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 それでは、女子フリーです。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんの「こちら」で。



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 ライストで見ていたので、滑走順で、舞依ちゃんから。上が中国杯、下がフランス杯のスコアです。

 まず、今回、緑枠で囲んだ2Aが単発になってしまい、後ろの2つのジャンプで見事にリカバリーを達成しました。この3つのジャンプについて、両大会における基礎点の違いは生まれません。

 にも関わらず、基礎点が「0.03」点、フランス杯の方が高くなっています。その理由は、足換えコンビネーションスピンのレベルの違いと、3Fが今回は後半のジャンプとしてカウントされていること(中国杯:3.50+5.30=8.80、フランス杯:3.00+5.83=8.83)によるものです。

 では、中国杯よりもスコアを若干落とした理由は何かというと、私には理解不能です。むしろ、人間が採点しているからこそ、説明不可能な誤差が生まれているんだと思います。

 滑走順が1番だったからとか、SPのミスによる印象の悪さがあったからとか、だからリベルタンゴはダメだとか、色々と言う人がいますが、そんなことを言ったら、中国杯なんて第1グループでの演技でしたし、まったく説明になっていません。私はこの微差をもって、舞依ちゃんの今回のフリー演技に注文をつけるような、愚かなことはしません。

 中国杯、そしてフランス杯と、公式練習での衝突、「壁ドン」と直後のスピンへの影響、そして今回のフリーのリカバリーと、さまざまなアクシデントを経験しながら、一歩も引かずに、彼女は勇気を持ってしかもクレバーに戦いました。

 かりに、特にアクシデントもなく、ノーミスの演技を揃えて、両大会で3位だったとしても、ファイナルに残れているかどうかわかりません。むしろ、悔しさと課題とアクシデントを経験したことが、全日本、そして五輪に向けて、貴重な教訓になったのでは?と思います。

 私がこんな所でぐだぐだ書くまでもなく、聡明な中野先生のことですから、すでにそのように指導をされていることでしょう。まったく心配いりません。さらに強くなった舞依ちゃんを全日本で見られることを、楽しみにしています。



 つぎに、優奈ちゃん。素晴らしい「展覧会の絵」でした。ライブで見ていて、ミスらしいミスは、最後の3Loの転倒(と回転不足)ぐらいと思っていましたが、「壁ドン」だけかもと思いましたが、3Fの減点もあったようです。

 でも、わずか一週間前のNHK杯とはまるで別人です。若い人の成長曲線というのは、急カーブを描いて上昇していくのですね。キスクラでの田村コーチとの会話が拾われていましたが、「最後(3Lo)だけやり直したい!」と語っていて、それ以外の部分はたしかな自信を得たということでしょう。彼女は怪我だけが心配だったんですが、いいコンディションと自信を得て、全日本に臨んでくれそうです。



 ザギちゃんは、結局なんだかんだで、勝っちゃいましたね。私はSPのブラックスワンも好きなんですけど、このドン・キホーテは、2シーズン目ということもあり、彼女も滑りやすいのでしょう。

 このプログラムの何がすごいって、ジャンプ後半固め打ちの技術点の高さはもちろんですが、そのジャンプの着氷と音楽とのタイミングが抜群で、いわゆる「音ハメ」というやつですね。他の選手とはちょっと違うレベルで融合しています。ビシ!ビシ!と決まるので、まるで熟練したジャズドラマーのリズム感のような、この子は音楽的な才能もあるのかな?と、そんなことも考えてしまいました。

 ミスを無くして、現状の構成を維持しつつ、PCSをもらえるようになると、ちょっと他の選手が敵わなく可能性があります。



 ソツコワは、きっとフリーでは回転不足で刺されるだろうと誰もが思っていたはずですが、見事に滑りきりましたね。NHK杯直後は、「ツルスカヤより弱い!」と、私なんかは感じていましたが、こりゃ撤回しなきゃいけないかもしれません。

 今季彼女が多用している「タノ」については異論があると思いますが、でもこのコンマ何点の積み重ねで、今回の2位があるわけです。その執念、アスリート魂を認めないわけにはいきません。今回もフリーのスタート位置に着く前に、太ももをバシバシひっぱたいていましたが、それぐらい気持ちの強い選手。世界最強のロシア女子の中で、GPシリーズを2戦もらって、見事にファイナル行きを決めましたから、その根性はダテじゃないですね。



 ケイトリンという選手に恨みがあるわけじゃないですが、カナダの露骨な後押しがどうも好きになれないんですよね。

 ただ、今回のフリーほど、彼女を応援したことはなかったです。コケるな!いけ!1位で逃げ切れ!と。

 しかし、ステップアウト1つ、1コケ、そして最後の1Aへの抜けで、

  あかーーーーん!

 と、頭抱えちゃいました。日本全国の、このフランス杯をライストで深夜に見るようなスケオタの皆さまは、おなじ心境だったと思います。

 これにより、ファイナル進出者として、メドベ、ザギ、オズモンド、コストナー、ソツコワまでが決定。

 残り1枠をめぐって、スケカナでは、事実上のワグナーとツルスカヤの一騎打ちになります。新葉ちゃんがファイナルに残れないケースとしては、以下の3つが考えられます。

 ・ワグナーかツルスカヤ、どちらかが優勝する

 ・ワグナーが「235.76」点以上で2位になる(ツルスカヤは3位以下)

 ・ツルスカヤが「209.51」点以上で2位になる(ワグナーは3位以下)

 2番目はまずないとして、1番目と3番目は大いに可能性はありそうです。ただ、新葉ちゃんの進出の目が残っていることは事実ですから、ここは、知子ちゃんと花織ちゃんに頑張ってもらいましょう。また、直前企画もやりたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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