On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:エフゲニー・プルシェンコ

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 Continues初日を現地観戦予定なのですが、記事を土曜0時に間に合わせられる自信が無いので、別のテーマでお許しください。その代わりの「暫定版」と言っては何ですが、羽生結弦展のように「現地からのツイ」はする予定ですので、ご覧いただければと思います。

 これまでの、本書のレビューはこちら(「1」「2」「3」)。

 Continues予習として、本書のプルさんのインタを読んでみました。田村さんによる独占インタビューで、場所は昨年10月下旬のニューヨーク。「アイスシアター・オブ・ニューヨーク(ITNY)」出演に際してのもので、プルシェンコが12年ぶりにNYのアイスショーに出るということでした。

 (1)現在の男子シングル

  「今の男子には、お礼を言いたいと思っている。男子のフィギュアスケートを20年分進化させてくれたから。2010年には、誰も4回転ジャンプを成功させていなかったでしょう」

  「今のトップ男子は(アクセル以外)すべての種類の4回転をやるようになった。ユヅは5本。ネイサンは5種類跳べる。ショウマは4本、時には5本。中国のボーヤンもすごい。彼らになら4+4もできるでしょう。ぼくも現役の当時は3アクセル+4トウループもやっていました。今の世代ならもっとできるはず」

 (2)平昌オリンピックの予想

  「ユヅ、ショウマ、ネイサン、ハビエル、パトリックのうち誰が勝ってもおかしくない。でも金メダルはおそらく、ショウマ、ユヅ、ネイサンの間で争われるでしょう。ハビエルも可能性はあると思う」

  「ただネイサンはジャンプの質がすごく優れているけれど、すべてがちょっとコンパクトにまとまってしまっている。比較するとユヅル・ハニュウはすべての動きが大きいです。ハビエルもスケート、ジャンプともすごく質が高い。4回転の種類は少なくても、ミスなく滑ったら優勝のチャンスはあると思う

  「ボーヤン(の金メダル)はおそらくないと思う。彼はとても優れたスケーターだけど、ショウマやユヅとは違ったレベルだから。まずトランジションが圧倒的に足りない」

  「パトリックのスケーティングはぼくは大好き。とてもクリーンで、美しい。すごく自由で滑りが大きい。4回転はトウループだけだけど、決まれば質が高いし」

 (3)ルールについて

  「今の選手には4回転だけでなく、もちろんトランジション、スピンのエッジチェンジも求められる。彼らがやっているのは、新しいフィギュアスケートだと思う。でもぼくに言わせると、もっと時間が必要だと思う。15秒か30秒プログラムの時間を長くして4回転を跳んだら、少し息をつく間が持てるようになる。もちろん身体は疲れるだろうけれど、逆に楽かもしれない

 当然ここで、田村さんは「男子フリーの30秒短縮とジャンプが減るルール変更」について訊いています。

  「そんなことがうまくいくとはぼくには思えない。もっとジャンプ、コンビネーションを増やしていく方向に行くべきだ。フィギュアスケートはバレエではない。もっと激しいスポーツになっていくべきだとぼくは思う

 これについて、少し補足します。昨年4月発売の「Number PLUS(銀盤の革命者)」のインタで、プルさんは「フリーは30秒~1分長くした方がいい。その方が、ポーズを取ったり、表現したり、振付を意識したり、さらにジャンプをするのも楽になるでしょう」とコメントしていました。

 私の解釈では、これだけクワドの進化が進んでいるのに、演技時間が短くなれば、よけい表現・芸術面がないがしろにされてしまうのではないか?、プルさんはそう警鐘を鳴らしているのではないかと。

 本来、フィギュアスケートは技術と芸術の両面を表現するスポーツであり、おそらくプルさんはこれを「バレエとは違う激しいスポーツ」と言い換えているように見えます。フィギュアスケートが、フィギュアスケートとしての体をなすなら、時間がまったく足りないよ、ということなのでしょう。

 平昌五輪は羽生君やハビが出ていたからともかく、ミラノワールドの後、ネット上では「フィギュアが4回転にトライするだけのスポーツでいいなら、スノボを見るわ!」という書き込みを見かけましたし、ガンディさんも「(曲をBGMとして流しているだけに等しいので)振付師は廃業してしまう」とまで苦言を呈していました。

