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 婦人画報ウェブの中谷ひろみさんの最新コラムが、4月27日にアップされました。バックナンバーのレビューについては「こちら」で。

  彼女のレポートは必ず、自分の足で現地に赴いて取材されたものなので、いつも臨場感たっぷりなんですよね。今回のパレードのために彼女は、前日21日(土)早朝の新幹線で現地入り。すでにその時間から「パレード記念Tシャツ」を来た人たちを見かけ、アイスリンク仙台から七北田公園へと訪問。前夜からの「熱気」が実によく伝わってきます。

 さて、パレード当日の22日。私が思わず、うんうんと頷いた箇所がこちら。

  「30度近い気温と人の波に押され、汗が背中を流れ落ちる。それでも、不思議と不快感はない。それは、そこにいるすべての人が笑顔だったからだ

  「足下に座っている人、すれ違う人、狭い場所で暑くてイライラしそうな状況にも関わらず、本当に皆がにこにこと、幸せそうな顔をしていた。汗だくで準備をしながら『暑いけど、晴れてよかった』と言い合うスタッフたち。“羽生結弦選手2連覇おめでとうパレード”を心から待ち望んでいた人たちがここにいる」

  「羽生選手にただ一言おめでとうが言いたくて、感謝の気持ちを伝えたくて集まって来た。そんな11万人の想いも、来られなかった人たちの想いも、羽生選手はすべて受け止めてくれるだろう。彼の存在は今、目に見える希望だった

 私の場合は、そこまで善良な心の人間ではないので、暑さから逃げていろいろ歩き回っていたわけですが、日本橋高島屋で耐性がついたこともあるし、何よりも、仙台側の受け入れ体制が素晴らしすぎて、文句なんて言ったらバチがあたるというものです。

 どうも地上波の番組では、徹夜組含めた熱心なファンのことばかり取り上げていましたが、仙台のボランティアスタッフ、地下鉄の駅員さん、市役所前のローソンの店員さん、この方々のパーフェクトかつホスピタリティに溢れた対応こそ、私は感銘を受けました。そういうものをしっかり取材しないで、ファンを「ユヅリスト」などといじるぐらいしかできないから、テレビはダメなんだ、と。テレビの人間が一般人をいじって笑う「昭和のノリ」がどうもついていけません。

 さて、中谷さんの今回のコラムは「ハッピーな話」だけでは終わりません。

  「とくに、4年後の北京五輪に触れた質問に答えた、自分が地元のスケート環境が整うきっかけになれたらいい、そうなったら仙台に戻りたい気持ちもある、という発言が心に残る。だから今は戻ってこられない、という意味でもあるだろうが、これは羽生選手からボールを投げたのだ、と思った

  「金メダルを獲ってほしい、と言うならば、その環境を用意する覚悟があるのか、と。でもそれは、自分のためではなく、これから舞台へ出る後輩たちのための言葉だろう。それも、フィギュアスケートに限らずに、スポーツ界全体に貢献したいという、強い意志と覚悟を感じた」

 CWWというアイスショーは、「偉大な先輩から継承したものへの感謝」をテーマにしたものでした。彼がいまフィギュアスケート男子シングルを牽引している状況を、自分で終わりにしないために「次の一手」を考えていることでしょう。

 後進の育成という点で、もちろん技術的な指導や環境面の整備も大事なんですが、ジュエルズのインタでもあったように、羽生君自身は、メンタル面のコントロールを含めた様々な経験を、後輩スケーターの誰もが応用できるような「方法」として発信することを、テーマの一つにしているようにも感じます。

 ところで、私事(笑)ですが、この記事を書いている5月3日の時点で、ブログが2周年を迎えました。「毎日記事一本」という目標を続けてこられたのも、読者の皆さまの応援あってのことです。いつも励みになっております。有難うございます!

 特にスタイルを変えるつもりはありません。これまでのように、羽生結弦選手ならびにフィギュアスケートについて、皆さまと色々と議論できればと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 では、また明日!

 Jun

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