On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:フィギュアスケートLife

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 バックナンバーのレビューは「こちら」。この「Life Extra」はすでに2回レビューしていますが、今日の記事は例のごとく、ゆづへのリスペクト発言を拾ってみようという主旨です。

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 すでにブログの読者の方からコメント欄でご報告を受けていますが、今回はキーガン・メッシングをピックアップします。さすがマニアックなLifeだけあって、平昌五輪期間中に、現地で彼の独占取材に成功しています。

 ―― ・・・この(※平昌五輪)後は、世界選手権にも出場しますよね。

  「はい。だから(五輪の試合が終わった後も)ここで練習を続けています。シニア7年目なんですけど、世界選手権より先に五輪に出たんですよね(笑)。もしできたら練習でユヅルと同じリンクに立てたら嬉しいな。彼とはジュニア時代に同じ試合に出ていたから。初めて一緒だったのはポーランドでのジュニアグランプリ(2009年トルン杯)でした

 ―― (※「また練習したい」という発言を受けて)4回転ルッツを初めて降りたのはいつですか?

  「去年の3月2日ですね。今も跳べてはいるんだけど、まだ安定しないんです。ユヅルも跳んでいますよね。怪我の後、彼が五輪に出られてすごくすごく嬉しいです。演技後、僕は立ちあがっていました。怪我から戻ってきてすごい演技をして、彼のオリンピックドリームを実現した。そんな彼を見るのはクールでした

 ―― 今26歳ですが、これが最後のシーズンではないのですね。

  「少なくともあと2シーズンは続けたいと思っています。今季は僕のキャリアで一番成功しているシーズンだし、ここ2年かなり成長しています。だから、今スケートをやめるのはもったいない。あと数回世界選手権に出られるんじゃないか、さらに向上していけるんじゃないかと思っています。この五輪がとてもクールだったから、あと4年続けたい気もするけど、次の五輪のときは30歳。どうなるかわからないけどね(笑)」

 2009年のJGPトルン杯のキーガンの映像がどうしてもヒットせず、とりあえず、2010年のJGPFのSPとフリーを貼ってみました。

 JGPトルン杯が開催された09-10は、羽生君のジュニア最後のシーズン。一方キーガンは、翌10-11もジュニアで戦っていて、この北京のJGPファイナルに進出しています。





 まるで日本の試合のような企業広告とバナーですが、上に貼ったwikiのリンクにあるように、この北京の(シニアの)ファイナルの男子は、優勝・Pさん、2位・織田君、3位・小塚君、4位・大ちゃんと、日本から男子が3人進出。女子も、佳菜ちゃん、明子さん、安藤さんと、男女3人ずつファイナルに進んでいたんですね。すげぇ・・・。

 SPの冒頭の3Aは高さがあって回転も速くてキレイです。加点も1.86ついています。

 フリーも序盤はスピード感豊かな快調な出だしだったんですけど、後半の3A予定がシングルに抜けてから、ステップでの転倒、ループの転倒など、ちょっと見ていられない崩れ方でした。

 ただ、キビキビとした実に小気味よい動きをしていて、しかもなんでこれだけ踊れる選手がすぐにシニアで結果を出せなかったの?・・・と、彼のwikiを見ながら、不思議に思いました。てか、シニアのGPシリーズに限っていえば、出場したのはまだ3戦。15年スケカナ(11位)、今季スケカナ(8位)とNHK杯(5位)と、まさに今季大ブレークしたわけで、そりゃ本人も続けたいですよね。

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 いまでも、「メッシング」とググると予測ワードの上位に「コーチ」が来るんですが、ロックスター然とした風貌のこの方もあんまり変わっていませんね(笑)。キーガンがスケートを始めたのは3歳で、6歳の時にブルクハルトコーチと出会って、20年の付き合いだそうです。

 20年ってけっこうなもので、Lifeで2号連続でインタが掲載されたコーリ・エイドコーチとジェイソン・ブラウンが出会ったのは彼が4歳半の時ですから、それよりも長いことになりますね。

