On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:アリョーナ・コストルナヤ

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 やろうやろうと思っていて、できなかった企画をここで!

 羽生君のプログラムは別格すぎるので選考の対象外として、今季のマイ・フェイバリットを男子で一本、女子で一本選ぶとするなら、男子はジェイソンのSP、女子はコストルナヤのSPということになります。



 NHK杯の映像です。冒頭の3Aは、結局シーズン通して決まらなかったのですが、特にスピンで顕著ですが、身体の柔軟性を活かした彼にしかできないプログラム。

 ジャンプ自体は不安定。でも、降りた後の流れが、いわゆる「シームレス」な美しさ。スケーティング一つとっても、複雑でありつつも面白い軌道を描きながら、この難しいリズムを音感バッチリに踊っていく。この曲はさすがに日本男子には無理だろ・・・と言わざるをえません。



 コストルナヤの「アディオス・ノニーノ」は、スコア自体は年明けの試合の方が出ているんですが、私が初めて彼女の演技を見たのが、JGPポーランド大会だったので、やはりこの映像を。個人的に、2017年の最大の衝撃であり、「フィギュアスケートを見てきて良かったな・・・」と素直に思える、素晴らしいクオリティです。

 146cmとはとても思えない、堂々とした演技。ジャンプは2ndトウの方が高いぐらいで、そう考えると、彼女やトゥルソワを見ていると、「身長が低いとジャンプも低くなる(回転も足りなくなる)」論は正しくないというのが、よくわかりますね。

 

 

 フリーの方も、私の好みで、男女一本ずつ選んでみました。もちろん、いずれもミラノワールドの映像です。女子のフリーはやっぱり「スカイフォール」。シェイリーンのかっこよすぎる選曲と振付。それを完璧に表現した新葉ちゃん。それこそ羽生君の「SEIMEI」じゃないですが、北京のシーズンは、このプログラムの再登板があるんじゃないか?と、密かに期待しています。

 男子はかなり悩んだんですが、彼のキャラに合っているということと、今後の活躍も期待して、友野君のフリーを。スケートの楽しさをストレートに伝えることができる選手で、ハビに通じる日本のエンターテイナーと、勝手に認識しています。ということは、今後はコミカルなプログラムも、彼の持ち前の明るさで演じきってくれるような気がします。





 最後に、この二つは「次点」ではなく「番外」ということで。

 キーガンのこのフリーを見るたびに、私はオータムの公式練習を思い出します。今季のオータムといえば、羽生君の一戦目ということもあって、私は、夜中布団に入りながらスマホで公式練習をつけっぱにしていました。肝心のSEIMEIの曲かけを見たかどうか、今となってはその記憶も曖昧なんですが、しかし、その眠気で朦朧としている中、この「キーンコーンカーンコーン」で、バタッ!と目が覚めた記憶ははっきりありますね。そういう、どーでもいい理由で印象に残っています。

 もうひとつは、エテリ組の女子ジュニアの刺客、パネンコワのフリー。セリーヌ・ディオンの歌う「Ne  Me Quitte Pas」といえば、コストナーの今季SPでしたが、プログラムの「破壊力」という意味では、このフリーは凄かったです。ジャンプ全後半ってだけでなく、全てのジャンプに「手上げ」つき。この映像は、JGPポーランド大会で、実はフリーのスコアはコストルナヤを上回っていたのでした。

 来季のルール変更次第で、もうこんな構成は見られないかもしれませんが、間違いなく彼女は、世界トップのタノの名手です。彼女の場合は、2Aには片手上げ、トリプルには両手上げと全てのジャンプに隙間なくつけているので、彼女のおかげで、「片手上げ=タノ」「両手上げ=タケノコ」と、言葉も使い分けなきゃいけないはめに。

 最後口紅を手で拭う所で、たしか1点減点されたことがあったはずです。「ホラー映画」だとか何だとかひどい言われようでしたが、来季おそらく彼女はシニアに上がってくると思われます。どれだけやれるか楽しみです。

 明日は、ようやく我が家にも到着した、長久保豊カメラマンの「平昌フィギュア報道写真集」をご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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 個人的に関心のあるスケーターからピックアップしていきます。まずはコストルナヤから。今季の彼女は、EXでもSPの「アディオス・ノニーノ」を演じていたので、これは初めて見ました。後半からカルメンの「ハバネラ」ですね。アレンジは違いますが、デールマンの今季SPも「ハバネラ」でした。

