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 JGP展望企画、男子シングル編です。出場選手は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。ライストは「こちら」で。

 男子は日本からは須本光希君が出場。それ以外の5人の出場選手は、ロシアから2人、アメリカから3人です。ロシア5人、日本1人という女子とはやや「勢力図」が異なる所は興味深いですね。以下、各選手を見ておきます。



 (1)エロホフ

 日本のテレビ的には「イェロホフ」で通すでしょうが、ネット上では「エロ」と呼ばれて、すでにその実力を知られています。JGPシリーズは2戦2勝。優勝候補の一角です。

 エテリのチームの18歳。先日の彼女のインタでは「ロシア男子についてのボヤキ」が炸裂していましたが、たしかに、ロシア男子のシニアがそこまで強くない中、18歳までジュニアで戦わなきゃいけない事情を考えると、彼にそこまで突き抜けた力は感じません。

 このJGPブルガリア大会のフリーでは、4Tを2本、4Sを1本、3Aを1本と、シニア並の構成に挑んでいますが、クリーンに降りたのは4Sのみ。これらを完璧に決めきると、シニアでもすぐに戦えますね。

 このファイナルに関しては、クワドをすべて降りなくても勝てるとは思いますが、ベストのパフォーマンスを期待したいです。



 (2)クラスノジョン

 アメリカ代表の17歳。生まれはロシアで、もう一人の優勝候補です。昨年の羽生君の4Loの認定にあたって、彼の名前を記憶している方もおられると思います。コントロールの難しいこのジャンプを、自分のプログラムの核にして、一生懸命取り組んでいます。

 このクロアチア大会のフリーは、4LoこそURでしたが、要所要所で頑張りを見せています。特に、最終盤の3Lz+3Loは、私、これライブで見ていたんですが、「これにループつけるの?」と、ほとんど転びそうになりながら、気合いで2ndループをつけていて、ケガしないか心配になりました。フィニッシュ後の、剣を抜くキメポーズも、微笑ましいです。

 グラディエーターのプロが、全身から闘志むき出しの彼によく似合っています。羽生君とはまったく違うタイプですが、「こういう人がループに頑張って取り組んでいるのだな!」と、ぜひ覚えてあげてください。





 (3)プルキネン

 個人的に、今回の6人の出場選手の中でいちばん私好みのスケーターです。動画も2本貼りました。クワドは跳ばない選手ですが、上半身の柔らかさと、スケーティングスピードがまず目を引きますし、どこか怪しいオーラも発していて、ただものじゃありません。ジャンプ自体も高くてキレイです。

 フリーの方はショパンなんですけど、最初の「ダーン!」って所から、ゆづファンはニヤリとするはず。どんな大作曲家でも、手グセってあるんですよね。

 クラスノジョンのような肉弾系のスケーターもいれば、このプルキネンのような中性的な魅力を持つスケーターもいる。アメリカの良き伝統を継承していますよ。

 JGPシリーズのスコア的には、須本君とどっこいぐらいなのでファイナルでの台乗りは厳しいですが、ぜひこの長所を伸ばしてほしいです。要注目ですよ!



 (4)須本光希

 日本の男子はどの世代も、女子と比べて選手層が薄いんですが、よくぞファイナルに残ってくれました。この大舞台で真剣勝負をできるだけでも、大きな経験です。

 勝負ということになると、クワドが無いのでスコアの最大値は他の選手と比べて劣りますが、3Aを、SP・フリー合わせて3本降りれば、台乗りのチャンスも十分にあります。

 奈々美先生のプログラムで、輝いてほしい!そして、大西先生を泣かすぐらいの演技で存在感を見せてほしいですね。



 (5)イグナトフ

 この選手をクロアチア大会のライストで見た時、「デカいなぁ!」とビックリしたんですが、178cmで、エロホフ(177cm)やクラスノジョン(175cm)と、そこまで変わらないようですね。

 ただ、上に挙げた優勝候補の二人よりも、動きに粗さがなくて、長身トリオの中では私は一番好きです。

 ジャンプも回転が速くて、着氷も安定。シニアに上がってから「勝てる選手」になりそうなのは、このイグナトフのような予感がします。

 私はプルキネンの「怪しい魅力」に軍配を上げますが、今回来日しているジュニア男子では、日本で一番人気が出そうに思います。



 (6)トルガシェフ

 須本君と同じ16歳で、ファイナル進出者では最年少です。まず、こう言っちゃ失礼なんですが、顔は完全に欧米人なんですけど、体型が日本人的で、親しみが沸いてきます(汗)。

 SPは、坂本花織ちゃんも同じくショートで滑っている「月光」で、使用している部分もほぼ同じです。ところが、このトルガシェフはジャンプの3本中2本が前半なので、花織ちゃんとは印象が異なります。男子と女子では事情が違うので、どっちが良い悪いというのは無いですが、こんな感じになるのねぇ・・・と興味深かったです。

 ジャンプは高さもあって器用に跳んでいるんですが、スピンはけっこう足元がグラつく部分もあり、まだ若さが出ている感じです。同い年の須本君と、ぜひ切磋琢磨してほしいものです。

 羽生君の欠場で、シニアの男子シングルは私も「傍観者気分」なんですが、ジュニアの男女シングル、シニアの女子シングルはしっかり応援しつつ、海外のライバル選手も注目して、楽しみたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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