On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

カテゴリ:羽生結弦選手 > 雑誌(2017-2018シーズン)

IMG_9842

IMG_9844

IMG_9845



 2018年2月1日発売。いったい、どこの金持ちセレブの奥様方が買っているのか?という、ハイセンスな雑誌です。

 巻頭はパリ特集。後ろの方になると、日本国内の美食レストラン・ホテルも登場します。かつて私は、名古屋にも住んでいたので、伊勢志摩のホテルの記事を見ていると、「朝食3600円~、ディナー1万8500円~」に、ズコッっという感じ。

 他にも、銀座の寿司屋の「糖質制限ランチコース、1万6000円」とか、糖質制限するなら寿司は最悪でしょ!と、こんなメニューが商売として成り立っていることが不思議でしょうがないですね。

IMG_9851

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

IMG_9854

IMG_9850

IMG_9849

FullSizeRender

FullSizeRender

 近所の書店で予約購入したので、色々とお土産もいただきました。今回、「特装限定版」「通常サイズ版」「プレミアムライト版」と3種類出ていて、アマゾンの在庫を見ると、「特装版」のみ入手が難しい状態のようです。雑誌の中身は3種類とも同じです。

 ただ、CDなんてあっても無くてもいいし、写真のレア度ということだと「眼鏡男子」だと思うので、特装版が無理そうなら、通常版よりはプレミアム版かな?という気がします。

 さて、インタの方を。昨年の夏、都内でご両親も同席しての取材だったようです。どれぐらいの内容をここに書くべきか悩ましいですが、私の独断で、2つのQ&Aをピックアップしてみました。

  ―― ソチ五輪に続き平昌五輪での二連覇を目的にされていますが、成し遂げたとして、それを越えるモチベーションは見つかりそうですか?

  「4A(4回転アクセル)です!というか、スケートが好きなんです、僕。奥深くて。例えば、プルシェンコ。彼はソチ五輪の団体戦に出て金メダルを取ったので、実質31歳くらいまで現役でしたけど、2002年に20歳で出場したソルトレイクシティ五輪での演技を見て、僕はよりスケートが好きになり、自分も五輪に出たい!と思うようになりました」

  「そのときと、金メダルに輝いたトリノ五輪(2006年)での圧倒的な強さ、そして20代後半で迎えたバンクーバー五輪(2010年)での演技はどれも違う印象で、それぞれの魅力がある。それって、フィギュアスケート独特だなと思うんです。結果を出すことだけがすべてじゃない、それはすごく感じましたね。だから、自分自身でもフィギュアスケートへのモチベーションは常にあり続けると思います

  「あと、ジャンプに関していうと、自分の頭のなかでは技術的なものは23~24歳くらいがピークなのかと思っていたのですが、信成くん、すごいんですよ!4回転ルッツを跳び始めていて(笑)

 →→ロステレの囲み取材で「4A挑戦」の話が出てきたわけですが、時系列的には、こちらの方が先ですね。しかし、プルさんの五輪遍歴を改めて見ると、「トリノで金を獲って引退」とならなかったのは、興味深いですよね。

 年齢的・モチベーション的に「やれる!」とプルさん自身が判断したからでしょうが、羽生くんがわざわざここでプルさんの話を持ち出していることが、「4A以外にもモチベはある」と答えているも同然だと思います。

 ―― 先の話ではありますが、プロスケーター、振付師、コーチだったらどれにいちばん関心がありますか?

  「全部です!全部をうまく共存できるようにしたいです。僕にしかできない、そこへ向かう道が絶対あるはずだと思うので、フィギュアスケートにおける僕の使命をしっかり見出したいと思います」

 ちなみに、このインタとは別に、「使命」についてこう語っています。

  「五輪を二連覇するという目的があるからこそ、今の日常がある。五輪での金メダルなど、日本男子シングル界では僕が初めて経験したことがいくつもあります。怪我や震災などの出来事を伝える役割も含めて、“羽生結弦”だからこそできる新しい仕事をフィギュアスケートでゆくゆくは考えていきたいと思っています

