On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:エフゲニア・メドベージェワ

zagi

 欧州選手権の女子フリーの感想です。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 Jスポで日曜の明け方(3:30)ぐらいから観戦しました。今日も滑走順に上位4人を見ていきます。



 ソツコワちゃんの転倒は久しぶりに見た気がします。転倒のあった後半の3LzはURもつきました。PCSについては後述しますが、今回彼女はよくやっていて、その割に明らかにスコアが抑えられていた印象です。

 ただ、今大会、SP・フリーのミスにより表彰台を逃したことは、気持ちの強い彼女のこと、きっちり五輪本番まで修正し、準備してくるだろうと思います。むしろ、気を引き締める意味で、この4位は良かったんじゃないかと。

 平昌五輪では、よほどのことが無い限り、金・銀はメドベかザギちゃんだと思いますが、銅メダルはソツコワちゃんが最有力だと見ています。もちろん、ちゃんとしたジャッジをしてくれればの話ですが・・・。



 フリーが終わった直後からネット上ではすでに言われていますが、これだけミスがあって、技術点が51.86の演技に、75.09というPCSは何なんだ?という話になっています。およそ23点も演技構成の方が高い。

 単純比較はできませんが、例えば、男子のフリーで、技術点が75点の演技にPCSが98点もつくでしょうか?ありえません。ヘルシンキのジェイソンのフリーだって、88.27(技術点)に89.20(PCS)です。

 100歩譲って、かりにコストナーがこの日ノーミスだったら75点というのも許せますが、1コケ、1抜け、1URで、これだけのスコアをプレゼントするというのは、理解に苦しみます。まぁ、日本でも怪しい採点が横行しているのであまり偉そうには言えませんけども。



 解説の岡部由起子さんも、このパーフェクトな演技を目撃して、笑ってましたね。ただただ、笑うしかないと。

 また、岡部さんが指摘していたのは、2ndに3Loをつけられる利点でした。つまり、コンビネーションジャンプの2ndの選択肢として、多くの女子選手は3Tあるいは2Tの二択ですが、これに3Loもあるので、かりにコンボ予定のエレメンツで転倒があっても、困るような状況になりにくい。

 対照的なケースが、この大会のコストナーのフリー。単発の3T予定の所が2Tに抜けました。彼女の2つのコンビネーションジャンプは、いずれも2ndが2Tなので、結果的に2Tを3回跳んでしまって、一本分が得点無しになりました。

 しかし、今季あれだけ苦労していた「ブラック・スワン」をノーミスしたんだから、フリーは安心して見られましたね。後半に入ってからの、怒涛のジャンプの連続構成も、余裕と自信を持ってサバいていて、簡単に跳んでいってしまう。そこが、「ダイナミズムに欠ける」とか「ガチャガチャと忙しい」という批判もあるんですけど、そこはもう、オリンピックで金メダルを獲れば誰も文句は言わないでしょう。



 メドちゃんは、よく頑張ったと思います。衣装も新調して、大人っぽさがアップ。そして、やはりスケーティングの伸びはザギちゃんより彼女の方がありますし、特に印象的だったのは、スピンの美しさです。

 序盤の3Lzを跳んだ後なんですが、回転は速いし、ポジションは正確だし、知子ちゃんもそうですが、リハビリ期間に一生懸命取り組んだのだと思います。

 プログラムもいいし、スケーティングも、スピンも、表現もいい。プロトコル上では、ルッツにアテンションがついてますけど、これで勝てなかったらしょうがない・・・という内容だったかと。

 正直、怪我する前のメドベに関しては、五輪では2コケぐらいでも余裕で優勝だろうと思っていました。しかし、ザギちゃんのフリーのPCSが75点台まで伸びてくると、二人ともにノーミスだったら、メドちゃんはちょっと勝てないかもしれません。

 気持ち的にはメドちゃんに金メダルを獲らせてあげたいですが、勝負の世界ですからね。最高の舞台でベストの演技を見せてくれることを期待しています。

 では、また明日!