 GOE11段階制導入があまり効果が無ければ、いよいよ技術系と芸術系の2種目分離ということが現実味を帯びてくるのかもしれません。

 (4)4Lzについて

 上記のように、このインタは昨年10月末に行われており、羽生君がN杯で故障する10日前だったといいます。「なぜ、いまや4Lzを跳ぶ選手が何人も出てきたのか?」という質問が投げられます。

  「ぼくも練習では成功していたんですよ。でも当時は、試合では必要なかった。それにしっかり練習するような時間がなかった。1年試合を休んでジャンプの練習に集中したら、できていたと思う」

 ちなみに、プルシェンコの全盛期の「オフシーズン」はどうだったか。アメリカではフィギュアスケートの人気が今よりも高く、「チャンピオンズ・オン・アイス」なるツアーが行われていて、招待されたトップ選手は、世界選手権終了後からおよそ2ヶ月~3ヶ月に亘って、全米ツアーの長い興行に出ていたと、田村さんは注釈をつけています。

  「毎年新しいプログラムを作って競技に出続けていた当時は、本当に時間に余裕はなかった。それでも練習ではトウループ、サルコウ、ルッツ、ループの4回転を成功させました。フリップはついにダメだったけれど。ルッツ、ループ、トウでは、コンビネーションも降りました。・・・(4回転アクセルは半回転足りない)前降りしたことはあります」

  「ユヅルの回転なら、4アクセルを成功させることができるでしょう。彼のスピード、高さなら。でもとても危険ではありますね」

 (5)ハードスケジュールの代償

  「手術を受けたのは15回。お天気が悪いと、その一つひとつの傷をすべて感じますよ。今朝も起きたら、首が回らなくなっていたんだ。枕が高すぎたのかもしれない。マッサージクリームを塗って、痛み止めを飲んでここに来たんです」

  「I need to skate. 滑り続けないと、逆に筋肉が痛む。これからも、エキシビションで滑り続けます。・・・でも競技はもう十分だけど」

 羽生君には、どうか無理をしてもらいたくないですね。ボルトを何本も入れて・・・という状況を、私は想像したくないです

 Continuesのトークショーでは、「ユヅ、いつまで続けるのか?」という話が、プルさんからだけでなく、他のスケーターからも投げられると予想します。羽生君の性格ですから、マスコミ向けとは違った、本音を語ってくれそうです。いまの怪我の状況も含めて、聞いてみたいような聞いてみたくないような・・・、この点については、ちょっと複雑な気持ちです。

 では、また明日!

 Jun

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 昨日に続いて「アイスショーの世界 4」を見ていきます。

 昨日、サラっと通過してしまったので、羽生君の写真について、FaOI幕張初日の、具体的にどのショットが収録されているかをまとめておきます。

 ・38~39頁→2ページぶちぬきでバラ1を笑顔で滑るショット。

 ・48~49頁→バラ1の写真が1ページずつ。それぞれスケーティング時で、一枚はイーグルのショット。

 ・50~51頁→それぞれ1枚ずつ。ただし、50頁のChoo Choo TRAINのオープニングのショットはほとんど姿を確認できず。51頁は、フィナーレ時に笑顔で人差し指を天に指すショット。

 ・56頁→FaOI新潟最終日、今野竹雄氏のギターをバックにパリ散を披露するショット。

 以上です。写真目当てだと非常に厳しい内容なのです(汗)。ただ、もし万が一、「フィギュアスケートTV」が下手を打つようなことがあれば、この56頁をチェックするために、書店にGo!ですね。ちなみに、今野さんのギターはレスポールでした。

 さて、今日はFaOIに絞ってインタをご紹介します。昨日に続き登場している方々ですが、引用箇所は重複していないので、ご安心を。

 (1)プル様(34頁)

 ―― 「ファンタジー・オン・アイス」に再びの登場となりました。

  「家に帰ってきたような気分だよ。(笑)真壁さんのショーに来るといつもこういう気持ちなんだ。素晴らしいスケーターたち、とくにユヅル、ショウマ、カロリーナ(・コストナー)、ステファン(・ランビエル)、ギヨーム(・シゼロン)たち……。ユヅルは世界一のスケーター。だから共演できるのはもちろん幸せなことだよ。『ファンタジー・オン・アイス』は本当にいいショーだと思う。オープニングとフィナーレ、それにオープニングの次のグループナンバーもいい。群舞がいるのも見ごたえがあるね」