 →→「プロスケーター、振付師、コーチ」という3つの選択肢が、比較的マジメなものだったので、「全部」と答えてくれたような気もします。かりに、解説者やリポーター(つまり芸能人)というものまで含まれていたら、ここまで歯切れよく即答したかは微妙かなと。

 「新しい仕事」というのは、都築先生にチラっと話していた内容でしょうね。

 ここからは私の想像ですが、例えば、東北にリンクを作って、スケートクラブを作る、みたいな、競技者を支援するための仕事か。あるいは、羽生君プロデュースのアイスショーを創設して、単に全国を回るだけでなく、ネットで生中継をするとか、ファン層を拡大させる一手を打つとか・・・。

 私は、将棋の中継も、ニコ生・Abemaのどちらもプレミアム会員になってガッツリ見ているんですけど、これまで将棋なんて中高年のおじいちゃんしかファンがいなかったのが、ネット環境の充実とスーパースターの登場で「息を吹き返した」分野です。

 フィギュアスケートも、某事務所のゴリ押しによる「作られたスター」ではなく、有望な選手を気軽に知ってもらえるような、ファン層の拡大につながる「何か」を、羽生君が考えてくれていたらいいなと、そんな想像が膨らみました。

 さて、平昌五輪は個人戦に絞って、今月中旬に現地入りという話が出てきました。この3ヵ月間のすべてを、SP・フリーの2本にぶつけてくれると思います。期待しましょう。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ


    このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_9840

IMG_9841



 2018年2月1日発売。Numberのバックナンバーのレビューは「こちら」で。

 まず、本号のテーマの「最強のふたり」の巻頭を飾る羽生君と宇野選手の記事ですが、残念ながら特筆事項はゼロでした。

 同様に、本田さん、佳菜ちゃん、ミッツさんの座談会も、特にハッとさせられる発言もなく、やや期待外れです。ところが、一点だけ興味深い指摘がありました。

  本田「ただ、(宇野選手は)両足で滑っている時間が長いのが少し気になります。激しく踊っているからあまり目立たないのですが、見慣れてくると逆にそこが目立ってしまう」

  村上「それは昌磨の癖ですね。疲れてくると両足になってしまうんだと思います」

 先日のフジの四大陸の解説で、大きく株を下げた武史さんですが、やっぱりテレビ向けに話す内容を取捨選択している部分もありそうです。ただ、佳菜ちゃんもよくこの指摘に同調したなと、ちょっと驚きました。

 一方、ロシア女子の特集記事は素晴らしいです。私の知らなかった情報も随所にありました。さすがにゆづファンの皆さんに「このためだけでも買いなさい!」とは言えませんが、コンビニや書店で見かけたら、ぜひこの部分は立ち読みしていただきたいです。

 ざっくり言うと、エテリコーチが率いる「サンボ70 フルスタリヌィ」というチームの成り立ち、トレーニングの概要、エテリの指導方針に加えて、選手について言えば、リプちゃん、メドちゃん、ザギちゃん、それぞれ興味深いエピソードも明かされています。WFSにもまったく負けていない、クオリティの高い仕上がりです。

 でも、せっかく取材によって得られた「素材」が素晴らしいのに、「チームは工場。生徒は原料。選手は製品。エテリが品質管理。ドゥダコフが技術開発。グレイヘンガウスがデザイン」という「まとめ」には、不快感を感じます。彼女たちの今季の演技を見たら、みんな個性豊かであることはすぐ分かるわけで、このライターはまともに試合見てるの?と。

 こういう「思い付きのたとえ話」って、だいたい不発に終わることが多いんですよね。なにより、私自身がブログで何度もそういう過ちを犯しているので(汗)。

 もう一つ、舞依ちゃん&花織ちゃんのインタも素晴らしい。全日本後、おそらく年明けに行われたものです。全日本最終日の夜10時、女子の上位6人が会場の一室に集められて・・・。「恒例行事」なんで知ってはいたことですが、つい先日のこの一件を、花織ちゃんが自分の言葉で語ると、やっぱり生々しいです。