 画像に貼ったプロフィールの通り、14-15シーズンからカナダ代表に。wikiの戦績を見ているとカナダ時代も苦労していますけど、アメリカ代表のままだったら平昌五輪に出ることは難しかったかもしれません。1月の全米で素晴らしい演技を見せたロス・マイナーや、ジェイソンが落選して、それで、ネイサン、リッポン、ヴィンセントを選んだわけですから。





 羽生君のトルン杯の映像は生きています。SPの「ミッション・インポシブル」は音割れがすごくて、まるでメタルのライブハウスの映像みたいです(笑)。この時はまだ14歳だと思いますが、この異次元の才能の持ち主の競技用プロとして、あえてこんなロックをやらせてみる阿部奈々美先生の慧眼が素晴らしいですよね。トロントに渡った後、パリ散やプリンスも滑りこなした彼の原型は、ここにあるんじゃないかなと改めて思います。

 フリーはパガニーニ。こちらの映像の方が音質・カメラアングルともに良好です。大きなミスはラストの2Aがシングルに抜けた所ぐらいで、この構成を最後まで滑り切るスタミナ面の充実ぶりを見ると、いいトレーニングを積んでシーズンに入ったのが分かります。やはり、ジャンプ自体のクオリティはすでに非凡なものを持っていて、ここから着氷姿勢がさらに安定してきたことで、さらに進化の階段を駆け上がっていったのだなと感じます。

 今回、キーガンのインタがきっかけでジュニア時代の羽生君の演技を改めて見直してみても、やっぱり新たな発見や感動が随所にありますね。高山さんの本もまだほとんど読んでない状態ですし、いい機会なので、過去の演技の振り返りは積極的に行っていこうと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 昨日に続いて「Life Extra」のレビューです。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 さて、予告通りに、「私が見た羽生結弦」(30~31頁)から、キャンデロロとミーシャのコメントをご紹介します。

 (1)キャンデロロ

  「・・・4回転ルッツで怪我をして、僕は彼がオリンピックに参加できるのかどうか、とても心配だった。ブライアン・オーサーと少しだけ話す機会があったんだけど、ジャンプについては4~5週間前から始めたらしいね。ユヅルの復帰で一番印象的だったのは、そのパワーについて。精神的にも身体的にも以前より強くなっている。これは人生のいいストーリーになると思うよ。そして僕は彼が成し遂げたことをとても誇りに思います

  「・・・僕もオリンピックで2回メダルを取ったけれど(リレハンメル銅・長野銅)、今それをやろうとしたら大変だよ。スケートのレベルはとんでもなく高いし、4年間それを維持することは本当に大変。ましてやオリンピックの1位の座を守るなんて特にね。・・・だってオリンピックには魔物がいるから。プルシェンコだってトリノで勝って、次のバンクーバーだって勝てると思っていたんだよ。だから、ユヅルがやったことは本当に素晴らしいことだし、日本にとってもすごく良かったよね。この先、五輪で2回メダルを取る選手が出てくるかどうかわからない。だから、今回ユヅルの勝利に僕は感謝しなければいけないし、以前僕は彼のことを半分神だって言ったけど、今はもう偉大な神になったよね。完全体だよ。それに僕は感謝しているんだ。これで日本のスケート界は今までよりさらに大きくなっていくだろうってね。彼にはブラボーと言いたいよ

 →→「日本のスケオタ」だけでこの話題を語るとき、かならずネット上のアンチの意見に触れてしまうわけですが、このキャンデロロの見方こそが、常識的な感覚ですよね。

 単に、現代のフィギュアスケートにおいて、五輪連覇が技術的に困難というだけでなく、怪我を克服してのこの偉業が、羽生君の今後の人生においても意義深いということにも触れていて、嬉しいです。

 (2)ミーシャ

  「ユヅとエフゲニア(・メドベージェワ)と僕は3人でいい友達なんです。2人はとてもきつい時間を過ごしてきた。僕も同じような時期を過ごしたことがあるから、友達として何かサポートしたかったんだ。彼らはメダルがかかっているから、僕よりもっと大変なシチュエーションにいるしね」

