IFSマガジンの取材にブライアンが答える形で、ボーヤンのクリケット加入が正式にアナウンスされました。

 ・ボーヤンは6月中旬にクリケットに加入する。臨時のコーチングではなく、正規の契約。

 ・ブライアンのコメントは次の通り。「ボーヤンは技術的に確固としたものを持っているので、ハビを指導した時のような方針で彼を導いていきたい。すでにそれぐらい成熟したスケーターだから、彼ならできると思っている。もちろん、2022年に北京五輪が行われるが、五輪を含めた様々な試合で、彼がメダルを取るために準備することは重要だ」。

 ・ボーヤンはすでにトロントに滞在していて、ローリー・ニコルと新シーズンのブログラムを作りはじめている。

 必要最小限の内容ですが、とにかく正式に発表されて何よりでした。メドちゃんよりもボーヤンの話の方が先に報じられていたので、気がかりだったんです。

 しかし、クリケットクラブは、グアルディオラが率いるようになったマンチェスターシティのような、世界最高の指揮官が創造する最先端のサッカーに憧れて、優秀な選手がどんどん集まる状況に酷似しています。これで、ゴゴレフ君やジュンファン君、そして西山君のような若手も成長してくれれば、今まで以上にワクワクするようなチームになってくれる気がします。

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 さて、BS朝日で放送された幕張2日目の感想です。昨日の放送では、特に2プロ滑ったプロスケーターの演技がけっこうカットされていたんですけど、それでも、オープニング、フィナーレ等も含めて、20プログラム前後ありました。2回に分けて感想をつらつらとまとめておきます。セットリストは「こちら」を参考にさせていただきました。

 (1)オープニング~PIECES OF A DREAM

 おなじみの「デン・デン・デデン」のオープニング。羽生君が出てくると、ファン目線の「補正」がかかっているとはいえ、風格というかオーラが違います。その風格やオーラって何なのか?

 まず、日本人離れしたスタイルはそのままに、身体が分厚くなった印象です。そして、堂々としたスケーティングと身のこなし。間違いなくショーへの場慣れから来る、余裕に満ちた表情。すべてが別格ですね。3Aも怪我の影響を感じさせないクオリティの高さでした。

 PIECES OF A DREAMは、CHEMISTRYの2001年のデビュー曲なんですけど、無駄に徹カラとかしていた学生時代を思い出しますね。個人的には、Point of No Returnも大好きで、今でも歌詞を思い出せるぐらい当時は歌いまくっていましたが、PIECESももちろん名曲です。堂珍さんも川畑さんも声がよく出ていて、17年前当時と比べても、声量が衰えていないのは凄いことです。幕張の控室で二人がマスクをしている画像を見かけましたが、日頃から厳しく節制・管理しているのでしょう。

 (2)紀平さん「La Vie en rose」

 昨年に続いてのトップバッター。去年幕張で見た時もジャンプはまだまだという感じだったんですが、今年の彼女の成長は、「それは想定済」と自覚しているのか、リラックスした柔らかい表情で演じきった所ですね。

 そして、顔立ちが少しシュッと大人っぽくなったかな?と。同い年の藤井七段も一年前とは顔つきが別人なので、この年代だとどんどん成長していくんだろうと思います。

 梨花ちゃんって、身長はさほど大きくないけど、スタイルはいいんですよね。長い手足と柔らかな指先は表現面で大きな武器になりますよ。今季の競技プロも楽しみです。

 (3)バルデさん「Pharrel Mix」

 一曲目はジェイソンの昨季のSPのような、フィギュアスケートらしからぬ独特なリズム。ダンサーに振り付けをしてもらった効果と、氷の上で演じているとは思えない、この人ならではのステップがいつもながらかっこいい。ただ・・・、ジムのフリーウエイトエリアでムキムキのおじさんが着ているようなダルダルのタンクトップはちょっと・・・。黒の革ジャンをずっと着ていてほしかったな、というのが正直な所です。

 (4)宮原さん「アランフェス協奏曲」

 昨季のEXですが、私このプロ大好きなんですよ。昨季はSP・フリーともにキビキビとした振付だったので、このEXの存在感がギラリと光っていた印象です。競技用のSPにしても素敵なプロになりそうだなと思っていると、解説の村主千香さんが「競技ナンバーぐらい密度が高い」とおっしゃっていたので、やっぱそうだよね!と。

