On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

カテゴリ:羽生結弦選手 > 試合感想

miuryu

 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 YouTubeに動画が上がらないのでリンクは貼れませんが、男子・ペアともにBS1の映像ですべて見たので、軽くコメントします。

 (1)回転不足への大甘判定

 オリンピックなので、BS1もフジも「実況・中村アナ、解説・本田さん」という同じ映像で、フジは多少カウンターが細かい仕様になっていました。

 今回注目すべきは、本田さんが「回転不足を取られるかもしれない」と指摘していた部分は、スコアを見るとURを取られていなかった点です。

 具体的に本田さんが指摘していたのは、ジュンファン君のコンボのセカンドと、ネイサンの3Aでしたが、ともにURは無し。

 私の目視だと、これに、宇野選手の4Fとコンボのセカンドも危ないかなと思っていたんですが、こちらも「お咎め」なし。転倒した選手は山ほどいましたけど、URはハンヤンの3Aのみです。ただ、この大甘傾向が団体フリーや個人戦でも続くかどうかは不明です。

 (2)キレキレのビチェンコさん

 男子では文句なしで一番のパフォーマンスでした。冒頭の3Aからして、むちゃくちゃ余裕あるし、4Tはジャンプの幅もそうだけど、回転も速くて、昨年のN杯のヴォロノフさんよりもジャンプ自体の質は良かったかもしれません。ビチェンコさんも同じN杯に出ていたわけですが、コンディションは上げてきているのだと思います。

 コンビネーションが「3-3」なので、スコアこそ88点台ですが、いいもの見たなぁ・・・と爽快感のある演技でした。録画がまだHDDに残っていたら、ぜひ改めて見てほしいです。

 (3)針のむしろのコリヤダ君

 演技でミスが出たのはしょうがないんですが、ロシアの応援席を皆さんご覧になったでしょうか?ヒゲに白いものが混じったブクブクの中高年のおじさんばかりが座っていて、たぶんロシアスケ連の幹部連中なのでしょう。女子ってまだ新潟なんだっけ?と疑問に思いつつ、今回は特殊な形態での参加だから、何か理由があるのかもしれません。

 ペアでは、タラソワ・モロゾフ組が会心の演技で1位でしたが、タラモロの演技が始まる前、コリヤダ君は端っこの席に座っていて、カメラに抜かれたら、軽く手を振る程度。タラモロのスコアが出る時も、「自分はひどかったし・・・」的に喜び方も控えめ。

 これが例えば、アメリカのジェイソンあたりだと、どんなにその前に自分がひどい演技をしたとしても、チームメイトを応援するとなったら大はしゃぎのはず。コリヤダ君は、日本人的なメンタルに近いものを持っているの?と、親近感が沸きました。

 (4)「みうりゅう」だけじゃなく、ペアはハイレベルな内容。

 海羽ちゃん&龍一君は、自己ベストを更新する素晴らしい演技でした。順位こそ8位と、前回の「なるりゅう」と同じですが、十分に役割を果たしてくれたと思います。

 競技としてのペアは、最終グループがハイレベルで、時間があればぜひ見てほしいです。国別で神演技を見せてくれた、ジェイムズ&シプレはミスがありましたが、その後の3組が本当に素晴らしい。しかも、3組のプログラムやキャラクターがまったく違うので、見ていてあっという間でした。

 ペアに対する私の印象って、リフトやスロージャンプのような大技で日本は世界のトップとはっきり差があって、「屈強の男子選手がいないから日本は不利」というものでした。ただ、今日しっかり見てみると、ラストの3組は、スケーティングも伸びるし、スピードも速い。そもそもスケートの技術が男女ともに卓越しているので、「欧米の男子選手を帰化させれば・・・」という単純な話ではないような気がします。

 さて、宇野選手のスコアが「盛りすぎ」と、アボットやリプちゃんのツイもあって、けっこう話題になっていますね。

 個人的に、今季の「宇野比」でいえば、内容的には悪くなかったので、得点自体にはあまり驚かなかったです。ただ、GOEに注目してみてください。「成功」と言われている、彼の4T+3T(1.86)、そして3A(2.29)は、ゆづやハビと比べたら低い数値になっています。

 つまり、個人戦で、PCSではっきり彼を上回るゆづやハビがノーミスすれば、間違いなく勝てるということです。「ミスしたら負ける」という、分かりやすい構図になるんじゃないでしょうか。

 まぁ、私自身は、個人戦が始まるまでは五輪自体を楽しむつもりでいます。モヤモヤ感の残っている方は、ビチェンコさんの演技と、ペアを見ると気分転換になっていいんじゃないかなと思います。

 1日空くので、明日は雑誌のレビューを挟む予定です。

 では、また明日!

