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 2017年12月20日発売。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 発売日に入手済だったものの、全日本に行ったり、年始は例のように寝込んでいたりで、ようやく誌面全体をチェックすることができました。

 まず、羽生君目当てだけで購入するというのは、ちょっと厳しいかなぁと言わざるをえません。ただ、この雑誌の良い所は、マニアックな選手へのインタが収録されている点で、資料的価値はこれまで通り高いです。「この選手は、この大会で、こんなことを言ってたんだ!」と、後で役に立つこともあるので、目次の中で気になる選手、注目している選手の名があれば、持っておいてもいいと思います。

 さて、「羽生結弦 Special グラビア」(12~25頁)ですが、写真の大半はロステレ杯のもので「バラ1・SEIMEI・表彰式・練習着・スワン」で構成。これに、N杯の公式練習の写真も2枚収録。ロステレの写真は田口有史さん撮影です。個人的に大好きなカメラマンですが、スワンのショットがちょっと変わってますね。気になる方は、書店でチラっとチェックしてみるといいです。

 羽生君に言及した他選手のコメントも見ておきましょう。

 (1)友野君(NHK杯一夜明け会見、41頁)

 ――この大会を経験して、改めてどういうスケーターになりたいいか。具体的な目標があれば教えてください。

  「一番感じたのは、今まで日本で活躍している先輩方が引っ張ってくれていたんだなというのを感じました。羽生結弦選手が毎回優勝したり表彰台に乗って、五輪でも金メダルも取っていますし。今この場に立ったことで、自分もこれから引っ張って行かなければいけない一人ですし、中途半端なことはできないなと思いました。日本代表としての自覚を持って、これから日本男子を引っ張っていけるような存在になれるように成長していけたらなと思いました」

 →→日本男子の若手では、特に「華のある選手」というか、ジャンプにミスが出ても、会場を盛り上げられる一人だと思います。来季はGPに2戦アサインされると思うので、もっともっと活躍して、盛り上げていってもらいたいです。

 (2)ボーヤン(中国杯にて、76頁)

 ――五輪でのライバルは誰だと思いますか?

  「ライバルはとても多いですね。彼らはいつも強いです。彼らの存在は、自分にとって良い挑戦になりますし、みんなお互いに切磋琢磨しあって一緒に五輪で実力を出しきって戦えたらいいと思います」

 ――前回の王者、羽生結弦選手については?

  「意志が強いですね。そして、スケートに対して強い愛情を持っていることが素晴らしいと思います。彼のスケートが好きです」

 ――羽生選手と交流したことは?

  「あまりないです。試合の時は自分に集中しているので、少し言葉を交わす程度です」

 ――羽生選手も含め、新しい4回転に挑戦する選手が増えてきていますね。

  「それぞれみんな進歩していて、新しいことに挑戦しています。僕にとってもそれは刺激になります」

 →→普通だったら羽生君の技術的な部分や実績についてコメントしそうなものですが、「スケートへの愛情」ですか・・・と、ゆづのことをよく分かっているなぁ・・・と感心しました。発言自体は抑制的なので、だからこそ、ますます彼のことが好きになります。怪我の状態が心配ですが、四大陸にもエントリーしているので、まずはそこで元気な姿を見たいですね。

 (3)ホタレックさん(中国杯にて、78頁)

 ――あと、日本のスケートファンはロシア杯での集合写真であなたが羽生結弦選手を持ち上げてくれたことにとても感謝をしていました。

  「あれはとても面白い時間でした。集合写真の時は、僕より小さいスケーターを持ち上げることは簡単なのでよくやっているんです。試合が終わって楽しい雰囲気をファンの方にも楽しんでいただきたいですし、日本のファンのみなさんが喜んでくれたならそれは嬉しいことです

