On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:ブノワ・リショー

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 私のブログでも、7月頃から注目していた、振付師のブノワ・リショーさん。それ以前は、日本のスケオタで彼を知る人はごく少数だったと思われる謎多き彼が、神戸の舞依ちゃんと花織ちゃんのプログラムを担当することで、話題になりました。花織ちゃんにいたっては、今季のSP・フリーの両方ともにブノワさんのプログラムを滑ることになりましたね。

 まず、彼がどんな人物なのかは、「日本代表2017 メモリアル」で二人によって語られ、単独インタは「Life Vol.11」で登場。「別冊WFS」では、2つの企画で彼が登場する、まさに決定版という感じです。

 「メモリアル」や「Life」を読む限り、中野園子コーチが、舞依ちゃんと花織ちゃんに、ヘルシンキワールドの頃に「この人に決まったからね!」と、いきなり話をまとめていた印象だったんですが、この「別冊WFS」(59頁)でより詳細が明らかになりました。



 ちなみに、ロステレ杯のエキシビはみなさんもご覧になっていると思いますが、ネイサンの「パラシュート」もブノワさん振付です。

 ―― 今季、日本の三原選手、坂本選手に振付けていますが、きっかけは?

  「ぼくはラトビアのデニス・ヴァシリエフスに振付けた『踊るリッツの夜』で名前を知られるようになったんですが、ぜひ日本のスケーターと仕事をしてみたいと日本の連盟に自分からアプローチしていました。以前から日本のクリエイターの大ファンだったので、ヨウジヤマモトやコムデギャルソンとかね」

 →→「ギャルソンが好きだ」というのはLifeのインタでも語られていて、服装とか風貌を見ていても確かにギャルソン好きそうだよなぁ・・・という雰囲気はあります。ただ、まさか彼の方から日本のスケ連にアプローチしていた、というのは知りませんでした。

 ―― 2人にはどんなイメージでプログラムを作っていきましたか。

  「マイは、ただの女の子ではなく、強い女性だと感じました。多感で、心の内に炎を秘めているような。『リベルタンゴ』でマイ自身に本当の彼女を見せたいと考えました。カオリには、クラシカルではなくモダンなコンセプトでなければと、フリーに『アメリ』を選びました。ショートの『月光』は、クラシックの曲ですが現代的に仕上げました」

 →→少なくとも私に関して言うと、1年前の舞依ちゃんに対する認識といえば、スケーターとしての彼女をまったく知らず、「難病を乗り越えて頑張る選手」という知識のみで、その情報に基づいて「強い女性(なんだろうなぁ)」という程度でした。もし、ブノワさんが、舞依ちゃんに対して、難病の件とは無関係に、そのような印象を持っていたとすれば、恐るべき慧眼ですね。

 それにしても、「マイ自身に本当の彼女を見せたかった」なんて、男の私から見ても、ちょっとドキっとする「殺し文句」というか、やはりこの辺りの感覚が普通じゃないですね(笑)。花織ちゃんについては、別の企画で詳細に語ってくれているので、後述します。

 ―― ところで、ご自身のキャリアについて教えていただけますか。

  「ぼくはフランスのアヴィニョンの出身ですが、アヴィニョンは文化のすべてがある街です。母は幼いころからダンスをやっていて、父はミュージシャンでした。もう教育段階でぼくの行く道は大方決まっていたようなもの。・・・フィギュアスケートでは、ジャンプでは成功しなかったのでアイスダンスに転向して、リヨンで(ガブリエラ・)パパダキスたちと同じチームで練習していました

  「シニアのグランプリに移行する前にやめて、そこから2、3年は完全にスケートから離れていました。外の世界で自分探しをしようと、音楽や芝居の世界にも飛び込んだり。その間、スケートを滑ることは一度もありませんでした」

 ―― どうしてまたスケート世界に?

