On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:ステファン・ランビエル

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 まず、ジェイソンのクリケット加入にビックリです。おいおいウソだろ?と思っていたら、ボーヤンよりもこちらの方が情報が出るわ出るわと、むしろボーヤンの加入がアナウンスされたから、ドバっと情報解禁された感があります。北京五輪に向けて、はやくも米中対決が始まっているということでしょうか。

 それにしても、昨日はマンチェスターシティの話をしましたけど、もうそれを超えちゃっているというか。俺の好きなスケーターがこんなに集まって、どうなっちゃうの?と、嬉しいを通り越して、どう受け止めていいか分かりません。

 フィリップ・ハーシュのツイなど、まだまだ読むべき情報が出てくると思いますので、ジェイソンについての記事はもう一日お待ちください。

 というわけで、FaOI幕張2日目のBS朝日放送の感想の続きです。セットリストについては、今日も「こちら」を参考にさせていいただきました。

 (11)メドちゃん「Experience」

 ルドヴィコ・エイナウディのこの曲は、エテリ組のジュニア選手のタラカノワの昨季SP(後半部分)でも使われていました。



 改めて聴き比べてみると、タラカノワのプロでは、同じ曲でもロックアレンジの方が使用されていたようです。メドちゃんも当然知っているはずで、そこを外してチョイスしたのでしょう。

 このメドちゃんのFaOIでのプロの良い点は、端的に言って「詰め込みすぎていない所」ですね。従来の彼女の競技プロだと、ジャンプは後半で、タノもつけて、マイムも入れてと、見ているこっちも疲労感を感じるほどでした。もちろん、勝つためにはそうするしかなかった(少なくともエテリはそう考えていた)と、私も承知しています。

 一方、今回のプロは、緩急や間もあって、振付にはさほど「取ってつけた感」を感じません。おそらくメドちゃんがやりたいと思っている、このセルフコレオの方向性を、ウィルソンがより「メジャー感のあるもの」に仕上げて(というか矯正して)いくのでしょう。楽しみですね。

 (12)テサモエ「ムーラン・ルージュ」

 個人的には、金沢現地観戦で一番楽しみにしています。まさかこんなにすぐに生で見られるとはゆめにも思っていませんでした。圧倒的な強さと存在感で平昌で金メダルを獲得したこの演技を見られる喜びに、たっぷり浸りたいと思います。だから、まだあまり語りたくないんですよね。現地観戦記にて、その迫力を伝えられたらと思います。

 (13)ジェフ「For Forever」

 CWWでは白の襟付き半袖シャツに白タンクでしたが、こちらのボーダーのポロシャツの方が曲の雰囲気にマッチしていると思います。そして、こんなポロシャツを着そうだからということもあって、織田君もこの曲を華麗に滑りこなしそうな気がします。ということは、ジェフに自身のプロの振付をしてもらっている織田君は、やはり相当影響を受けているのかもしれません。

 (14)織田君「ユメノツヅキ」

 ショーでの織田君を久々に見た気がしますが、難しいジャンプも決めていたし、カラダもキレていますね。でも、そもそも地上波バラエティでの完璧な仕事ぶりや、解説でも「言うべきことは言う」というメンタルを思い返せば、やっぱり自己管理にとても厳しい人なんだなと再認識。





 この「ユメノツヅキ」は堂珍さん大活躍の楽曲。高音部もストレスなく伸びて素晴らしい。FaOIは、年によってはアーティストの喉のコンディションが厳しいこともあるんですが、独断と偏見で言わせていただくと、今回のCHEMISTRYとのコラボは、2015年のシェネルさん以来の「当たり」だと思っています。

 (15)あっこさん「風の神の歌」

 さすが、振付師としてバリバリ活躍されているあっこさんなんで、面白い曲を探してくるものですね。プリミティブなリズムとグリーン系統の衣装で、佐藤洸彬君の昨季SP「トーテム」とかぶりますが、この曲はフックがあってさらに劇的。

