On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

カテゴリ:羽生結弦選手 > 試合感想

italy

 1日遅れですが、JGPイタリア大会、女子フリーを。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 さて、ミーシンコーチがスマホで表彰式の様子を撮っていることからも分かるように、教え子のサモドゥロワが優勝。2位は「0.05」点の超僅差でコストルナヤ。そして、3位に梨花ちゃんが滑り込みました。

 日曜早朝5時頃から始まった最終グループをライストで見ることができたので、3番滑走の菜那ちゃんから順番にコメントしておきます。



 2本目のジャンプの3Loでステップアウトとお手つき。続く2Aで軸がブレながらの着氷。ミスはこの2つに留めました。表情が硬くて緊張していたんだと思います。ただ、3Lz+3Tでは+1.30の加点がついており、やはり彼女の高くて幅のあるルッツはきっちり評価されていますね。今回、「181.00」の4位でしたが、前回のベラルーシ大会の「183.00」と、2試合で180点越えは立派です。

 しかも、ノーミスだったベラルーシ大会のフリーのPCSは「53.20」で、今回はミス有りでしたが「54.11」。違う試合のスコアを比較するのは正確ではないという見方もありますが、ジャッジの信頼を得ていることは確かです。

 ファイナルを逃したことは残念ですが、まずは全日本ジュニアで台乗りを。そして、このダイナミックなジャンプをぜひ全日本選手権で、つまりクリスマスのお茶の間に披露してもらいたい。これほどの逸材を、我々マニアだけの秘密にしておくのはもったいないですね。



 4人の演技の中で、間違いなくこの子の完成度が随一であることは誰もが認めると思います。先週のポーランド大会からの連戦の疲れもあってか、3LoにURと、3Fにアテンションがついています。ミスが無ければ優勝でしたね。

 ここ最近集中的にJGPを見てきて、コストルナヤとの「出会い」は私にとってサプライズでした。フィギュアスケートの女子シングルで、彼女以上の魅力と才能を与えてくれる選手は出てくるだろうか?ってぐらい、衝撃でした。おそらく、スコア自体が出るのは、4Sを降りたトゥルソワの方だと思いますが、総合力と完成度、そして私の「趣味」込みで、彼女の方が上だと信じています。



 普通あそこでコケますか?という、最終盤のステップの場面でまさかの2度転倒がありながら、3位に踏みとどまりました。YouTubeのコメントはけっこう荒れていますが、それでも、やはり3Aが認定されたことが大きく、菜那ちゃんよりも後半のジャンプが1本多いこと、そしてSPの貯金が効いています。

 梨花ちゃんは、並のジュニア選手とは違って、シニア仕様に振付も構成も高いレベルを設定して、今季は実力をつけるシーズンと見ていました。むしろ、あらゆるミスやアクシデントを経験できたことこそ、彼女にとっての収穫だと思います。ファイナルではノーミスの演技を目指して頑張ってほしいです。



 彼女はフリーでは「3+3」を入れず、ジャンプシークエンスが入ったり、構成的に弱いんですが、ミスを3Fのアテンションのみに留めて、うまくまとめきった印象です。

 ファイナルに進出する5人のロシア選手の中で、唯一のエテリ組以外のスケーター。SPもこのフリーの「リベルタンゴ」もそうですが、振付や表現の部分で一味違った面白さがあって、頑張ってもらいたい選手です。

 というわけで、名古屋のファイナル(12月7日~10日)の出場選手が出そろいました。日本からは、女子シングルに梨花ちゃん、そして男子シングルに須本光希君も出場を決めています。外国勢が強すぎるので、ここは気負いすぎることなく、伸び伸びと演技してもらいたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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rikasp

nanasp

 さて、JGPファイナル進出者が決まる運命の最終イタリア大会、女子SPです。リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。

 私の注目している、コストルナヤ、紀平さん、サモドゥロワ、荒木さんの4人のみコメントしますが、やはり予想通り、この4人が上位の4位までを占め、しかも僅差で競っています。4人がほぼパーフェクトに近い演技をしたので、最高レベルのバトルが繰り広げられています。



 まず、コストルナヤ。どこにミスがあったのか目視では分からなかったのですが、「67.72」(TES: 39.21/ PCS: 28.51)と、意外に伸びていません。先週は、「69.16」(TES: 41.14/ PCS: 28.02)でした。プロトコルを確認すると、3Lzにアテンションがついています。PCSが上がったのは収穫でしょう。



 つぎに、紀平さん。ノーミスでがんばりました!「66.72」(TES: 38.28/ PCS: 28.44)です。タノ導入で貪欲にスコアを取りに行く、若い子はこうじゃなくちゃ。

 私自身の願望も込めて、コストルナヤは2022年北京五輪の金メダル候補になる逸材と思っているので、その彼女と互角の戦いをしている紀平さんは、日本女子の絶対的エースになるスケーターでしょう。彼女はフリーの方が3Aという武器も含めて高得点が期待できるので、優勝も見えてきました。頑張れ!



