポジションから狙いました」とあります。それが具体的にどこか書かれていないのは「企業秘密」なのかな?と思いつつ、でもその後に続く田口さんと能登さんの対談で、GPFや全日本ではどこに位置取る(位置取った)という話も出てるので、明かしてもよかったような気がします。能登さんは宇野君の写真から一枚選んでいますね。

 (3)Photographer's Talk 2016-2017season 田口有史・能登直→→この企画自体は4ページ割かれているんですが、対談部分は1ページ強。羽生君、宇野君、無良君について語られていて、羽生君に関しては主に3点語られています。

 ・ SPについて

  「ショートはいろんな表情をするから、撮りやすいというか、何処からでもある程度は撮れそうな感じはあります」(能登)

  「うまくすれば彼の代表的な作品になると思います。・・・その中で『ズサー』はやっぱり今季一番のポイント。・・・すでに写真があまりにもですぎてしまって既視感みたいなものが出て困るけど、やはり一番の見せ場でしょう」(田口)

 「ですぎている」ということは、当たり前だけど、田口さんは、例えば最速発売がウリの「通信」辺りもチェックしてそうですね。「違う写真を撮らなきゃ!」という意識はありそうです。

 ・ フリーについて





  「フリーは難しいです。象徴的な『ここだ』っていうシーンはなかなかないですね。どこをどう切り取ってかっこよくするか、と宿題を突きつけられている。狙ったのは、ジャッジの反対側から撮る、中盤から後半にかけてのスピンのあとの1シーンですね。ファイナルでは、2階席か3階席かで迷って3階席に。フリー当日の公式練習でそこの部分はやってくれなくて、どれぐらい腕と左足の爪先が伸びるかがわからなかった。本番では、案の定指先だけ気にしちゃって、左足のエッジが切れるというミスをしてしまいました。それで全日本選手権ではテレビカメラの方に回って、撮ろうという計画をしていたんです」(能登)

  「僕は全日本ではリンクレベルで表情を狙いたかったなって。大阪が会場の時に、撮影できるポジション側の方が表情を追った写真を撮っていけるようなイメージを持っていたので、それを狙いたいと思っていました。その写真を合わせて、フリーをどう撮るかという結果が出てくるかな、と考えていたんだけど・・・全日本である程度締めくくりというか、フリーランスの僕らの撮りたいものが示せるかと考えていたのが(羽生選手の欠場で)未完成のまま宿題を残したまま越年になってしまった感があります」(田口)

 能登さんはどの部分のことを言ってるんだろう?と、GPFのFSの当日練習と本番の動画を貼ってみました。この練習動画の中で「はっきりとやっていない部分」を見てみると、前半の4Sの後(0:58~)のスピンはやってません。その次は、もう4Tの後(3:10~)で、さらに後だと3A+1Lo+2Sの後(3:45~)になってしまいます。これはもう完全に後半ですね。

 うーむ、やはりプロトコルで言うと、「3」のスピン直後のどこかなんでしょう。ただ、私には、これだけの情報で能登さんの言っている部分を特定するのは難しかったです。まっ、それは、四大陸の後に出るSportivaやNumber辺りでそのショットが見られることを期待しましょう。

 ・ 羽生君の特徴と魅力

  「結弦くんは流れていくんですけど、無良くんは止めがあるというか、決めが都度都度あるので、そこに合わせてシャッターを押していくと、かっこいいシーンが多いという印象です」(能登)

  「昨季(の羽生君)はピークがNHK杯からグランプリファイナルになって、世界選手権は撮っている僕らも含めて少し息切れしちゃった、という感じはしたけれど。今季は本人の状態も上がってきているようだから、後は四大陸、世界選手権で完成されていくのかな」(田口)