 なんか、「赤を着るさっとんが見たい」と昨日書いたばかりですが、知子ちゃんがこの曲を演じたら「名プロ」になりそうな予感があるんですが・・・。あっこさんのファンごめんなさい。

 今回の幕張で、グリーンの衣装とライティングというのは彼女のこのプロだけのような気がするので、脳内に映像が鮮明に残ります。きっとスケーターが選ぶ「定番色」というのはあるはずで、おそらく彼女はそこまで計算に入れているような気がします。

 (16)ハビ「ラ・マンチャの男」

 CWWでの衛星生中継スケーティングでは、ゆづからダメ出しを食らうほどのコンディションでした。でも、この幕張では、けっこう戻してきたんじゃないですか?

 ハビに関しては、放送ではカットされた第一部のプロの方をちゃんと見たいなと思っているので、金沢で楽しみにしています。

 (17)ランビ先生「Slave to the Music」

 羽生君を除くと、放送されたプロの中でダントツに楽しめたのが、ランビ先生のこちらの演技。

 アナウンサーが「ジェイムズ・モリソンがMJの影響を受けているから、ランビエルの衣装もMJを意識している」と情報を付け加えていましたが、こんなハスキーな声だし、この曲ってMJとそんなに似てるのかな?という気も。wikiを見ると、MJのカバーはしているようですね。

 ただ、MJに行かずに、こういう若いヴォーカリストの曲を選ぶ所が、玄人ですよね。シェイリーンがネイサンに「ネメシス」を提供したように、目の付け所がひと味違うなと。

 周辺情報はそれぐらいにして、短くした髪とこのブラック&シルバーの衣装がベストマッチで、大人の男のプロスケーティングはかくあるべしという、カッコよさが詰まってますよ。しかも、けっこうジャンプも決めているし、実は繰り返し見ています。

 いやぁでも、ラトデニ君は、このかっこいい師匠の練習風景を間近で見ているわけで、かっこよくならないわけがない。高志郎君もたくさん吸収して、かっこよくなって戻ってきてほしいです。

 (18)プルさん「ニジンスキーに捧ぐ」

 テレビの前でスマホのメモ帳に感想をまとめながら見ているんですが、このニジンスキーを前にすると、自然に、当たり前のように、スマホケースをパタンと閉じて、厳粛な気持ちでテレビを見つめてしまいますね。

 去年のFaOIでも、Pray for Japanとセッボンの対比は鮮烈でしたが、今年も(去年ほどではないとはいえ)落差があって、やっぱり彼はそこを狙っているのでしょう。

 昨日も書きましたが、コンセプトや対比以前に、パワーとスピードを身体から発散していて、ボルトが何本も入っているはずなのに、よくこんなに動けるな!と。

 でも、彼を見ていて分からなくなることがあります。それは、羽生君が、尊敬するプルシェンコのように怪我と手術を繰り返しながらも、彼と同じように30代半ばに差し掛かっても、スケートを続けてほしいのか?ということなんです。

 もちろん本人次第ですし、続けてくれたら嬉しいけど、元々持って生まれた身体の強さというのもあるだろうし、たのむから無理や酷使だけはしないでくれよ・・・と、複雑な気持ちです。

 (19)ゆづ「Wings of Words」

 ネガティブな話はここまでにして、メインの登場ですよ。

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 巷ではWings of Wordsの衣装が「うみうし」だと言われてますが、ドラクエ世代の私には、鳥山明先生の描くコレなんですよね。だから、どこが似てるの?と最初思いました。

 肝心の演技の方ですが、何度か見て気づいたのは、そこまでピッチの速くないこの曲調に、あえてキビキビとした振付を合わせていて、羽生君がCHEMISTRYの二人を引っ張っている印象すら受けました。

 ジャンプは、一本目が3Aで、二本目は3Tですね。ジャンプを制限している話は伝え聞いていますが、この二本をこれだけのクオリティで跳んでくれるのであれば、ショーでは誰も文句は言わないでしょう。さて、金沢ではどう「進化」してくれるのか、楽しみですね。