  「僕は年上で経験もある兄として、いろんな知識や事例を伝えました。時には5~6ページにもなるメールを送ったよ(笑)。そして彼らは困難を乗り越えて、アスリートとしてだけでなく、人としても強くなって戻ってきたと感じています。今回、僕はユヅの表情や会話から、彼がものすごく成長したと感じたんだ。より穏やかでコントロールされていて、成熟していた

  「ショートの後、“The Prince Become A King”ってツイートしたけど、実はそういう意味なんだ。僕らはそれぞれ離れた場所にいるし、時間がないからそんなにたくさん話せないけど、お互いにサポートし合っているんです」

 →→「Continues with ~Wings~」には、ぜひミーシャを呼んでほしい!と思っているのは、私だけではないでしょう。昨シーズンのオフ、振付師として日本であんなに長期滞在していたのだから、来れないわけがないし、日本好きなはずだしね(笑)。

 さて、雑誌とは別に、1日遅れましたが、無良君の引退の件に触れないわけにはいきません。

 ネットでこのニュースを検索してみると、配信元によって会見内容から紹介している部分が異なりますが、ゆづファン的には、平昌五輪に帯同してくれていたことは感謝という言葉以外にありません。

 無良君本人は、昨年末の全日本の演技に納得していたと語っていましたね。私も現地で、特に最終日のフリーには感激しました。刑事君との差もけっこう際どかった印象です。

 無良崇人というスケーターを語るうえで、やはり外せない名演といえば、14年のスケカナのフリーじゃないでしょうか。



 このパフォーマンスを今季見せてくれていたら・・・というのは、叶わぬ夢ですが、五輪シーズンにピークを持ってくることの難しさを痛感します。でも、この素晴らしい「オペラ座の怪人」の輝きが色褪せることはありません。

 ゆづとの関係でいうと、震災で練習場所に困っていた時、無良君のアドバイスとサポートによって「4回転の調子が落ちなかった」とゆづが語っていたエピソードですよね。これを思い返しても、指導者としての資質十分だと思います。

 会見の中でも育成について「貢献したい」と語っています。プロスケーターとして、そしてコーチとして、第二の人生でも必ず活躍できるはずだと、私は確信しています。

 無良君の未来は明るいよ!

 では、また明日!

 Jun

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 2018年3月16日発売。税込価格「1620円」。Lifeのバックナンバーは「こちら」で。

 Lifeといえば、「羽生君の表紙で釣って、ゆづの記事自体は薄い」というイメージが、ゆづファンの間でかなり定着している印象です。

 ただ、私自身は、それはそれとして、ここ最近ご紹介したコストルナヤトゥルソワの「本邦初インタ」に象徴されるように、「日本で最もマニアックなフィギュアスケート雑誌のひとつ」として、大いにブログ執筆において助けられていますね。

 今日の記事では、とりあえず羽生君関連のみ見ていきます。

 まず、写真なんですが、各誌(NumberマガジンSportiva)と同様に、カメラマンの肩書に「JMPA」とあって、能登直さん、毛受亮介さん、榎本麻美さん、渡部薫さん、岸本勉さんの名前がクレジットされています。表紙は能登さん撮影です。ただ、SEIMEIのショットに田口有史さん撮影のものがあり、彼には「JMPA」と付いていません。個人の立場でプレスパスのようなものを、もらえたということでしょうか。

 巻頭企画の「羽生結弦 五輪連覇への道」(4~45頁)の内容は、以下の通りです。

  (1)まず、平昌五輪の写真(前半)として、黒のUA練習着・バラ1・代表白ジャージ(滑走順抽選)・SEIMEI・表彰式・メダルセレモニーがあります。これらの写真に添えられたテキストは、SP・フリーのレポート、長谷川仁美さんのテキスト、メダリスト会見全文です(4~29頁)。写真は、けっこう見たことのあるアングルが多い印象ですが、私のオススメのショットは、メダルセレモニーのバックヤードで茶目っ気たっぷりに「Vサイン」で、カメラマンの能登さんに応じている一枚(26頁)。私が確認した限りでは、このショットは初出だと思います。

