IMG_9960

IMG_9961



 2018年2月27日発売。税込み価格「1290円」。マガジンのバックナンバーのレビューは「こちら」。

 みなさん、入手されていると思いますので、内容についての説明は抜きにして、感想をつらつらとまとめてみます。

 (1)「完全収録」を読まなくとも(!?)

 頭から読んでいったんですが、52頁の「完全収録」までは、簡潔ながら愛のあるテキストと写真で羽生君の平昌五輪を振り返る内容です。このフォトヒストリーの部分がバックナンバーと比べて分厚く、読破にエネルギーを要する「完全収録」を読む前に、今大会をすばやく振り返ることができます。初めて本誌を購入した方にとっても、敷居の低い誌面構成になっていると感じます。

 (2)スペースの都合が結果的に絶妙のバランスに!

 続けて、52頁からの「完全収録」も読んだんですが、但し書きとして、こう明記されていました。

  「会見部分だけで分量が予定ページ数に達し、『イスの平面部分の使用割合は78パーセント』『8時30分に黒い長袖Tシャツ姿に』という、この企画の売りともいえる必要以上に細かい情報を載せるスペースがなくなってしまったのだ。まあ、それはいつか日の目を見るだろう。とりあえず、羽生の口から発せられた言葉をできるだけ忠実に再現する」

 これにより、むしろすっきりまとまって読みやすくなっている印象です。それでも、「風邪声の記者さん」の登場など、面白要素も随所に散りばめられています。

 ただ、あくまでもマニアックな意見ですけれども、私も連日HDDを編集していて、空港到着以降の羽生君の発言を、それこそ夢に出るほど聞いているので、今回の「完全収録」の価値はいつもほどではないかな・・・という気がします。つまり、「8時30分云々」は、本号こそ欲しかったなと。

 でも、「いつか日の目を見る」とおっしゃっているので、「マガジン 平昌五輪 extra」(仮)というような形にするか、あるいは、山口記者が羽生結弦本を一冊書いてしまうべきじゃないかと。

 日本人ジャーナリストで最大級のゆづ愛を公言している彼ならば、しかも彼の情報はいつも詳細かつ正確ですし、ゆづファンだけでなく、ライト層も安心して読めること間違いなし!マガジン以上に売れると思うんだけどなぁ・・・。GW前後辺りに、頑張って出してくれませんか?

 (3)「生きていく上で大切なこと」

 「2018年、2月。羽生結弦が平昌五輪にいたということ。」(78~79頁)では、山口記者がうまくまとめましたね。私も、今大会(昨年11月のN杯から)の羽生君の闘いは、人間の一つの生き様を世界に発信したと、思っています。

 おそらく、この羽生人気に便乗して、自己啓発本にありがちな「勝利の方程式」的に分析する人も、これからいっぱい出てくることでしょう。チームを信頼したこと、情報の徹底管理、氷上練習をギリギリまで我慢したこと、エアロバイクでの心肺機能の強化、本番でのプログラムの構成・・・。

  ただ私は、そこまでして羽生君が頑張り抜くことができたのは、ファンのことを第一に想ってくれたからだと思っています。

 五輪連覇によって得られる、金とか名誉とか、そういうものがモチベーションではないことは、すでに以前から知っていました。そんな中、

  「現地観戦できないファンもたくさんいるんです」

 と記者クラブで発言してくれたことは嬉しかったですね。

  羽生結弦は、決してファンを区別しないのです。

 「ああ、すべてのファンの声が伝わっているんだな・・・」と感激した方もいるんじゃないでしょうか。だから、我々ファンは、彼に無償の愛を捧げられるんです。

 「愛によって平昌五輪に勝てた」かどうかはともかく、我々ファンの愛を、リハビリ中であっても彼がすべて受け止めてくれて、その愛に応えてくれたこと、それが分かっただけでも十分な気がします。

 このマガジンの良い所は、アンチのくだらないネットの書き込みや悪質マスコミの捏造報道を忘れさせてくれることと、そんなもんにモヤモヤすることにエネルギーを浪費するぐらいなら、ゆづへの愛という形に変換せよ!と、力強く言ってくれることですね。

 ゆづファンで良かった!と再認識させてくれる意味で、我々にとって最後の砦です。だから、山口さん、がんばって社内で企画を通して、ゆづ本の出版を実現させてください!

 最後に気になるニュースを一つ。

 「五輪4連覇・女子レスリング伊調馨が独占告白 栄和人強化本部長からの「陰湿パワハラ」」(2/28 16:00 文春オンライン)

 文春の記事もピンキリなのでこれがどこまで事実なのかは分かりませんが、伊調選手本人のコメントがあるというのがなんとも・・・。

 スケ連の羽生君冷遇も相当なもんですけど、オリンピック4連覇、国民栄誉賞の彼女が本当にこんな目に遭っていたとしたら・・・。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