On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

カテゴリ:羽生結弦選手 > スクラップ集

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 約1ヵ月前の記事でFaOI新潟のプログラムを取り上げたのですが、羽生君のインタが質・量ともに超充実していて、それを記事にして、読んだ気になっていました。

 幕張のプログラムはランビ先生のインタが掲載されていましたが、新潟の方はジェフのインタが収録されています。聞き手は長谷川仁美さんです。

 こちらもしっかりした内容なので、ご紹介したいと思います。

 ―― 振付師として、選手たちの来シーズンの競技プログラムを振付けましたか?

  「・・・5月はずっとアイスショーでカナダを回っていたので、まだそんなにたくさんの振付けはしていません。ケイトリン・オズモンドのフリーは作ったけど、まだこれ以上のことは言えないですね。今季は五輪シーズンなので、プログラムを作るときに一番大事なのは、その曲が選手にとって心地よくて、本当に好きだと感じられるかどうかっていうこと。そういう曲を使えれば、プログラムに思い入れが生まれてきますからね

 ―― バトルさんご自身の五輪の頃のことを振り返って、まず、2005年のシーズンオフは、どんな風でしたか?

  「・・・8、9月になるともうストレスを感じるようになっていました。不安で、ストレスとのしかかる重荷をものすごく感じていましたね。今、同じように五輪に向かう若い選手たちを見ていると、当時の僕と同じようなプレッシャーを感じているようです。プレッシャーを感じないわけにはいかないけど、もしその頃の自分に会えたら、『プロセスを楽しんで』って言いたいです。『笑顔でね。楽しめばいいんだよ。失敗したっていいんだよ、人間なんだから。失敗した後、人間は強くなるんだから』ってね

 ―― いつから、そういう風に考えられるようになったのですか?

  「現役の終わりの方、特に最後のシーズン(2007-08シーズン)には、それまでよりも現実的になっていたと思います。うまくいかない時期があっても、そういうものを受け入れて、『OK、これは自然なことだ。さあ、ここからどうやっていくか考えよう』って思えるようになりました。さっきも言ったように、五輪シーズンの僕は、失敗するんじゃないかと不安でした。『失敗したら最悪だ』って思いこんでいました。でも年を重ねるごとに、『人間なんだから、失敗していいんだ』って思えるようになったんですよね。これは、若い選手には難しい、年を取らないと感じられないことかもしれないね

 →→フィギュアスケートのように、現役生活を長く続けられない競技は、「失敗したら最悪」と考えてしまっても仕方ない部分はありますね。ただ、いちいちミスするたびに落ち込んでいると、次に向けての準備も遅れてしまうことになる。

 ジェフが現役最終盤になって持つに至ったというこういうメンタルも、そんなフィギュアスケートだからこそ、もはや若い頃から意識的に身につけなきゃ、戦っていけないのかもしれません。

 ―― 2006年のトリノ五輪は、どういうものでしたか?

  「・・・同じような経験をしてここに来て、同じようなプレッシャーを感じているアスリートたちでいっぱいのアリーナの中にいる感覚を味わえたことは、一種のゴールだったと思います。とはいっても僕は必要以上にプレッシャーを感じていて、練習でうまくいってたのに不安で、スポーツサイコロジストに会って『リラックスしなさい』って言われたりしていましたね(笑)」

  「・・・ありがたいことに、いい結果(銅メダル)を得て男子シングルを終えたあとは、ほかのスポーツを見に行きました。同じ国の選手を応援するのは本当に素晴らしい経験で、いつものスケートだけの大会とは全然違うことをたくさん体験しました。あの時に起こったことは、いいことも辛いことも何一つ変えたくないと思います。そんなとても幸運な時間でした」

 →→平昌五輪では、団体戦がどうなるかによりますが、もし団体戦もあるなら、前回同様、羽生君は開会式は無理でしょうね・・・。そもそも、他の競技を見る時間とか閉会式とか、きっとこの辺りは、本人はまったく頭の片隅にすら無さそうです。

 ―― その五輪の銅メダルは、時々眺めたりしているのですか?