  「あるテレビ番組で、氷上で踊ることになったんです。それ自体の出来は全然よくなかったけど、その番組で氷上に戻りました。それで心が動き始めたときに、デニスの振付のオファーをもらったんです。最初の振付を終えたときには、『これが進むべき道なんだ』と思えました」

 画像に「ムーヴメントを」とありますが、彼が言う、フィギュアスケートに「ムーヴメントを起こす」というのは、どういうことなのか。少し要約してご紹介します。

  「ぼくが作ったステップシークエンスにも表れていると思いますが、かっちりと決め込まずに動きのなかに余白を持たせる。この動きは、フィギュアスケートをより現代的な方向へプッシュしていけるものだと思っています」

  「ダフト・パンクというフランスのエレクトロニックミュージックのバンドがいるんですが、彼らは音楽に馴染みがない人たちに向けた曲も、音楽のスペシャリストに向けた曲も作っているんです。音楽へのとっかかりを提示したうえで、そこからのめり込んで音楽通になれるような楽曲も作っている。つまり観衆を育てていくんです」

  「スケート界でいえば、新しい時代を作るためにスケーターとファンの両方を惹きつけるムーヴメントを生んでいくということ。競技ですから、ジャッジもされるし、勝敗もつきます。でも、競技を見た人たちがその日の終わりに思い出すのは、受け取ったエモーションですよね。もちろん思いを渡そうと思えば、ジャンプも決めてクリーンなプログラムを滑らないと。その上でいちばん大事な思いを観客へと向けなくてはいけません。ぼくらがこの競技を高めていくのは、観客のみなさんのためなんですから」

 →→まったく同感です。たしかに、ゆづファンである私はジャンプの難易度とかスコアとか、その辺りの話も、そりゃ大好きです。ただ、一方で、4月の国別を見て、一番感激したのは、アシュリー・ワグナーのフリーだったり、幕張のFaOIを見た時は、ポゴちゃんの「The Rose」だったり、彼の言う「エモーション」という部分、言いたいことは分かるなぁ・・・とも思います。



 そういえば、ダフトパンクはフランスだったなぁ・・・と、あんまり私は詳しくないですけど、この二人組の話が出てくる所に、従来の振付師とは感覚が違うわなと、納得感があります。

 さて、もう一つの記事(43頁)も行きましょう。花織ちゃんについても熱く語っています。さっきの舞依ちゃんについてもそうですが、この人の情熱は凄いです!以下、ご紹介します。

  「世界ジュニアでカオリを見たとき、衝撃を受けました。滑りの質が素晴らしいと感じました。なんてスピードで滑るんだろう、と。それからジャンプ。彼女のジャンプは信じられないものでした。あれだけの高さがありながら、重厚感も感じられる。世界でも最高のジャンパーの1人だと言えると思います。素晴らしいテクニックを持ったスケーターです」

  「ぼくは試合の公式練習を見るのが好きなんです。スケーターのリアリティというか、在り様が見えてくるので。・・・世界ジュニアで彼女の公式練習を見たときは、『この少女はなんでもできる』と直感でわかりました。他とは違う何かを持った“スペシャル”なんだと気づいたんです。彼女は美しいバレリーナというよりも、もっとずっとモダンな雰囲気を持っています。ただ美しいだけのものではなく、よりモダンなコンセプト、モダンな音楽で振付けなければと思った。それがうまく機能する、ハマるスケーターだと思いました。『アメリ』は本当にいい選択だったと思います」

 →→正直言って、DOIの放送で見た時からもそうですが、「アメリ」が(今季の新葉ちゃんのように)花織ちゃんに完璧に合っているプロかどうか、私には分かりません。ただ、その「普通じゃないプログラムに挑戦する姿」を応援したいと思っていました。

 で、彼のこのインタの興味深い所は、花織ちゃんを「美しいバレリーナというよりもモダンな雰囲気を持っている」と、その特徴を述べている点です。

 私の印象では、「美しいバレリーナ」とは、例えば、今季SPで「ブラックスワン」を演じるザギちゃんが最も象徴的で、たしかに、あーいう感じのプロは花織ちゃんとは合わない。ロシアの子たちとは違った、花織ちゃんのパワーとスピード、また北米やヨーロッパの選手のような「大味さ」とも違う、そんな花織ちゃんを「モダン」と評し、だからこそ「モダンなプログラムが合うのだ」と、彼の意図する所を私はそう解釈しました。

  「ショートは、ベートーヴェンの『月光』を使っています。力強いピアノ曲です。今回のショートでは、ジャンプをすべて後半に入れたらどうかと提案をしました。プログラムを作り終えた段階では、まだ少しジャンプをすべて後半で跳ぶことに不安が残っているようでしたが、でもやらない手はないと思う。世界のトップと戦いたいと思うなら、すでに実践している選手もいるなかでどう戦っていくのかということ。彼女なら、それができると思っています