 もちろん、もっとほのぼのとした話もあり、二人の出会いから、どのように励ましあって頑張ってきたかも語られています。これぞ、誰もが聞いてほっとする「アスリートの友情話」ですよ。

 他の競技の記事は読んでいません。今回取り上げられている選手がメダルを獲ったら、私も読むかもしれない・・・。そういう意味では、便利な一冊かもしれませんね。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ
    このエントリーをはてなブックマークに追加

FullSizeRender

IMG_9834

FullSizeRender

IMG_9830

FullSizeRender

FullSizeRender



 2018年1月24日発売(TVガイド)と1月31日(ステラ)発売。一応、買っておいたので、内容をご報告しておきます。

 まず、「TVガイド」ですが、出版元が「キスクラ」を作っている東京ニュース通信社なので、羽生君の写真は田中宣明さん撮影で、なかなか侮れないクオリティです。

 羽生君が登場しているのは、上に貼った表紙・目次以外だと、表紙右側に表記してあるように、「折り込みワイド版放送スケジュール」の裏面が、このSEIMEIのピンナップポスターになっています。サイズは、A3よりちょっと小さいぐらいです。

 そして、「COVER TALK 羽生結弦」(3~5頁)は、昨年夏のトロントでのインタビューから構成されたもの。写真は、トロントでの白Tショットと、ロステレのSEIMEIとバラ1で全3ページ。紙質はペラペラですが、写真が気になる方は、実物をチェックしてみても良いと思いますね。

 この他に、知子ちゃんのインタビュー(19頁)と、平昌五輪のフィギュアスケートの紹介記事(20~21頁)があり、なぜか荻原次晴さんが「ココに注目!」と一言コメント。そこでは、「私がケガから復帰した時は、新鮮な気持ちで試合に臨めていい成績を収められました。羽生選手もいい結果が出ると信じています」とエールを送っています。

 つぎに「ステラ」です。Numberの表紙とともに、ゆづファン的には面白くないデザインですが、まぁ、そんなことでカリカリするのも大人げないのでやめておきましょう。

 こちらは、「フィギュアスケート 氷上の頂上決戦」(4~7頁)という紹介記事で、前半2ページで、羽生君と宇野選手を中心に、男子シングルの展望を、折山淑美さんが書いています。表紙だけ見ると、またこれか・・・と想像しがちですが、さすが折山さん、実に的確に両者の現状を解説しています。大人の事情でsage記事・age記事を使い分けるスポーツ紙の軽薄な煽り記事とは一味違うので、書店で見かけたら立ち読みしてみてください。

 続く2ページでは、日本代表の、刑事君、知子ちゃん、花織ちゃん、かなクリ、海羽ちゃん・龍君が写真付きで紹介されています。

 ちなみに、NHKのドキュメンタリー番組紹介の欄(80頁)に、「NHKスペシャル 羽生結弦 五輪連覇への道 ~男子フィギュアスケート史上最高難度の戦い(2月7日(水)NHK総合「午後7:30~8:15」)が告知されていました。上のリンクと同じ内容ですが、皆さまも、ぜひお忘れのないように。

 Number、家庭画報ともに入手済みですので、明日以降のレビューもお楽しみに!

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ
    このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_9820

IMG_9821

IMG_9822



 2018年1月29日発売。キスクラのバックナンバーのレビューは「こちら」で。

 織田君の本のレビューを予定していたのですが、先にこちらをご紹介することにします。まず、ここ最近のキスクラは、羽生号、高橋号、浅田号、というように、特集するスケーターごとにそれぞれ別の雑誌として、小刻みに発売されていました。

 ただ、本号は「平昌オリンピック観戦ガイド」という主旨で作られているので、ゆづ率はさほど高くありません。その点をまずはご注意ください。

 とはいえ、全70ページのうち、37頁までが羽生君の特集なので、かなり頑張ってくれていると思います。以下、羽生君の記事について、順番に見ていきます。

 (1)「さあ、行くぞ!平昌。」

 久々な感じの、野口美惠さんのテキストです。冒頭、「トロントにはこの冬、57年ぶりの寒波が訪れている。最低気温はマイナス20度を下まわる日さえある中、羽生結弦は昨年12月下旬から再び氷に降り立った」とあるので、え?野口さんトロントで取材してたの?とビックリしたのですが、読み進めてみると、そんなことはなく、目新しい情報は無かったです。