  「結弦くんはジュニアの頃から『化けそう感』は、ありましたよね。撮っていて引き込まれそうな感じがあるのが、演技構成点が出る選手だと思うんですよ。それは採点競技で、ある程度関連はあるのかなと思います。それに結弦くんは毎シーズン違ったことをするので、宿題的な感じがある」(能登)
  「どう撮ってやろうかっていう」(田口)
  「意欲をすごくかきたてられますよね。いろんな人が撮った写真が世の中に出ている中で、カメラマン仲間にも『これかっこいいね』と言われるような写真が撮れるといいなと思います」(能登)

 毎年違うスタイルの楽曲に挑戦する羽生君は、カメラマンにとってもやりがいのある「被写体」であるというのが、実によく伝わる対談でした。

 (4)Best scene of 羽生結弦→→全34頁です。全ての写真を田口さんが撮影。パープルプリンス、ホプレガ、スワンが中心で、しかし、ホワイトプリンス、ホワイトプリンス用の代表白ダウン、UAウェア、ANA白ジャージと揃っています。無いのは代表黒ジャージぐらい(NHK杯のキスクラの写真はありますが、ブライアンで隠れている)。GPF EXのメドベと東京喰種のタンブラーを持ってのショットまで収められています。

 能登さんとの対談から、田口さんは今季の羽生君のSPが大好きという感じが伝わってきますが、でも、写真のセレクションは「アスリートゆづ」「ロックスターゆづ」に偏ってなくて、NHK杯の表彰式を中心に笑顔の写真もしっかり存在感が出ています。いい写真がバランスよく配置されているので、個人的には「物足りない」という感じはあまりしませんでした。

 テキストは沢田聡子さんが執筆。「応援ブック15」の記事は短すぎて、いま読んでも、そりゃ覚えていないはずだわ・・・と思いました。

 文章がけっこう硬質で、電車でおじさんが読んでるような新書(昔からある岩波とか中公とか)っぽい雰囲気があります。ただ、よく見てるなぁ!と思ったのがこの部分。

  「ショートプログラムではロックスターばりの華やかさ、フリーでは感謝の思いを表現することで、羽生は観客と『コネクト』しようとする。ストイックに上を目指す姿勢が時には内向的にも見えた羽生だが、今季は伝えるために滑っているかのようだ

 なんてったって、世界記録を出した一昨年のバラ1やSEIMEIには「コネクト」なんてイメージはなくて、「孤高」とか「極北」とか、凄いことが目の前で起こっている!という、壁なのか谷なのか、客席と氷上との間の距離感はあったような気がします。だから、今季のプログラムは「挑戦」なんだと思いますね。

 最後に、能登さんと田口さんの話にもう一度戻すと、大会の公式練習は、カメラマンにとっても「予備練習」的な場であるのが面白いですね。そして、ホプレガに関しては、まだお二人は自身で撮影された写真に満足されていない様子。お二人の写真に限らず、ホプレガのショットは私も注意して見ていきたいと思います。

 ※同じカメラマンということで、「銀盤の王子たち Vol.9」の大内翔太さんのインタもたいへん面白いので、こちらもぜひどうぞ。

 では、また明日!

 Jun

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 オーサー 「ユヅとハビのプランは守る!ネイサンの演技は"変える"理由にならない」(1/27/17 icenetwork)

 日曜日は出かけて疲れていたので、やや旬が過ぎていますが、icenetworkのブライアンのインタを見ておきます。

 こちらの記事、タイトルだけ見ると、全米のネイサンの演技を受けて、「チーム・ブライアンの次の一手は?」というのが全体のテーマのように思えますが、実は欧州選手権のレポートの中のごく一部という扱いでした。以下の、ブライアンの発言を押さえておけば十分ですね。

  「これまでユヅルとハビは互いがライバルとなることで成長してきた。後続選手とは実力差があったからだ。今では、ネイサン、ボーヤン、サマリンなどがその差を詰めつつある。現在の男子シングルはそうなっているね。ネイサンが全米選手権でやってのけたことは素晴らしい。彼らの努力に感謝している」