 で、順序は逆になりますが、下記の「私が見た羽生結弦」の後(32~37頁)には、EX前のサブリンクでのショット(ショートトラックのレース、ラドフォード&ミーシャと3人でのキメキメポーズ、氷上でゴロゴロスピンの連続写真等)があり、リラックスした雰囲気です。映像としては、皆さま、地上波番組で捕獲済だと思いますが、写真では本誌が初登場のはずです。そして、スワンとEXでの記念ショットが続きます。ホタレックさんに担がれてのEXでの全員集合ショットはNumberでも見かけましたが、スワンの写真は他誌でもさほど出回っていないなので、書店でチェックしてみても良いと思います。

 (2)「私が見た羽生結弦」(30~31頁)では、海外のレジェンドたちの感想が集められています。写真のクレジットが長谷川仁美さんになっているので、彼女が現地で直接取材したと思われます。取材に応じてくれたのは、キャンデロロ、ジョニー、タラ、ミーシャ、スコット・ハミルトン、ナタリー・ペシャラ(ソチ五輪アイスダンス4位)という面々。

 キャンデロロとミーシャのコメントが特に印象的だったので、明日の記事でご紹介します。

 (3)「羽生結弦 五輪を想う」(38~45頁)

 『蒼い炎I』と『蒼い炎II』の2冊から、オリンピックについての羽生君の過去の発言をピックアップし、これを振り返るという企画。すべての写真が浅倉恵子さんのクレジットになっているので、Lifeの前身の「フィギュアスケートDays」時代に撮影したと思われるショットも収録されています。例えば、2010年GPロシア杯のロミジュリ(41頁)は1ページまるまるで大きい写真ですし、2015年国別EXのパリ散(44頁)も大きなショットです。

 ボリューム的には、これまでのLifeのスタイルを踏襲した、決してゆづ濃度は高くない誌面構成ではあります。ただ、平昌五輪関連の雑誌がある程度出尽くした後の出版なので、メダルセレモニー以後の写真も収録されています。チャンスがあれば写真だけでも書店でチェックしてみてください。

 では、また明日!

 Jun

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 出ましたねぇ、情報が。4月13日(金)・14日(土)・15日(日)で、場所は「武蔵野の森総合スポーツプラザ」とのこと。

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 ショーの趣旨を考えると、まっさきに頭に浮かんだのは、やっぱり、4年前の仙台での「Together on Ice」ですよね。

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 参考までに、TOIの出演スケーターは、本田武史、田村岳斗、ハビエル・フェルナンデス、トマシュ・ベルネル、ジョニー・ウィアー、エフゲニー・プルシェンコ、そして羽生君でした。

 ただ、TOIの場合、仙台のアーティストとのコラボがある意味でメインだったので、今回はより多くのスケーターが出演するような気がします。

 しかし、何といっても会場ですよね。ウチからむちゃくちゃ近いのは嬉しいですが、昨年末の全日本選手権では、特にあの透明フェンスは評判最悪でした。まさかこんなにすぐに、あそこでアイスショーをやることになるとは・・・。

 会場の様子が気になる方は、私の全日本観戦記(1234)もご参照ください。あの4日間、駅前のセブンイレブンで毎日肉まんを買っていたのがついこの間のような気がしますが、このショーではもう少しフードが充実していることを祈ります。

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 名古屋のファイナルの時のインタが「Life Vol.13」に掲載されていたので、ご紹介します(94~95頁)。

 ―― お父さんもスポーツ選手だそうですね。

  「レスリングと柔道、サンボのスポーツマスター(日本で言う段の最上位クラス)です。父はいつも『俺のようによくできたな』って褒めてくれるんです(笑)。レスリングはやりたいと思わないんですけど、小さい頃は父と一緒にジムに行って腕立て伏せとかをやっていました

 ―― どうしてフィギュアスケーターになろうと思ったのですか?