 写真は田中宣明さん撮影の、ロステレ杯のもので構成されていて、さすがの美しさです。そうそう、両面ポスターが二面ともに羽生君で、表がSEIMEIでのハイドロ、裏が代表ジャージでのちょっと見たことのない、意外な表情のショット。このポスターは要チェックですよ。

 (2)「氷上に刻んだ軌跡と奇跡」

 目次画像をご覧いただきたいのですが、ニースワールドからヘルシンキワールドまでの写真の詰め合わせ企画です。

 ところが、単に写真を寄せ集めたものではなく、このチョイスされた6試合について、簡単なテキストとスコア、そして「記者の目」と題した一言コメントが添えられています。

 注目すべきは、マルセイユのファイナルの部分です。ここの「一言」は、「カメラマンの目」となっていて、高橋学さんが「『レッツ・ゴー・クレイジー』は撮影していて楽しかったですね。衣装も表情も動きもすばらしかった」とコメント。たしかに、プリンスの演技としては、このマルセイユが最高の出来で、私も未だにスマホでこの演技を観ることがあります。

 また、15年のNHK杯でのプレカンでの羽生君の発言が、「PLAY BACK 密着・生Voice」ということで、かなりのボリュームで収録されています。ここでは、「平昌五輪で4回転はどうなっているか?」「ボーヤンと自身との違い」など、おお!っというタイムリーなテーマが語られています。もちろん、この雑誌を印刷に回した後に四大陸選手権が始まったはずですが、いま読んでみても興味深い内容です。

 (3)「仙台・こころのふるさとから応援メッセージ」

 アイスリンク仙台支配人の在家正樹さんのインタと、昨年12月にリニューアルされたばかりのアイリンの写真が収められています。私も14年6月のTOIの際に一度巡礼しましたが、この最新の写真を見る限り、ソファのあるラウンジルームができていたり、すごくキレイになっていますね。

 在家さんのお話は、ゆづの思い出と、アイリンがどう生まれ変わったのかという2点が中心になっていて、これはゆづファンならば必ず目を通しておきたい内容です。

 その他にも、織田君による五輪展望記事、荒川さん・大ちゃん・小塚君のコメントもありますが、まぁ、こんなもんかな・・・という感じです。

 本誌は、他の選手についても誌面が割かれているので、最近のバックナンバーのように「絶対に買いましょう!」とは言えません。

 ただ、2月に発売される雑誌も「マガジン」を除けば、WFSやLifeあたりは「ゆづ成分薄め」であることが予想されますし、本誌の価格も相変わらずの1000円を切るリーズナブルなお値段なので、買っておいても損はないかなと思います。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ


    このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_9778

IMG_9779



 2018年1月17日発売。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 欧州選手権の女子SPが行われてはいるんですが、肝心の最終グループが夜11時半と、昨日の男子よりさらに1時間遅いので、これは記事のアップに間に合わないな・・・と、今日は雑誌のレビューをメインにしたいと思います。

 まず、羽生君の記事の概要を確認しておきます。9頁からはじまって、(1)鈴木ふさ子さんのテキスト(10~17頁)。つぎに、(2)「平昌五輪プレビュー」(18~41頁)。そして、(3)「ソチ五輪プレイバック」(42~49頁)と、3部構成になっています。その後に、(4)「八木沼純子が語る 平昌五輪、日本フィギュア勢はどう闘う?」(66~71頁)で、もちろん羽生君についても言及されています。

 他の選手の記事は、後日触れるとして、今日は羽生君に集中しましょう。

 (1)「世界中が復活を待っている『祈り――そして連覇への決意』」

 このテキストは、いわゆるフィギュアスケート雑誌の「試合レビュー」とは異なります。昨年11月のNHK杯の際に、執筆者の鈴木ふさ子さんは、会場の大阪だけでなく、京都の晴明神社も訪れて、境内のショップの店員の声も伝えています。「フィギュアスケートマガジン」の海外取材と似たテイストですが、著者は、大学で英文学を教える研究者でもあるので、とにかく隙のない、それでいて格調高い文章で綴られています。

