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 昨日に続いて、extraのレビューです。

 メドちゃんの怪我のニュースが飛び込んできて、たしかにNHK杯でのテーピングや転倒を思い返すと、やっぱりそうだったかぁ・・・という感じです。ファイナル出場は不透明ですが、大事なのは五輪ですから、しっかり治してほしいと思います。

 私のブログの読者さまならご存知かと思いますが、私は、ロシア女子選手の中で、決して彼女は大好きなスケーターではありません。ただ、ソチ後の女子シングルを引っ張ってきたのは彼女ですし、彼女が平昌で金メダルを獲れないということになったら、気の毒にさえ思います。

 快復祈願ということで、昨日の記事で一部引用した、ロステレのEX前の彼女の会見をもう少しご紹介します。

 ・フリープログラムの変更について

 ―― フリープログラムを変更した経緯を教えてください。

  「『アンナ・カレーニナ』のプログラムも、キャラクターを演じるうえでとてもしっくりきていたので、以前から滑りたいと思っていました。ただ今季のフリーはすでに決まっていたので、最初はショートプログラムとして使っていました。でも自分にぴったりだという思いがどうしてもあって、それならメジャー大会で滑るのもいいんじゃないかということになり、ネペラ杯が終わってすぐに変えることにしました」

 ―― 変更に踏み切ることにした決め手は?

  「ネペラ杯です。別のプログラムを滑ったのですが、滑っているときもいいと思えなくて、『アンナ・カレーニナ』ほどは気持ちよく滑れなかったんです」

 ―― それはエレメンツの問題ではなく?

  「いいえ。もっとアイディア的なことです。滑っていても、感情がそれほど湧き出てこなかったなと」

 ―― まだ始まったばかりとは言え、オリンピック・シーズンにプログラムを変更することのリスクは考えませんでしたか。

  「この変更を疑うことはありませんでした。これは、踏むべき正しいステップだったと思います」



 →→ネペラ杯1試合のみでお蔵入りになった、このアベルブフ振付のプログラムについては、ジャパンオープンのレビューの際に少しコメントしました。映画音楽を細かくつないだ、ダークな感じの「いかにもメドベ」という曲だったので、「アンナ・カレーニナ」への変更は私は大歓迎でした。SPの「ノクターン」とともに、オリンピックチャンピンとなるにふさわしい、「風格」があると思います。

 ―― アンナ・カレーニナを演じるには若すぎるのではないかという声もありますが。

  「そのことは私の耳にも入っていますし、すでにチームで話し合いもしました。でも、そんなことは問題だとは思いません。この小説が書かれた時代は、25歳、26歳くらいで結婚していなかったら、いい縁談は望めないかもと思ってしまうような時代です。それに私はじきに18歳になります。もう十分、このキャラクターを演じるに足る年齢だと思いますよ」

 ―― このプログラムの振付は?

  「フリーはダニール・グレイヒンゴーズの振付です」

 ―― 「アンナ・カレーニナ」は愛と死をテーマにした物語ですので、昨季のプログラムとは離れたテーマになっていますね。

  「いえ、昨季のプログラムと同じトピックだと言えます。ただストーリーはまったく別物だし、みなさんも私のプログラムをそれぞれの解釈で見てくださっていると思います。でも、それがいいんです。みんなが自分の物語を作っていくのがいいなと思うんです。ドラマを演じて滑るのは、感情や情熱、スケーティング、苦悩を最大限表現できるので、大好きです」

 →→チラっとwikiで原作のあらすじを読んでみただけでも、単なる三角関係のドロドロだけの話じゃなくて、社会・政治情勢も絡んで、かなり複雑ですね。この質問はきっと地元のジャーナリストからのものでしょうが、国を代表する文豪の古典ですから、こういう厳しい質問が飛んでくるわけですね。いつものことながら、クレバーで気持ちの強い彼女ですから、しっかり応答しています。もう少し会見から引用します。

 ―― ジャンプをプログラムの後半に入れていますが、そのためのスタミナ強化は?

  「練習あるのみです。何度も何度も跳んで、転んで、立ちあがって、その繰り返しです」

 ―― 練習のルーティンはありますか。

  「弱いところを重点的に練習します。そうしないと強くはなれないので」

 ―― 練習の集中から自分を解放するには?