 Jun

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 少し時間が経っていますが、欧州選手権の女子SPを。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 最終グループの上位4人を滑走順にコメントしておきます。



 78.30の高得点で3位につけたコストナー。Jスポは、中庭健介さんが解説でしたが、なんだか恍惚とした口調で絶賛していました。

 今季のSPの「Ne me quitte pass」は、昨年5月のFaOIの幕張公演で私も現地で観ているんですが、シーズン前からしっかり準備していたことが、やっぱり効いてますよね。まー、みんな彼女のことを絶賛していますけど、そもそも、昨季のSPがツェッペリンと喜多郎をつないだ難プロで反応もイマイチだったことを考えると、オリンピックシーズンの選曲って大事だなぁ・・・と思います。

 おそらくフリーでノーミスは無理だと思いますが、かといって、例えばケイトリンほど崩れることもないので、どこまで踏ん張れるかで順位が変動しそうです。



 ソツコワちゃんがスタートポジションにつく前のルーティンといえば、太ももをバシバシ叩いて喝を入れ、さらに右こぶしを握りしめて気合いを込める動作です。顔立ちはどこか儚げなんだけど、彼女はファイターですよね。

 冒頭の3Lzで着氷が乱れて、本来はここがコンビネーションなんですが、次の3Fでリカバーしました。中庭さんも「いつもより緊張気味か、動けていない」という主旨のコメントをしていましたが、確かに終盤のステップやスピンでスピードが足りなかった印象です。ただ、減点のあったルッツは転倒もURも無かったわけで、70点は超えててもいいのでは?と。68.70の4位というのは、私が思っていたよりも、スコアは伸びませんでした。

 ただ、今季の彼女はフリーでもミスを最小限に留められる勝負強さがあります。名古屋のファイナルでも、僅差でケイトリンとコストナーを振り切って、2位に入りました。コストナーを逆転できるかどうか、そこは五輪での彼女の活躍を占う意味でも、個人的な注目ポイントです。



 怪我からの復帰初戦のメドちゃん。2Aでオーバーターン気味で、着氷が乱れ、78.57の2位ですが、全体的には素晴らしかったと思います。久々に見ると、スケーティングがよく伸びるし、いわゆる「パントマイム」も無くて、この「ノクターン」は、彼女の表現面での良さが出ているプログラムだと思います。

 「ザギちゃんはどうもせわしないから、メドちゃんの方が好き」という意見があるのも、このような表現を見ると、納得できる部分もあります。PCSはコストナーよりも0.23低い「38.14」が出ていますが、もしノーミスだと彼女の方が上回って、トータルスコアも80点を超えてくるのだと思います。



 ついに、ついに、ノーミスの「ブラック・スワン」を、今季ようやく見ることができました。完璧です。鳥肌が立ちました。最高難度の構成をパーフェクトに滑りきってくれましたよ。PCSこそ36.28と、メドベやコストナーに2点近く及ばないんですが、一番上のキャプ画にもあるように、速報値44点台の脅威の技術点でぶっちぎりました。彼女のこんなガッツポーズも初めて見ました。

coaches

 グレイヘンガウスも終わった瞬間、ガッツポーズ。エテリはリラックマのティッシュケースとジャージと水筒とで両腕がふさがっていますが、どや!って感じです(笑)。

 正直、この内容でコストナーよりも下の3位とかだったらどうしようかと心配していたんですが、まだこのスポーツも捨てたもんじゃないなと。ジャッジの良心を見た気がします。

 男子シングルの若手選手で、4Lzや4Fをプログラムに組み込むスケーターの多くは、たしかに「最高難度に挑んでいる」のかもしれませんが、最高の技術の持ち主だとは思いません。完成というには程遠い見せかけのテクニックで、「真4回転時代」という一種の流行現象に乗っかった選手がいるのは、嘆かわしいことです。

 その点、ザギちゃんはジャンプは全後半でタノ&タケノコ付き、今回はセカンドループも高く、スピンもスピードは落ちないし、つなぎも盛り盛りで、最高レベルの技術の結晶です。

 プログラムの個人的な好みということで言うと、今季の女子のSPでは、コストルナヤの「アディオス・ノニーノ」の方が好きですが、ザギちゃんの「ブラック・スワン」もその次に来るぐらい、大好きです。

 彼女の場合、むしろフリーの方が強くて、スコアも出るんですが、それでも、メドベがノーミスした場合とどちらの得点が上回るのか・・・私には予想がつきません。

 この大会の台乗りメンバーが、全員そのまま平昌五輪の表彰台に乗る可能性だってあります。フリーを終えてどんな順位になるのか楽しみです。

 では、また明日!