 冒頭で大阪・京都訪問について触れた後、これまでの羽生君の競技生活をすばやく回想していますが、クリケット移籍の部分で、「なるほど!」と・・・思わず唸った一節があります(12頁)。

  「その年の夏、羽生はより高い世界の舞台を目指し、現在のコーチ、ブライアン・オーサーに師事するために父や姉や阿部奈々美コーチと別れ、住み慣れた故郷を離れ、トロントへと旅立った。世界選手権で表彰台に立ったことを契機に、羽生は『個人』であることをやめ、スケートに身を捧げることに覚悟を決めたのだ

 厳密に言えば、日本代表として国際大会に出場する時点で、すでにどんなアスリートも「個人ではない」わけですが、もちろんここでの話は、そんな単純なレベルではありません。

 クリケット移籍を城田さんが主導して、いま彼女がANAの監督であること、その他諸々も含めて、その全てが、「羽生は『個人』であることをやめ」という一言に込められています。うまく書くものだなぁ・・・と感心しました。

 そして、このエッセイでもっとも貴重な部分は、ブライアン・ジュベールに直接会って、彼のコメントを取っている所です。wikiで私も改めて彼の戦績を確認したんですが、オリンピックでは実績を残せていないものの、ワールド、ファイナル、ヨーロッパ選手権で優勝経験があるとともに、4回転の開拓者として外せない一人です。

 以前、ウチのブログの読者さまからお教えいただいて中古品で入手した、「男子フィギュアスケート 2007-2008 メモリアルブック」から彼の発言を取り上げたことがあります。2008年の世界選手権、クワドを跳ばずに優勝したジェフ。クワドにトライしたものの2位だったジュベール。そして、同じくトライしたがほとんど得点源にならず、3位だったジョニー。当時のプレカンでは、なかなか緊張感のあるやり取りが繰り広げられているので、お暇な時に、上のリンクからチェックしてみてください。

 その頃からちょうど10年ですが、やはりと言うべきか、ジュベールは羽生君のチャレンジを称賛しています(16頁)。

  「僕も練習ではフリップを含め、3種類の4回転を跳んだけれど、ユヅルはいともたやすく跳んでいるように見える」

  「回転が速くて高さもあるしね。ほっそりしているけれど、身体を上手に使って大きなジャンプを跳んでいる。きっとそのうち4回転―4回転のコンビネーションジャンプを跳ぶんじゃないかな

  「ユヅルには、ただありがとうと言いたい。僕たちのスポーツに多くのものをもたらしてくれているから。きっとユヅルはフィギュアスケート界のウサイン・ボルト、つまり伝説になるだろう

 私もブログの中で、羽生結弦というスケーターは、ボルトとかメッシとかパッキャオとか、そういうレベルで語られるべきレジェンドだと言ってきたので、これは素直に嬉しいですね。

 鈴木さんの文章自体は硬質なんだけど、羽生君の肉声を正確に引用しているので、そのギャップがまた楽しく、読後感も爽やかです。もっとたくさん発信してもらいたいなぁと思います。

 (2)「羽生結弦 平昌五輪プレビュー」

 高須力さん撮影の、今季のロステレの写真が、バラ1、SEIMEI、スワンという順番で構成されています。ただ、要所要所に公式練習や囲み取材のショットも挟まれています。

 高須さんの写真は、静というより動という感じがあって、それは演技中の写真に限らず、つねに「動いている」というか、いまにも動き出しそうなリアリティがあります。それを象徴するのが、26~27頁のショット。2ページぶち抜きなのに、写真の半分以上がリンクのフェンスか何かの障害物で隠れていて、羽生君の顔も半分ぐらいしか写っていません。一瞬、なぜこれを選んだの?羽生君は何してるの?とギョッとするんですが、その辺りを想像することに楽しさを感じる方には、高須さんって特別なカメラマンなんじゃないかと思いますね。