 構成は「アディオス・ノニーノ」のEXバージョンに近くて、3-3のコンビネーションジャンプを2本と、最後をイナバウアーからの2A。衣装がSPと同様に赤でかぶっているので、せっかくなんだから、別の色合いのものを見たかったなと思います。でも、まぁ、そこは来季のお楽しみということで。



 この子を見ていて思うのは、スタイル(体型)という意味では子どもっぽいんだけど、身体能力という面では間違いなく恵まれているわけで、フィギュアスケート、しかも女子シングルでそのような選手が評価されるというのは、時代も大きく変わってきたなぁ・・・としみじみ感じます。

 かつて、90年前後に伊藤みどりさんが、欧米選手にジャンプの技術で立ち向かった構図がありましたが、今はそのまったく逆というか、むしろロシアの若手が世界中に向けてそんな挑戦をしている状況かもしれません。まだまだ日本人選手も技術面で進化できるはず!と、トゥルソワを見てそう思います。



 「眉毛が太い」という部分だけじゃなくて、実はダニエリャンって、壷井達也君に似た雰囲気を感じます。しかし、この曲を聞くと、佐藤洸彬君の「フィガロスピン」を思い出さずにはいられないですが、残念ながら「ふぃ~~~がろ、ふぃがろふぃがろ」の所は入っていません。

 今大会調子のよかった3Aは抜けましたが、この子は3Loが上手いし、なんといってもスピンのポジションと回転速度、そして柔軟性も素晴らしい。これぐらいできる人って、ジェイソンか羽生君ぐらい?と、ジャンプ以外も見所たくさんで、応援したくなる選手です。



 いやあ、EXでは、もういろんなプレッシャーから解放されたのか、須本君はいい演技をしましたよ。3Aをラクラクと決めてから、スケーティングがよく伸びるし、全身を大きく使った、実に伸び伸びした演技だと思います。

 女性ヴォーカルかどうかはともかく、来季以降の競技用のプロで、ゆったりとしたヴォーカル曲やピアノ曲なんかも合うんじゃないかな?という気がします。



 最後に山下さんを。SPとフリーの衣装はともにパープル系で似ていたので、こちらの淡いグリーンはとても新鮮に見えます。

 ジャンプで転倒がありましたが、このEXではスケーティングのスピードの速さが目立ちます。やはりこのレベルの選手になると、これぐらいのかっ飛び具合で突っ込んでいかないと、演技の中にダイナミズムが生まれないのでしょうね。

 さて、シニアの方のワールドはもう来週ですか。男女ともに、有力選手で誰が出てくるのかまだ正確に把握できていませんが、新たにブレイクする選手が出てくるかかどうか、楽しみです。

 個人的には樋口新葉ちゃんに頑張ってもらいたい。昨年末以降辛い時期を過ごしてきたはずですから、笑顔で今季を締めくくってほしいです。

 では、また明日!

 Jun

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 2018年2月9日発売。Lifeのバックナンバーは「こちら」で。

 団体戦の2日目まで一日空くので、今の内に雑誌のご紹介をします。実は、「Trace on Ice」という雑誌も購入済なんですが、そちらの方は、一言でいって「ザ・青嶋本」という作りで、このデリケートな時期に取り上げるのは読者の皆様に申し訳ないので、しばらく封印したいと思います。

 ただ、一点だけ面白い記述がありました。「ジャッジ福留富枝が語る羽生結弦」というインタビュー記事(テキストは青嶋ひろの氏)で、SEIMEI再登板についてこう答えています(52~53頁)。

  「一方で少し残念だと感じるのは、フリープログラムの『SEIMEI』。日本人のお客さんにはわかる良さがあると思うのですが、海外のジャッジには『私はちょっと、このプログラムはわからない』と言われることが多いのです。「うわあ、素敵!」とは、なかなか言ってもらえない。他のシーズンにチャレンジするにはいいプログラムでしょうが、やはり今年は、オリンピックシーズン。日本人が素敵だと思える以上のプログラムを滑ってほしかったな、と少し思います。でも、『SEIMEI』でも音と動きはぴたりと合っていますし、ジャンプもきれいに入ります。羽生選手ですから、点数はしっかり出ると思いますが」

 彼女が平昌五輪のジャッジじゃなくて本当に良かったですよ(笑)。

 ちなみに、「Ms.Tomie Fukudome」でググってみると、今季もバリバリ活動していて、目についた所では、17年の国別対抗戦で男子のSP・フリーを担当。後半に3クワドを決めたこの試合のホプレガのPCS「音楽の解釈」に、「10.00」をつけています(J7)。