 Jun

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boyang

 四大陸選手権の最終日。男子フリーです。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 ライストで見て、すぐに書き始めています。フリーも、SPと同じ4人についてコメントします。



misha

 まずは、ミーシャから。「タイスの瞑想曲」というと、昨シーズンの舞依ちゃんのEXでしたが、分かってはいることだけど、このミーシャのフリーも最高です。

 曲調を完璧にとらえた所作については、私が今さら言うまでもないんですけど、意外にも(と言っちゃ失礼ですが)、ジャンプも上手い。クワドこそ入ってませんが、トリプルはバシバシ決めて、見ている側からすると、一切ストレスも溜まらず、緊張も切れない、とにかく「見ていて心地よい」演技です。

 スピンでやや取りこぼしがあったとはいえ、ステップがとにかく美しい。ステップシークエンス、コレオシークエンスともに、曲調とバッチリ合っているのに軌道は複雑という、面白い動きを入れているなぁ・・・と感心します。

 だからこそ、いつか羽生君と仕事をしてほしいんですが、彼曰く、「何人もの大人の許可が必要」とのことらしいんで、まぁ、お互いプロ転向後のお楽しみということでしょうか。



 ジェイソンは去年のプロに戻したんですが、見違えるようにジャンプが安定していました。

 ライストを見ている感じでは、2本目の3A以外は、ほぼノーミス級の演技で、今季と明らかにジャンプの精度が違うので、やっぱり跳びやすさってあるんですね。

 このプロで全米を闘っていたら・・・と思ったのは、私だけじゃないはず。クワド無しなのに、PCSは、宇野選手のフリーのそれにあと0.22点差という高評価。素晴らしかったです。



 最初の3本のジャンプをことごとくミスって、これどうすんの?と、頭を抱えたくなりましたが、気持ちを切らさず、後半以降しっかり決めていきました。やはり、良いトレーニングを積めていて、最後までスタミナが残っていましたね。

 欲を言えば3位に入ってほしかったですが、このメンバーで4位は立派です。とにかく五輪では、ジャンプの抜けだけはなんとか気をつけて、出し切ってもらいたいです。



 いやぁ、いい物を見られてよかったです。今季見てきた男子シングルのフリーの中でも、最高のパフォーマンスではないですか?

 SPでもジャンプの調子は良さそうだったので、フリーもかなり決めてくれる期待感はありましたが、まさか、クワドを4本、3Aを2本、しかもどれもかなり余裕を持って降りるとは、ビックリでした。一昨日に続いて、また言わせてください。

  ボーヤンの4回転は、鰻屋の鰻。ファミレスやスーパーの鰻とは、そもそも比較すること自体がおかしいのだと。

 今回、PCSは85.44と、他のクワドジャンパーと比べて決して高くはないですが、はっきり言って、ネイサンよりもクワドの質が高いことは、この4CCのSP・フリーの2本で証明したんじゃないかと。

 もしこの内容を五輪本番でも演じられたら、PCSは、88点前後とか(ネイサンの名古屋ファイナルが88.44)、いや、90点に乗るかもしれません。

 羽生君はきっとこのボーヤンの演技を見て、「絶対に勝ってやる!」と燃えているはず。お互いを認め合うこの二人の対決は、我々もモヤモヤを感じることなく、純粋にトップアスリートの勝負として、楽しめますね。

 ああ、ようやくこれで、「オリンピックが来るぜ!」と、すがすがしい気持ちでいっぱいです。

 では、また明日!