  「彼らの存在がユヅとハビを駆り立てているよ。でも、そのことで、ハビが4回転ジャンプの種類を増やすことはない。ユヅも同じだ。二人のプログラムには、振付と、ステップと、そしてスピンもある。まったく心配していない。二人の4回転にはスピードと幅があり、だからGOEも加点される。国際大会で300点の壁を破ったのは、ユヅとハビだけなんだ。ネイサンたちが達成したことを私は認めているよ。でも、我々は我々のプランを守る」

 「私は、ユヅにもハビにも、守りに入ってほしくない。守りに入るというのは、ネイサンたちの演技に過剰反応して、オリンピックの前の年にも関わらず、プログラムを変えてしまうことなんだ。ユヅが今年4Loを増やしたのは賢明だったよ。来年ではなく今年だったからね」

 かなり、足したり付けたりしてますんで、正確な日本語訳を知りたい方は、グーグル自動翻訳などを使ってみてください。いま、かなり精度が上がってきていて、もうあと数年で、それこそ将棋や囲碁のAIのように、プロの翻訳家を超える時代が来ると思います。

 英語の話はともかく、ブライアンが只者じゃないと思ったのは、

 4回転の本数を(不必要に)増やすこと=守りに入ること

 と考えていることなんです。これは世間の常識から言ったらまったく逆の発想です。難易度の高いジャンプを追求すること=攻めること、と考えるのが普通の感覚です。

 でも、ブライアンに言わせれば、それは違う、と。ここからは私の想像ですが、ユヅやハビの現在のプログラムというのは、すでに「攻めている」あるいは「挑戦的な」ものである。

 フィギュアスケートは、技術点(基礎点+GOE)と演技構成点の合計で決まるわけで、4回転の種類を増やすということ自体に限れば、その中の基礎点を増やすことしか見ていない。

 でも、GOEや演技構成点においても「攻めている」のが、ユヅとハビのプログラムなんだ、と。他人の演技を見て、慌ててクワドの種類を増やしたとして、「攻めている」部分の加点が伸び悩んでしまったら・・・。

 そもそも点数云々以前に、他人の動向を気にすること自体が「守り」だというメッセージも込められているかもしれません。

 さあ、これを羽生君がウンと素直に聞き入れるかどうか。『300点伝説』で、この辺りの哲学が語られているかどうかもチェックしてみたいですね。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年1月28日発売。本誌の正式名称は「フィギュアスケート 銀盤のプリンス 2016-2017 総集編 ~The first half of season PHOTOBOOK~」で、発売元は「ジーウォーク」とあります(ジェイウォークじゃねーの?と突っ込んでくれた方、ありがとう!)。

 ウチには、今月レビューした「銀盤の王子たち Vol.9」(双葉社)のほかに、「フィギュアスケートプリンス」(英和出版社)、「もっと知りたい!日本男子フィギュア 銀盤のプリンス」(メディアソフト)というような、紛らわしい名前の雑誌もありますが、これらとは無関係のようです。



 でも、完全な新登場の雑誌かというと、そうではなく、「(フィギュアスケート 銀盤のプリンス)羽生結弦 The Secret HISTORY」を15年12月に刊行して以来の出版のようですね。

 本誌は「写真重視系」の雑誌に分類できると思います。テキストは大会および選手のパフォーマンスについて必要最小限の記述に留めていて、編集者が創作したセリフのようなものはありません。萌え要素は皆無です。

 セリフに「萌え」が無いといっても、写真のセレクト自体は「ゆづスマイル」もたくさん楽しめるので、一昨日レビューした「moment on ice」よりも万人受けする内容かなと思います。moment」の方は、「アスリートゆづ」にかなり寄っていて、しかも「アート」感重視による「テキスト完全排除」と「空間利用」が鮮烈でしたが、本誌は、上記のように解説もありつつ、大きな写真が隙間なく埋まっています。そう考えると、両誌の「色」は、はっきり違うと思います。