 →→自らスケ連にアプローチしたという話にもビックリしましたが、後半ジャンプ固め打ちがブノワさんのアイデアだったということも驚きましたね。前述の「ムーヴメント」や「エモーション」という話をしていた彼は、そういうことに関心は無さそうに思えたので(笑)。

 当然、このインタはロステレ杯よりも前に行われていますが、結果的に、花織ちゃんは見事にSPをノーミスで滑り切ったわけです。

  「このショートプログラムは非常に印象深いものに仕上がりました。最初のパートは軽やかに入って、後半は3回転+3回転の連続ジャンプとともに力強く滑っていきます。・・・曲はベートーヴェンのクラシカルな楽曲ですが、プログラムは極めてモダンなものです。体をこれでもかと使うステップシークエンスはすごく見応えがありますよ」

  「じつは今回、初めて1日でプログラムを作りました。朝に振付を始めて、夜にはもう、彼女はプログラムを滑っていました。それだけの集中力を発揮して、ステップも何もかもが新しいプログラムを滑ったスケーターなんて、ぼくはいままで一度として見たことがなかった。まるで未知の存在を見たよう。カオリは別の世界から来た異星人みたい。そのくらい彼女の才能は衝撃的なんです

 これは、ブノワさんも参加した、7月下旬の盛岡での合宿の話だと思いますが、それを伝える情報番組がデイリーにアップされているので、よろしければどうぞ。

 けっこう長く引用しましたが、ブノワさんは、本当に情熱的な人だなぁと感じます。日本の女子には有望な若手がまだいるので、ぜひまた振付を担当してほしいです。個人的に、荒木菜那ちゃんは、あの高いルッツにスピンも上手いし、花織ちゃんとはまた違った魅力があると思っています。ブノワさんのプロで見てみたいなぁ・・・。
 
 では、また明日!

 Jun

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 外出する用事があって、試合のレビューがやや遅れます。今日は、書き溜めておいた「Life Vol.11」の感想の続きです。

 まず、トロントメディアデーの取材記事について。すでに「マガジン」「メモリアル」「キスクラ」「WFS」で、羽生君の会見、ブライアン・トレーシー・シェイリーンのインタはご存知かと思われます。各誌で違うのは、羽生君の独占インタのみで、その「Life版」は前回のレビューで一部引用しました。

 このLifeでは、「バラ1再登板」に関するジェフのインタを神戸で取っている点が目新しいですね。

 聞き手は長谷川仁美さんですが、「FaOI新潟のパンフ」のジェフのインタとは内容のかぶりは無いので、やや短めですがご紹介しましょう(9頁)。

 ―― 羽生選手が『バラード第1番』を再び使うと決めましたが、バトルさんがそれを最初に知ったのはいつでしたか?

  「たしか、ファンタジー・オン・アイスの1か月くらい前だったかな。メールをやりとりする中で、『このプログラムをまた滑りたいと、すごく思っている』と初めて聞きました。あのプログラムに戻すというのは、ユヅ自身の決断だと思います。だから彼の決断を支持しました。もしこれが五輪シーズンでなかったら、何か違うもの、何か新しいものに挑戦した方がいいんじゃないかと思ったかもしれない」

 ―― この5年間で二人の関係はどう変化しましたか。

  「1年目は、ユヅのことは知っていたけれど、お互いに親しいわけではなかった。彼はすでに素晴らしいスケーターだったから、僕は不安でした。・・・だから最初の頃、二人の関係は、『よそよそしかった』という言葉を使おうかな

  「でも『パリの散歩道』の振付をしていくうちに、関係は良くなっていった。・・・『パリの散歩道』の後、『バラード』を振付けた時、彼がすごくナーバスだったのを覚えています。とてもシリアスで、感情的に濃いプログラムだったから。でも彼は僕の選択を信頼してくれた