 あと、さっとんはやっぱり赤が似合います。そうなると、ミス・サイゴンやファイヤーダンスが懐かしい。そろそろ「情熱の赤」をまとう彼女もまた見てみたい。スピンのポジションがシーズン中と同様に正確で美しかったので、コンディションも良さそうですね。

 (5)ミーシャ「Mic Drop」

 アップビートな曲に合わせた振付だけでなく、ジャンプもビシバシ決めていて、ある意味、シーズン中以上に身体がキレていました。今回放送もされたプルさんのニジンスキーのステップを追いかけるような、ミーシャのステップもシャープで独創的。彼が演じると、奇抜な動きでも無理気味に見えないのは、やっぱり自分自身を知り尽くした上でのセルフコレオだからなのでしょう。

 (6)コストナー「You Raise Me Up」

 シーズン中は彼女の演技にダメ出ししまくっていた私ですけども、ショーナンバーとなれば、もはやプロスケーター以上にプロともいえる、世界トップレベルの表現を見せてくれています。認めないわけにはいきません。この長い手足だから、スピンもひときわ大きくてダイナミック。スケーティングも流れるようです。一つひとついちいち注釈をつけるのが無駄に思えるほど完成されています。そして、今回の髪型はとても似合っていてかわいいと思いました。

 (7)ジョニー「The Swan」

 私のようなニワカファンだと、やっぱり「ノッテ・ステラータ」を頭に浮かべながら見てしまいます。ただ、面白い発見がありました。ゆづのスワンとの比較という視点で見てみると、とても筋肉質でパワフルな演技にも見えるんですよね。ジョニーといえば、奇抜な衣装とトリッキーな選曲を「これぞジョニーワールド!」という形にまとめあげてしまう、そんな印象でした。でも、このような「正攻法」で力強い演技もできる。表現の引き出しの多さを再認識しました。

 (8)カペラノ「SPYDERMAN & Wonder Woman」

 バルデさんのまさかの「泥棒コス」は、引っ込むの早すぎない?と、もうちょっと見たかったです。

 この二人が出てくると、絶対に面白いことをやってくれる!というワクワク感があって、実際に期待以上の笑いを提供してくれる、真のエンターテイナーだなと。たぶん真壁さんも、バルデさんとカペラノはそういう意味でものすごく評価していると思うんですよね。

 以前どこかで書いたかもしれませんが、日本のアイスダンスでこういうカップルを誕生させるのは至難の業だとしても、ラノッテさんのようなコミカルな演技のできるシングルスケーターが日本男子にも出てきてほしいなと。思いつく所だと、佐藤洸彬君とか友野君あたりに期待をしてしまいますが、そうなると、ミーシャが振付した友野君の新プロも気になる所。・・・あー、ボーヤンのスパイダーマンがまた見たくなってきた。

 (9)安藤さん「ロンド」

 私の気のせいかもしれませんが、二の腕を見て、ちょっとふっくらしたかな?と。ただ、入院していたという情報がありますし、ジャンプも彼女にしては着氷が不安定だったので、なかなか満足いくレベルのコンディションまで仕上げられなかったのかもしれません。ディスりとかではなく、彼女の体調が心配です。

 ただ、全公演出てきてくれるということですし、これから徐々に上げていってくれることを期待しています。去年は偶然にも、幕張FaOIと全日本でものすごい至近距離で彼女を見たのですが、やっぱりスターのオーラ漂う人です。

 (10)プルさん「Tango Amore」

 ハグされた女性の腰が抜けてしまっていた、あのプログラムです。シリアスなニジンスキーとは対照的。とにかくファンに向けた作品ですよね。CWWでも感じましたが、何よりもこのパワーを維持していることが驚異的だと思います。

 男目線であのハグの前後を見ていると、腕の引っ張り方がけっこう強引だなぁ・・・とビックリしたんですが、その後に椅子に座らせて膝かけまでかけてあげる紳士的な所が本来のプルさんですから、すごいキャラ設定というか演出だよなぁ・・・と、これぞプロの仕事ですよ。

 今日はここでいったん切ります。明日は最後まで書ききる予定です。

 では、また明日!

 Jun

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