 Jun

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 昨日に続いて、extraのレビューです。

 メドちゃんの怪我のニュースが飛び込んできて、たしかにNHK杯でのテーピングや転倒を思い返すと、やっぱりそうだったかぁ・・・という感じです。ファイナル出場は不透明ですが、大事なのは五輪ですから、しっかり治してほしいと思います。

 私のブログの読者さまならご存知かと思いますが、私は、ロシア女子選手の中で、決して彼女は大好きなスケーターではありません。ただ、ソチ後の女子シングルを引っ張ってきたのは彼女ですし、彼女が平昌で金メダルを獲れないということになったら、気の毒にさえ思います。

 快復祈願ということで、昨日の記事で一部引用した、ロステレのEX前の彼女の会見をもう少しご紹介します。

 ・フリープログラムの変更について

 ―― フリープログラムを変更した経緯を教えてください。

  「『アンナ・カレーニナ』のプログラムも、キャラクターを演じるうえでとてもしっくりきていたので、以前から滑りたいと思っていました。ただ今季のフリーはすでに決まっていたので、最初はショートプログラムとして使っていました。でも自分にぴったりだという思いがどうしてもあって、それならメジャー大会で滑るのもいいんじゃないかということになり、ネペラ杯が終わってすぐに変えることにしました」

 ―― 変更に踏み切ることにした決め手は?

  「ネペラ杯です。別のプログラムを滑ったのですが、滑っているときもいいと思えなくて、『アンナ・カレーニナ』ほどは気持ちよく滑れなかったんです」

 ―― それはエレメンツの問題ではなく?

  「いいえ。もっとアイディア的なことです。滑っていても、感情がそれほど湧き出てこなかったなと」

 ―― まだ始まったばかりとは言え、オリンピック・シーズンにプログラムを変更することのリスクは考えませんでしたか。

  「この変更を疑うことはありませんでした。これは、踏むべき正しいステップだったと思います」



 →→ネペラ杯1試合のみでお蔵入りになった、このアベルブフ振付のプログラムについては、ジャパンオープンのレビューの際に少しコメントしました。映画音楽を細かくつないだ、ダークな感じの「いかにもメドベ」という曲だったので、「アンナ・カレーニナ」への変更は私は大歓迎でした。SPの「ノクターン」とともに、オリンピックチャンピンとなるにふさわしい、「風格」があると思います。

 ―― アンナ・カレーニナを演じるには若すぎるのではないかという声もありますが。

  「そのことは私の耳にも入っていますし、すでにチームで話し合いもしました。でも、そんなことは問題だとは思いません。この小説が書かれた時代は、25歳、26歳くらいで結婚していなかったら、いい縁談は望めないかもと思ってしまうような時代です。それに私はじきに18歳になります。もう十分、このキャラクターを演じるに足る年齢だと思いますよ」

 ―― このプログラムの振付は?

  「フリーはダニール・グレイヒンゴーズの振付です」

 ―― 「アンナ・カレーニナ」は愛と死をテーマにした物語ですので、昨季のプログラムとは離れたテーマになっていますね。

  「いえ、昨季のプログラムと同じトピックだと言えます。ただストーリーはまったく別物だし、みなさんも私のプログラムをそれぞれの解釈で見てくださっていると思います。でも、それがいいんです。みんなが自分の物語を作っていくのがいいなと思うんです。ドラマを演じて滑るのは、感情や情熱、スケーティング、苦悩を最大限表現できるので、大好きです」

 →→チラっとwikiで原作のあらすじを読んでみただけでも、単なる三角関係のドロドロだけの話じゃなくて、社会・政治情勢も絡んで、かなり複雑ですね。この質問はきっと地元のジャーナリストからのものでしょうが、国を代表する文豪の古典ですから、こういう厳しい質問が飛んでくるわけですね。いつものことながら、クレバーで気持ちの強い彼女ですから、しっかり応答しています。もう少し会見から引用します。

 ―― ジャンプをプログラムの後半に入れていますが、そのためのスタミナ強化は?

  「練習あるのみです。何度も何度も跳んで、転んで、立ちあがって、その繰り返しです」

 ―― 練習のルーティンはありますか。

  「弱いところを重点的に練習します。そうしないと強くはなれないので」

 ―― 練習の集中から自分を解放するには?