 (20)フィナーレ「Let It Go」「星に願いを」

 「またレリゴーなの?」と、けっこうネットでは怒りの声が上がっているようですが、いいじゃないですか、かわいくて歌も上手いんですから。



 世界には、こんなレリゴーのカバーもあるぐらいですし、私は仏の心で受け入れられますね。

 さて、この段階になって気づいたのは、ピアノ担当で音楽監督の武部聡志さんとギタリストの福原将宜さんは、最初から出ずっぱりではないですか?3日間、本当にお疲れ様でした。もちろん、バイオリンの宮本笑里さんも、特にコストナーとYou Raise Me Upで美しく調和していて、素晴らしかったです。

 村主千香さんの解説も良い意味で「引き際」を心得ていて、素晴らしかった。誰とは言いませんが、いちいち「トリプルアクセルっ!」とかショーやエキシビに必要ないんですよ。千香さんが、どんどん喋りそうな三上大樹アナにブレーキをかけてくれた感もあります。

 さて、明日はジェイソン関連のあちらの記事を一通り訳してご紹介する予定です。

 実は、問題はその後でして、「フィギュアスケートNEXT」というWFSの別冊雑誌が5月30日発売予定だったのが、しれっと7月6日に延期になっており、軽く焦っています(笑)。

 6月2・3・4日アップ分の記事を、この雑誌のレビューでつないで金沢に行くつもりだったので・・・。まぁ、金沢の直前情報がいいタイミングで入ってくれることを祈ります。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年8月10日発売。アマゾンのレビューでは、「羽生選手の写真が少ない」とか「買う前に中身を確認すべき」とか、間の抜けたことを書いている人がいます。

 中身なんて確認できるわけがない。私が購入した近所の丸善でもそうでしたが、よほどフィギュアスケートに理解のある書店でないかぎり、どこも厳重にビニールで覆われているはずです。

 でも、ビニールに包まれていたとしても、もし書店で実物を手にした方なら、ズシリと来る重量感に驚かれたのではないかと。

 例えば、先月発売されたジュエルズの羽生君の『シーズンフォトブック 16-17』は95頁までナンバリングされていますが、本書は、159頁まで記載されています。YUZURU』よりも30ページほど多いです。そんな重いものは、ウチには、フィギュアスケートの雑誌や写真集では、他に一冊もありません。「スケート縛り」を外せば、TOEICの公式問題集ぐらいに重いです。

 そして中身ですが、本エントリーのタイトルの通り、すさまじい完成度です。羽生君の写真はもちろん、表紙のオビの偉大な先輩たちの写真に関しても、私はこんなに美しい写真を見たことがありません。比較的写真のクオリティが高いといわれている、「WFS」やその別冊の「WFS extra」や「アイスショーの世界」と比べても、文字情報が一切ない本書は、ドーン!とストレートに、美しさ・力強さ・カッコよさが、目に突き刺さる感じがします。

 羽生君に関してメモを残しておきます。単独で収録されているのは、10~23頁。それから、巻末の「Exclusive PHOTO GALLERY」(146~157頁)では、21枚の写真で羽生君が確認できます。この21枚には、後ろ姿のみや、群舞の中に「たぶんいるだろう」というのは省いています。ちなみに、どの写真をどのカメラマンが撮影したものかは、巻末に一覧が記載されています。その辺りを照合してみるのも楽しいですね。

 さて、おそらくゆづファン的に、この写真集に期待しているのは、「猫耳にゃんにゃん写真」だと思います。

  にゃんにゃん目当ての方は、安心して買ってください!