 →→このインタでも話の中心になっていましたが、コーチ業が生活のかなりの部分を占めはじめた様子。「(滑るのは)あと3年くらいかな」とも語っていたので、日本にもスケーターとしてあと何回来てくれることか・・・。見れるうちに見ておきたいですね。

 (2)杏里・真壁喜久夫対談(52~56頁)

 ―― ショーの現場の雰囲気はいかがでしたか。

  杏里「バックヤードがとてもにぎやかで楽しい雰囲気でした。たとえばジョニー(・ウィアー)さんは氷の上では中性的な魅力で素晴らしい表現力を発揮されていたけれど、舞台裏ではすごくお茶目な方。ムードメーカーは織田信成さんですね。私もやっぱり本番前は緊張していてスタンバイしていましたら、織田さんがやってきて、初対面だったんですが、ハイタッチしながら『杏里、ガンバ!』って

  杏里「織田さんのおかげで、少し気持ちが緩められたんです。(笑)そういえば、神戸公演の3日目には、『CAT'S EYE』で織田さんがバックで踊ってくれて……。織田さんが躍りたいと言い出して、宮本賢二さんがちゃんと振付けてくれたんですよね。すごい振付だったので、リハーサルで初めて見たときは、思わず吹いてしまったんですけど(笑)」

 →→「初対面で、『杏里、ガンバ!』」って、その是非はともかくとして、織田ちゃんも、そうじゃなきゃ、テレビの仕事があんなに来ないですよね。いまはかつて以上にテンションとインパクトの時代。将棋で言うと、ひふみんにも言えて(二人が似ているという意味ではないですよ)、こういう方々が求められているのでしょう。

  杏里「ところで、FOIに呼ばれるスケーターというのは、どうやって選ばれているんですか?」

  真壁「これまでFOIに毎回欠かさず出てもらっているステファン・ランビエルやジョニー・ウィアーはもちろんそうですが、魅せる何かをもっている人、という基準はありますね。もちろん、世界チャンピオンとか、オリンピックや世界選手権の表彰台に乗ったことのある人といったような視点もあります。ただ、今回で言うと、エラジ・バルデのように、世界選手権ではそこまでの順位ではないけれど、パフォーマンスが面白いから1回出してみたいと思って呼ぶ人もいるわけですよ。何度か出てもらっている人でも、パフォーマンスの質や観客の反応はシビアに見ています。お客さんも正直ですからね。最終的にFOIとしてこの人はどうか、と自分なりの感覚で判断しているという感じです

  真壁「アマチュアの選手にショーに出てもらうのは、もちろんショーにとってプラスになると考えるからですが、そういう場を用意することが選手のためにもなり、日本の選手強化にもつながっている。そのことはここまで続けてきた動機のひとつにはなっていますね

 →→呼ばれなくなったのって誰だろう・・・と思いつつ、まぁでも、ヨーロッパやアメリカから、日本は遠いですから、なかなか大変でしょうね。逆に、中国や韓国にも優秀なスケーターはいますから、ジジュンちゃんとかボーヤンとか、絶対に盛り上がると思うんですけどね。でも、実際に呼ぶとなると、先方のエージェントが誰なのかとか、色々とハードルは高いのかもしれません。

 ―― 今回のFOIの選曲や曲順はどんなふうに決まったんですか?

  真壁「基本的にひらめきです。いつも、そう。今回、オープニングだったら『CAT'S EYE』と『悲しみがとまらない』のどちらかという選択肢はあったと思うけれど、やっぱり直感で『CAT'S EYE』だろうと

  杏里「私も『CAT'S EYE』でよかったなと思いました。もともとアニメのテーマソングということもあって、ボーダーレスに、日本の方も外国の方も一緒に喜んで滑ってくださっていた気がしましたから」

 →→そっか・・・選曲まで真壁さんからリクエストしていたのかと。これはなかなか、若いシンガーを抜擢するという流れはあまり期待できないのかな?という不安も・・・。ただ、これは以前も記事に書いたことですが、なかなか若い人が気軽に行けるショーではないことを考えると、そういう方向性も仕方ないのかもしれません。難しい問題です。

  杏里「FOIほどの大きなイベントとなると、1回やるだけでも大変なことだと思いますが、それを持続させていくというのは並大抵のことではない。そもそもどういうところからこういうショーをやろうという発想が生まれたんですか?

