On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:サンデー毎日

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 2018年2月6日発売。マガジンの残りをレビューするつもりだったんですが、このサンデー毎日やananも出ましたし、とにかく個人戦が始まるまでは、羽生君関連の雑誌・書籍情報を集中的にフォローしていくことにします。

 なんで今さらFaOI幕張の表紙?という気がしますが、いろんな意味で話題に事欠かない内容になっています。

 まず表紙をめくると、「平昌で輝け“ゆづスマイル”」と題して3ページのグラビア。その写真のセレクションが意外で、天と地のレクイエム(15年N杯EX)、昨年のロステレEX(ホタレックさんありがとう!)、仙台凱旋パレード、ヘルシンキ表彰式、昨年のN杯練習の転倒、以上の5枚。おやじ週刊誌特有のペラペラの紙質が残念なほど、レクイエムとロステレの写真は、なかなかのクオリティです。

 この後に、「羽生結弦 金メダルへの滑走」(14~15頁)という特集記事。これは、「本誌・青柳雄介」と、サンデー毎日の記者の署名記事になってますが、スケオタからすると、もう内容メチャクチャです(笑)。

 例えば、渡部絵美さんに取材して、彼女は、「・・・けがの影響がある今の状況からすると、羽生選手のジャンプは他の選手に劣るかもしれません。ただし、他のライバルたちも完璧な演技ができるとは限らない。意外とミスが多く出るんです。それを見据えながら、自分の跳べる範囲のジャンプを選択し、演技を構成していく力を持っているのが羽生選手です。それも一つの作戦でしょう」とコメントしています。

 これを受けて、この記者は、こう書いています。

  「あまり無理をすることなく、3回転ジャンプだけをパーフェクトな内容で滑れば勝機があるという。ただ、質を落として滑るのでは意味がない、そう本人は思っているかもしれない」

 渡部さんが「トリプルだけで勝てる」なんて言うわけがない。ズブの素人が有識者に取材を申し込んで、そのコメントを完全に間違った形で解釈し、紹介している。これはいくら何でもひどい・・・。

 渡部さんは、こう続けています。

  「痛みは当然残っているでしょう。恐怖心もあるはず。それでも、小さくまとめるのではなく、これまで培ってきた最高の滑りを披露しようと、周囲の反対を押し切ってでも、大勝負に出る可能性も十分に考えられます

 このコメントは、当然ブライアンが現地に着いて取材に答える前の話ですから、こういう見方自体はあってもおかしくはありません。問題は、この記者の「解釈」です。

  「大勝負とは、4回転ループやサルコウ、4回転ループ+3回転トウループなど、これまでと変わらないジャンプである。鍵はジャンプにあるのだ」

 私のタイプミスではありません。本当に誌面にそう書いてあるのです。それにしても、渡部さんが言ってる「大勝負」というのは、4Lzを入れるかどうかという話でしょう。その「大勝負」の意味を彼女に確認しないから、わけのわからない文章になっている。この記者のことだから「トウループ」と書くつもりが「ループ」と間違って書いたのではなく、4Lo+3Tなるありえない構成があると思っているフシがある。これが大人の仕事かよと・・・。

 しかし、けなす部分ばかりではなく、小塚君のお父さんの嗣彦さん(いろいろ噂はありますが)のコメントには救われます。

  「羽生選手は、大きな障壁があればあるほど、それを乗り越えようとして成長していく。そんな選手なんです。自分に不可能はないと思う不屈の闘志が備わっている稀有な選手です。この気持ちで、いつも重圧を乗り越えてきたのです。ブランクもわずか数カ月ですから、羽生選手ほどのアスリートであれば、さほど問題はないでしょう

 しかし、フィギュアスケートのことをまるで分ってない記者でも、偉そうに記事を書くのが、まさにオリンピックなんですよね。

 そういえば、みなさんザワついている、バイキングでの小倉さん(おヅラさん)が、「日本は団体でメダルに手が届く」と発言していたのは、ガッカリしました。フィギュアスケートについて知識のある方なのに、ウソを言ってはいけません。





 ちなみに、小倉さんは自分の番組(2月6日)では羽生君をメダル予想から外していますが(1時間16分~)、バイキング(2月7日、49分~)ではそこまで断言はしていないですね。大ちゃんの「普通にやれば金を取れる」というコメントが画面上に出てたし、坂上さんの番組だから、さすがに自重したかな・・・。バイキングのこのフィギュアの部分自体は面白いので、ぜひチェックしてみてください。

 ところで、団体に関しては、日本はフリーに進出できるかどうかギリギリのラインではないかと。カナダ・アメリカ・ロシア・イタリアはまず間違いなく通過するとして、最後の1枠を中国と争うことになる。

 ソチの時は、男子1位(ゆづ)、女子3位(真央ちゃん)、ペア8位(なるりゅう)、アイスダンス8位(リード姉弟)の、総合5位でフリーに進出しています。

 今回の平昌の順位予想をするなら、宇野選手がSPで1位だったとしても、知子ちゃんは(花織ちゃんでも)、メドベ、オズモンド(デールマン)、コストナーあたりが出てくると、頑張っても4位。ペアは前回の8位以上は厳しいとして、かなクリがどこまで頑張れるか・・・。