  「プリンス(『Let's Go Crazy』)の時も同じでした。ショパンからプリンスに移った時も、そこには信頼感があったと思う。・・・1年目は、僕が『これをこうして』と彼に言うことが多かったけれど、だんだん彼が自分で考えた動きをやって、僕が『それいいね!なんとかしてプログラムに入れてみよう』と言うようになりました。今のデイヴィッド(・ウィルソン)と僕との関係に近いものになってきたんです」

 →→ホント、これ内容が短くて、プログラムの手直しはいつやったか?とか、私が知りたかった情報が無かったのは少々残念です。

 ちょっと話は脱線しますが、某所からの「圧力」が「マガジンの山口記者にまで及んでいるのでは?」という心配の声を、TwitterのTLで見かけています。

 そういえば、トロント取材の際にあったBB社のブログの更新が、今回のオータム前後にはまったく無いので、そこは気になっています。

 ただ、「通信」とは違って、ちゃんと現地で取材したテキストで構成されていて、写真も自社のカメラマンが撮っているわけで、「Sportiva」のゆづ度も高かったし、大丈夫だとは思うんですがねぇ・・・。

 いまとなっては的外れな「通信24」の私のレビューも、私自身の戒めのために、そのままの内容で残しておきます。

 もう少しLifeの記事をご紹介しましょう。岡部由起子さんの「シーズン展望記事」(89~90頁)の要所要所で興味深い発言があったので、見ていきます。

  「(平昌五輪の男子シングルの)メダル争いでは、現世界チャンピオンで、前回ソチ五輪でも優勝した羽生結弦選手はまず外せない名前です。そして、宇野昌磨選手。2人の日本人選手は当然有力な候補です」

  「羽生選手の『SEIMEI』は、日本人である彼しか滑りえないプログラムといえるでしょう。宇野選手の滑りは高評価です。振付けの樋口美穂子先生が彼の良いところも弱いところも知り尽くしている上で技術的なコーチでもあるというところが強みだと思います

 →→宇野君のプログラムの振付に関して、ロンバルディア杯女子フリーの感想記事の「コメント欄」で私が書いたことと、主旨としてはかなり似ていることを言っていて、ビックリしました。

  「そしてボーヤン・ジン(中国)やアメリカのネイサン・チェンは4回転をほぼ全種類跳べる選手たち。・・・彼らは当然次の五輪も視野に入れていると思いますので、怖いもの知らずで挑めれば……。彼らは5コンポーネンツの成長が大きなポイントになるでしょう

  「しかし、ネイサンのアイスショーの様子を見ましたが、弱いと言われてきたトランジションも含め、上げてきていると感じました。もともと見せるのが好きという感覚の持ち主なので、楽しみにしたいです」

  「一方、3度目の五輪になるパトリック・チャン(カナダ)やハビエル・フェルナンデス(スペイン)は、ソチで苦い思いをしました。彼らは質の高いジャンプで高GOEを狙ってくるでしょうし、作品全体の完成度という点ではかなり力のある選手たちです」

  「特にパトリックは昨シーズン4回転サルコウをものにして、精度を上げてきているので、蓋を開けてみないと、戦いの行方はまったく見えてきません」

 →→ハビよりもPさんを評価しているのは面白いですね。個人的に、「やらかし」の可能性という点ではPさんの方が不安定じゃないかなぁと感じていて、お互いにノーミスならハビのプログラムの方がスコアは出るはずなので、これは意外な見立てです。

 もう一つ、女子シングルのあの人について、こうコメントしています。

  「金メダル候補というと、2年連続世界チャンピオンのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は強いと思います。ちょっと一人抜けている印象です。ただここ数年、少しマイナーな曲でストーリー性のあるプログラムが続いているので、少しイメージチェンジが欲しいかな、とも感じます。今季、どんなプログラムを持ってくるのか、注目したいです」

 →→表現はマイルドですが、つまり、「選曲がワンパターンのマンネリ気味で飽きられてきている」ということを、日本の専門家で初めて発言してくれたような気がします。



 いちおう、ネペラ杯のSPとフリーを貼っておきますが、SPはショパンの「ノクターン」なので、最後の深呼吸(?)はご愛敬として、全体としては、万人受けする伝統的な内容に仕上がっています。おそらく岡部さんも評価するんじゃないかと。