  「出すのは、『メダルを見たことがないので見たい』って誰かに言われたときくらいかな(笑)。それ以外、見ないですね。五輪のあと4年くらいは、メダルは冷蔵庫の上に置かれていたんです(笑)。どこに置いていいのかわからなかったから、そのあとは、両親が買ってくれた金庫のような箱にしまってあります。それ以外にいい場所が、まだ見つからなくて(笑)」

 ―― フィギュアスケートの中の「トランジション(要素のつなぎ)」とか、「インタープリテーション(曲の解釈)」といったものを理解するのはなかなか難しいですが、そういったものをどう理解して、どうスケートを見たらいいでしょうか?

  「『インタープリテーション』は、選手が音楽と調和しているか、ってことですね。説明するのは難しいんだけど、その選手の滑りから、『音楽を感じているなあ』と思えるか、とか、その選手がどんなことをテーマにしてそのプログラムを滑っているのかを感じられるか、とかいうことですね」

  「『トランジション』について一番わかりやすいのは、ジャンプとジャンプの間とか、ジャンプとスピンの間など、エレメンツとエレメンツの間に、選手が両足で滑っているのか、片足なのか、ということです。ほかにも、ジャンプの前の助走が長すぎずいろいろなステップを入れているかどうかとか、エレメンツとエレメンツの間にどんなことを見せているのか、それがトランジションです」

 →→特に「トランジション」に関しては、「フィギュアスケートは、ジャンプの次は、どこを見るべきか?」という疑問に優しく答えた、分かりやすいアドバイスですね。

 ジャンプの前の助走に関しては、エレメンツのGOEの基準にも関連しています。もちろん、神崎範之さんは「ジャッジは、技術点と演技構成点は、別々に見ている」とおっしゃっていましたが、細かい議論はともかく、トランジションは重要ということですね。

 ―― プログラムの途中で時々両足を使って滑ったり止まったりするのと、足を左右変えながら片足だけでずっと演技するのとでは、疲労度はどのくらい違うのでしょうか?

  「ものすごく違います。選手が途中で両足になったときは、だいたい深呼吸したり息を整えたりしているんですよね。片足でも深い呼吸はできなくはないけれど、両足の時よりかなり筋力が要る。両足の方がかなり楽ですね。ユヅ(羽生結弦選手)とかパトリック(・チャン)とかがいい例だけど、彼らはだいたいトランジションはずっと片足です。彼らはそういうプログラムで、自分にも挑戦していますよね」

 →→片足と両足での「疲労度の違い」というのは、私は初めて聞きました。しかも世界のトップの振付師のジェフが言うというのが興味深い。つまり、高い評価を受けるプログラムが何なのか?という所が、イメージできるというものです。

 ―― プライベートではどんなことを楽しんでいますか?

  「・・・3年前かな、日本でのアイスショーのとき、パートナーも一緒に来日して、アイスショーのあと5日間一緒に観光しました。それまで何度も何度も日本に来ていたけど、観光をしたことがなかったから日本のことを何もしらなくて、東京や大阪、京都の有名な観光地を回って古いお寺をたくさん見て、山あいにある伝統的な旅館にも泊まりました。とても楽しかったです

 ―― ファンタジー・オン・アイスでの一番の思い出は?

  「ユヅが新しいショートプログラムを滑ったことです(2014年の『バラード第1番ト短調』)。ライブで演技を見ることと、自分が手掛けた仕事が氷上で表現される瞬間を見ることにどきどきしたし、とてもとても幸せな気持ちになりました。ユヅがとても素晴らしく滑ってくれて本当に誇りに思ったし、振付師としての醍醐味を感じた瞬間でもありましたね

 この最後の部分をご紹介するために、今日の記事に取り掛かったんですが、こうやってコメントを付けながら読んでみると、面白い話が随所にありました。

 いやぁ、でも、来季のためにジェフは結局合計で何本のプログラムを振付したんだろ?と、そこは気になる所です。

 では、また明日!