  「いちばんいい方法は静けさです。練習から帰ったら自室にこもります。音の出るものは、アクアリウム以外には、テレビも何も置いていません。そこで、無音のなかでSNSを見たり、本を読んだりしています」

 ―― この競技で自分が何かを成し遂げられるかもしれないと感じた瞬間はいつですか。

  「11歳でロシア選手権に初出場したときです。当時は年齢制限がなく、有名な選手たちと戦って、これこそ私が望んでいたものだと思いました。私もあの場所にいきたい、表彰台に上がりたいと思ったんです」

 ―― もし1日休みがあったら?

  「休みの日はお昼すぎまで起きません。あんまり音沙汰がないので、友だちはみんな怒ってるんじゃないかしら。いとこからは『もう6ヵ月も会えてない』と電話がかかってきました」

 →→「無音でSNSを見る」というのが、個人的には、ちょっと独特な感じがします。むしろ携帯やPCをいじる時間って、ほかのことをやりながらじゃないと、私は厳しい・・・。ブログの記事も、ゲーム実況や将棋の中継をかけっぱなしで、書くことが多いです。

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 さて、本誌の目玉の、エテリコーチのインタもご紹介します。短いですが、私の知らないことばかりでした。

 ―― 現在教えている国際レベルの選手は?

  「25人くらいですね」

 ―― 才能ある生徒を見出す秘訣は?

  「自分ではわからないけれど、私が美しいと感じるかどうかでしょうか。身のこなしが美しいか、音楽を感じて美しく表現することができるか。話してみて感じることもあります

 ―― トップスケーターになるために必要なものは何ですか?

  「心からフィギュアスケートを愛せなければなりません。これがいちばん重要なことです

 ―― トゥトベリーゼさんご自身がスケートを始めたのはどうして?

  「私も4歳で始めましたが、母が私にスケートをやらせたがったのです。それ以来、フィギュアスケートが私の人生のすべてです。スケート以外は何もできません。最初シングル選手でしたが、その後しばらくアイスダンスをやりました」

 ―― 現役引退後アイスショーには参加した?

  「ええ。4年くらい滑っていました。ヴィリー・ビエタクやアイス・カペーズ(※米国のアイスショー)と仕事をしていました」

 ―― アイスショーの経験で学んだことは?

  「自分の身体はもっとできる、ということです。現役時代、私にはこれは身体的に無理だと思うことがいくつもありました。でも、アイス・カペーズでは背の高い私がペアを滑ったのです。そのとき自分が望めば可能なんだということを知りました」

 ―― 1週間に何日働いているんですか?

  「毎日です。休みは取りません。子どもたちには休みはありますが、それぞれバラバラですから、私はつねに氷の上にいるのです

 ―― コーチの仕事のどんなところが好き?

  「教え子たちが進歩していく様子やメダルを取るところを見るとき、そして、彼女たちが氷の上で幸せそうな姿を見るとき、うれしく思いますね」

 ―― エフゲーニャ・メドヴェージェワの特別なところは何だと思いますか?

  「内面の強さです。彼女は自分を強くしてくれるフィギュアスケートを愛しています。彼女は決してあきらめません

 ―― では、アリーナ・ザギトワは?

  「彼女はまだ幼いわ。どうなるかはわかりません。エフゲーニャより3歳も若いのだから」

 →→どこか削るつもりだったんですが、全文タイプしてしまいました。

 「才能ある生徒」「トップスケーターになるために必要なもの」という部分で、何歳でジャンプが何種類とか、いっさいそういう話をしていないのが興味深いですね。

 というより、おそらく、彼女のチームに志願するようなスケーターは技術がある子だらけで、それはもはや大前提の話。「その中で生き残るためには?」というプラスアルファの部分で、メドベの持っているような「内面の強さ」だったり、フィギュアスケートに対してどれだけ打ち込めるか、ということなのでしょう。

 シニアのファイナルがどうなるかは未確定ですが、少なくともジュニアの女子シングルには、彼女の門下生が4人出場するので、個人的にとても楽しみにしています。

 明日はネイサンとPチャンのインタをご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年11月18日発売。去年のextraのGPシリーズスタート号は、シェイリーンのホプレガ解説が収録されており、ゆづファン的にはマストアイテムと言ってよい素晴らしい内容でした。

 それに比べると、今回は「薄い内容」というのが第一印象です。まぁ、二つともに持ち越しプロだし仕方ない面はあるんですが。

 今日は、ゆづ関連の記事についてフォローしてみます。写真撮影は和田八束氏が担当。

 まず、表紙は上記画像の通り、ロステレでのSEIMEI。めくると、例のホプレガの絵を持参してきた男の子と羽生君とのショット、目次の右ページはSEIMEIを演じる直前の目をつむってポージングするショット。