  真壁「昔からいろいろとフィギュアスケートの大会やイベントのお手伝いはしていたんですが、自分でショーを作ろうと思ったきっかけは、1998年の長野オリンピックにさかのぼるんです。そのとき男子シングル銅メダルだったフィリップ・キャンデロロの演技に魅せられちゃった。フランスの超人気選手なんですが、彼はそれ以前にも、SP、フリー両方で『ゴッドファーザー』をやって、SPでは若いころ、フリーでは年老いた主人公を演じて話がつながるようにしてみたり、エキシビションでは客席から登場してみたりと、とにかくすごいエンターテイナーぶりを見せていた。でも、長野のフリーの『三銃士』で彼が見せた“ダルタニアン”は、彼の生涯最高の演技だったんじゃないかと思うくらい、素晴らしかった。それをきっかけに、彼のショーを日本でやろうと動き始めたのが、いまにつながってるんですよ





 →→三銃士はけっこう有名で、最近でもアイスショーでやってる(やらされてる?)ぐらいですね。

 で、YouTubeの右の関連動画に、彼のリレハンメル五輪でのEXの映像があって、これはなかなかなもんですよ・・・。これを見たら、プル様のセッボンがかわいく見えます。

 「三銃士」の方も、いま改めて見ても、最初のスピンからして面白い振付なんですが、この頃って、自由な時代だったんだなぁとつくづく思います。

 ―― 長野オリンピックといえば、杏里さんは閉会式で歌っていらっしゃいましたね。

  杏里「ええ。閉会式で『ふるさと』を歌わせていただいたときは非常に感動的でした。また、長野オリンピックでは公式イメージソング『SHARE 瞳の中のヒーロー』をご提供させていただきました。そうやってオリンピックに関わらせてもらったのは、本当に一生に一度経験できるかできないかのことですから、ずっと長いことがんばってきてやってよかったなと。ある意味、ご褒美がいただけたような気持ちでした」

  杏里「そういえば、長野オリンピックには荒川さんも出場されていましたね」

 ―― 荒川さんは当時高校生でした

  杏里「それが、今回こうやって共演させていただいた。ご縁があったということですね(笑)

  真壁「来年は長野オリンピック20周年になるんですが、いま、ちょっとアイディアをひらめいちゃった(笑)

 →→長野五輪といったら、ゆづファン的には「ホプレガのルーツ」ですから、これは何かあるのでは?という期待感も。

 その「ひらめいたアイディア」が、「キャンデロロさん再び!」的なものだと、ズコッ!ってなっちゃうかな・・・。2015年のFaOIにも来てくれてますしね。「20周年」とはいっても、斬新な企画をお願いしたいです。

 それにしても、杏里さんの腰の低さと聞き手の上手さに感心する対談でした。その場に同席したと思われる編集担当者よりも、はるかに的確な質問を次々と真壁さんに投げているのでビックリでした。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年7月20日発売。表紙だけを見ると、羽生君の単独インタがありそうな雰囲気ですが、残念ながらありません。写真は、まぁまぁ・・・って所です。

 目次をご覧いただくと分かるように、そもそも日本人のインタ自体が、まっちーと、杏里さん&真壁さんの対談のみです。まず、ここを押さえておく必要があります。

 とりあえず、羽生君関連で何か情報があるか?というと、FaOIのレポートは正直物足りないんですが、以下の3つのインタにて、羽生君に言及した部分があったので、今日はそちらをご紹介いたします。

 (1)プル様(37頁)

 ―― 現役の競技については、どんなふうにご覧になっていますか。

  「次のオリンピックは、フィギュアスケート史上でもっとも興味深い大会になると思うよ。最終グループの選手たちの実力差はかなり小さいし、演技構成は近いものになっている。4本か5本の4回転ジャンプをみんな跳ぶでしょう。だから勝負の分かれ目は誰がクリーンに最後まで滑りきることができるかにかかってくるし、その誰かが勝つことになる」

  昨シーズンにユヅルが世界選手権でやってみせたように、SPで出遅れたとしても、フリーが最高に美しくクリーンであれば逆転の可能性だってある。とてもエキサイティングな試合になると思うよ。誰が勝つか、見届けたい