 「海外のジャッジには・・・」ではなく、あなたご自身の好みなのでは?という気もしますが、ホプレガを評価してくれているのは、決して悪い気はしません。他にも色々と語っているので、機会があれば、残りもご紹介します。

 さて、ライフについて軽めに。羽生君関連は、「PLAYBACK全日本選手権 羽生結弦」(44~60頁)のみです。

 こんな企画、別の雑誌になかったっけ?とウチの本棚をチェックしてみると、すぐに見つかりました。昨年12月下旬に発売された「キスクラ全日本特集号」の、「羽生結弦・革進の全日本」ですよ。

 写真のボリューム自体は本誌の方が上で、基本構成は見開き2ページで1年分(右ページにSPのショット1枚、左ページにフリーのショット1枚)ですが、11年のロミジュリは3ページ使われています。

 ただ、過去のシーズンの写真の振り返りというと、皆さんお持ちの「通信」や「FIGURE SKATERS」で膨大な量を把握されているはずで、このためにわざわざ・・・という気はします。書店で見かけたら、立ち読みしてみてもいいかもしれません。

 さて、ここからは「私の趣味の世界」です。本邦初、アリョーナ・コストルナヤちゃんのインタ(96~97頁)がついに登場しました。

 現在14歳で、シニアに上がるのは2019-2020シーズンからになりますが、技術・表現力・ビジュアル、全てを兼ね備えた女子選手として、私が最も将来を期待しているスケーターです。

 昨年10月のJGPポーランドでの優勝(197.91)で衝撃の国際デビューを果たし、JGPイタリアで2位(192.15)、名古屋のJGPファイナルで2位(204.58)。

 その後も、ロシアナショナルで3位(216.57)、ロシアジュニアナショナルで2位(211.51)と着実にスコアを伸ばしています。もちろん、今年3月の世界ジュニア(ブルガリア)にも出てくることになっていて、紀平梨花ちゃんと闘うことになりますね。

 以下のインタは、昨年12月のJGPファイナルの際に行われたものです。

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 ―― ファイナルで2位という結果はいかがですか?

  「2位というのは普通ですね。1位は勝ったという気持ちになりますし、最強の選手という感じがします。2位だとミスがあったり、誰かに負けたりしたということです。1位か、それ以外という意識しかありません

 ―― シニアの試合は見ましたか?

  「見ました。シニアの試合を見ている時は、誰かから見習いたいなとか思うことはあります。できるかどうかは別として、吸収できることはしたいないと思って見ているんです

 ―― 印象に残った選手はいますか?

  「みなさん素晴らしい演技を見せてくれて、スピンが素晴らしかったり、滑りが美しかったりして、それぞれの選手が印象深かったです

 ―― あなたはジュニア選手では技術と表現のバランスが素晴らしいと思うのですが、それは音楽をよく感じて滑っているからですか?

  「そうですね。それに、プログラムを作る時に一つ一つコーチからこのエレメンツはどう見せるかを教えてもらっているので、できているのだと思います」

 ―― 今シーズンはあなたにとって変化はありましたか?

  「これといった変化は特にないです。私自身も今まで通り、謙虚な態度でいたいと思っています。鼻高々にはなりたくないですね(笑)」

 ―― ロシア選手権は激戦になりそうですが、意気込みを教えてください。

  「いつもと変わらず、目標を持ってそれを果たす。それがすべてです。初めてのシニアの国内選手権なので楽しみです」

 ―― 緊張すると思いますか?

  「しないと思います。プログラムの直前やウォームアップの時に緊張することはあるんですけど、最初のポーズを取った時にそれは不思議と消えるんです」

 ―― プログラムの途中で集中力がなくなることはありますか?

  「いえ、それは毎日ノーミスを目指してやっているので、集中を切らさないような練習はできていると思います。でも、途中で転んで切れてしまうこともあるんですけど、そういう時はジャンプを跳ぶ前から集中できていないことが多いですね」

 ―― あなたは自分のことをとても良く分析できていますね。

  「エテリコーチがいつも教えてくれるので。(移籍してから)わずかの間に、多くのことを教えてくれました」

 ―― これまではそこまで考えたりしていなかった?