 そして、サモドゥロワ。この子はエテリ組ではなくミーシンのチームです。エテリの弟子のプロは、グレイヘンガウスという振付師がだいたい作っているので暗いのばっかなんですが、この子のSPは、短いフレーズがひたすらリピートされて、耳に残りまくります(笑)。私の趣味ではないですが、こういうプログラムもあっていいなと。肝心の演技はきっちりノーミスで、「66.67」(TES: 38.26/ PCS: 28.41)と、いやぁ、きわどいスコアが出ています。紀平さんを「0.05」点差で追いかけます。



 最後に荒木さん。衣装が変わりました。燃えるような赤、いいですね。正直、不安半分で見ていましたが、いやぁ、彼女は心臓強いんでしょうね。ノーミスで、「64.57」(TES: 36.91/ PCS: 27.66)。そりゃ、上の3人と比べるとやや劣りますが、ジュニア1年目で、前回のベラルーシ大会は初の海外試合。まったくの無名選手です。よくやってますよ。テッドさんは、3Lzのリプレーを見て、気持ちいいぐらいの高さに、

  Boom! Look at that height. Amazing!

 と、声を上げていました。

segment

 このリザルトは0時前にスクショしたものですが(2G残っていた)、上位4人はこの順番です。いやぁ、熱すぎます・・・。興奮して寝られないので、とりあえずは、軽く祝杯をあげつつ、残りの選手の演技も見たいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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sotskova

 先週末のフィンランディア杯から、私が初見のプログラムのみピックアップします。ボーヤンとヴィンセント君のフリー、ソツコワのSP・フリーを見ていきましょう。リザルト関係は「こちら」で。



 ホルストの「惑星」というと、ジュンファン君の今季フリー(ウィルソン振付)で使用されています。宮原知子ちゃんも、昨季フリーは「惑星~スターウォーズ」で、ダイナミックな編曲が印象的で、個人的にはもっと見たかったんですよね。

 ボーヤンの今季フリーも、知子ちゃんと同様に、クレジット上は惑星とスターウォーズを繋いだプログラムなんですが、コミカルパートを加えた、斬新な作りになっています。昨季からSP・フリーともにローリーにお任せしていることもあって、「スパイダーマン」や「道」で広げた「芸風」をいかんなく発揮しています。

 編曲が唐突すぎると思われる方もいるはずで、賛否は分かれるかもしれません。ただ、様々なスタイルのプログラムで表現の幅を広げながら、「クワドジャンプだけの人」というイメージを払拭しようという、その意欲を私は応援したいですね。



 7月のスケートデトロイトでは、チャーリー振付のロミジュリが今季の新フリーということだったんですが、映画「ムーラン・ルージュ」のサントラからジェフに作り直してもらいました。

 見ていて思ったのは、同じくジェフに作ってもらったSPも、このフリーも男性ボーカル物になるのかぁ・・・と、これはこれで意外ですね。

 ボーヤンのようなビッグジャンパーではなくて、よりコンパクトに、身体のキレで回る感じがありますね。やっぱり、SPでも感じましたが、クワドよりも3Aの方が苦労しているのかなという印象です。


 
 私がここ最近集中的に見ているエテリ組のジュニア選手と比べると、ソツコワちゃんは、雰囲気全然違いますね。ISUのバイオを見たら、身長173cmとなっています。単に身長が伸びたというより、肩幅というか、上半身がガッシリした(ゴツくなった)印象です。

 そしてこのSPは全タノですよ・・・。彼女はタノをやらないところがスケオタから支持されていたと思うんですが、ロシア代表の3枠に食い込むためには、そんなことは言ってられないですよね。

 このSPは、なんというか、彼女の儚げな表情と細っこい体型から抱いていた私のイメージをぶっ壊すような、力強さに満ちています。この「ワルツ」の最後の盛り上がりは、ネイサンの「ダッタン人の踊り」のようなインパクトがあります。