 ―― あなた自身、4回転ジャンプでよく知られている選手でしたが。

  「ユヅルに4回転半のアクセルを跳んでほしいね!遠くない未来だと思う。ぼくも練習だけはしたことがあって、あと4回転トウ+4回転トウのコンビネーションに挑戦してみたことがあるんだよ」

 →→かりに平昌五輪後も現役を続行するとして、でもさすがに、4Aよりも、4Lzの方が先のような気がします。

 (2)杏里・真壁喜久夫対談(54頁)

 ―― ショーの現場の雰囲気はいががでしたか。

  杏里「・・・新潟公演のときも、羽生結弦さんが私のバンドのギタリストの今野竹雄くんと話して、『パリの散歩道』をやりたいということになった。真壁さんにご相談したら、『じゃあ、やろう』って言っていただけて、3日目に実現したんですよね。このように、現場で新しいものが生まれて、どんどん変化していくのって楽しい」

  真壁「いつでも、面白ければOKですから。このFOIでしか見られないコラボレーションですから、何でもやってみなきゃわからない。でも、面白くなければだめだし、その結果がどうかには目を光らせています」

  杏里「・・・今回、パフォーマンスに華やかさが出せたらと思って、私のほうからバンドの生演奏を入れることを提案してみたんです。スケーターの方々はやっぱりみなさん音楽がお好きだからか、リハーサルの段階からすごくテンションが上がって、盛り上がってくださった。羽生さんが最後までずっとリハーサルを見てくださっていたことも印象的でしたね

  杏里(56頁)「・・・それにしても、世界のスタースケーターたちがあれだけ集まって、総立ちになって盛り上げてくださる観客の方がいて、あの空間は本当に異次元でした。羽生さんが新潟公演の最終日、スピーチで『オリンピックよりも楽しかった』『自分の生きてきたなかで、いちばん今回が楽しかった』と言っていらしたのを聞いて、このFOIは、オリンピックとはまた違う、彼らの個性を引き立てられる場なんだな、と。そうやって、この先の彼らの人生も変えているんじゃないかなと思うんですよね

  真壁「実際のところで言うと、いまやジェフリー・バトルは世界で名だたる振付師の1人になったわけですが、今回もオープニングやフィナーレの振付をやってもらった。彼がこうやって日本に来ることで、日本のスケーターたちと交流して、振付につながっていったりすることもある。そういう意味で、このショーが役に立っているということはあるかもしれません

 →→本誌を購入した最大の収穫がこの部分でした。さあ、BSフジさん、「フィギュアスケートTV」がんばってくださいよ!と、ハードルを上げずにはいられません。

 真壁さんのジェフの件はまさにその通り。でも、17-18シーズンの日本人選手へのジェフの振付って、羽生君のバラ1を除くと、優奈ちゃんのSP以外になにかあったかな・・・。真凜ちゃんのSPはマリーナのようだし、梨花ちゃんもSPは未発表。じゃあ、日本滞在中のジェフは、バラ1の手直しもかなりやってたのかな・・・と勝手に予想(笑)。

 (3)イリヤ・アヴェルブフ(ロシアの振付家、アイスショーのプロデューサー。ソルトレーク五輪アイスダンス銅メダリスト。代表的な振付に、リプニツカヤの「シンドラーのリスト」メドベージェワの16-17シーズンのSP・フリーなど)

 ―― いまの競技はご覧になりますか。現在のロシアにおけるフィギュアスケートをどう思いますか(76~77頁)。

  「もちろん見ています。私はアマチュアの選手たちと仕事をしていますから、いま何が起きているかを知らなければなりません。もちろん、フィギュアスケートは急激な進歩を遂げていて、とくにここ数年はまず男子シングルでそのことが言えます。言うまでもなく、日本のシングルのスケーターはフィギュアスケートの最先端です」

  「ハビエル・フェルナンデスはヨーロッパのフィギュア界の名誉を固守しようと、できることのすべてを行っていますが、しかしもちろん羽生結弦は“天の住人”です。彼の持っているすべてにおける有機性は私を強く惹きつけています

 ―― あなたはご自分のショーに、日本のスケーターをアマチュア、プロに関わりなく招待したいと思いますか。

  「もちろん、どんなプロデューサーも、羽生、織田信成、高橋大輔のようなレベルのスケーターを呼びたいという夢を持っていますよ。だいたい一緒に仕事をしたいと思うスケーターたちはとてもたくさんいます。私は自分の企画を日本でお見せし、その主役に日本のスケーターを招きたいという希望を持っています」

 →→この方は、最近だとヤグディンのアイスショーのプロデュースで知られています。リプちゃんのシンドラーはともかく、メドベのプロは個人的にちょっとなぁ・・・という感じでしたが、でも、羽生君を“天の住人”ですか。

  なんだ、ゆづファンなのか!いいおじさんじゃないの!