 Jun

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kobes

 四大陸選手権の3日目。女子フリーです。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 SPと同様に、日本の3選手を滑走順に見ていきます。今日はフジの生放送で観戦。すーさんの実況はさすがの安定感でした。いつもはペア・アイスダンスを中心に仕事をされていますが、シングル競技も彼にやってもらいたいですよ。



 強いて挙げれば、スピンの減点2つぐらいですが、ステップはレベル4だし、ジャンプは、回転不足もエッジエラーも無しの完璧な内容。正直いって、全日本のフリーでの回転不足は、未だに不可解としか言いようがないんですが、国際大会でしっかり認められたのだから、もう誰も文句は言わないでしょう。日本女子で、いま一番強い選手ですね。

 中盤折り返しの「マイム」の部分が短縮化されたというか、「マイムへの入りと出」がスムーズになっていて、そして今日は柔らかい笑顔で演じきる余裕も見られました。矯正も取れてますますかわいくなりました。

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kaorifs

 それにしても、SPのPCSで5項目で7点台をつけたメキシコ(今日はJ3)は、フリーでは9点台を4項目。SPで4項目で6点台をつけたカザフ(今回もJ9)は8点台4つに7点台1つと、どんだけブレブレなのかと・・・。



mai

 花織ちゃんの直後に見ると、さすが先輩、上半身の柔らかい表現は一枚上ですね。フリップのアテンションと3連ジャンプでURこそありましたが、ジャンプは高さが出ていた方だと思います。

 荒川さんも言ってましたが、ちょっと後半疲れましたかね。ステップで伸びを欠いていたように見えましたが、それでも140点台を出せるのだから、今季のフリーは本当に彼女も滑りやすいのだと思います。数シーズン後、再登板もあるんじゃないか?と、その時、成長した舞依ちゃんが、さらにブラッシュアップされたこのプロを演じるのを楽しみにしたいです。



satoko

 演技直後、鈴木さんが実況だったからか、実況席の手元に届いているであろうレビュー状況をすべて口頭で挙げていて、その通りにガッツリ刺されていました。それでいて、3Sの転倒は、はっきり軸が傾いていたので、どうしちゃったのか・・・。

 全体的に、ちょっと元気がなくて、SPと比べてスピードが明らかに足りてない印象。本当に足の甲の痛みだけなのか?と、ちょっと心配になる出来でした。

 でも、SPはキレキレでしたから、あの良いイメージで、自信をもってあと2週間、調整してもらいたいです。

 知子ちゃんのスコアが出て、自分たちの方が順位が上なのに表情を曇らせる神戸組の二人を見て、改めて、コーチの教育と指導がしっかり行き届いているのだなぁと感心しました。

 これが、日本を代表し、世界を相手に闘うアスリートのあるべき振る舞いです。こういう態度を若いスケーターたちは手本にしてもらいたいですね。

 では、また明日!

 Jun

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boyang

 四大陸選手権の2日目。今日は男子SPです。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 23時前から書き始めたので、動画のリンクと軽いコメントのみでお許しください。

 特に印象に残った演技は、ミーシャ、ボーヤン、ジェイソン、刑事君の4人ですね。









 まず、ミーシャ。「これがフィギュアスケートにおける表現力ってもんでしょ?」と、ひとつの基準を提示してくれる、素晴らしい演技でした。

 なにが凄いって、指先まで計算し尽くされた所作に加えて、全身から発せられる「怪しい雰囲気」が、やはり唯一無二ですよ。

 ジェイソンの表現力が、スケーティング・スピンの質、身体の柔軟性、そして音感という、主としてテクニックやフィジカルに裏打ちされたものだとすると、ミーシャって、才能とセンスの塊だと思います。プログラムも自分で作っているわけですしね。会場はガラガラだけど、この二人への声援は、キャーキャー!って感じで、意外な驚きでした。

 ボーヤンは、一言でいって最高の演技でした。詳しい説明は省きますが、将棋の藤井猛九段という棋士が、「鰻屋の鰻」と「ファミレスの鰻」という表現を使って、同じ戦型だとしても、指す棋士によってクオリティと深みが全然違うって話をするんですが、

  ボーヤンの4回転は鰻屋の鰻!

