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 まだまだContinuesの感想は続きます。CSの放送もしっかり見たので、金曜日の状況と比較しつつ、昨日の「演技の感想」をさらに補足したいと思います。

 (1)生まれ変わった過去の名演

 CS放送によって、金・土・日、三日間の羽生君の演技を一通り見ることができました。過去の名作を再演する場合、これが例えば海外のロックやメタルのライブだと、明らかに練習不足で過去のアルバム通りに演奏できず、ヴォーカルも声が出てなかったりして、ガッカリすることが多いのです。

 ジュニア時代やシニア上がりたての頃の羽生君の動画を、いまの感覚で見ると、「ジュニアっぽいよな」とか、「まだ雑だよなぁ」とか、思うわけです。しかし、Continuesでの「セルフカバー」のかっこよさに、皆さんビックリされたんじゃないかと。

 当時の振付をそのまま再現したわけですけど、身体は大きくなったし、ジェフやシェイの難プログラムによって鍛えられた「音にバシっと合わせる所作」で、めちゃくちゃかっこよく生まれ変わっているのです。特に、「ロシアより愛を込めて」「MI:2」「Sing Sing Sing」という若い頃のプログラムは、近年のプログラムよりはるかにシンプルな振付ですから、むしろ、羽生君の驚異的な進化と成長を痛感しましたね。

 個人的に、今回の「過去の名作」の中で、メドレー形式ではなく、丸々再演してほしいと思ったのは、「悲愴」です。衣装がホプレガに近いというのを抜きにしても、曲自体が起伏豊かで、今聴いても十分に通用するドラマティックさだなと。競技用プロとは行かないまでも、EX用に「リバイバル」してもいいのでは?と思います。

 (2)プルさんについて

 日曜日のプルさんとの対談は、羽生君も感無量でしたね。羽生君は、金曜のジョニーの時もそうでしたが、自分がいま聞きたいことを躊躇なく直球で聞く人なんだなと思いつつ、それは、「ヤグディンにソルトレイクで負けた後、トリノでどう立て直したのか?バッシングに対してどうしてたの?」という主旨の質問でした。

 プルさんは、バッシングについても、ヤグディンについてもまったく触れず、「自分はスケートが好きで、練習が好きで、振付を考えるのが好きで、演じるのも好き。何より試合が好き。それを積み重ねてきた」とだけ応答していました。これは、質問に答えていないようでいて、完璧な答えになっているんですよね。余計なことを考えるな、好きなスケートを続けていれば、道は拓けるのだと。

 羽生君がこの3日間、ややナーバスになっていたのは、このショーを成功させなきゃ!という責任感とプレッシャー、そして、まだ足が完治していないことも影響しているのかもしれません。

 私はファンとして、彼の気持ちに共感し、受け入れています。それも含めてすべてが羽生結弦なんだと。そんな中、「金メダリストとしてふさわしくない」と説教口調の方は、どうぞ他の競技の金メダリストを追いかければよろしい。

 ジャンプが跳べるまでコンディションが戻れば・・・というか、すでに来季のプログラムを考えている時期ですし、そこに集中できるようになればなと思います。時間が解決してくれるはずです。

 (3)ジョニーのプログラム

 2本目のプログラムが、金曜と日曜で違いました。生中継された日曜のプログラムは「Creep」です。これはカヴァーバージョン。元々はRadioheadの曲で、私も学生時代によく聴いていました。で、ジョニーの「Creep」はどこかで見ていたはずだと思っていたら、2015年のFaOIでやってくれていましたね。



 15年は黒の衣装でしたから、赤の衣装は今回のために新しく作ったのでしょうか。それにしても凄いのは、「Johnny Weir Creep」でYouTubeで検索をかけると、いろんな衣装で演じているんですね。全身黒だけどタンクトップじゃないバージョン、あるいは上は白で下は黒とか。後で私も、動画をまとめてチェックしてみようと思います。

 (4)ゲストスケーターたちの心遣い

 金曜日は、「みんなでフィナーレ」の所、稔先生が勘違いしてスタスタとリンクを出てしまったので、プルさんが稔先生を呼びに行くという「ハプニング(?)」的な瞬間がありました。皇帝に呼びに行かせるなんて!と、会場のお客さんはみんな苦笑という感じでした。

 日曜日はさすがにそんなことは無かったですが、最後に全員が一列に並んで客席に向かって挨拶する際、シェイがスッと一番端に移動して、真ん中に羽生君、その両脇に稔先生と無良君が来るように配慮していました。ちなみに、もう一方の端はジョニーでした。

 世界中のショーに呼ばれるジョニー、世界トップの振付師のシェイであっても、誰を立てるべきかを分かって、サッと動く。私の大嫌いな日本語の「空気を読む」とは180度違う、スマートな振る舞い。羽生君の周りには、こういう人たちが集っているのです。本当に素晴らしいし、誇らしく思いました。

 羽生君には、何も心配することなく、親友たちとともに、やりたいことをとことん極めてほしいと思います。私たちも、一人ひとりでは小さな力であっても、みんなでサポートできたらいいですね。

 では、また明日!

 Jun

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