 ロステレの特集記事(4~35頁)では、まず、SEIMEI(4~5頁)とバラ1(8頁)が1枚ずつ。そして、羽生君のプレカンの紹介記事の中で、SEIMEIが4枚、バラ1が1枚、代表ジャージ2枚、UAウェア1枚の写真を掲載。さらにオマケでUAショットが4枚です。

 ロステレのプレカンのテキストについては、みなさんはマガジンでご存知でしょうから、新しい情報はありません。写真については、赤字にした「男の子とのショット」が、男の子を真正面から捉えていて、羽生君はやや斜めからという、珍しい角度なので、気になる方はチェックしてみてもいいと思います。全体的にバラ1の写真は少なく、SEIMEIが多めですが、それでも他誌と比べると、ちょっと少ないなぁ・・・というのが正直な所です。

 前述の通り、去年はシェイリーンのインタが入っていましたが、今年は、ブライアンも、ジェフも、トレイシーも、あるいはハビのインタすらないので、ゆづ目当てでは本当に厳しい内容です。ただ、ネイサンのインタの中で、シェイリーンとのプログラム作りの話が出てくるので、そちらは明日ご紹介します。

 そうなると、私がやることと言えば、「羽生」とか「結弦」というワードを、他の記事から拾う作業になります。2つご紹介しましょう。

 ・メドベ(ロステレのEX前の共同取材

 ―― 羽生結弦選手は今朝の取材で「ドラマティックに勝利したいと思っている」と話していましたが。

  「“ドラマのある勝利”は全面的に賛成!ドラマティックな勝利なら大きな感情が湧き上がるだろうし、自分自身に克てたと感じられるはず。『やったわ!』って。私もショートプログラムのあとは、ちょっとそんな感じでした。ウォーミングアップでは、ミスもあってあまりハッピーではなかったんですが、プログラムになるとやり遂げることができ、最後は勢いに乗れた。何か難しいことや、乗り越えなければならないことがあると、勝利の価値を実感できます。多くの労力、魂を注ぎ込まないといけないわけですから、いつもとは違う感情、強い思いが、そこにはあるんだと思います。すんなりとうまくいっているときよりも、勝ちたい気持ちも強くなりますからね

 →→「ドラマティックに」なんて、ゆづがいつ言ったの?と調べてみたら、本誌には無かったんですけど、マガジン(35頁)で見かけた、海外メディアとのこのやり取りかなと思います。

 ―― あなたは、外見とは真逆の強さを内面に持っているようです。敵をやっつけるヒーローのような。

  「そうですね…。なんか、う~ん…自分の中で、特にこれになりたいというのはないけど、アニメとかは好きだし、なんか、とにかく劇的に勝ちたいという気持ちはすごくあります

 で、このやり取りは、通訳を介して行われているので、マガジンでは、羽生君の肉声そのままに「劇的に勝ちたい」と掲載されていますが、通訳者は“dramatic”と英訳したのでしょう。

 「共同取材」という所を赤字にしましたが、このメドベへの質問はWFSのライターによるものじゃなくて、海外メディアがその“dramatic”のくだりをメドベに投げてみた、ということですね。

 そうか・・・羽生君自身が「ドラマティック」と言ったわけじゃないから、羽生君の会見記事の所で、そのやり取りを入れなかったわけですね。ただ、メドベのコメント自体は彼女の勤勉さの良く出た素晴らしい内容なので、良しとしましょう。

 ・ネイサン(ロステレのフリー翌日)

  「シーズンのはじめにユヅルに勝てたのは大きな一歩です。でも同時に、まだシーズンはじめだから、彼もぼくもまだまだやらなくちゃいけないことがある。すごい僅差なので、気を散らさないでやっていかなくちゃと思います。ぼくがやっていくのは、やはり芸術面を向上させること、全部のレベルを保つこと、GOEをできるだけ上げること、安定感を保つことになると思います。スケートアメリカまでの5週間で、一度ローリーと会って、表現面を広げたい。ジャパンオープンとこの試合の疲れを取って、リフレッシュしてシーズン後半に臨みます」