 Time Violationで1点減点があって、でも、「67.69」というスコアはやや渋いような・・・。70点超えていてもおかしくない、素晴らしい内容です。



 フリーはドビュッシーの「月の光」です。どちらかというと、この曲の方が私が持っていた彼女のイメージなんです。

 ビックリしたのは、ジャンプの安定感ですね。昨季は回転不足に悩まされていた記憶がありますが、ラストの2AのみURが取られているものの、特に後半は楽々とジャンプを成功させていて、しかもタノ付きですから、オフに秘密の肉体改造でもしたの?というぐらい、別人の動きをしています。

 2本ノーミスで揃えられたら、絶好調の舞依ちゃんや新葉ちゃんでも勝てるかどうか、ちょっとこれは危ないぞ・・・というぐらい仕上がっています。間違いなく強敵です。

 ロシアの代表といえば、よほどのことが無い限り、メドベとザギちゃんは当確という気はしますが、3枠目は、現状ではソツコワちゃんが最有力じゃないかと。がぜんポゴちゃんやラジ子の仕上がりも気になります。

 では、また明日!

 Jun

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mai

 土曜日のテレ東の放送を見た感想です。女子の4人だけコメントします。数日経ちましたが、ご容赦ください。プロトコルは「こちら」。



JOR

 舞依ちゃん良かったですね。いわゆる「花試合」とは言われていますが、内容がいいですよ。前半のジャンプを、3Lz+3Tと2Aのみに留めて、それ以外はすべて後半に配置。オータムで課題となった3Fのエラーもなく、最後の3Sはタコノコってました。技術点はザギちゃんに次ぐ2位で、メドベを上回っています。ロシアの若手と真っ向勝負できるプログラムですね。スピン・ステップもすべてレベル4。

 PCSはGPシリーズでノーミスを積み重ねれば、必ず上がってくることでしょう。しつこく言いますが、私の好みはSPのリベルタンゴの方なんですが、今回のような完璧な演技をすれば、名プログラムとして語り継がれることになるでしょう。それがフィギュアスケートです。



 ザギちゃんの「ドン・キホーテ」は昨季の持ち越しプロで、今季のロンバルディア杯でもノーミスを披露していましたから、彼女の実力はスケオタなら誰もが知ってます。特に、ジャンプ後半固め打ちと2ndループの名手ですから、技術点は世界一のスコアが出る。PCSの渋さは、シニア1年目ということと日本開催というのも大きいと思います。中国杯とフランス杯では、特に舞依ちゃんとは2戦ともにぶつりかりますから、どれだけのスコアが出るのか、チェックしてみたいですね。



 メドベは急遽フリーを変更して、ビックリしました。ネペラ杯ではアベルブフが振付した4曲つなげた新プロで、「いつものメドベ」って感じのやつですが、このアンナカレーニナは良い意味でメドベっぽくなく、ネット上でも評判がいいようです。

 なんだかこの「変更劇」は、ロシアスケ連からの要請によるものという話があって、「アベルブフが怒っている」という情報も出てきています。どこまで本当なのか分かりませんが、個人的にはアンナカレーニナの方が好きです。

 フリーの構成については、ザギちゃんやジュニアの後輩のように「全ジャンプ後半」というような極限を追求する必要はなく、この構成でもPCSは確実に出る選手なので、これでも勝てる!という判断なのでしょう。今回ルッツにアテンションが付いていますが、ネペラ杯でもエラーがあったので、そこは気になる所です。



 なんだか、この連休は特に、真凜ちゃんの特集番組ばかりで、ビックリなんですが、さすが芸能人は扱いが違いますね。ただ、本人はそれを望んでいるフシがあるので、外野がとやかく言う必要はないし、むしろ他の有力選手にとっては、マスコミに粘着されることもなく、競技に集中できるので良いんじゃないかと。

 トゥーランドットについては、ジャンプでミスがあったのはもちろんなんですが、つなぎの薄さ・弱さが気になります。ステップがレベル2というのはマズいでしょう・・・。本人は、3Lz+3Loをスケカナで入れると発言したそうですが、急造でトライして、それで加点もらえるの?と。

 スケカナという大会は、きっとオズモンドは3コケぐらいしても優勝しそうなダーティな試合なので、まずはしっかりノーミスしてなんとか表彰台に滑りこんでもらいたいのですが・・・。SPの変更の件も含めて、周りのサポート体制どうなってんの?と、ゴタついてる所はやはり気になります。

 試合の数も徐々に落ち着いてきて、次の週末のJGPイタリア大会の後は、いよいよロステレ杯です。

 羽生君の話題に集中したいところですが、もうしばらく他の試合のレビューにお付き合いください。

 では、また明日!