 Jun

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 私は新潟公演は現地で見れていないのですが、実はプログラムも幕張とはガラッと内容が違うという噂を知り、ネットオークションを通じて入手しました。

 羽生君のインタ(取材・折山淑美さん)がかなりのボリュームなので、以下、ある程度絞ってご紹介します。

 ・幕張のフィナーレとオープニングについて

  「・・・フィナーレの方のイナバウアーからのトリプルアクセルは振付のジェフから『イナバウアーをやって』と言われたのでやると、『そのままアクセル跳べるでしょ』と言われてやったんです。」

  「でもオープニングに関しては何も言われなかったので『何が出来るのかな』と考えて、ほぼノーアップでも出来る4回転トウループだと思ったし。それに『Choo Choo TRAIN』も振付は何もいわれずに『ワントリックやって』と言われただけなので、せっかくアーティストの方が歌っているし3日間しかないからと、EXILEさんの振付を参考にしてやれればなと思ってやったんです。『レッツゴークレイジー』とかいろんな曲で踊らせていただいたり、いろんな音の取り方も学んで来ているので、そういったものが出せればなという気持ちでした」

 ・幕張バラ1での4Loのミスについて

  「やっぱりループはエッジ系なのでショーサイズのリンクには合わないんです。トウジャンプだとトウをついてから修正が少しきくけど。そこの入り方で苦戦しましたが、最後(3日目)はしっかり入りました」

 ・バラ1に力強さが出た

  「後半ステップの前に4回転―3回転が入っているというのがすごく大きいと思います。前のNHK杯からの前半に2本入れた構成では、スピンやステップの時の音がすごく好きだったし、そこでいろんなことを表現できました。今のプログラムはまだそこまでいっていないんですが、トリプルアクセルはフワッとした感じでより音に溶け込むジャンプになっているし、トウループの連続ジャンプもより音にあうトウループになっているので。その意味では表現の幅が広がったという感じはすごくします」

  「スピンはまだいろいろ改良するところがあるんですが、そこはまた新しい手の振付などを自分でいろいろ考えているので、これから試していきたいなと。あとは後半のジャンプや、最初のイーグルからループを跳んでイナバウアーにつなげる流れなどもこれからドンドン洗練させていきたいと思っています」

 ・バラードを選んだ理由

  「バラードの選択にはけっこう迷いました。ハッキリ言って『3シーズン目ってどうよ!』という気持ちも無くはないですし、『レッツゴークレイジー』を持ち越しかなという気持ちも無くはなかったんです。ただ『バラード第1番』をもう一度やりたいという思いはずっとあって……。それに昨シーズンのフリーは感情を作りきらないことをテーマにしていて、わりと自然に「自分が思うがままに流れるように」というのがコンセプトだったんですよ。それで世界選手権では『これがしたかったんだ!』という演技が出来たので、『これならもっといいバラード第1番ができるな』と思ったんです。いろんなバラード第1番の見方ができると思うと。この曲だからこそ見せられる自分の組み方や、この曲だからこそできる自分のスタイルもある。これまでモヤッとしていたものがギュッと固まって来たような感じになり、この3年間があった今だからこそできるバラード第1番をやりたいなと考えました」

 ・以前のバラードとの違い

  「ソチ五輪シーズンのあと一番最初にやった時は、後半に4回転トウループを入れて最初のトリプルアクセルもイーグルから入ってイーグルで抜けるという構成でやっていたけど、その時に表現したかったものに近いのかなという気もします」

  「僕は多分いろんなものに手を伸ばしてそれをつかんで、離して、というのがダメなんです。『コレ』って決めたらその道をバンッと突き進む方がいろんなことを考えられるし、いろんな自分を出せると思うんです。・・・歌手だったらライブで歌うとその時々でまったく違うように、僕も1回1回全然違う演技ができるタイプだと思うんです。だから『そういう違いを逆に大事にすればもっといいものになるな』という手応えがあるバラード第1番ですね」

 ・来季ショートの構成の試行錯誤

  「世界国別対抗戦で4回転トウループ+1回転ループ+3回転サルコウをやったけど、やっぱりトウループへの自信がすごくついているんです。・・・4回転サルコウ+3回転トウループがなかなか入らなかったおかげで、4回転トウループは意地でも跳んでやろうという意識があったんです。それでサルコウが跳べた時には『トウループは安定しているから大丈夫だ』という自信がいつの間にかついていたのに気がついて。だから今シーズンも自信を持ってできるかなと」

  「ただショートの構成は自分の中でいろいろと計算もしました。後半でサルコウ+トウループをやったらどれくらい違うのかなとか、ループとサルコウで固めた時にどれだけの構成があるかなどといろいろ考えて、その結果トウループの連続ジャンプがベストだなという結論になったんです」