 →→自分の弱点をじつによく分析できていますよね。その意味では、羽生君や、あるいは今季の新葉ちゃんに近いものがあります。

 地上波の煽りPVなどで言われる、ネイサンの「新世代のクワドジャンパー」という部分ももちろん素晴らしいですし、彼の最大の武器であることは皆が認めている所でしょう。

 でも、決してそこだけに満足していない。もちろん、口だけ「表現ガー芸術ガー」などと言ってるんじゃなくて、そもそも五輪シーズンの今季の両プログラムが、非常に野心的で実験的なものであり、そこにトライする姿勢が素晴らしい。バレエ経験者ですから、芸術とは何か?表現とは何か?というのが、分かった上で言っている。

 もちろん、平昌五輪で金メダルを争う最大のライバルですけど、この競技をより高いレベルに押し上げるには、彼やボーヤンの頑張りが絶対に必要になってくる。この一節を読むだけでも、頼もしいなぁと、嬉しくなりました。

 明日も引き続き、extraの記事を見ていきます。

 では、また明日!

 Jun

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 土曜日のテレ東の放送を見た感想です。女子の4人だけコメントします。数日経ちましたが、ご容赦ください。プロトコルは「こちら」。



JOR

 舞依ちゃん良かったですね。いわゆる「花試合」とは言われていますが、内容がいいですよ。前半のジャンプを、3Lz+3Tと2Aのみに留めて、それ以外はすべて後半に配置。オータムで課題となった3Fのエラーもなく、最後の3Sはタコノコってました。技術点はザギちゃんに次ぐ2位で、メドベを上回っています。ロシアの若手と真っ向勝負できるプログラムですね。スピン・ステップもすべてレベル4。

 PCSはGPシリーズでノーミスを積み重ねれば、必ず上がってくることでしょう。しつこく言いますが、私の好みはSPのリベルタンゴの方なんですが、今回のような完璧な演技をすれば、名プログラムとして語り継がれることになるでしょう。それがフィギュアスケートです。



 ザギちゃんの「ドン・キホーテ」は昨季の持ち越しプロで、今季のロンバルディア杯でもノーミスを披露していましたから、彼女の実力はスケオタなら誰もが知ってます。特に、ジャンプ後半固め打ちと2ndループの名手ですから、技術点は世界一のスコアが出る。PCSの渋さは、シニア1年目ということと日本開催というのも大きいと思います。中国杯とフランス杯では、特に舞依ちゃんとは2戦ともにぶつりかりますから、どれだけのスコアが出るのか、チェックしてみたいですね。



 メドベは急遽フリーを変更して、ビックリしました。ネペラ杯ではアベルブフが振付した4曲つなげた新プロで、「いつものメドベ」って感じのやつですが、このアンナカレーニナは良い意味でメドベっぽくなく、ネット上でも評判がいいようです。

 なんだかこの「変更劇」は、ロシアスケ連からの要請によるものという話があって、「アベルブフが怒っている」という情報も出てきています。どこまで本当なのか分かりませんが、個人的にはアンナカレーニナの方が好きです。

 フリーの構成については、ザギちゃんやジュニアの後輩のように「全ジャンプ後半」というような極限を追求する必要はなく、この構成でもPCSは確実に出る選手なので、これでも勝てる!という判断なのでしょう。今回ルッツにアテンションが付いていますが、ネペラ杯でもエラーがあったので、そこは気になる所です。



 なんだか、この連休は特に、真凜ちゃんの特集番組ばかりで、ビックリなんですが、さすが芸能人は扱いが違いますね。ただ、本人はそれを望んでいるフシがあるので、外野がとやかく言う必要はないし、むしろ他の有力選手にとっては、マスコミに粘着されることもなく、競技に集中できるので良いんじゃないかと。

 トゥーランドットについては、ジャンプでミスがあったのはもちろんなんですが、つなぎの薄さ・弱さが気になります。ステップがレベル2というのはマズいでしょう・・・。本人は、3Lz+3Loをスケカナで入れると発言したそうですが、急造でトライして、それで加点もらえるの?と。

 スケカナという大会は、きっとオズモンドは3コケぐらいしても優勝しそうなダーティな試合なので、まずはしっかりノーミスしてなんとか表彰台に滑りこんでもらいたいのですが・・・。SPの変更の件も含めて、周りのサポート体制どうなってんの?と、ゴタついてる所はやはり気になります。

 試合の数も徐々に落ち着いてきて、次の週末のJGPイタリア大会の後は、いよいよロステレ杯です。

 羽生君の話題に集中したいところですが、もうしばらく他の試合のレビューにお付き合いください。

 では、また明日!

 Jun

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