 写真提供&撮影は「フォートキシモト」とクレジットされていて、カメラマンに、長瀬友哉さんと大内翔太さんの名前があります。大内さんといえば、「銀盤の王子たち Vol.9」での素晴らしいインタビューが印象的でした。

 すべての写真に「大会名と撮影日」が記載されているんですが、どちらのカメラマンが撮ったものかまでは記されていません。ただ、「王子」のインタの大内さんのプロフィール欄に、「16-17シーズンは、オータムクラシック、GPロシア杯、全日本選手権などを取材」とあったので、羽生君のオータムの写真をぜひ注目してみてください。

 内容をご紹介しましょう。画像の通り、目次がまたとてもシンプルなんですが、ちょっと面白い並びになっています。

 (1)「巻頭グラビア―羽生結弦―」(2~13頁)→→まず、率直に感じたのは、おそらく本書の編集責任者は「スワン」を激推ししているということです。画像の表紙&裏表紙ともにスワン。目次もスワン。奥付(左頁)こそUAウェアなんですが、その右頁もスワンなんです。この巻頭グラビアも2~5頁までGPFのスワンです。スワンの写真はこの巻頭以外だと、GPF特集(72頁)にもありますが、こちらも含めて、「ロックスタースワン」が一枚も選ばれていないのは、この雑誌の「主張」を感じます。もちろん、SPの写真でロックスターゆづは堪能できますが、「スワンはあくまでも本来のスワンのまま楽しんで!」というメッセージが伝わってきます。

 ここでは、他にホワイトプリンス、パープルプリンス、ホプレガ、GPFの表彰台で天に向かって人差し指を突き上げる姿と、大きい写真がズラっと並んでいて、ツカミは最高です。

 (2)「宇野君・無良君・刑事君」(14~29頁)→→このようにブログの記事にする時には目次をしっかりチェックするんですけど、最初本誌をパラパラめくっていて、「あれ?もう他の選手が来るの?」とやや焦りました。「通信」のような、頭から90ページ近くひたすら羽生君をぶつけてくるスタイルを「あえて外している」所をどう見るかですね。私は「これもアリ」と思いますが、「通信スタイル」に慣れている方は、やや水を差されるかもしれません。

 ちなみに、宇野君はこのうち12ページ割かれていますが、GPFの表彰式と公式会見の写真(20~21頁)では羽生君もしっかり写っているので、お忘れなく。他に、スケアメのフリー後のプレカンだと思いますが、リッポン&ブラウンとのショット(しかも半ページのサイズ)は珍しいですね。GPFの会見の6人のショットは真ん中に羽生君とリッポンが並んでいますが、つくづく、リッポンはイケメンやなぁ・・・と。

 (3)「絶対王者への階段―羽生結弦―」(30~73頁)→→オータム・スケカナ・NHK杯・GPFと、今季の出場試合順に写真が並びます。代表ジャージやUAウェアでの練習風景も要所要所でうまくハメこんでいて、一気に最後まで読ませる(魅せる)並びになっていると感じます。

 例えば、54頁上のNHK杯の写真は、代表ジャージの羽生君がリンクでブライアンのアドバイスを受ける様子を、ブライアンの背後からとらえたショットで、羽生君の真剣な表情が印象的です。

 少し戻って50頁の3枚の連続写真が、ホプレガで目の前で両手の平を合わせて見つめる振付の所で、これをあえて連続写真として掲載したのも面白い。

 66頁上のGPFでの練習前のリンクサイド、ゆづ&ハビがお互い母国の代表ジャージ姿で仲良く並んで談笑する様子は、こちらもニヤニヤしてしまいます。

 (4)「YUZU OFFSHOT SMILE 2016」(74~79頁)→→すでにここまでに、表彰式での「ゆづスマイル」の写真は随所にあるんですが、これはもうダメ押しですね・・・。こういうある程度ページを制限された企画物は小さい写真を詰め込みすぎるパターンを他誌でも見かけるんですが、しっかり厳選して大きめの写真を掲載。改めて、NHK杯の男子シングル出場者が肩を組んだショット(前列のゆづ・龍樹・刑事の並び)は最高です。