 猫耳なしのにゃんにゃんパフォーマンス連続写真が4枚(20頁)、緑の猫耳での写真が4枚(21頁)、プー耳での写真4枚(22頁)、さらに、巻末にも4枚あります。

 羽生君の他の写真については、バラ1→幕張オープニング(ゴールドのジャケット)→緑耳にゃんにゃん他→プー耳にゃんにゃん他、という流れです。

 他のスケーターについては、前述の通り、これ以上の写真はなかなか見られないんじゃないか?というレベルの違いを感じます。

 特によかったのは、帯のレジェンドたち以外で言うと、ハビのパイレーツ、ポゴちゃん全部、メドベ全部、バルデさんのバク宙、ラトデニ君全部、といった辺りですか。

 FaOI観戦組はマストアイテムのはずで、テレビ放映でゆづ以外のスケーターの演技に魅了された方も、間違いなく楽しめると思います。

 巻頭の真壁さんとランビ先生の対談は、FaOIを含めた日本のアイスショーの歴史を振り返るような、貴重な内容です。ただ、それ以外の話題でも、以下のやりとりは興味深く感じました。

 ――最近はショーでも4回転ジャンプを観ることができます。将来、アイスショーでもっともっと大技が見られるようになると思いますか?

  ステファン「そうあってほしいですね。この点について、僕はもっとISU(国際スケート連盟)がアイスショーの影響を受けるといいなと思っているんです。試合後のエキシビションを観ていると、コンセプトにもう少し工夫が欲しいと思うし、『選手をもうひと頑張りさせればいいのに』と思うことがあります。もっと選手たちがエキシビションに出ることでインスパイアされるようになったら面白いと思いますね」

 ――将来的には、アイスショーはどういう方向に進んでいますか?技術的なものが求められるようになるのでしょうか、それとも芸術面が重視されるのでしょうか?

  ステファン「その両方が求められると思います。4回転のような大技に偏ると、アイスショー本来の魅力が薄れてしまうし、芸術面ばかりを極めても緊張感に欠けてしまいます。だから、技術面、芸術面の両方を同時に押し上げていくべきです」

  真壁「4回転は、もちろん観たいですね。演技中に4回転をひとつ入れてもらえたらうれしいですよ。最近はお客様もスケートに詳しくなって、ジャンプの回転数もすぐにわかるので、2回転ジャンプだと拍手もまばらになったり、スタンディング・オベーションをしないこともあります。ですから、たとえば3分のプログラムだったらダブルアクセル1回、3回転ジャンプを2回くらいは入れてほしいと、スケーターにリクエストしています。お客様に満足していただくためには、どんなに芸術的に良い演技でもジャンプを入れてほしいと考えています」

 私自身の意見は、跳べるコンディションでないのなら無理してほしくないかなぁ・・・と思います。荒川さんが羽生君との日テレプラスでの対談で、「ショーこそ、失敗してしまうと、見る人の集中力やいろんなものを途切れさせてしまう」とおっしゃっていました。

 例えば、私が今年の幕張のFaOIで最も感動したのはポゴちゃんの「The Rose」でしたが、具体的にどのジャンプを何本跳んだかはちょっと正確には思い出せないです。おそらく真壁さんは、ここ10年ぐらいのスパンで見ての、「観客のジャンプに対する反応」を語っているのかな、という気がします。

 ちなみに、この日テレプラスの対談では、SEIMEIを選曲したときのエピソードを羽生君が語っているので、またこの機会に再読していただければと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 TwitterのTLに流れてきたので、ご紹介します。

 中京テレビの制作なので、「ミヤケンさんの振付で、羽生君もレクイエム演じとるわ!」というツッコミは、まあ自重しておきます。

 まず、この動画の何にビックリしたかというと、伊藤聡美さんがストーンをボンドで一つひとつ付けているシーンですね。5000個付けきるには、さすがに誰かに手伝ってもらっているはずですが。

 中村君の知的な面構えと、受け答えもしっかりしているし、もし順調に伸びてくれたら、いままでの日本男子には一人としていないタイプのスケーターになってくれそうな予感がします。すでにオーラを感じるのは私だけでしょうか?

