皆さんマークされている地上波番組では、この両会見は、CMでブツ切れされているはずなので、フルの会見の映像をどうぞ。
ちなみに、一本目の外国特派員協会の会見の一部を中継していた地上波(2月27日)の中では、ミヤネ屋での宮根さんと梅沢さんの掛け合いが面白かったです。録画済の方はぜひチェックを。
ミヤネ屋は、宮根さんのみならずコメンテーターもみんな、ゆづに好意的で、しかも前日の放送では、「チーム・ブライアンとエテリ組の比較」などもやっていたり、かなりマジメに取り組んでいました。ゲストに青学駅伝部の原監督が来ていて、この「コーチ比較」についてコメントしていたので、面白かったです。
宮根さんは、今回の五輪を現地観戦していましたが、彼の発言で私が印象的だったのは、
「女子の最終グループになると、突然スケーティングスピードが速くなる!」
というもの。いいところを見ているなぁ・・・と感心しました。おそらく6練も含めての感想だと思いますが、私も、昨年の全日本や、国別の女子フリーを現地で見て、まったく同じ印象を受けました。
・外国特派員協会
「フィギュアスケートの芸術性というものは、正確な技術に裏付けられて、芸術として評価される」という羽生君の発言が、全てですよね。ここまで確信を持って主張しているのは、野村萬斎さんとの対談がベースになっていることもあるんだと思います。
ただ、萬斎さんの受け売りでひとりのスケーターの個人的見解としてそう言ってるんじゃなくて、オリンピック二連覇という実績を引っ提げて、世界最強のフィギュアスケーターとして、このようにはっきり意見したことは、たいへん意義深いと思います。
今後、フィギュアのテレビ中継等で、「男の色気」というような曖昧かつ主観的な概念でもって表現力や芸術性を語る解説者や、踏切や着氷をごまかす「なんちゃってジャンプ」が、フィギュアスケートの現場から淘汰されることを期待します。
しかし、What is your shoubu-meshi?には、笑っちゃいましたね。「食べることに関心ない」って公言している人に訊いちゃいけませんよ・・・。本気で関心があるなら、味の素に取材に行くべきですね。
ご飯の話なら、カーリングの女子とか、将棋の藤井六段とか羽生竜王とかひふみんとか、よっぽど面白い話をしてくれるはずですが、外国人記者もさすがにそこまで日本通のわけないか・・・(笑)。
・日本記者クラブ会見
「アンチ発狂必至」で、痛快でした。おそらく羽生君が、いままで溜めに溜めていたことを、五輪を連覇した今だから、全部ぶちまけてやったぞ、という内容。
「宇野選手が4Loを成功していたら金だった」説については、すでに毎日新聞がそれを否定する記事を出していました。ただ、これは、演技直後の、宇野選手本人の「ノーミスしたら優勝できる」という発言と、それに乗っかった一部メディア・専門家に対して、
「いやいや、キミ(たち)の言ってることは間違っているよ」
と、羽生君自身が真っ向から反論しているわけです。まだまだ、羽生結弦はとんがってるし、つっぱってるなぁ・・・と、ぜんぜん引退する気ないな(笑)と。「居眠り」の件は、さすがに日本選手団が勢揃いしている中、他競技の選手であんな人間はいないはずですから、普段トロントにいる羽生君でさえも責任を感じたのかもしれません。
まぁ、あれを「天然」とか「大物」とか言ってる地上波番組のMCは、自分の生放送の番組で20歳そこらの若手芸人やモデル上がりの俳優があくびや居眠りしてても、そう言えるの?って話。今に始まったことじゃないですが、無責任な大人たちですね。

本日入手した二冊についても簡単にご紹介します。
(左)「フィギュアスケートマガジン」→→私のブログの読者様なら、発売予定日がアップされた時点で予約の手続きを取られた方が大半だと思われます。今回の最大のサプライズは、能登直さんの写真が大量に収録されている点です。
BBマガジンと能登さんなんて、最強タッグ、ゴールデンコンビ、もう何と言っていいか・・・と。ただ、能登さんの肩書には「JMPA」とあり、マガジン専属の毛受亮介カメラマンにも「JMPA」、その他に、Number PLUSにも写真が収録されている榎本麻美さんにも「JMPA」とあり、今回、マガジンで複数のカメラマンの写真を収めているのは、何らかの理由があるのかもしれません。
これだけ発売を急いだので、いつもほどの「文字テロ」具合ではないですが、私もこれからじっくり読みたいと思います。
(右)「FRIDAY 特別増刊」→→今朝(27日)のビビットで誌面を大々的に紹介していましたね。あの放送により、かなり売り上げアップに貢献したんじゃないでしょうか。
で、そんなワイドショーでの宣伝なんて必要ないぐらい、中身はしっかりしています。冒頭の「2/16 ショートプログラムの奇跡」(4~21頁)は、バラ1演技写真多めで、黒T写真もあって、ほぼ平昌のゆづです。続く「2/17 世界を驚かせたフリー」(22~39頁)も、SEIMEI中心で、表彰式とメダルセレモニー含めて、こちらもゆづが主役。
「2大会連続金メダルの道のり」(40~59頁)は、前半の10ページがソチの写真(ヨナと並ぶショット、リプちゃんやソトニコワとEX用に踊る写真は珍しい)、1ページのみN杯練習で立ちあがって顔をゆがめるショットを挟んで、その後は今大会の空港到着から記者会見、ショートの滑走順抽選、サブリンクの練習写真へと移るので、半分以上は平昌五輪のショットです。そして、「羽生結弦を支える人体の神秘」(60~77頁)は、テキストで「どの筋肉がどうだ」ということが書かれてはいますが、写真自体はUAウェアや代表ジャージでの公式練習のものです。ただ、羽生君の下半身の筋肉に注目したい気持ちが空回りしたのか、羽生君の顔が半分切れているもの(63頁)もあり、そこは詰めの甘さを感じます。
その後に、「羽生と戦った好敵手たち」(78~93頁)は、宇野選手、ハビ、ネイサン、ボーヤン、パトリックの紹介ページではあるんですが、羽生君の写真も入っていて、ここも見逃せません。「ありがとう、平昌」(94~97頁)は、開会式の日本選手団の行進の写真が入っていますが、先頭で旗を振っている葛西選手しか判別できませんね(笑)。
昨日私が、やや前のめり的にオススメした「Memorial」との比較で言うと、「Memorial」がやや素人くさい殺風景なレイアウトであるのに対して、こちらの方が誌面はオシャレで、紙質はマットな感じの手触り。
そして、かなり良い写真が揃っているのに、撮影者の個人名が無いぞ!無いぞ!と探してみたら、奥付の所に、「撮影 JMPA」とありました。前述のBBマガジンの件から考えると、もしかすると、能登さんの写真もここに入ってる可能性があります。
お財布に余裕のある方は、こちらも買った方がいいです。そうでなければ、今回のマガジンには、能登さんの写真も含めて、写真がかなり主張しているので、とりあえずマガジンを最優先で入手したうえで、他誌は書店で実物をチェック・・・という感じが、いいかもしれません。
では、また明日!
Jun

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