  「いちばんいい方法は静けさです。練習から帰ったら自室にこもります。音の出るものは、アクアリウム以外には、テレビも何も置いていません。そこで、無音のなかでSNSを見たり、本を読んだりしています」

 ―― この競技で自分が何かを成し遂げられるかもしれないと感じた瞬間はいつですか。

  「11歳でロシア選手権に初出場したときです。当時は年齢制限がなく、有名な選手たちと戦って、これこそ私が望んでいたものだと思いました。私もあの場所にいきたい、表彰台に上がりたいと思ったんです」

 ―― もし1日休みがあったら?

  「休みの日はお昼すぎまで起きません。あんまり音沙汰がないので、友だちはみんな怒ってるんじゃないかしら。いとこからは『もう6ヵ月も会えてない』と電話がかかってきました」

 →→「無音でSNSを見る」というのが、個人的には、ちょっと独特な感じがします。むしろ携帯やPCをいじる時間って、ほかのことをやりながらじゃないと、私は厳しい・・・。ブログの記事も、ゲーム実況や将棋の中継をかけっぱなしで、書くことが多いです。

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 さて、本誌の目玉の、エテリコーチのインタもご紹介します。短いですが、私の知らないことばかりでした。

 ―― 現在教えている国際レベルの選手は?

  「25人くらいですね」

 ―― 才能ある生徒を見出す秘訣は?

  「自分ではわからないけれど、私が美しいと感じるかどうかでしょうか。身のこなしが美しいか、音楽を感じて美しく表現することができるか。話してみて感じることもあります

 ―― トップスケーターになるために必要なものは何ですか?

  「心からフィギュアスケートを愛せなければなりません。これがいちばん重要なことです

 ―― トゥトベリーゼさんご自身がスケートを始めたのはどうして?

  「私も4歳で始めましたが、母が私にスケートをやらせたがったのです。それ以来、フィギュアスケートが私の人生のすべてです。スケート以外は何もできません。最初シングル選手でしたが、その後しばらくアイスダンスをやりました」

 ―― 現役引退後アイスショーには参加した?

  「ええ。4年くらい滑っていました。ヴィリー・ビエタクやアイス・カペーズ(※米国のアイスショー)と仕事をしていました」

 ―― アイスショーの経験で学んだことは?

  「自分の身体はもっとできる、ということです。現役時代、私にはこれは身体的に無理だと思うことがいくつもありました。でも、アイス・カペーズでは背の高い私がペアを滑ったのです。そのとき自分が望めば可能なんだということを知りました」

 ―― 1週間に何日働いているんですか?

  「毎日です。休みは取りません。子どもたちには休みはありますが、それぞれバラバラですから、私はつねに氷の上にいるのです

 ―― コーチの仕事のどんなところが好き?

  「教え子たちが進歩していく様子やメダルを取るところを見るとき、そして、彼女たちが氷の上で幸せそうな姿を見るとき、うれしく思いますね」

 ―― エフゲーニャ・メドヴェージェワの特別なところは何だと思いますか?

  「内面の強さです。彼女は自分を強くしてくれるフィギュアスケートを愛しています。彼女は決してあきらめません

 ―― では、アリーナ・ザギトワは?

  「彼女はまだ幼いわ。どうなるかはわかりません。エフゲーニャより3歳も若いのだから」

 →→どこか削るつもりだったんですが、全文タイプしてしまいました。

 「才能ある生徒」「トップスケーターになるために必要なもの」という部分で、何歳でジャンプが何種類とか、いっさいそういう話をしていないのが興味深いですね。

 というより、おそらく、彼女のチームに志願するようなスケーターは技術がある子だらけで、それはもはや大前提の話。「その中で生き残るためには?」というプラスアルファの部分で、メドベの持っているような「内面の強さ」だったり、フィギュアスケートに対してどれだけ打ち込めるか、ということなのでしょう。

 シニアのファイナルがどうなるかは未確定ですが、少なくともジュニアの女子シングルには、彼女の門下生が4人出場するので、個人的にとても楽しみにしています。

 明日はネイサンとPチャンのインタをご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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