  「そうですね。前は緊張感も自信もあまりなかったんですけど、エテリコーチの下に移籍してからは自信がつきました」

 ―― エテリコーチの指導の秘密を教えてください。

  「エテリコーチのグループは、氷上ではやることをきっちりやらなくてはいけません。どこか痛いとか、できないとか、そういう言い訳も氷の上に乗ったらできません。氷の上で最後までしっかりやれる、やる気のある選手しかいません

 ―― エテリコーチの性格で憧れるところはどんなところですか?

  「その場の空気を、言葉がなくても盛り上げることができるのがすごいと思います。雰囲気だけでモチベーションを上げてくれるんです。あと、冗談もうまいんですよ

 ―― スケートを始めたのはいつから?

  「4歳です。小さい頃は転ぶのが下手で、いつも転ぶと頭を打ったりして気を失うこともあったんです。なので、何かスポーツをして身体を使う訓練をした方がいいということになったんです」

 ―― 将来の夢はなんですか?

  「将来は外科の医師になりたいです。神経外科医です。でも、遠い未来のことよりも毎日を大事に生きることが大切だと思っています」

 ―― 困難を選ぶことが好きですか?

  「そうですね(笑)。最初から簡単なことは面白くないです

 ―― なぜ神経外科医に?

  「母と『グレイズアナトミー』というドラマを見たのがきっかけです」

 ―― 一番近い未来の目標は何ですか?

  「世界ジュニアで優勝することです」

 ―― 日本は初めてですよね?

  「はい。いろいろなものがあって、とても楽しいです!」

 →→これを読んだ時に、誰が頭に浮かんだかというと、将棋の藤井聡太五段でした。勝ちへのこだわりがあり、でも謙虚であり、そして、「誰を目標にしている、誰を越えたい」というような具体的な人物名を口にしない、という3点です。

 藤井五段の将棋も、「とても中学生には思えない。老獪で慎重で、ミスが少ない」と、プロ棋士が評しているのですが、コストルナヤのあの成熟した演技も、こういうコメントと表裏一体なのだなと感じます。

 そうなると、振付師のグレイヘンガウスとエテリも、彼女の性格を見て、このプログラムを用意したような気がします。



 ブログで紹介し忘れていたんですが、欧州選手権のEXに彼女が呼ばれていて、今季SPの「アディオス・ノニーノ」を披露していました。

 試合の時のジャンプ構成は、3F+3T 3Lz 2A(全後半)なんですが、EXでは、3Lzにも3Tをつけています。ロシア選手権のEXでは3Lzの後の3Tで転倒しましたが、今回は見事に成功。おそらく日頃から、どちらにも3Tをつけられるように練習しているのだと思います。上の動画では、タラソワさんの「ブラーボ!ブラーボ!」も聞けます。

 いろいろと騒がしいと、私もつい、まとめサイトとか掲示板を見てしまうんですが、やっぱり、質の高い、良いものを見るのが精神衛生上いちばんですね。

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 明日は団体戦の2日目をレビューしたいと思います。試合の合間に少しずつこちらの雑誌・書籍もご紹介できたらと思います。
 
 では、また明日!

 Jun

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 昨年末、全日本選手権と日程的に完全にバッティングした形でロシア選手権が行われていました。

 女子シングルは、メドベ欠場により、優勝はザギトワ、2位にソツコワ。メドベの怪我が良くなれば、この3人が五輪に出てくることになりそうです。

 シニアの有力選手についてはYouTubeに動画があるのでチェックしていただくとして、今日は、このブログでも昨年10月から注目してきたコストルナヤを取り上げたいと思います。

 12月26日から4夜連続でJスポーツでロシア選手権の放送があり、女子シングルは29日の放送で、解説に岡部由起子さん、実況に小林千鶴さんでした。

 Jスポでの岡部さんは、けっこう好き嫌いをはっきり言う人という印象で、今大会もソツコワのタノに「美しくない!」とダメ出しする安定ぶりでしたが、並み居るシニア勢を抑えて3位に食い込んだコストルナヤに対しては、ベタ褒めでした。

 以下に、分かる限りで文字起こしをしてみました。この動画では、向こう正面側のロングサイド(右エリア)に、エテリコーチ、デュダコフコーチ、振付師のグレイヘンガウスが陣取っています。こんな感じで弟子の演技を見ているのか・・・と、なかなか見られない光景です。特に、グレイヘンガウスの動きは、サッカーの監督みたいです(笑)。