 →→あの一件で、ゆづファンの間で彼の知名度が一気に上がりましたね。私自身まったく知らない選手でした。N杯などの日本の試合でも見てみたいですね。

 (4)ネイサン(ジャパンオープンにて、106~107頁)

 ―― 新しいプログラムについても聞きたいのですが、ショートの『ネメシス』はシェイ=リーン・ボーンですね。シェイとは初めてですよね。

  「そうです。シェイと仕事をするのは初めてですが、いつもシェイがいろんなアスリートと作る作品を見てきました。ユヅ(羽生結弦)や、アシュリー(・ワグナー)など。僕はアシュリーと一緒にトレーニングしているので、シェイからアシュリーのスタイルが浮き出てくるのが素敵だと思っていました。シェイを通してスケーターの個性が浮かびあがるのが僕はとても好きなんです」

 ――音楽もシェイが決めたのですか?

  「そうです、彼女が決めました」

 ――最初に聞いた時はどう思いましたか?

  「初めはポップソングみたいであまり好きではなかったんです(笑)。なんていうか、とても派手な感じがしてオリンピックにふさわしいのかどうかわからなかった。それでも聴き続けて、歌詞もじっくり聴いてみたら『自分がそうしてほしいと思うように他の人に接しなさい』というフレーズがあって、そこがすごく気に入ったんです」

 ――そうだったんですね。全体的な歌詞はヘビーな失恋の歌ですよね。

  「そのテーマと自分が重なるかどうかといえば、そうではないんですけどね。そういったことは経験したことがないから(笑)」

  「・・・でもいいメッセージだとは思います。悪いことをすれば悪いことがやってくるし、いいことをすればいいことがやってくるって。そのバランスを見つけることは、とてもいいことだと思うんです」

 →→ネイサンのインタはけっこう長いです。これ以外にもフリーを作る中でのエピソードだったり、あとは「パラシュート」以外にもブノワさんとSPを作っていたという話です。「オリンピック向けじゃない」ということで、「ネメシス」の方になったわけですが、いつかそちらも公開してもらいたいです。

 (5)ジェイソン(連載「ジェイソンのスケートな毎日」から、120頁)

  「NHK杯にユヅルが出られなかったのは、とっても悲しかった。それに、彼がどれほど日本のファンに愛されているか知っているから、ファンのみんなやユヅルにも、大会に参加しているような気持ちになってもらえる何か特別なことをしたいなと思ったんだ

  「だから会場へのバスに乗る前から何か紙に書いてキス&クライに持って行こうと考えたんだ。そういうつもりで、ショートプログラムの後にメッセージを見せたんだけど、ファンからの反応に、僕の方が圧倒させられて感激しました。みんな優しくて、とってもサポーティブ。わざわざ僕のところまで来て、『ユヅルにメッセージをありがとう』と言ってくれた人もたくさんいたんだよ

  「怪我ってすごくつらいもの。僕が怪我した時には、家族と多くの時間を過ごしたことで、すごく力づけられました。そういう、自分にとってとても力になる強いものが、怪我の時のメンタルにはすごく大切なんだ。僕は、今自分ができないことを考えるのはやめて、リハビリができるようになったらそれを練習だ、ととらえました。毎日少し動くごとに、僕は確実に目標に向かって、少しずつ回復に近づいている、って考えて

  「それに、ものすごい数のファンからの手紙やメッセージに返事を書いたり、日本語を勉強したり、回復に向けて30個のエクササイズをしたり、っていう日々を過ごしたことが、心身の回復に近づくのを助けてくれたと思います」

 あのNHK杯でのメッセージは、日本に対する愛情もそうですが、彼自身の怪我の経験あってのものだったのだなぁと感じます。ジェイソンを五輪で見られないのは本当に残念ですが、四大陸は代表に選ばれているので、応援しましょう。彼のことだから、帰りにまた日本に寄るんじゃないかなぁ・・・。

 明日は、たぶんSportivaのレビューができると思います。

 では、また明日!

 Jun

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