 と、さっそく手の平返しをする私です。

 明日の記事ではFaOIに絞って、さまざまなインタをご紹介したいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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lilya


 「ユーリ」の第4話の放送は金曜の深夜だと勘違いしていて、「先に記事を上げるなら日刊の残りだな」と考えていました。ところが、実際は1日早かったので、記憶が薄れないうちに、ユーリの感想の方を。例のごとく、ネタバレがありますので、ご注意ください。

 ・ ライバルの陣容が徐々に固まってきましたね。あっさりロシアに帰ったユリオをあのじーさん(ヤコフ・フェルツマン)が指導しても、もう伸びないだろ?、てか言う事きくのかね?思っていたら、なんだか助っ人にやけにキャラの濃いおばちゃんが登場。しかも、じーさんの元嫁だという。その辺りの過去の付いた離れた系のネタをブッ込んでくるのは、やはりモロゾフコーチへのリスペクトですか(あの同じチームの色っぽいねーちゃんに手を出したという話にしていない所は、武士の情けってことですね!)。

 ところで、モロちゃんの数多くの浮名の中でも、特に個人的に許せないのは、我らがシェイリーンとの結婚→離婚という遍歴。まぁ、恋愛は自由ですよ!でも、おまえの辞書には節操という言葉は無いのかと小一時間・・・。

 ・ 勇利の元コーチのチェレスティーノ、かっこいい人ですね。そして、ちょっとした電話のやり取りの中に、一見風貌はガツガツした感じに見えるけど、「つぎのGPファイナルはやってやる!」というのを、惨敗したあの会場のバックヤードで自分の前で宣言してほしかったと、当時の心境を吐露していましたね。温かい人じゃないですか。

 ただ、負けて何もかもが嫌になって、長谷津に引きこもって、これまでのしがらみから自由になりたい!という勇利の気持ちも私にはよく分かる(というか、そういうことを実行したことがある)ので、まぁ、指導者が誰になろうが、本人がやる気があるのだから、結果を出して「恩返し」するしかないですね。

 ・ フリープログラムの制作過程が興味深かったです。タイ出身の元チームメイトのピチット君の紹介で、かつて、ある女性にプログラム用のデモテープを作ってもらっていたが、お蔵入りに。それを「再利用」する所や、恋愛経験が無い所をヴィクトルに突かれて、勇利が思わず反発する所なんかは、けっこう細かい部分に手が入っていて、好きですねぇ。勇利のヴィクトルへの衝動的な怒りを、「それだよ!」とヴィクトルが評価するはず!・・・という私の直感は見事に外れましたが。

 ・ 次の試合は中四国九州大会ですか。そうだよね・・・いきなりGPシリーズ開幕だと、すぐに結果を出さないとファイナルなんて言ってられないので、確かにこれは必要なプロセスですよね。でも、全日本選手権を扱う余裕は無い気がするなぁ・・・。

 ・フリープログラムのタイトルが「ユーリ・オン・アイス」に決定。これはもしかして、プル様のフリープログラム「ベスト・オブ・プルシェンコ」へのオマージュ?・・・というように、実際のフィギュアスケートの小ネタが入っているのかいないのか、あれこれ想像するのも、このドラマの楽しみの一つですね。

 なーんか、次の中四国九州大会は17歳の赤いメッシュを入れてる南健次郎君に勇利がコロっと負けた方が面白い気がします。

 そして、「いまに見ていろ!おれだって!」と奮起して、中国GPまで猛練習という展開を予想しますが、どうでしょうね。

 では、また明日!