 K:「才能のある選手ですよね」 O:「そうですね」

 (0:49)→→ O:「こういった辺りですよね。このトランジションに工夫が本当にありますよね」

  (1:00)→→ O:「この(スピンの)スピードの速いこと!」

 (1:50)→→ O:「特にエテリ組といいますか、ロシアの選手なんですけれど、ステップのエッジワークですね。エッジワークが素晴らしいんですけども、どういった練習を普段やっているのかなと思いますね

 (2:18)→→ O:「この(3F+3Tの)コンビネーションなんですけれども、ステップから入っていってるという。本当にもう、できることは、点数を高くするためには全てのことをやっているのが、エテリ組の特徴と言えると思います

 (2:45)→→ O:「イナバウアーからの2A。そして降りた後も工夫がありますね」

 K:「本当に全てのものが素晴らしかったですね」 O:「高得点につながる、しかも一つひとつのエレメンツに質の高いものがあるということで、グランプリファイナルに来たロシアの女の子たちは、まだ背も小さいんですよ。でも本当に見事ですね」 K:「初出場です。昨年は国内ジュニアで16位だった選手です」 O:「目覚ましい成長なんですね」

 (リプレーの3F+3T)→→ O:「一つ目も、二つ目のジャンプも高さは十分にありましたし、二つ目は両手を上に挙げているという。力強さがあるんですよね。その辺りが本当に素晴らしいと思います」

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 O:「そして、決して若い女の子が滑る曲ではないんですけれども、表現をしてくる辺りというのが・・・間に入っても、本当に小さいんですね」 K:「146cmと発表されています。でも、演技は大きくて立派でしたね」



 (0:18)→→ O:「最初はコンビネーションスピンです。回転速度も速いですし、一つひとつのポジションが洗練されています。やはりスピンは、回転速度が速いと見ごたえがありますね

 (1:25)→→O:「まだ小さいんですけど、エッジワークも本当にいいものを持っていますね」

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 O:「とても14歳には思えないですね。もう本当に素晴らしいですね。あの、何が素晴らしいかと言いますと、滑りもいいんですよ。ジャンプもスピンももちろんいいんですけど、とても音感がいいんだと思います。一つひとつの音に、あらゆる動きを合わせることが出来ているんですね。小さな音にも合わせて、滑っていってるんですね。その辺りっていうのは、この年齢でここまでできるというのは、これからどうなっちゃうんだろう」

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 K:「美しいですね。あの指の動かし方も」 O:「そうなんです。どこを取っても、とても14歳の演技には見えないですね。どういったトレーニングをすると、こういう風になれるんでしょうか」

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 K:「でも、素敵な選手ですね」 O:「そうですね。目の色も特徴があって、エキゾチックな雰囲気を持った選手ですね」

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 O:「でも、コーチたちは、まだもっと点数を欲しかったって、顔をしていますね。本当に素晴らしい選手です。これからが楽しみですね」

 →→エテリコーチの右手に私は目が行きました。まるで、猫の頭皮をムニムニとマッサージする飼い主さんのように、コストルナヤの肩を触っていました。そういえば、キスクラで、派手なハグとか、キスとか、いわゆる「ロシア人的な感情表現」をエテリコーチも、サブの二人もしないですね。日頃から、弟子たちとの間で一定の距離感を線引きして、コーチングをしているのかもしれません。

 このような、コーチと弟子の関係を見ていても、懸念されている体型変化の問題も、このチームならクリアしてくれるんじゃないか?と期待しています。



 エキシビでは、衣装の通り、SP「アディオス・ノニーノ」。2本目のジャンプで転倒しているんですが、それもそのはず、SPでここは単発の3Lzなのを、コンビネーションにしています。

 震災のあった年の羽生君は、アイスショーを練習替わりにしていましたが、エキシビを競技用のプロよりも難しい構成にして「練習の場」にするというのも、なかなかなもんですね。

 日本からも女子は優秀なスケーターが出てきていますが、JGPやファイナルから感じるのは、技術的にまだロシア勢にかなり先を行かれているということです。じゃ、紀平さんのように3Aを跳べなきゃ戦えないのか?というと、エテリコーチに言わせれば、「3Aやクワドは(ロシアでも)全ての子が跳べるわけではないし、させていない」とのこと。

 日本ではすぐに3Aの話になりがちですが、そうではなく、坂本さんのように「SPでの全ジャンプ後半化」に取り組んだり、他にも、タノを入れたり、スピンやステップのレベルを絶対に取りこぼさないとか、まだまだできることはたくさんある。全日本の女子シングルを見ていると、これだけロシアの女子が強いのに、あまりそこから「吸収」していないというのは意外であり、ややガッカリした点でした。

 そういえば、Jスポの解説を聞いていて、小林さんも岡部さんも、当たり前のように「エテリ組」と呼んでいたは驚きました。こりゃ、放送では言わなくとも、濱田組とか言ってそう・・・。

 では、また明日!