 ちなみに、Lifeのバックナンバーを調べていたら、ランビ先生の野辺山合宿への参加は、今年で3回目になるようです。FaOIに全部来てるんだから、そんなもんだったの?とビックリしました。奈々美先生もお元気そうです。

 しかし、それもこれも、アイスショーに来てもらうことで、合宿でも指導をしてもらう、一つのいい流れが出来ているというのは、真壁さんをはじめ、スケ連の努力が実ったといえますね。

 「フィギュア 紀平梨花がジュニア強化合宿で4回転サルコーに着氷」(デイリー・2017/7/25)

 中村君もそうですが、まさにいま野辺山合宿の真っ最中。日本女子の期待の星といえば、彼女ですよね。お姉さんの萌絵さんがTwitterで情報発信してくれていて、関大での練習の様子も動画で見ることができます。

 彼女のジャンプの才能はズバ抜けているので、とにかく怪我だけは気をつけてもらいたいです。

 ちなみにこれは豆知識ですが、梨花ちゃんの誕生日は2002年7月21日。先日15歳になりました。

 「15歳の誕生日」と聞いてピンと来た方もいらっしゃると思いますが、藤井聡太四段の誕生日が7月19日なので、二日違いなんですね。

 15歳凄い!日本の未来は明るい!と、若い子が活躍していると、ハッピーな気持ちになります。

 では、また明日!


 Jun

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 さて、07-08メモリアルブックも今日でラストです(1)(2)(3)。まずは、FaOIにも来ているランビ先生の記事を紹介した後で、「この時代は、こんな記事が成立していたのか・・・」というものもピックアップしてみます。

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 イエテボリワールドでは、「SPは最初の3Aで転倒、つづく4Tもお手つきにより、悔いの残る内容で5位発進」という情報を頭に入れた上で、動画を見ました。

 まず、面白い衣装だなぁと思っていたら、スタートポジションでのポージングから冒頭の一連の動きがとにかく奇抜です。えっ!なにこれ?って感じです。

 現役時代の彼をほとんど知らない私にとって、プロスケーターとしてのランビさんといえば、恵まれた体格でダイナミックにジャンプを決めていく・・・それだけで雰囲気があって、日本人のファン目線からすると、敵わないよなぁ・・・という印象を受けます。

 だからこそ、こういう実験的なプログラムで「攻めていた」というのは驚きでした。この「カルネ・クルーダ」というプログラムについて、ランビさんはこう語っています。

  「今シーズンのショート『カルネ・クルーダ』はサロメ(・ブルナー)と一緒に作りました。そのあとショーで会ったアントニオ(・ナハロ)にいくつか手直ししてもらって、今の形になりました。とってもモダンで、トラディショナルじゃないタンゴでしょう?

  「『カルネ・クルーダ』は、『生肉』とか『新鮮な皮膚』とかいう意味で、いいこと、悪いこと、エモーションなどすべてのことを遺伝子的なところまで全部出しつくして表現します。特にストーリーがあるわけではないので、音楽を聴いて感じたことを表現する。純粋な気持ちを出しつくせるプログラムで、とても気に入っています」

  「フィギュアスケートは音楽と振り付けを使って、感情を人に伝えるスポーツです。『ママ、ノン、ホッケーじゃないよ、フィギュアスケートだよ』ってこのスポーツをやることを決めた7歳のときに感じたように、このスポーツはとってもクリエイティブで僕にフィットするスポーツだったんです。そういうものを、この『カルネ・クルーダ』で表現できることがうれしい」

 →→正直、先にこのインタビューだけを読んでいても意味がよく分からず、動画を見て、「カルネ・クルーダって何?なんかの作品だっけ?」とググったらイタリアの肉料理のレシピがヒットするので、もう一度読み直すと、そういうことですか・・・と。

 たしかに、このワールドではミスもあり、スコアも伸びなかったですけど、そういうものを抜きにしても興味深い、舞台芸術的な面白いプログラムだと思いました。こういうことやってたんだなぁと。