 カナダ、ロシア、アメリカは強い。フランスはパパシゼは団体戦に出ないという話で、イタリアはカペラノがSDに出るかどうか。で、かなクリが2位に入って五輪行きを決めたネーベルホルン杯を見ると、3位のドイツがこの団体戦に来ます。中国と韓国に、この間の4CCでかなクリは勝っているとはいえ、SD一本だと、ミス一つで順位は変動するし、韓国にどういうスコアが出るか・・・と考えだすと、なかなかタフな試合になりそうです。

 ちょっとネットで調べれば、大変な闘いだというのはすぐに分かるんですが、そういうことさえせずに、アレコレ言う連中がテレビや新聞・雑誌にわんさか沸いてくるのが、オリンピックだよなぁ・・・と思います。

 さて、NHKスペシャルが微妙な出来で、TwitterのTLが凄いことになってますが、私はむしろ良かったと思っています。鉄のカーテンがしっかり降ろされていたこと、あの手書きのメッセージをわざわざNHKに送れるほど回復していること、この2つが分かっただけで十分でした。

 明日はananを見ていきます。お楽しみに!

 では、また明日!

 Jun

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sunday

shujyo



 ともに、2016年10月18日発売。フィギュアスケート専門誌ばかり読んでいると、これは私の場合なんですが、写真にしろ、記事にしろ、一定の水準が保たれているため、その専門誌の間での「相対評価」、つまりどうしてもあら探し的な読み方になってしまうんですよね。直さなきゃなと思っています。

 あくまでもこれは、(残念ながら)たとえ話ですけど、新宿伊勢丹に入っているような海外の高級洋菓子ばかり食べていると、狭い世界の中に埋もれてしまうんじゃないか。あえて、最新のコンビニスウィーツなども食べてみて、トレンド全体を見ていく必要があるんじゃないか。

 フィギュアスケートでいえば、ワイドショーや週刊誌レベルで、この競技や選手がどう見られているのか。一喜一憂するつもりはないですが、ある程度、世間一般の現状認識とは付かず離れずでいたいと思っています。

 まずは「サンデー毎日」。かつてあの鳥越俊太郎さんが編集長を務めていて、大学受験の合格発表シーズンになると、どこそこ大学にホニャララ高校から何名合格、みたいのがズラっと掲載されるので、私が子どもの頃も、その時期だけは毎年居間に置いてあった記憶があります。基本的にはおじさんが買う雑誌です。

 自分で買ったのは初めてかもしれません。で、目次ページの中を赤枠で囲みましたが、フィギュアスケートの記事があるんじゃなくて、作家の五木寛之さんのコラム、「五木寛之のボケない名言」で羽生君が取り上げられていました。

 その中で、羽生君の「努力はむくわれない」「しかし努力には意味がある」という発言を引いています。これを踏まえて五木さんは、「人並みはずれた努力家だからこそ許される発言で、この若さでそれを見切る視線の強さに驚嘆する」と結んでいます。

 おそらくこれは、私も以前の記事で触れましたが、10月2日放送の「Mr.サンデー」を五木さんが見て、彼流のアレンジを経て、このような原稿に仕上がったんだと思います。

 「Mr.サンデー」でのカトパンとの対談で語られた、羽生君の努力論の凄いところは、「努力の正解を見つけなければならない」と、彼なりに暫定的な答えに辿りついた所ですよね。

 かつて、2014年8月の「上月スポーツ賞」のスピーチでは、

  「一番努力した人が必ず一番の結果を残せるとは限らないのが、スポーツの残酷な所。でも、努力しなければ結果は残せない。」

 このような主旨の発言をしていました(この時期に五木さんがこのコラムを発表していれば内容は正確でした)が、そこから2年・・・・・・。努力をガムシャラに続け、オーバートレーニングによる故障も経験し、きっとブライアンや周りのコーチにも言われて、「努力の中身」を様々な面から考え直すことに頭を切り替えたのが、いまの羽生君ではないでしょうか。ちなみに、コラムの上半分に「天と地のレクイエム」の素敵な写真が収められています。

 つぎに、「週刊女性」。初めて買いました。これまで、書店やコンビニで立ち読みをした記憶すらないです。病院の待合室等のマガジンラックに置いてあれば、人目を気にしつつ、隙を見てパラパラめくる程度です。

 こちらは、それこそ「コンビニスウィーツ」的発想じゃないですけど、スケオタとは限らない女性読者に今季のフィギュアスケートの見所を伝えるにあたって、こういう風に仕上げるんだな!と、色々と考えさせられる内容でした。

 ボリュームは37頁~39頁までの計3ページ。「"羽生本"著者のスポーツライター野口美惠さんに、気になるあれこれを直撃!」ということで、男女シングルの有力日本選手をわかりやすく解説してもらっています。単純比較はできないですが、同じく野口さんが手がけた一昨日のAERAよりも読みやすく、しかも内容もしっかりしていると思います。