  「父がアスリートなので、子どもにもそうなってほしいと思っていたようです。あと、スポーツは健康にいいので最初は趣味としてやり始めました。その後は本格的にアスリートとして取り組むことに決めました」

 ―― 今はジュニアですが、これから他の選手にも勝つ自信はありますか?

  「ロシアの女子は強い選手がたくさんいますし、アンナ・シェルバコワのように4回転を跳ぶ選手が私以外にもいます。それでも勝ちたいという気持ちがあるので頑張ります」

 ―― 4回転サルコウは自分からやってみようと思ったのですか?

  「エテリコーチからやってみてと言われて始めましたが、自分でもずっとやってみたいと思っていました」

 ―― 練習ではハーネスを使ったり?

  「転んで痛くならないようにサポーターをつけたり、ハーネスで補助してもらって練習していました。トウループもそうやって練習しています」

 ―― 4回転のルッツやフリップは可能だと思いますか?

  「可能だと思います。まだハーネスを使ってしかやってみたことがなくて、自力で跳んだことはまだないんですけど、やっぱりルッツとフリップは難しいですね」

 ―― 将来の夢はなんですか?

  「五輪のチャンピオンになるのが夢です。9歳の時にソチ五輪を見て、将来はチャンピオンになりたいと思いました」

 ―― それはリプニツカヤ選手やソトニコワ選手を見て?

  「その時はリプニツカヤ選手を応援していて、彼女が優勝すると思っていたんですけど、ソトニコワ選手が優勝したのでびっくりしました(笑)」

 →→サンボというのは、いわゆる柔術です。「コンバット・サンボ」というと、軍人の護身術的なもので、かつてのPRIDEやUFCのような総合格闘技のロシア人選手にサンボ出身の人はけっこういました。つまり、親父さんは格闘家という感じですね。

 興味深いのは、もともと「健康のための趣味」としてフィギュアスケートに取り組んでいたということ。まるで水泳やマラソンのような気軽さですよね。日本でフィギュアスケートが「健康のための趣味」という感覚は皆無でしょう。特にトップ選手になれば、摂食障害も含め、むしろ健康を害してでも頑張らなきゃいけない、という認識が広まりつつあります。

 シェルバコワは、4回転のコンビネーションジャンプを跳んでいるという情報がありますね。今季のJGPシリーズでのロシア女子は、一戦目を優勝しないと二戦目がもらえない、という恐るべき状況でしたが、来季はメンバーがさらに強力な布陣になると思われます。

 JGPは、採点もシニアに比べればフェアで、YouTubeの公式ライストもテッドさんの実況・解説付きで超安定してますので、ぜひ一戦目からチェックしていただきたいです。私も今季以上に気合いを入れてレビューする予定です。

 では、また明日!

 Jun

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 2018年2月9日発売。Lifeのバックナンバーは「こちら」で。

 団体戦の2日目まで一日空くので、今の内に雑誌のご紹介をします。実は、「Trace on Ice」という雑誌も購入済なんですが、そちらの方は、一言でいって「ザ・青嶋本」という作りで、このデリケートな時期に取り上げるのは読者の皆様に申し訳ないので、しばらく封印したいと思います。

 ただ、一点だけ面白い記述がありました。「ジャッジ福留富枝が語る羽生結弦」というインタビュー記事(テキストは青嶋ひろの氏)で、SEIMEI再登板についてこう答えています(52~53頁)。

  「一方で少し残念だと感じるのは、フリープログラムの『SEIMEI』。日本人のお客さんにはわかる良さがあると思うのですが、海外のジャッジには『私はちょっと、このプログラムはわからない』と言われることが多いのです。「うわあ、素敵!」とは、なかなか言ってもらえない。他のシーズンにチャレンジするにはいいプログラムでしょうが、やはり今年は、オリンピックシーズン。日本人が素敵だと思える以上のプログラムを滑ってほしかったな、と少し思います。でも、『SEIMEI』でも音と動きはぴたりと合っていますし、ジャンプもきれいに入ります。羽生選手ですから、点数はしっかり出ると思いますが」