 ・アイスショーへの想い。そしてファンの方々へ

  「・・・アイスショーはみんなに楽しんでもらう場だし、自分が今まで詰め込んできたものを出せる場でもあると思うから。いろんな曲を使ったりいろんなオープニングやフィナーレがある中で、『これだけできるんだよ』というのをアピールできる場になればなと思いますね」

  「それに何より観に来てくださっている方たちはすごく倍率の高いチケットを手にしてきているから、そういう人たちに最高のものを見せるためにも常に『本番だ!』という気持ちでやっているし。その真剣さというか、その演技にかけている思いを出し切って『観に来てよかったな』と言ってもらえるショーにしたいですね」

  「・・・でも押さえておかなければいけないのは、『練習じゃないよ』ということですね(笑)。幕張でも『宮城から来た』『岩手から来た』という人たちもいたけど、やっぱり遠くからでも観に来たいと思ってくれる方がいるし、何回も観たいといってくれる方たちもいる。それに会場では僕たちから顔がみえないくらいに遠いところからバナーを振って下さっている方たちもすごくたくさんいますし。そういう方たちに少しでも、去年僕が大事にしていた“コネクトする”という気持ちが届くようにできればと。自分を支配する気持ちや、自分の空気が会場の隅々まで届くようにということを意識しながら、今回のファンタジーはやろうと思っています」

 →→来季のバラ1を読み解くためのヒント満載の、資料的価値のきわめて高いインタビューです。過去2シーズンのバラ1を見直していく上でのチェックポイントも随所にありました。折に触れて、何度も参照することになるでしょう。

 通常、デカい箱を満員にできるようなアーティストって、「俺はこんなにビッグなんだ!」と偉そうにするわけですが、羽生君の場合はやはり違います。

 自身の出演するアイスショーの現状をよく把握していて、わざわざ言及したチケット取得の「倍率の高さ」だけでなく、「値段の高騰」の部分もおそらく承知しているはずで、きっと心を痛めているのだなと。だからこそ、ハイクオリティなものを全力で演じるよと、語ってくれています。

 どこぞの、ファンの熱意を食い物にして、散々金を巻き上げたらさっさとトンズラかますような5流・6流アイドルとは、志が違いますよ。そんなしょーもないものなんぞ、我々からしたら、そもそも賛否を論評するに値しない。

 羽生君のこの発言に、ファンは心を洗われるのではないでしょうか。これこそが、正真正銘の本物のスターのあるべき姿だと。ありったけの愛情とエネルギーとを注ぎ込むに値する存在が、羽生結弦なんだと。

 この新潟のプログラムは、それだけ語りたいことがたくさん詰まっています。ネット販売の予定もあるそうなので、その際はぜひ入手をご検討ください。

 さて、もう一つホットな話題を。

 全日本(12/20-24)の会場が武蔵野の森総合スポーツプラザになりましたが、京王線ユーザーとしては、自宅からあまりに近い会場で歴史的瞬間に立ち会えるかと思うと、すでに興奮しています。だからと言って、チケットを取れる保証はどこにもないですが・・・。

 で、TwitterのTLを見ていると、新宿あるいは調布で宿を探す、という方がおられるようです。調布ってホテルそんなに無いよなぁ・・・と思い、さらに、クリスマス前の週末に、新宿のホテルって取れるの?と、なかなかハードルは高い気がします。

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 土地勘のある人間として言わせていただくと、もし新宿をはじめとした都心のホテルが取れなかった場合、会場の調布から、西のエリアを探してみるのもオススメです。例えば、京王線の特急が停車する、府中、京王八王子はそれなりに栄えていて、ビジネスホテルもけっこうあるはず。居酒屋・ファミレス・ネットカフェも山ほどあります。飛田給からの帰りの電車も、新宿方面はおそらく激混みでなかなか乗れないでしょうが、西に宿を取れば、逆方向になるので、かなりラクだと思います。

 もし関西方面からお越しで、翌日、東海道新幹線で帰る場合、八王子(始発)から横浜線で新横浜(快速で約40分)まで出て、そのまま新幹線へ、というのはラクかもしれません。都内で観光するにしても、京王八王子(始発)→新宿も特急で40分程度なので、車内で軽く仮眠するとあっという間です。ちなみに、八王子駅と京王八王子駅は徒歩5分ほどの距離です。

 京王線って東西に走っている私鉄なんですが、北を走るJR中央線、ならびに南を走る小田急線との連結ポイントが極端に少ないのも特徴です。現地会場から武蔵小金井(中央線)や狛江(小田急線)などに向かうバスも出ていますが、バス特有の「時間の読めなさ具合」を懸念するなら、多少注意しておく方がよいかもしれません。

 では、また明日!

