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 おそらく、『夢を生きる』と「Number」はすでに入手済の方もいらっしゃると思うので、今日は、「Standard宮城」の方を優先します。

 本日(3月1日)、新刊が郵送されてきました。購入は「Fujisan.co.jp」が確実かと思われます。以前ご紹介したバックナンバーのレビューは「こちら」で。

 本号に収録されている羽生君関連の記事は、「羽生劇場第2幕 夢届いた五輪連覇、伝説刻む「アイスリンク仙台」30年に花」(8~13頁)です。

 タイトルから察する通り、内容は、羽生君自身のヒストリーではなく、「アイスリンク仙台30年史」と言ってよいと思います。

 収録されている写真は、平昌でのSEIMEIと代表ジャージ姿でメダルを掲げた写真、リニューアルされたアイリンの施設内(金メダルギャラリーや羽生君&荒川さんの大型パネルもあり、いわゆる「記念館」のような装い)に加えて、小さい写真ですが、リニューアル前のリンク内での羽生君や荒川さんの練習風景やイベント等、計20枚ほど収録。また、アイリン30年の年表も掲載されています。

 私が珍しいと思ったのは、中学1年時の羽生君が阿部奈々美先生から基本姿勢の指導を受けているショットですね。ンツーマンではなく、隣の女の子のスケーターと並んで一緒にレッスンを受けているところが、新鮮です。

 テキストは一言でいって、新聞記事のような硬い筆致です。1988年11月1日にスーパー「ダイエー」の併設型リンクとして、アイスリンク仙台(旧名「オレンジワン泉」)はオープンしました。しかし、バブル崩壊後、様々な企業に譲渡された末に、2004年12月に閉鎖。荒川さんが06年のトリノ五輪で金メダルを獲り、彼女がリンクの「復活」を呼び掛けて、07年3月に「アイスリンク仙台」として再開しました。そして、昨年12月に大規模リニューアルがなされました。

 この情報をいま改めて目にしても、これはやはり羽生君も、東北のために何かを考えているな、と思いました。

 話をリンク再開時に戻すと、実は07年にリンクが復活した時期というのは、長久保先生が名古屋に転勤し、教え子たちも仙台を離れていったため、「選手育成の環境が傷付き、容易に癒えなかった」と書かれています。その穴を、地元仙台生え抜きのコーチ陣、阿部奈々美さんや、長野五輪にペアで出場した荒井万里絵さんが埋めることになりました。

 実を言うと、私自身は、羽生君が五輪二連覇を成し遂げた後も、阿部奈々美先生の声がまったくメディアを通じて発信されないことに、違和感を感じていました。そりゃ、都築先生も恩師の一人ではあるけど、奈々美先生の指導が無ければ、羽生君がニースで3番に入ることも、いや、クリケットに移籍できるほどのスケーターになれたかどうかも分かりません。

 そんな彼女は現在、アイリンの「専属インストラクター」であり、宮城FSC代表として、アイリンのリニューアルについて本誌の取材に答えています。

  「自分を育ててくれた大切な場所。居心地の良い空間が増え、リンクを訪れる方々の楽しみも増すでしょう」

  「選手になりたいと思う子どもを増やすとともに、さまざまな方向からフィギュアに触れる機会を拡充し、裾野を広げることも必要です」

  「継続して利用したいと思える環境づくりを進め、体育のカリキュラムとしてスケート教室を組み込む学校が増えてくれれば・・・。初心者の方から上達を目指す方対象まで各種の教室を開催します。一度足を運んでみてください」

 いま話題の北海道北見市常呂町では、子どもたちは体育の授業でカーリングをやっているという話で、そりゃ、金メダリストを二人も輩出した仙台でも授業でスケートを学べるようになってほしいですが、宮城・仙台の通年リンクは現在アイリン一か所のみだそうです。
 
 なんだか、奈々美先生は地元仙台のために人生を捧げているなぁ・・・と感じます。もちろん須本君にプログラムを提供するなど振付師としても活躍されていますが、おそらく関東や関西に出てくると、いろんなしがらみやら何やらで、その実力を発揮できないことをご自身で分かっているのかもしれません。

 羽生君も、荒川さんや奈々美先生の活動は当然承知していて、「東北のために」「仙台のために」と考えてはいるはずですが、月日が経っているとはいえ、ソチ後と比べると明らかに、「東北」「仙台」という所をやや抑えている感があります。「何か言ったら、何かをやったら、必ずどこかから批判される」ことを分かっていて、慎重にプランを練っているのかなと。

 フジテレビの解説委員が、ある番組で「羽生選手なら、ひと声かければ、十億、百億すぐに集まる」なんて言ってましたけど、集めたお金を正しく確実に使ってくれるような有能なスタッフも必要。

 本来、スケーターが考えることじゃないはずなんだけど、ANAさんを通じて、羽生君には、優秀で信頼できる人脈も築いていってもらいたいなと思います。

 では、また明日!

 Jun

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