 (3)「ソチ五輪プレイバック 金メダルへの飛翔」

 これは、「ソチ五輪メモリアル」という雑誌の「当時の原稿を再録」とあって、ウチにある現物も確認しましたが、多少デザインが変わった以外はほぼ同じです。最後の2ページの写真だけが違います。

 具体的には、「メモリアル」では羽生君のプロフィールと写真2枚だった箇所が、本誌は、そのプロフィール紹介が削られて、写真が3枚に増えていますね。

 で、(4)の八木沼さんの展望記事は、羽生君に関してはここでご紹介するほど特別なことは書かれていません。

 ただ、昨日の欧州選手権の男子SP、また全米選手権を鑑みると、よく言われている以下の一節(66頁)について、私はやや違う印象を持つに至りました。

  「・・・複数種の4回転を複数回跳ぶという『4回転新時代』とも言うべき時代に突入したわけです。ただ跳べばいいということではなく、いかに完成度高く、難度のあるジャンプを跳べるかというハイリスク・ハイリターンの競争をしなければいけなくなりましたね

 シニアで実績のないジュニア1年目の若手であっても、4Lzのようなジャンプにチャレンジしている点では、難度のあるジャンプを跳ぶ時代にはなっています。ところが、「ただ跳べばいいということではく、いかに完成度高く」という部分は、彼らに関してはまったく当てはまらない。

  難度のあるジャンプを(完成度は二の次で)とにかくただ跳んでみる。

 そういう状況になってませんか?と。昨日のアリエフ、サマリン、コリヤダは、SPのクワドに、4Lzと4Tの2種を予定していました。4Aを除けば、4回転ジャンプで一番基礎点の高いものと、一番基礎点の低いものです。

 羽生君のように、4T、4S、4Lo、そして4Lzと段階的に技術を積み上げていったのではない。おそらく、「一番基礎点が高いから4Lz」と、「保険替わりに一番基礎点の低い4Tも」というノリなんじゃないかと。そう考えると、例えば、無良君、刑事君、あるいは友野君は、4T→4Sと段階的に挑んでいるので、これは国民性もあるのかもしれません。

 4Tすら危うい選手が、4Lzを高い完成度で跳べるわけがない。例えば、かりにSPでこの2種を予定していたとして、冒頭の4Lzを失敗すると、つづく4Tへのプレッシャーが半端ない。昨日のSPで、サマリンは1本目の4Lzでコケると、4Tもコケて、大きく出遅れました。コリヤダは4Lzは着氷の乱れに留めましたが、4Tは抜けて大きく失点しています。

 つまりここで言う、ハイリスクの意味とは、実力が無い人が挑んでいるから、降りられないと大きく出遅れることであり、ハイリターンの意味は、運よく降りられて、さらにジャッジが甘めだと高得点をもらえる、そういうことなんじゃないかと。これは、運まかせ、ジャッジまかせ以外の何物でもないです。

 まぁ、テレビに頻繁にお呼ばれするような人気者がジャッジ批判につながることを言うわけもないですが。

 ジャッジのイイカゲンさを早急に改善していただきたいですが、とりあえず、GOEが現行の7段階から11段階になることで、どういうスコアの出方になるのか、そこにまずは期待したいですね。



 さて、Jスポの欧州選手権の女子SPの中継をつけていたら、面白い選手がいました。ハンガリーのイヴェット・トート選手。曲だけじゃなくて、衣装まで完全にメタルです(笑)。

 



 イヴェット選手のプログラムは、AC/DCのBack in Blackという曲とThunderstruckという曲をつなげたメドレーなんですが、Thunderstruck一曲の方がいいのでは?と思いました。Back in Blackの方が有名ではあるんですが、どうせスケート関係者はどっちも大して知らないはずなんで、一曲の方が収まりが良いと思うんです。

 でも、男子の、例えばジュニアの選手でもここまで気合いの入った「ピュアメタルプログラム」というのは、私もちょっと記憶にありません。この攻めっぷりには拍手を送りたいです。

 では、また明日!

 Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


フィギュアスケート ブログランキングへ
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