 しみじみと、こう言いたくなりましたね(※日本の鰻のクオリティを落としているのは中国産だろ?というツッコミは無しで!)。本家はやはり違いますよ。

 誰の4回転がどこの鰻か?という話はあえてしませんが、今日のボーヤンのショートは、「これだよ!見たかったのは!」と、爽快感のある演技でした。昨年に比べて、「ローリーの独特なプログラムで表現を勉強中」というような「ぎこちなさ」もなくなってきて、すごくハマってきていると思います。ジャンプの調子も良さそうなので、フリーもやってくれそうな期待感があります。怪我の影響が心配されていただけに、元気な姿を見せてくれたことが、何よりも嬉しかったです。

 刑事君は、4S、3Aともに、物凄く余裕をもって着氷しているように見えました。転倒や抜けの雰囲気がまるで無いので、やはり秋以降の猛練習が効いているのだと思います。

 女子と比べると、メンツ的に揃っていて、最終Gの一つ前のグループでも、ハンヤンやナム君はまずまずの演技でした。

 そうそう、ハンヤンの演技後、フラワーガールがもたついていたのか、リンクに投げ込まれたぬいぐるみを、ナム君が拾って、これから自分の演技が始まるというのに、わざわざハンヤンに渡しに行っていました。思わずほっこりする、良いものを見られて、ハッピーでした。

 では、また明日!

 Jun

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mai1

 今日から四大陸選手権の感想記事です。まずは女子SPから。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

resultssp

 フジは一日遅れという舐めた放送予定なので、今日もライストが大活躍でした。日本の3人を滑走順に見ていきましょう。



 衣装を、全日本のブルー風味のものから、前のパープル系に戻しましたね。前髪とメイクを一新してよく似合っています。

 ステップでレベル3、フリップでアテンションがつきましたが、間違いなく、今季これまでで最高のリベルタンゴだと思います。「こりゃ、70超えはもちろん、71行くか?」と思ったら、もうちょっとでしたね。

 まぁでも、リベルタンゴを滑った後に、ガッツポーズ&安堵した表情の舞依ちゃんを見れただけでも、ハッピーな気分です。



 現地入りしてから、中野先生に怒られたとか、魚の目の話とか不安なニュースが続きましたが、さすが全日本で勝負強さを発揮した花織ちゃんだけあって、ジャンプはきっちり決めてくれますね。

 動画で確認できるんですが、私もライストで見ていて、演技中のカウンター表示ではステップが「レベル2」と出ていて、「はぁぁぁ?なんで?」と意味不明だったんですけど、レベル3に修正されています。

 PCSでは舞依ちゃんをわずかに下回りながらも、やはり後半固め打ちの難構成が効いています。アメリもしっかりノーミスを揃えて、五輪に向けてイイ感じで入っていってもらいたいですね。



 ちょっとレベルが違うという演技でした。知子ちゃんのスピンのクオリティと、キビキビとした所作のキレ味はロシア勢に肉薄していると思います。べつに日本人選手だからひいき目に見ているんじゃなくて、舞依ちゃんや花織ちゃんと比べて、その2点ははっきり上だと思うので。34.40というPCSも、私は納得感があります。

 今日はジャンプは大丈夫かなと思っていたんですが、冒頭の3Lzで刺さっていました。キスクラで濱田先生も知子ちゃんも厳しい表情をしていましたが、でも、まったく落胆する必要はないかと。

 彼女の場合、回転不足だけがネックなので、しっかり気を引き締めておくという意味では、ここから修正・調整すれば大丈夫。

 知子ちゃんは今大会で優勝すると、五輪のSPは最終グループで滑れるという話なので、フリーも踏ん張ってもらいたい所。

 さて、3人のプロトコルをまとめて並べてみます。

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kaorisp

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 PCSについては、知子ちゃんに7点台をつけたメキシコ(J1)、そして、花織ちゃんに6点台をつけているカザフスタン(J9)の異様な採点がまず目につきますが、日本人3選手に対して全体的にsage傾向という感じです。

 一方、日本(J7)の採点はまあ当然として、アメリカ(J8)の高評価は、五輪代表選手を派遣していないこともあるのかもしれません。

 ただ、例えば、オーストラリア(J4)は、花織ちゃんには7点台を並べて辛いんですが、舞依ちゃんには日本(J7)よりもいい得点を出していたり、けっこう好みを出しているのかなぁと。

 言ってみれば、この3選手はそんなに大きなミスが無かったので、各ジャッジが比較的自由に採点したのかもしれません。

 さぁ、明日の男子はどういう点のつけ方がされるのか・・・。いろんな意味で楽しみです。

 では、また明日!

 Jun

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