 Jun

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 切り抜きシリーズも最後です。こちらはAERAで、2015年4月13日発売。学生の頃はAERAをけっこう買っていた記憶がありますが、基本的には女性のためのやや硬めの週刊誌という位置づけだと思います。

 「Number 900」からさらに1年前。上海の世界選手権が2位に終わり、しかし休む間もなく代々木の国別対抗戦が迫っていて、これに対して羽生君が意気込みを語っています。ともに闘う日本代表選手の声も紹介。野口美惠さんの文章に、朝日新聞のスポーツ記者による取材も収められています。

 羽生君は、このシーズンの、11月の衝突事故、12月の手術、年が明けての2月の捻挫の中で、「捻挫前が一番苦しかったけれど、捻挫で吹っ切れました」と語っていますね。

 つくづく感じるのは、羽生君の場合、怪我だけでなく、怪我明けのオーバーワークでまた怪我をする、というパターンもあるように感じます。それが、ことごとく世界選手権にかぶってるんですね。

 いちファンの立場で、この辺りの動向を眺めていると、やはり彼は、トロントでしっかり調整している方が、「間違いが起こらない」ように感じます。当然、ブライアンもそこは分かっているはずで、特に来たるオリンピックシーズンは「試合以外は日本に滞在させない」ぐらいの徹底した管理体制を敷いてもらいたいですね。

 ふと思い出したのが、たしか、なでしこJAPANの日本代表MF宇津木瑠美選手が言っていたことで、

  「故障する人は、するべくして故障している」

 一字一句正確じゃないかもしれませんが、このような主旨の発言です。

 「故障する」あるいは「故障しやすい」というのは、例えば、サッカーで言うと、かつてバルセロナのメッシは、肉食中心でさらにスペインの甘いクロワッサンが大好きで毎日食べていた頃(※「バルセロナ」「クロワッサン」で画像検索したら、出るわ出るわ・・・と相当有名みたいですね)、怪我が多い選手でした。しかし、当時の監督のグアルディオラが「野菜中心にせい!」と食生活の改善を厳命し、そのクロワッサンもやめたら怪我が減った話はわりと有名です(この間、また怪我しましたけども)。こんな事例から、

 不摂生や練習不足から、するべくして故障している

 というイメージが第一にあります。しかし、羽生君の場合はまったくの逆で、練習しすぎで疲労骨折するマラソンランナーのようなパターンが近いかもしれません。それも「するべくしてしている」理由のひとつではありますが・・・。

 今季、そして来季も、くれぐれも無理なオーバーワークだけは繰り返さないでほしいですね。

 では、また明日!

 Jun

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 まずは、別の話題から。羽生君の昨季EX「天と地のレクイエム」の振付を担当してくださった宮本賢二先生のJ SPORTSの番組「KENJIの部屋」については、私のブログでも「フィギュアスケート日本代表メモリアル2015」という雑誌をレビューした際に紹介したことがあります。

 この番組が書籍化され、9月30日に発売されることになりました。


 
 もちろん羽生君も出演したこの番組。しかし、この書籍紹介には羽生君の「は」の字もありません。その理由について、上のリンクに飛んでみてピンと来た方もおられるでしょうが、それは、小学館から出版されるからです。

 小学館といえば、同じく小学館発行の女性週刊誌「女性セブン」が、今年1月、羽生君が東北高校時代の同級生の女性と「結婚を約束」という記事を掲載。これを羽生君自身が即座に否定し、事実無根のガセネタだったことが判明。そして、女性セブン関係者の、「取材」と称したその女性本人および家族に対する脅迫まがいの粘着ストーキングの実態も明らかになり、

 小学館だけは絶対に許さない!小学館の出版物は未来永劫一切買わんぞ!

