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 2018年4月5日発売。税込価格「1,620円」。バックナンバーのレビューはこちら(「Number PLUS」「Number」)。

 このインパクトのある表紙は、発売前から話題になっていましたが、榎本麻美さん撮影です。

 Number PLUSのトレードマークである、カバーの特別仕様も健在。今回わざわざ画像として貼らなかったですが、カバーの裏側全面にはスワンゆづがホタレックさんに担がれているショット。カバーの折返しの部分はザギトワとメドベ。そしてカバーの裏表紙は宇野選手です。

 本体もモノクロで写真が印刷されており、本体表1(表紙)はスワンのシルエット、本体表4(裏表紙)もスワンで、こちらはしっかり羽生君が写っています。

 羽生君の写真のクレジットには、前述の榎本さんと、能登直さん、そしてその他にも数名のカメラマンの名がありますが、今回は榎本さんの写真が完全に主役です。カバー表紙だけでなく、バラ1のショットにも眼光の鋭い写真があり、「力強さ」「闘う男」という側面を押し出そうという、編集サイドの意図が隠れているのかもしれません。

 記事については、目次をご覧いただきたいのですが、羽生君関連は6~33頁となっています。正直いって、カバーの裏の宇野選手を見て、「こりゃ、下手したら半々ぐらいの比率か?」と嫌な予感がしたのですが、目次の通り、宇野選手の記事は計10頁と控えめ。テキストの中身をチェックしていないので、はっきりしたことは言えませんが、アマゾンのレビューによる売り上げへのダメージを恐れて、さすがに今回ばかりは、金メダリストに敬意を表したということでしょうか。

 (1)[今季総括]羽生結弦「人生のすべてをかけた金メダル」→→松原孝臣さん執筆のテキスト。今季の羽生君の動向をすばやく振り返る内容。特筆事項はなし。

 (2)[激動の17日間を振り返る]羽生結弦、平昌五輪言行録→→2月11日の現地入りから、2月27日の記者クラブ会見までの17日間の羽生君の発言と行動をつづった企画。こういう企画は他誌でもすでに見かけましたが、本企画は、テレビ出演やラジオ出演もフォローしてあるのが特徴です。他誌と違う部分だけでも拾い読みしてみると良いと思います。

 (3)[本田武史が分析]羽生結弦が4回転を跳ぶために→→フジテレビの解説ではとてもじゃないけど聞いていられない発言を「強制」させられている武史さんですが、この分析は、完全にテクニカルな話に集中した、中身のある内容に仕上がっています。羽生君の4Aについては、吉岡伸彦さんや佐野稔さんがテレビ取材に答えていた内容を、皆さまもご記憶されていると思います。

 その内の一つに、より「身体(脇)を締めて回れば、4Aは跳べる」という説がありますが、この見解に、本田さんは反対していますね。羽生君の跳び方は、脇を開けることでバランスを保っている「独楽」のような回り方。他方で、脇を閉めた跳び方を「鉛筆」にたとえて、ブレに強く、回り続けるのはどちらかというと、「独楽」であると。したがって、羽生君は、脇を閉めるのではなく、いまの「独楽」のようなバランスを維持しながら高さを意識すべき、と提唱しています。

 では、どう高さを出すか?とか、来季のルール改正を受けてプログラムの中に4Aをどう入れるか?、さらに五輪三連覇を考えたときに4Aはどうなる?とか、面白い論点をいくつも挙げています。やはり、フジの武史さんは「仮の姿」。読みごたえのある内容ですよ。
 
 (4)[ジュニア時代の思い出を語る]ユヅルは双葉よりも芳し→→こちらも松原孝臣さんによるテキストですが、都築章一郎コーチと、羽生君の仙台時代の3歳下の後輩・花城桜子さんというスケーターに取材しています。特に花城さんが語る羽生君のエピソードがたいへん興味深い内容になっていて、私の知らないことばかりでした。ここに書いてしまうと購入意欲が確実に減退すると思いますので、ぜひご自身の目で確かめてみてください。ゆづファンならば必読です。

 以上、羽生君関連のみざっとまとめてみました。ある程度写真の内容が良いだろうことは買う前から想像できていたのですが、テキストの方も趣向を凝らした内容になっていて、ゆづファンなら買いでしょ!と、オススメしておきます。明日も引き続き、本誌の残りの記事を見ていきます。

 では、また明日!

 Jun

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