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 2014年3月10日発行(2月5日発売)。Cutting Edgeのレビューは、後継誌のQuadrupleも含めて、5冊目です。今回も、Planner/WriterにはHirono Aoshimaとクレジット。

 このシリーズは、定価は税抜きで1800円と値は張るんですが、写真の美しさ、インタビューの質・量両面のレベルの高さ、取材される選手も国内の中堅選手からジュニア選手も含めて多岐に渡り、座談会やリレー企画も面白く、フィギュアの裏方的関係者のインタも毎回興味深い。

 フィギュアスケート専門誌の中で、総合力で見ると、トップクラスの充実度だと思います。

 で、この「2014」。ソチの時期に合わせての出版なんですが、いわゆるソチに向けた「企画」(直前インタ、ライバル分析、プログラム・ルールの詳細な解説等)はほぼ皆無です。この雑誌も私はつい最近中古で購入しましたが、同じ時期に発売された他のガイドブックと比べても、よくこの時期にこの内容で出せたよな!とビックリしました。

 羽生君に関係するものは、2013年10月に行われた羽生君の超ロングインタビュー、日本代表トレーナー加藤修氏のインタビュー、リレークエスチョン、本人による自身のプログラムへの一口コメントの4つです。

 羽生君のインタは、彼にとっての13-14シーズンの初戦、フィンランディアトロフィー出場前に行われたものです。当然、ソチへの具体的な展望というピンポイントの内容ではなく、シーズンイン直前という時期なので、

 ぼくはこうしたい!こうなりたい!

 ぼくは「表現」というものをこう考えている!

 試合での失敗はこう活かすべきではないのか?

 なんというか、「王者のメソッド」の原型というか、もやもやした自分の中の問題意識を何とか形にしたい!それを話したい!話したくてしかたない!・・・・・・そういう情熱がほとばしりまくっています。

 羽生君は初戦のこのフィンランディアこそ順調な出だしでした。しかし、GP開幕戦のスケートアメリカを町田君が勝ったことに焦り、スケートカナダでパトリックに負け、エリック・ボンパール杯でも再びパトリックに負けました。この後、GPファイナルに勝ち、全日本に勝った後は、羽生君はこの期間について「勝ちたいという気持ちが強すぎた」と他の雑誌で答え、自制的な発言に留めています。

 つまり、「失敗前夜」の、「こうしたい!」「こうありたい!」という気持ちを、羽生君は躊躇なく語っていて、それがとても貴重だと私は思うんです。どういう本を読んできて「表現することの意味」を考え、どんな曲をきいて「夢」というものイメージしているのか、この辺りも率直に話してくれています。

 人間、歳をとってくると、説教くさくなるか、あるいは、NFLの有名コーチの言葉にもあるように、「勝ったときは多くを語るな。負けたときは何も語るな」というような発想で煙に巻くようになるか、どっちかのタイプに分かれると私は思っています。ところが、ここでの羽生君は、勝つも負けるも関係ない、

 ぼくはスケートとこう向き合いたい!こんなふうに成長したい!

 と、終始この感じ。言葉は悪いですけど、こんな青臭い発言は、もう今後どんな媒体を通じても羽生君から聞けることはないかもしれない、そんな予感もします。

 おいおい、具体的に何と言ってるのか引用してくれよ!と思うでしょうが、今回に関しては私はギブアップです。しっかり引用したら膨大な量になるし、逆に、ブツ切りにしてしまうと、この時期の羽生君が「もっとうまく説明できるはずなのに、できない!」というもがくような感じが伝わらないと思うので。

 代表トレーナーの加藤氏の羽生君に対する見立てについては、ちゃんと引用します。

  「理論派だと思います。頭でしっかり考えているぶん、他の選手よりもジャンプの崩れ方が小さい。佐藤信夫先生がよく崇彦や真央に言ってることですが、感覚だけでなく理屈でもちゃんと自分のジャンプを覚えておかなければ、修正しようとした時になかなかできない。・・・羽生君はジャンプが狂ってもすぐに修正がきく。また彼は自分の身体のことをいろいろと分析してますね。これまでの選手のなかで、一番若くして自分の身体をよく理解している選手かもしれません」

  「小さい頃から身体のことにはすごく興味をもっていました。小学校2年か3年の頃、僕が陸上トレーニングを指導した時、一生懸命聞いてきました。大人たちがスポーツをやっていると、サポーターなどを身につけますよね。それがかっこいいと思ってたんでしょう。小さい時の彼はいっぱいサポーターをつけたりテープを巻いたりしていました」

  「今の彼はちょうど骨格が強くなっていくはずの時期にいます。男子選手は高校3年生から大学1、2年ぐらいの時期に筋肉ができてきますから。でも彼は、ちょっと食が細い。太ることによってジャンプの軸も太くなってしまうことに危機感があるのかな・・・。体操の白井健三選手なども細いタイプですが、ああいった身体のイメージが羽生選手の中にあって、「細くないと!」と思ってしまうのかもしれない。でもハビエル・フェルナンデスのように、ガチっとした身体でもジャンプは跳べる。羽生君も身体ができるこの時期にきちんと栄養管理をしなければ、骨も強くならないし、筋肉もうまくつきません。・・・何かあった時、身体ができていないと回復が遅れてしまう

 そういえば、スポーツ関連の何かの受賞イベントの際、羽生君は白井君とジャンプについてかなり話し込んでいましたよね。

 これは、別に白井君が世界屈指の実力者だからというわけではなく、例えば、昨年の国別対抗戦を現地で観戦していた際に、他国選手、しかもペア競技のジャンプについて、応援席にいた羽生君が無良君と、「あれはこう回ってるんじゃないか?」という感じで、身振り手振りを交えながら、研究していた姿をよく覚えています。あんな感じでトロントでもつねに研究・勉強してるんだなと思いましたね。

 また羽生君の場合、意識的に食事制限をしているのではなく、もともと食事にあまり興味がない人というのが、私の認識なんですが、「回復が遅れる」というのはまずいですね。怪我がつきものの競技ですから、この点も彼には気をつけていただきたいところ。

 では、また明日!

 Jun

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