 という、私を含めた多くのゆづファンの怒りを買ったはずです。賢二先生には気の毒ですけど、この毅然とした対応には、胸のすく思いがします。

 さて、本題に戻ります。


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 2016年4月14日発売。これは、昨日ご紹介した「Number 900」の中綴じ付録で、『王者のメソッド』出版に際して、とじ込まれていました。

 しかし、単なる宣伝替わりのオマケにしては、クオリティが高いです。まず、『メソッド』と並べると、サイズの違いが一目瞭然。しかも、表紙を除くすべての写真が、『メソッド』本体の写真とかぶっていません。

 さらに、各章の紹介替わりに、その章の核となっている羽生君の発言が抜粋されていて、これから読んでみようと思う人にとって便利ですし、すでに読了した方が各章の内容を思い出す上でも有用です。

 『メソッド』という本は、章立てを「時系列的な回想記」の形式で統一感を出している反面、内容自体は「挑戦と失敗」「試行錯誤の繰り返し」ともいえるもので、芸能人やアスリートの一般的なエッセイとは違って、最後まで読み切るのがけっこう大変なんです。

 しかも、この本の長所であり短所でもありますが、折に触れての羽生君の言動と行動が「一定の首尾一貫した方法論(メソッド)」に基づいたものであるとされていて、内容が理屈っぽくなってしまっているんですね。

 でも、例えば、他社の『蒼い炎II』の方は『蒼い炎II』で、怪我の話が多すぎて、読んでるこちらも気分的に滅入ってしまう部分もありますし、それだけ厳しくストイックな世界を生きている人の歴史なんだから、まぁ、なかなか楽しく読める本にはならないわけですね。

 正直、「Number 900」の羽生君の記事は内容的に消化不良気味なんですが、この付録がついてくるなら・・・と、入手を検討されても良いかもしれません。

 では、また明日!

 Jun




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 2016年4月14日発売。さて、Numberの切り抜きシリーズもこれで最後です。まず、目次に挙がっている「羽生世代」のうち、実際にリオオリンピックでは誰が活躍したのかを見てみると、面白いですね。

 この中では、競泳の萩野公介選手と柔道のベイカー茉秋選手が金メダル、卓球団体で丹羽孝希選手が銀メダル、バドミントンで奥原希望選手が銅メダルを獲得。このリストにはないですが、94年生まれの金メダリストとして、レスリングの川井梨紗子選手、土性沙羅選手も忘れてはいけませんね。ただ、どうやら女子レスリングの代表選手決定日にこの900号は間に合っていなかったようです。

 サッカーだと、リオにも出場し、今季からアーセナル経由でシュトゥットガルトでプレーしている浅野拓磨選手は日本代表でも存在感を見せています。2018年のW杯では岡崎慎司選手を押しのけて、代表FWのファーストチョイスになっているかもしれません。

 ちなみにヨーロッパサッカーで今季私が毎試合チェックしているマンチェスターシティでは、ともにイングランド人の、FWのスターリングとDFのストーンズが94年生まれ。チームでもレギュラーを確保しつつあります。スターリングに至っては羽生君と1日違いの12月8日生まれ・・・。

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 さて、Numberの方へ。今回、貼った画像はややページの繋がりに自信が無く、野口美惠さんによるボストンのワールドのレポートはたぶん全文あると思いますが・・・。ところが、このレポートの評価がアマゾンのレビューでは散々で、もしかしたら羽生君が登場したNumberの中では最も低評価かもしれません。

 手元の記事を読み直してみると、なるほど・・・と思われる点がありました。まず第一に、怪我を押しての出場だったこと、第二に、デニス・テンとの一件、第三に、溶けたアイスリンクの問題。記事では、これらについての言及が皆無で、FSで羽生君が崩れた理由が、「メンタル面のコントールの失敗」と結論づけられています。

 一つ目の怪我については、スケ連が正式に発表したのが世界選手権の後だったこともあり、仕方ない部分はあるでしょうね。発表前にNumberの原稿の締め切りがあった等の単に時間的制約の問題か、あるいは、野口さんは羽生君から怪我の件を聞いていたが、「怪我については発表まではオフレコ扱いとしてほしい」となっていたのか(つまり、羽生君サイドから「『メンタル面での失敗』ということで書いてもらってもかまわない」と許可を取っていたか)、その辺りがとりあえずは想像できます。