 Jun

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 2016年10月7日発売。二日前にレビューした『フィギュアの時間です』の続編をさっそくご紹介します。

 全て読み終えてから、冒頭と、そして、最後の「あとがき」をもう一度見てみると、この内容になるのも仕方ないのかなと思いました。

 すなわち、作者さんが「原稿を描くのに忙しくて現在進行形で情報を追えていなかったこと」と、編集のKさんにかなり「多いです、削ってください」とカットされたことで、結果的に前作と比べて「薄い」印象です。

 前作は、まぁ、昔話が大半で、しかし「歯切れのよいぶっちゃけ」と「勉強になるなぁ」という、二つの意味でおいしい内容でした。

 続編の本作は、「14-15」と「15-16」の2つのシーズンという短いタイムスパンなので、男女シングルの現役選手に対する「分厚く濃い描写とぶっちゃけ」があるのかと思いきや、はっきり言って質・量ともに物足りません。

 例えば、この作者は(と編集者も?)、日本の女子シングル選手に関しては、宮原さんよりも本郷さんが好きなんだろうな・・・というのは、最終第8章を読んでいてすぐに分かりました。もちろん、本郷さんの長所を実に上手く捉えていて、それは別にいいのです。

 しかし、もうそこで、残り10頁ほどなので、じゃ、他の選手についてはどう見てるの?という期待感を奪うかのように、あとは、パタパタっとやっつけ気味に終わってしまいます。巻末の年表を見ていて、あれ?新葉ちゃんは出てきてた?とか、友野君や刑事君を紹介するのもいいけど、草太君はでてきてないよな?とか、やはりこの辺りのホープは最低限押さえておいてほしいよなぁ・・・と、けっこう不満があります。

 他方で、アイスダンスやペアに関する描写はさすがの一言で、今季はまじめに見てみようかな!と、背中を押してくれます。でも、私は、「ブログでレビューする」という目的があったから、集中して頭から一気読みしたから良いとして、これ、一般的なファンからすると、最後の最後の章でやっと「15-16シーズンの日本のシングル選手」の話が出てくるまで、けっこうキツイんじゃない?と思いました。つまり、章の並びが悪い、ということです。

 やっぱり、私たちが容易にイメージできる、最新の現役選手に対して作者はどう見ているか?というものを、最初にある程度提示してもらわないと、海外のしかも引退したアイスダンスやペアの選手の何がどう凄いかとか、「スケオタの日常」や「重箱のスミをつつく話」をされても、ピンとこないんですよね。内容はいいんです。順番がもう少しどうにかならなかったのかなと。

 ということは、まだ読んでいらっしゃらない方は、まず第8章から読んでいただいて、そこからお好みで興味のある章をつまんでいく方が良いのかもしれません。

 文句ばかり書きまくりましたが、個人的にニヤリとさせられた部分を。

 ・ プルシェンコの嫁さんについて。私が見たTogether on Iceでは、本書で描かれているようなあんな薄着だったかどうかは記憶にないですけど、ロングサイド中央・中段のVIP席で、明らかに一般人じゃない風格を漂わせていました。写真は熱心に撮っていましたね。

 ・ リーザについて。本書では「小っちゃいマッチ棒みたい」と描写されています。私も国別対抗と新横浜DOIで目撃しましたが、ホント小さいんですよね。テレビで試合の中継があると、実況スレでは、やれ銀座のチーママだとか、岩下志麻みたいだとか、色々言われてますが、小柄でかわいらしい体型です。

 最後に羽生君に関しては、まぁこんなもんかなぁ・・・と。しっかり描いてくれているし、これ以上「推す」とバランスを欠いてしまうので、十分ですね。そういえば、ハビって出てきてたっけ?と調べ直してみたら、なんと、

  「スペインのハビエル・フェルナンデス君、ハビ、ハビって呼ばれてるけど、同じスペインの同じ年のハビエル・ラジャ君もやっぱり『ハビ』なの?一緒にいる時はどう呼び分けられてるの?」

 という形で、前作で2コマだけ登場していて、本書では一切出てきません。羽生君の最大のライバルなのになぜだろう・・・。そういえば、コーチの話題は扱われていても、ブライアンはコラム扱いだし、振付師の所でジェフは紹介されていても、シェイリーンはまったくないし・・・。

 こういうことを言い始めたらキリが無いのは分かっています。だからこそ、こりゃもう、すぐに第三弾を出さなきゃ、賞味期限切れになってしまいますよ!と、次回作を待ちたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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