 羽生君について、野口さんは2点コメントしています。

  「(4回転ループについて)ケガ明けで、新しいジャンプを成功させているのはすごいことで、普通はできないことです。守りに入らない彼の意志や強気さを感じて、今後の進化を暗示する内容だったと思います。」

  「日本人選手は欧米選手と比べるとシャイなのでバリバリのロックは避けがちでした。センスやリズム感が問われるし、本人にもエンターテイメント性がないと表現するのが難しい。『オペラ座の怪人』や『ロミオとジュリエット』といったドラマチックな曲が得意な羽生選手が、ロックや久石さんのインストゥルメンタルな曲に挑戦することで、かわいい王子様キャラのイメージとは違う喜怒哀楽を表現するシーズンだとおもいます。」

 プリンスを採用したことが、むしろ「脱王子様キャラ」というのはシャレも効いていて、まぁ分かるとして、久石さんの曲については、羽生君自身が「自然をテーマにしている」とトロントの会見で語っていたので、この点も触れてほしかったですね。ただ、それを野口さんがご存じないはずもないので、もしかしたらカットされているかもしれません。

 他に2つ面白い部分がありました。ひとつは、宮原さんについてのコメントです。

  「彼女のよさは、演技を落ち着いて見られること。絵画にたとえるなら、保存状態のいい絵を安心して鑑賞できる。彼女の堅実な性格が、そのまま演技にも表れていて、派手ではないけど、ジワジワと伝わってくる味わい深さが魅力。」

 実に巧いたとえだと思いました。確かに質は高い。しかし、野口さんは語っておられないですけど、絵画・美術に沿って私が付け加えるなら、キュレーター(学芸員)の解説がないと一般人にその良さがわかりにくい、というのは、宮原さんの弱さかもしれません。

 ビジュアル的に特別見栄えがするタイプではないですし、だったら、3Aのようなはっきりした武器が無いと、とてもじゃないけど、メドベージェワに勝つのはなかなか難しいと思います。でも、私は大好きなスケーターの一人です。

 サッカーでいうと、失点をしないことを第一の目標にして、選手たちに守備時のハードワークと厳密な規律と約束事を植え付け(そのための練習量も凄い!)、世界最高の守備力を誇る(でも点はなかなか入らない!)、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードが、私には思い浮かびます。

 もう一つは、この驚きを「思い切った誌面作り!」というタイトルに込めているんですが、本田望結ちゃんのインタビューを取っている所。けっこうな量です。フィギュアスケート専門誌ではまずありえません。紀平さんでもここまで発言を掲載してもらったことは無いと思いますね。テレビ局の楽屋で話を訊いたんでしょうか?

  「グランプリシリーズは、目標にしている大きな大会なので毎回、楽しみにしています。誰を絶対に応援しているとかではなく、ジャンプやスピン、表現力といった、出場する選手の素晴らしいところをチェックして、勉強させていただいています。

  「お姉ちゃんが、ジュニアGPファイナルに出場することが決まり、ドキドキ、ワクワクしています。完璧に滑れば、いい点数が出ると思うので、頑張ってほしいです。」

  「私は、4年連続のノービス全国大会で、今回は妹の紗来と姉妹そろって出場することになりました。今シーズンは、昨シーズンと比べると、ジャンプの回転不足が少なくなって安定感も出てきたと思います。大人の雰囲気が出せるようなプログラム「ワルツ」で、表現力やスピンでは点数の取りこぼしがないように、90点以上の自己ベストが目標です。でも、いちばん大切にしているのは、練習どおりの滑りが試合本番でできることです。来シーズンは、ジュニアに上がりますが、フィギュアスケートも女優も中途半端にならないよう、(両立を)認めてもらえる滑りや演技をしたいです。

 こういう発言に対して、かならず、真面目に取り組むならどっちか一本にしろよ!とケチをつける人がいるんですけど、そんなことは本人も分かった上で、チャレンジしているはず。がんばってほしいです。

 女優としての望結ちゃんといえば、先週シーズン4が開始された、「ドクターX」のシーズン2の最終話「さらば大門未知子!命のリミット15時間!?私、失敗しないので」で、難病患者だけども底抜けに明るい女の子を演じていて、よく覚えています。シーズン2は、とくに濃いメンツが揃っていて、私も大好きでした。

 「ドクターX」の高視聴率の理由は、若い視聴者を完全に無視したキャストを並べている点にあると思います。明らかに、30代以上のドラマ好きをターゲットにしているかと。ジャニーズ系、AKB系、EXILE系、その他若手の俳優・女優を安易に起用せず、現行および近年のNHKの朝ドラと大河ドラマの出演者とのシンクロ率がとにかく高いです。これも脚本の中園ミホさんの狙いでしょうね。特に、生瀬勝久さんは朝ドラとの二足の草鞋で過労死するんじゃないかと、今から心配です。 

 なんだか、フィギュアスケート要素の薄いわりに、無駄に長くなってしまって、すみません。

 では、また明日!

 Jun

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