 Jun

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gdnsk

 熱い試合でした。最終グループは朝4時半頃だったと思いますが、めちゃくちゃ興奮しましたよ。

 何が凄かったかというと、コストルナヤとパネンコワの優勝争いです。SP終了時、1位はコストルナヤ(69.16)、2位はパネンコワ(65.64)で、その差は「3.52」点でした。

 フリーの最終グループ、5番滑走がコストルナヤ。最終滑走がパネンコワ。





 ぜひ、コストルナヤ→パネンコワという順に見てほしいと思います。

 二人ともエテリ組で同門なんですが、ジャンプを後半に固め打ちしている以外は、まったく対照的な演技です。

 コストルナヤは、衝撃のSPがそうでしたが、このチームのお家芸ともいえるタノジャンプを、フリーでは、3F+3Tのセカンドのトウループのみに抑えています。

 とにかく洗練されていて、しかしつなぎにはこれでもかと技が詰め込まれていて、完成度が高すぎます。ただ、プロトコルを見ると、冒頭の3Lzが後半のジャンプとしてカウントされておらず、跳ぶのが早すぎたようですね。また、3連ジャンプのフリップにアテンションがついています。


2017-10-07-13-03-39


2017-10-07-13-03-49

 SPとフリーのどっちが好きか?と言うと、そりゃやっぱりSPの方で、使用曲が収録されているPablo ZieglerのアルバムをiTunesで買ってしまいました。私の中で、いまダントツで一番好きな女子スケーターになりました。ゆづファンにもぜひ知ってもらいたい選手です。

 そして、パネンコワです。彼女の何が凄いかって、これでもかのタケノコジャンプです。

takenoko

 3Aを入れないならば、世界最強の構成です。早朝の試合なのに、実況もこの盛り上がり様でした。優雅で品のあるコスちゃんの直後にこれを見ると、なんかもう、鬼気迫るというか、これはフィギュアスケートなのだろうか・・・。なんというか、

 1位の選手を猛追する35km過ぎのマラソン選手とか、決勝戦で対戦相手にポイントリードを許し、残り1分を切った時の柔道やレスリングの選手のような、死ぬ気で金メダルを獲りに行くぞ!という執念の演技でしたね。

 この超難度構成をノーミスで滑りきり、フリーのスコアはコスちゃんを上回りましたが、総合得点であと一歩及ばず・・・。でも、よく頑張りました。このアスリート魂は立派です。



 ちなみに、パネちゃんのこのフリーの曲「Ne me quitte pas」は、今年のFaOI幕張でコストナーが演じていて、私も生で見ているはずなんですが、あまりに内容が違いすぎて、笑っちゃいけないのに、笑えてくるという・・。

 さて、名古屋のファイナル進出者は、トゥルソワ(15+15=30)、パネンコワ(15+13=28)、タラカノワ(15+11=26)、この3人までは確定しました。

 来週の、JGP第7戦のイタリア大会には、紀平梨花ちゃん(13)と荒木菜那ちゃん(13)が登場します。そして、なんと、ロシアは手際よくエントリー変更を行って、コスちゃん(15)が連戦、クロアチア大会での「リベルタンゴ」が見事だった、サモちゃん(15)をぶつけてくるようです。

 日本人がファイナルに2人残るには、2人がワンツーフィニッシュしたうえで、このロシアの2人が4位以下というような、まずありえない条件が必要になってきます。

 じゃ、1人残るには?となると、梨花ちゃんと菜那ちゃん、勝った方が名古屋行き。2人が表彰台を逃せば、山下真瑚ちゃん(11+13=24)が進出。梨花ちゃんか菜那ちゃんどちらかが3位に食い込んだ場合、24ポイントで並ぶので、真瑚ちゃんとのスコア争いになります。





 松原さんと笠掛さんも頑張りました。特に、笠掛さんが3位に入ってくれたことで、4位のウンスは、ファイナル進出が無くなりました。見事なサポートです。ファイナルに日本人選手が残ったら、第一の功労者は彼女ですよ。

 では、また明日!

 Jun

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