 二つ目のデニス・テンの件。本文を読むと、確かにちょっと不自然な扱いなんです。

  「(公式練習では)他の選手の動きが視界にちらつき、自分に集中できない。それは苛つきへと変わり、得意のトリプルアクセルさえ転んでしまう。思わず怒りをあらわにし、壁を叩いた。どんな状況であれ、壁を叩くのはフィギュアスケートではマナー違反である」

 なぜ壁を叩いたかは、誰もが知っています。ところが、その「怒り」の原因は、世界選手権の緊張感と「すごく独りよがりになっていた(こと)」とされています。

 三つ目の溶けたリンクの問題はどうでしょう。この文章の中には、大会後の「単独インタビュー」も含まれています。しかし、羽生君の口からリンクの件は語られていません。

 ちなみに、羽生君の直接のコメントとしては、(1)の怪我については「ジュエルズ vol.03」「Life vol.6」蒼い炎II」で、(3)の溶けたリンクに関しても「ジュエルズ vol.03」と「蒼い炎II」で確認できます。

 そして、改めてチェックしてみましたが、問題の(2)については、ウチの本棚にある雑誌に、羽生君が単独インタビューでこの件について発言したものはありません。ブライアンのコメントは「ジュエルズのvol.03」で。ハビエルのコメントは「Life vol.6」で確認できます。しかし、ジュエルズの3号に、このような記述があります。

  「その日(SP当日)の午前、公式練習中に起きたデニス・テンとの一件の後で、これほどの演技を見せたことは驚きだった。曲かけ中に何度か進路に侵入されて、ついに堪忍袋の緒が切れたような羽生だったが、あっちもピリピリしているのかなと思ったけれど、怒ってしまった自分はダメだなと思った』と自分の行動を振り返る。その後、『この大会中に解決したかった』と自らテンに握手を求め、スポーツマンらしくすっきりと和解した。ブライアン・オーサーコーチは一件の直後に『こういう状況はよくあること。私の生徒も含め、全員に注意する義務がある』とコメントした。」

 デニス・テンとの一件はSPの前だったので、実際にSPでは高得点を叩き出したわけだし、FSの失敗とは直接関係ないと見るのは筋が通っていると思います。だったら、「壁を叩いた」云々もいらないんじゃない?と個人的には思いますが。

 以上から、私の見立てでは、野口さんは、(1)の怪我は上述の様々な事情(?)により言及できなかった。(2)のテンの件はFSの失敗とは無関係なので「直接」言及する必要がなかった。(3)のリンクの件は「単独インタビューで羽生君が語らなかった(負けた言い訳にしたくなかった?)」から言及しなかった。こんな所じゃないですかね。
 
 私たち素人とは違って、「プロの世界」なんで、何でもかんでも当事者に訊いて、それをすべて公表していい世界でないことは想像できます。でも、「Life vol.6」のように、テンとの件をハビエルに訊いたら訊いたらで、「なんであんな質問をするんだ!」とアマゾンレビューで激怒する人も世の中にはいるので、大変だなぁと思います。

 私の個人的な意見としては、フィギュアスケート専門のライターさんの仕事、つまりプロの仕事を信頼しているので、このような怒りのレビューに臆することなく、私たち読み手が考えられる材料をできるだけ提示してもらいたいなと思います。

 ですが、流行りの「都民ファースト」じゃないですけど、

 「読者ファースト」ではなく、やはり、「アスリート・ファースト」であってほしい、

 そう願います。アスリートあってのファンです。もちろんスケーターの皆さんは立場上けっしてそのような発言はできませんし、ライターの方もできないでしょう。でも、いちファンとしてはそう考えています。

 最後に蛇足ですが、7月末に発売されたのに、日本のiTunesおよびAmazon MP3 storeでいつまで経っても購入できず、しかたなくCDで買ったPeripheryの『III』を聴きながら今日の記事を書いていました。

 音楽のせいにするつもりはないですが、込み入った内容の、激しい調子になってしまったかも・・・。





 では、また明日!

 Jun

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