 いやぁ、決して知名度や実績の高くない雑誌ですが、正攻法で行きつつ、クオリティも高く、地上波で試合を見るぐらいのライトなゆづファンにも「2017年の一冊目」としてオススメできる内容です。あと個人的に「表面がツルツルしていない紙質」もレアでいいと思います。

 「通信」は写真が多すぎる。「moment on ice」はアート寄りすぎる。このようにケチをつけるとするなら、本誌は欠点らしいもの、読み手を選ぶようなクセもなく、安心して楽しめると思います。懸念材料は、上記のように、「通信に慣れたファン」が「途中で他の選手を挟まれること」をどう感じるかという、そこだけですね。

 本書の流通具合というか、全国のどれぐらいの書店に並んでいるのかちょっと読めないんですが、もし近場の書店で中身を確認できなくとも、ネットでポチっていいと思います。内容は私が保証します。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年1月26日発売。いわゆる「名言集」的な企画は、フィギュアスケート専門誌(例えば、WFSやマガジン)ではほぼ皆無で、むしろ羽生君人気に便乗したような雑誌に多く、しかも、「余ったページに無理矢理放り込んでみました」というやっつけ的な内容なので、私自身嬉しいと思ったことがありません。

 羽生君の発言が文脈無視で切り取られ、あるいは出所も不明なものを単に寄せ集めることは、羽生君に対するリスペクトを欠いていて、本当は名言なんて思ってないだろ?とさえ言いたくなります。

 もし私が「通信」の編集責任者なら、まずこのような企画をやろうとは思いません。「だれもやっていないものを、考えよう!」という発想になります。しかし、私のような人間が携わっていたら、「通信」はここまでゆづファンに支持される雑誌にならなかったでしょうね。

 というのも、本号を読んでみて、「通信」の編集者の優秀な所は、これまでにあったような企画を、工夫と趣向を凝らしてアレンジする能力だと、つくづく感じました。以下、中身の紹介に行きましょう。

 (1)「2016-2017 シーズン前半 羽生結弦名言集」(4~91頁)→→この企画の真の目的は、名言を紹介することではなく、羽生君の16-17シーズン前半を振り返ることにあると思います。

 しかも、それは、怪我により「ビデオ出演」となった、16年6月の幕張FaOIから始まります。この最初の2ページでグッと来た方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

 サブタイトルに「ドラマチックメッセージ&フォト」とあるように、見開き2ページで名言とその解説、そして関連フォトを収めていて、最高に見やすいですね。

 かりに、「ゆづの16-17前半ベストフォト」みたいな企画があったとしても、その写真をただ並べただけでは、「これ見たことあるわ・・・」ってだけですし、一方で、名言だけを並べられても、「ああ、そんなこと言ってたな・・・」で通り過ぎてしまう。両者の弱点を実にうまく補っていると思います。

 世の中に、スポーツ選手や監督・コーチなどの「名言集」の単行本はいくらでもあるんですけど、そういうものを作る編集者に、今回の「通信」を見習ってもらいたいですね。

 その「名言集」も試合前後の会見の場での発言だけでなく、「HERO'S」(フジ)、「明子の部屋」「ニュースウォッチ9」「サンデースポーツ」(NHK)、「報道ステーション」(テレ朝)などからも採用していて、もう間違いなく、

 通信」のスタッフは、我々のように、日々、地上波・BSテレビのゆづ映像の捕獲作業に勤しんでいる!