 フリーは『ポエタ』です。最近だと、山本草太君が15-16シーズンのSPに使っていましたね。

 こちらは、SPよりもさらにジャンプに苦労している感じです。ただ、さすがヨーロッパ開催だけあって、手拍子や歓声が凄いです。

 他に、本誌のインタの中で、興味深い発言がありました。トリノ五輪で銀メダルを獲得したランビさんですが、バンクーバー五輪について訊かれて、こう答えています。

  「バンクーバー五輪について?金メダルって言った方が、インタビューとしてはいいですよね(笑)。でも、そのあたりはちょっとまだ分からないのが本当のところです。これまでのキャリアの中でずっと、ベストパフォーマンスをすることを求めてきました。それが1番重要なんです。確かに試合では順位が付くけれど、それはジャッジの仕事。何が重要なのかと考えたら、やっぱり僕にとってはベストパフォーマンスが1番なんです。僕はいつでもベストパフォーマンスをしたがってることを、忘れないでくださいね。順位ではなくて、ベストパフォーマンス。それを、五輪という大きな舞台で見せられたらすごくうれしいです」

 ちなみに、この「金メダル」のくだりについて、記事の中ではこう補足されています。

  「あっさりと『金メダル』という単語を口にした彼に無理をしていないかとたずねると、『無理にサービスで言ってるわけじゃないです。ただ、こういう質問をよく受けるので、言っちゃった方がいいかなって最近思っていて』と苦笑い」

 いまの指導者としての温和なランビ先生の人柄が、この辺りの発言にすでに出ているような気がします。当時22歳。そういえば、いまの羽生君と同年齢ですね。

 ラトデニ君との関係を見ていると、いわゆる「管理して、ハッパをかけて」という感じではなく、コーチというより兄貴分というか、いい経験を積ませながら、伸び伸びと成長してもらおう、という考え方なのかなと。

 さて、他の記事から、いくつか写真を紹介しましょう。

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 かの有名な、トマシュの黒歴史、「勇名トラ(?)」ですが、実は07-08シーズンのSPの衣装でした。イエテボリワールドでももちろんこの衣装です。動画で見ると、背中の龍の模様はなかなかのもの。だからこそ、なぜこんなことに・・・という感じですが(汗)。

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 岳斗さん、いまと全然変わってない!むしろ、長久保先生は、どこの具志堅さん?(爆)と。所属が邦和になっているので、すでにこの時期は、仙台から名古屋へ移られているようです。

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 こちらは、「2ページ・5段組み」のレイアウトで、男子シングルの有力選手について語り尽くす、という主旨の企画です。

 当時、日本女子シングルのトップ争いをしていた二人が、男子とはいえ現役スケーターを批評するという、そんな企画が成立していたんですねぇ。

 かりにいま、「本田真凜&樋口新葉が語る男子シングル」なんて記事が出ようものなら、すぐに英訳されて世界に発信されてしまうから、難しいでしょう。

 ちなみに、村主さんは、トマシュとランビ推しで、もちろん大ちゃんも高く評価してるんですが、最後の一節が彼女らしい。

  「私はやっぱり、練習相手に男子選手が欲しいんですよ!髙橋選手の追い込みを目の当たりにして、自分も一緒に引きずられて調子を上げていけたし、男子と一緒に練習すること、女子選手にとってもすごくいい影響があると思います。やっぱり欲しいな!男子の練習仲間、募集中です!

 中野さんの場合、完全にスケオタ的な目線で話してくれてますね。

  「私は男子の試合を見ていて、日本人以外に誰を応援するかと言ったら、実はステファンなんです(笑)。彼の演技、滑りには、いつもどうしても目が行ってしまう。もう一般のスケートファンの方と同じ目線で、上手だなあ、って見入ってしまうんです。特に私のスピンのお手本はステファンなので、彼の演技を見る機会があるときは、いつも絶対に見逃さないようにしています。だから今回はほんとに……残念でしたね」

 現役選手は言うまでもなく、プロスケーターの方でも、いまこんな感じで、海外スケーターを褒めると、「けしからん!なぜ日本の男子選手を応援しないのか!」とSNSに凸する人が必ず出てきますからね。

 現在、羽生結弦という絶対的なスターがいますし、10年ぐらい前の雑誌をこうして眺めてみると、いまの雑誌ってかなり制約があるのかもな・・・と痛感します。

 では、また明日!