 彼女が平昌五輪のジャッジじゃなくて本当に良かったですよ(笑)。

 ちなみに、「Ms.Tomie Fukudome」でググってみると、今季もバリバリ活動していて、目についた所では、17年の国別対抗戦で男子のSP・フリーを担当。後半に3クワドを決めたこの試合のホプレガのPCS「音楽の解釈」に、「10.00」をつけています(J7)。

 「海外のジャッジには・・・」ではなく、あなたご自身の好みなのでは?という気もしますが、ホプレガを評価してくれているのは、決して悪い気はしません。他にも色々と語っているので、機会があれば、残りもご紹介します。

 さて、ライフについて軽めに。羽生君関連は、「PLAYBACK全日本選手権 羽生結弦」(44~60頁)のみです。

 こんな企画、別の雑誌になかったっけ?とウチの本棚をチェックしてみると、すぐに見つかりました。昨年12月下旬に発売された「キスクラ全日本特集号」の、「羽生結弦・革進の全日本」ですよ。

 写真のボリューム自体は本誌の方が上で、基本構成は見開き2ページで1年分(右ページにSPのショット1枚、左ページにフリーのショット1枚)ですが、11年のロミジュリは3ページ使われています。

 ただ、過去のシーズンの写真の振り返りというと、皆さんお持ちの「通信」や「FIGURE SKATERS」で膨大な量を把握されているはずで、このためにわざわざ・・・という気はします。書店で見かけたら、立ち読みしてみてもいいかもしれません。

 さて、ここからは「私の趣味の世界」です。本邦初、アリョーナ・コストルナヤちゃんのインタ(96~97頁)がついに登場しました。

 現在14歳で、シニアに上がるのは2019-2020シーズンからになりますが、技術・表現力・ビジュアル、全てを兼ね備えた女子選手として、私が最も将来を期待しているスケーターです。

 昨年10月のJGPポーランドでの優勝(197.91)で衝撃の国際デビューを果たし、JGPイタリアで2位(192.15)、名古屋のJGPファイナルで2位(204.58)。

 その後も、ロシアナショナルで3位(216.57)、ロシアジュニアナショナルで2位(211.51)と着実にスコアを伸ばしています。もちろん、今年3月の世界ジュニア(ブルガリア)にも出てくることになっていて、紀平梨花ちゃんと闘うことになりますね。

 以下のインタは、昨年12月のJGPファイナルの際に行われたものです。

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 ―― ファイナルで2位という結果はいかがですか?

  「2位というのは普通ですね。1位は勝ったという気持ちになりますし、最強の選手という感じがします。2位だとミスがあったり、誰かに負けたりしたということです。1位か、それ以外という意識しかありません

 ―― シニアの試合は見ましたか?

  「見ました。シニアの試合を見ている時は、誰かから見習いたいなとか思うことはあります。できるかどうかは別として、吸収できることはしたいないと思って見ているんです

 ―― 印象に残った選手はいますか?

  「みなさん素晴らしい演技を見せてくれて、スピンが素晴らしかったり、滑りが美しかったりして、それぞれの選手が印象深かったです

 ―― あなたはジュニア選手では技術と表現のバランスが素晴らしいと思うのですが、それは音楽をよく感じて滑っているからですか?

  「そうですね。それに、プログラムを作る時に一つ一つコーチからこのエレメンツはどう見せるかを教えてもらっているので、できているのだと思います」

 ―― 今シーズンはあなたにとって変化はありましたか?

  「これといった変化は特にないです。私自身も今まで通り、謙虚な態度でいたいと思っています。鼻高々にはなりたくないですね(笑)」

 ―― ロシア選手権は激戦になりそうですが、意気込みを教えてください。

  「いつもと変わらず、目標を持ってそれを果たす。それがすべてです。初めてのシニアの国内選手権なので楽しみです」

 ―― 緊張すると思いますか?