 こう、断言できますね。そりゃ、ファン目線の雑誌になるわけですよ。

 トロントや国内外の試合に記者を派遣するわけでもなく、また専門家のインタビューを掲載するわけでもなく、羽生君はもちろんそもそも選手のインタビューを載せたこともない。

 写真だけは借りて、あとは毎日HDDの容量や重複予約による予約失敗を気にしているような、こういう日常を送っている人が、この雑誌を作っているのか・・・と思うと、そりゃ、応援したくなりますよね。

 (2)「スターズ・オン・アイス 2017」「全日本選手権2016」(92~113頁)→→羽生君の全日本欠場もあって、いつもと比べると、羽生君以外の写真も充実しているんですが、この雑誌の素晴らしい点が分かりました。それは、

  他の選手のディスリを絶対にしない

 ここなんですよね。そりゃ、ゆづ成分が濃すぎて、「羽生結弦ファン通信だろ?」と各方面から言われているのは、この雑誌を作っている当人たちも自覚していると思います。

 ただ、じゃ、日刊みたいな、「フィギュアスケート専門誌」を装って、フェアじゃない記事を平気で掲載する雑誌は何なんだ?って話ですよね。

 SOIでの「恋ダンス」がレポートされています。正直に言いますが、個人的に、「恋ダンス」は羽生君がやったから、織田ちゃんのツイートもあれだけ反響を呼んだわけだし・・・というのはあります。

 でも、しっかりこれを掲載する所に、この雑誌を作っている人は、決して「(原理主義的な)ゆづファン」じゃない、「フィギュアスケートファン」でもあるんだと感じましたね。

 私も学ばなきゃな、広い心を持たなきゃなと、自戒を込めて締めくくりたいです。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年1月26日発売。フィギュアスケートの「写真重視系雑誌」の中でも、いままでにないタイプの一冊です。

 これまで、「フィギュアスケートぴあ」シリーズは不定期で何冊か刊行されていますが、私はそのぴあシリーズは一冊も所持していません。アマゾンでバックナンバーを見る限り、今回、デザインから中身まで、完全に一新されているようです。

 まず、本書のカメラマンについて。撮影は撮り下ろしで、「スエイシナオヨシ」さんがすべて担当。この方、プロ野球やサッカーの仕事が多いようです。



 トヨタのCMの「神スイング」のOA以降、プロ野球の始球式に引っ張りだこの稲村亜美ちゃん(1:40辺りから出てきます)のデジタル写真集を、このカメラマンさんが撮影しているようです。ただ、グラビアのカメラマンとしては私はあまり聞いたことがありません。

 本書の内容についてご紹介します。表紙のレイアウトは、なんか駅に並んでるフリーペーパーのようなチープ感が漂っていますが、中身はいいですよ。

 (1)ポスター→→A3サイズ両面で一枚。ともに羽生君で、片方がパープルプリンス、もう片方がスワンです。いずれも「ズサー」系のショットですね。

 (2)羽生君の写真(4~41頁)→→実は、上に画像を貼りましたが、白黒のサムネイル形式で収録写真を紹介しているページがあって、それは大丈夫だろう・・・ということで載せました。NHK杯とGPFからパープルプリンス、ホプレガ、スワン、UAウェア、これにスケカナのホワイトプリンスの写真もあります。個々の写真についてよりも、誌面の作り方にたいへん特徴があるので、そちらを重点的にコメントします。

 ・ テキストがありません。あるといえば、試合名とスコアが載っているのが、羽生君の写真に限っても計6ページのみ。他の選手のページも同じスタイルで統一されています。

 ・ 余白をあえて残したレイアウトのページがあります。フィギュアスケート雑誌でこれは斬新です。私は見たことがありません。そしてこれをどう見るかで、本書の評価は真っ二つに分かれると思います。



 例えば、『YUZURU』や『SEASON PHOTOBOOK』のような羽生君単体の写真集をいま取り出してみると、本書に比べると、かなり写真を埋めてくれている、と感じます。