 Jun

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trusova

 今日はジュニアの女子フリーのレビューです。シニアのフリーもライスト&地上波両方で見ましたが、明日の記事の方で。

 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 当然ながら、ジュニアはライストのみの視聴ですが、期待通りのハイレベルなバトルでした。

 滑走順に見ていきます。



 まず、パネンコワ。ジャンプ全後半、漏れなくタケノコ・タノ付きの鬼構成でノーミスの素晴らしい演技。しかし、ショートと順位は変わらず191.16の5位。これだけのことをやって、PCSが意外に伸びません。大会前の私の予想では、実力的にタラカノワとどっこいぐらい?と思っていたんですけど、ジャッジの間で、タケノコへの抵抗感があるんでしょうか。



 梨花ちゃん。冒頭の3A+3T(+1.86)は見事でした。2本目は抜けちゃいましたけど、よく頑張ったと思います。フリップで回転不足があり、うーん、3Aを2本降りていたら、3番までは入れたかな?という所ですか。それでも、192.45の4位は立派です。

 今回勝てなかった3人は、おそらく全員ジュニアに留まるはずですが、この試合はこの試合として、シニアに向けてしっかり準備してもらいたいと思います。全日本も楽しみです。



 サモドゥロワは、エテリ組と比べるとやや構成が弱いので、フリーではアテンションが2つ付きながらも、キレイにリベルタンゴを滑りきりました。順位こそ6位ですが、187.74は十分に高得点です。

 彼女とパネンコワが来季シニアに上がると言われていて、そうなると、GPシリーズにアサインされるためには、国内での争いで勝ち抜くことが最優先。シニアで彼女の演技を見られるのが楽しみです。



 JGPシリーズでのパフォーマンスと比べて、レベルアップしたなぁと思ったのが、タラカノワでした。PBの199.64を出しての銅メダルはお見事です。

 ラストのガッツポーズに象徴されるように、あのワイルドな演技には彼女の気持ちの強さが表れているんだなぁと思いつつ、実を言うと、今回ファイナルに残ったジュニアのエテリ組のなかで、メドベに一番似ているような気もします。まだ13歳なので、来季もジュニアです。



 どうしてもひいき目に見てしまう、コストルナヤですが、フリーも素晴らしかったです。実を言うと、最初の3Lzだけは、JGPシリーズのポーランド大会とイタリア大会では前半扱いだったんですけど、今大会はフリーのジャンプもすべて後半に組み直されていました。フリーのスコアでトゥルソワをわずかに上回ったのも、その影響が出ているのかもしれません。

 ネット上では、このフリーは「メドベみたいな曲」なんて言われてるんですけど、SPがメドベがまずやらないようなタンゴですから、まったくタイプの違う2曲ということで、いいんじゃないでしょうか。私も、だんだんこのフリーが好きになってきました。銀メダル、おめでとう!



 4Sは回転不足&転倒でしたが、ナイストライでした。3Lz+3Loの2ndで乱れたのを見て、「彼女も人間なんだなぁ・・・」としみじみ。

 それでも優勝は間違いないと思っていたんですが、コストルナヤとこれだけ僅差になるとは予想外でした。4Sに挑戦して、しかも2ndループも入っているのに、これで逆転負けしたら、気の毒だったので、トゥルソワの優勝は妥当だと思います。



 一生懸命、通訳なしで英語で話しています。ますます応援したくなっちゃいます。

  このかわいいティッシュケースは、ゆづリスペクトの証。コスちゃんも、ゆづチルドレンということでいいですよね。

 この子たちが、1年後、2年後、どうなっているか分かりません。でも、かりに彼女たちが、シニアで大活躍できなくても、彼女たちが輝いていたこの瞬間を記憶することが大事だと思っています。

 名プログラム、名勝負を届けてくれた、タフな少女たちに、心から拍手を送りたいです。世界ジュニアも楽しみですね。

 では、また明日!

 Jun

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