  「しないと思います。プログラムの直前やウォームアップの時に緊張することはあるんですけど、最初のポーズを取った時にそれは不思議と消えるんです」

 ―― プログラムの途中で集中力がなくなることはありますか?

  「いえ、それは毎日ノーミスを目指してやっているので、集中を切らさないような練習はできていると思います。でも、途中で転んで切れてしまうこともあるんですけど、そういう時はジャンプを跳ぶ前から集中できていないことが多いですね」

 ―― あなたは自分のことをとても良く分析できていますね。

  「エテリコーチがいつも教えてくれるので。(移籍してから)わずかの間に、多くのことを教えてくれました」

 ―― これまではそこまで考えたりしていなかった?

  「そうですね。前は緊張感も自信もあまりなかったんですけど、エテリコーチの下に移籍してからは自信がつきました」

 ―― エテリコーチの指導の秘密を教えてください。

  「エテリコーチのグループは、氷上ではやることをきっちりやらなくてはいけません。どこか痛いとか、できないとか、そういう言い訳も氷の上に乗ったらできません。氷の上で最後までしっかりやれる、やる気のある選手しかいません

 ―― エテリコーチの性格で憧れるところはどんなところですか?

  「その場の空気を、言葉がなくても盛り上げることができるのがすごいと思います。雰囲気だけでモチベーションを上げてくれるんです。あと、冗談もうまいんですよ

 ―― スケートを始めたのはいつから?

  「4歳です。小さい頃は転ぶのが下手で、いつも転ぶと頭を打ったりして気を失うこともあったんです。なので、何かスポーツをして身体を使う訓練をした方がいいということになったんです」

 ―― 将来の夢はなんですか?

  「将来は外科の医師になりたいです。神経外科医です。でも、遠い未来のことよりも毎日を大事に生きることが大切だと思っています」

 ―― 困難を選ぶことが好きですか?

  「そうですね(笑)。最初から簡単なことは面白くないです

 ―― なぜ神経外科医に?

  「母と『グレイズアナトミー』というドラマを見たのがきっかけです」

 ―― 一番近い未来の目標は何ですか?

  「世界ジュニアで優勝することです」

 ―― 日本は初めてですよね?

  「はい。いろいろなものがあって、とても楽しいです!」

 →→これを読んだ時に、誰が頭に浮かんだかというと、将棋の藤井聡太五段でした。勝ちへのこだわりがあり、でも謙虚であり、そして、「誰を目標にしている、誰を越えたい」というような具体的な人物名を口にしない、という3点です。

 藤井五段の将棋も、「とても中学生には思えない。老獪で慎重で、ミスが少ない」と、プロ棋士が評しているのですが、コストルナヤのあの成熟した演技も、こういうコメントと表裏一体なのだなと感じます。

 そうなると、振付師のグレイヘンガウスとエテリも、彼女の性格を見て、このプログラムを用意したような気がします。



 ブログで紹介し忘れていたんですが、欧州選手権のEXに彼女が呼ばれていて、今季SPの「アディオス・ノニーノ」を披露していました。

 試合の時のジャンプ構成は、3F+3T 3Lz 2A(全後半)なんですが、EXでは、3Lzにも3Tをつけています。ロシア選手権のEXでは3Lzの後の3Tで転倒しましたが、今回は見事に成功。おそらく日頃から、どちらにも3Tをつけられるように練習しているのだと思います。上の動画では、タラソワさんの「ブラーボ!ブラーボ!」も聞けます。

 いろいろと騒がしいと、私もつい、まとめサイトとか掲示板を見てしまうんですが、やっぱり、質の高い、良いものを見るのが精神衛生上いちばんですね。

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 明日は団体戦の2日目をレビューしたいと思います。試合の合間に少しずつこちらの雑誌・書籍もご紹介できたらと思います。
 
 では、また明日!

 Jun

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