 Jun

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 「ユーリ」の久保ミツロウ先生が、「アンチゆづなんじゃない?」という噂話は私も知っていて、しかし、そんな中、


 例の恋ダンス動画のリツイートの後にこんなツイをするもんだから、アンチの皆さんが「この裏切り者めぇ!」と激怒しているとか何とか・・・。

 先生がどのスケーターが好きかどうかは、私はあまり興味はありません。作品それ自体を評価すべきだと思うので。

 ただ、ユーリのBlu-rayやDVDを売るためには、ゆづファンを激怒させるような下手なツイートをした日にゃ、アマゾンのレビューがボロボロになる恐れもある。それはもう「裏ガイドライン」がちゃんとあるのかも・・・。

 さて、前回記事から少し経ちました。そういう目線でこの『スケオタデイズ』を読んでみると、けっこうフェアですね。そもそも、ゆづファンの多くは国内外・男女問わず、他のスケーターに対して寛容だと思うので、絵の好き嫌いは分かれるにしても、この著者のスタンスは受け入れやすいと思います。

 本書は『スケオタデイズ』の一巻にあたりますが、後半部分は2013年12月の全日本選手権オンリーです。13年の全日本の様子については、WFSのソチ観戦ガイドをご参考ください。

 この大会、羽生君がSP103.10、フリー194.70、総合297.80で優勝していますが、本書の中では、

 「すごい」「完璧」「無敵」「いったいどこまで行くんだろ」

 という感じで、「批評の対象にならない」という感じで描かれています。人間ってわがままなもので、パッとわかりやすい欠点があるからこそ、長所がすごくよく見えてしまいがちです。少なくとも私はそうです。

 例えば、私はPちゃんがけっこう好きなんですけど、その理由は、大事な試合で「やらかし」をけっこうしちゃう勝負弱さが彼にはあって、だからこそ、

 あのスケーティングの滑らかさ&スピードはトップクラスのアイスダンスの選手に匹敵する!

 なんて、他人から見たら過大評価なレベルで気に入っています。おっさんの休日の部屋着のような衣装のダサさすら、「でもスケーティング凄い!」という材料になってしまう。不思議なものです。

 我々ファンから見ればいまの羽生君はまだ新プロが発展途上で、特にSPに関しては賛否両論ありますし、「まだまだ危うさのある」状態に見えます。でも、一般的なファンから見たら、「完璧すぎてアレコレ言えない」というのはあるかもしれません。

 なんでそういうことを言うかというと、本書で描かれている13年の全日本の他の選手、例えば、ミキティとか、あっこさんとか、大ちゃんが、

 ものすごいスケーターに見えてくる。残念ながら羽生君よりも・・・。

 もちろん、上に挙げた3人も日本フィギュアスケート界に名を残すレジェンドたちですが、えー、だったらもうちょっと羽生君のこと描いてよ!という、不満も若干感じました。



 13年全日本の103.10のパリ散。そして・・・



 続けて、先日のNHK杯のSPを見たら、ループのステップアウトはともかく、13年は3Lzにコンビネーションをつけていたのが、現在は4Sにつけてるわけだし、何よりも、つなぎの濃さが全然違う!と、ビックリしました。



 13年全日本のロミジュリは冒頭の4Sこそ転倒がありますが、次の4Tをこらえたあと、当時4回転の本数はこの2本だけというのもありますけど、後半最後までスタミナが切れずしっかり滑りきっています。

 なんだか、最後は漫画の内容よりも、五輪直前の羽生君との比較になってしまいました。ここ最近の試合の動画だけを見てしまうとアレコレ言いたくなりますが、オリンピックで金メダルを獲ったシーズンと比べて、今ってこんなにすごいことやってるんだ!と、ちゃんと評価しなきゃなと思います。

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 WFSのソチガイドを読んでいたら、ランビ先生の五輪直前ロングインタビューがありました。ご自身のバンクーバーでの経験を元に、真央ちゃんや大ちゃんにプレッシャーかけるなよ、とやんわり言ってますね。これ、ちゃんと読んでなかったなぁ・・・。
 
 では、また明日!

 Jun

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