 イメージしやすい例を挙げるならば、『SP』の28~29頁は「バラ1」の写真で、左側に余白がありますよね。あれより小さなサイズの写真を右上に配置して、もっと大胆に余白をとっているようなページもあります。

 こういうレイアウトって、例えば、美術館(美術展)で購入できるようなプログラムや写真集、あるいは画集とか、カメラマン自身の作品にフォーカスした写真集とか、そういう雰囲気があります。

 22~23頁の両手を広げてスワンを演じる羽生君の後ろ姿のモノクロ写真は、この写真一枚で2ページをまるまる埋めると、きっと羽生君が谷間の位置に来て折れちゃうんですよね。そこで、右に寄せて、左を余白にする工夫があったり、他には、41頁の、表彰台の羽生君の足元と横に置いてあるトロフィーだけを捉えた写真とか「アート!」って感じで、こういうのが好きな人はたまらないと思います。

 (3)その他の選手の写真(42~81頁)→→どの選手を掲載しているか、目次画像も貼ったので参考にしてください。

 しかし、この目次ページがあまりに簡素というか、私がこれを見た瞬間に思い出したのが、渋谷のラーメン屋で「はやし」というお店。

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 裏メニューで「塩」もやってくれるんですが、3つしかないんです。このメニュー表を思い出しました。

 話を戻します。羽生君の後には、メドベ、ネイサン、宮原さん、宇野君、ポゴリラヤ、ハビ、オズモンド、新葉ちゃん、三原さん、刑事君、と続きます。

 興味深い並びですよね。GPFの4位までを男女交互に並べていって、全日本上位のワールド(四大陸)代表組をその後ろにと、いちおう説明はできますが、ちょっと珍しいです。

 羽生君の写真は毎日大量に見ているのでやや評価は厳しくなりますが、他の選手に関しては、素晴らしい写真ばかりが揃っています。メドベもいいし、宮原さんはブルーの衣装のEXの"One More Try"を採用していて、ハビのマラゲーニャも例のポーズがキマってます。

 (3)サムネイル・Result(82~88頁)→→これが、存在意義としてはどうなの?という部分です。サムネイルだけで4ページあるんですが、この4ページはもっと有効な使い方があるのでは?と思います。

 そしてこのResultも3ページあるんですが、GPシリーズの順位とポイントだけを今さら知ってもなぁ・・・というのもあるし、スコアの方も、PCSの内訳だけやけに細かく、この蛍光でマークされているのは、GPFに出場した6人の中で、各項目のベストということですね。

 このマーキングされた数字から読み解けるのは、男子のフリーにおいて、Tech ScoreとTotalはネイサンが一位だけども、PCSは羽生君とハビに高得点(というほどでもないけど・・・)がついているということですね。

 (4)女子ジュニア勢と真央ちゃん(89~93頁)→→ザギトワちゃんが目立ってます。ファンは大喜びですね。JGPFの彼女のSPとフリーの大きな写真が2枚。これに、グバノワ、坂本さんと、真凛ちゃん(写真自体は全日本の"Smile")も収録。真央ちゃんは奥付含めて、リチュアルダンスのSPとフリーが2枚ずつで、躍動感があって、いい写真です。

 と、こんな感じです。やはりスポーツを専門に撮るカメラマンさんなので、迫力のあるものが多く、「ゆづスマイル」の写真はGPFの表彰式の一枚だけです。そして、上述の「アートな」レイアウトをどう見るか。

 ただ、ゆづ成分は比較的薄めで、宇野君の写真もそこそこあるんですが、その他の写真は、「大人の事情(?)」をさほど感じさせない嫌味のないセレクションで、私はこのスタイルを歓迎したいですね。

 もし次号発売の予定があるなら、Resultとサムネイルをカットすれば、ケチのつけようがないクオリティに化ける可能性があります。応援したい一冊です。

 では、また明日!

 Jun

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