 フリーは、エテリ組の後輩もよくやっている、映画音楽系のツギハギプロなんですよね。このフリーで使われている、ルドヴィコ・エイナウディというイタリア人の音楽家は、タラカノワのSPでもガッツリと使用されていて、映画やCMの音楽をたくさん作っている作曲家らしく、日本で言う、久石譲さんのようなイメージですか。



 まぁ、クリケットでも昨季は、羽生君のフリーがホプレガで、ツルシンちゃんもフリーは「もののけ姫」でしたから、こういうことはあるっちゃあるのでしょうけども。

 ちなみに、JGPでロシアの女子を毎週集中的に見てきて、エテリ組以外でも、後半ジャンプ固め打ち&タケノコ祭りの子はけっこういて、感覚がマヒしてきています。

 ただ、「エテリ組」と一括りにはしがちですが、他のチームから移籍してきた子もいて、例えば、上記のタラちゃんと、ポーランド大会で会心のSPを見せたコストルナヤは、今季からエテリのチームに参加したスケーターという話です。

 それを聞くと、コストルナヤは、特にSPの「アディオス・ノニーノ」という曲自体が「エテリ産」っぽくなくて、タノも控えめで納得するんですが、でも、タラちゃんは同じ今季参加組だけどプログラムは「ギトギトのこってりエテリ味」なので、この辺りは一概には言えませんね。

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 最後に、ブノワ・リショーさんの、(おそらく)日本のスケート雑誌初登場インタをちょっとだけ。個人的には、本号でもっとも価値のある記事と思っているので、この発言だけ触れておきます。

 ―― 最後に、今後振付てみたいスケーターはいますか?

  「ダイスケ(・タカハシ)にもしてみたいですし、ユヅル・ハニュウにも振付てみたいです。日本の男子スケーターと仕事がしてみたいですね。彼らにはまだまだ可能性を感じますし、それをまだ内側に秘めていると思います。僕はそれを引き出してみたいと思います

 →→はぁぁ?大ちゃんとゆづだって?というツッコミはともかく、彼が言う「可能性を引き出すプログラム」というのは、こういうのですよね(笑)。



 ジェレミーは途中で脱いでくれてますけど、羽生君がこういうのをやるんだったら、「写真を減らせ」という圧力への、プロテストプログラムとして、最初から最後までかぶりっぱなしで行ってほしい。

 ・・・まぁ、それは半分冗談として、でも、芸術種目みたいのが本当に北京五輪までにできたら、これぐらい尖がったプログラムで、世界を驚かせてもらいたいです。

 では、また明日!

 Jun

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 数日空きましたが、「メモリアル」の続きです。個人的に大注目の三原舞依ちゃんと坂本花織ちゃんのインタをご紹介します。謎多きフランス人振付師ブノワ・リショワ氏を、舞依ちゃんは新SPの「リベルタンゴ」に、花織ちゃんは新フリー「アメリ」に起用。

 花織ちゃんに関しては、8月上旬のアジアンオープンではEXとして滑っていた「月光」をSPに変更して、中旬の「げんさんサマーカップ」で投入。「月光」もリショワ氏振付です。

 これだけ「攻めたプログラム」なので、やはり二人の話の中には随所に面白いエピソードが詰まっていました。こういうチャレンジをする選手は私は心から応援したくなるんです。







 (1)舞依ちゃん

 ―― 新しいショートの「リベルタンゴ」について、中野園子先生が「涙をこらえながら、一生懸命、タンゴの表現に取り組んでいる」と話されていました。大人の女性を表現するのは大変でしたか?

  「最初は本当に全然できなくて、今もお客さんを引き込めるような演技にはまだまだかなと思っているんですけど、もう少し大人っぽい女性の表現ができるようになりたいなと思っています」

 ―― タンゴは独特のリズムや型があって難しいジャンルだと思いますが、どのように作り上げていきましたか?

  「昨シーズンの『シンデレラ』とは本当にすべてが違っていて。最初に『リベルタンゴ』を聞いたときは『かっこいい感じだな』と思ったんですけど、実際に振り付けが決まってみると、私がイメージしていたものとあまりに違ったので、『できるかな』『いや、できない』という葛藤がありました。でも、なんとか完成させることができたので、これからは精度を上げていきたいなと思います」

 ―― ブノワ・リショワさんにショートの振り付けをお願いした理由を教えてください。

  「中野先生が選んでくださったんです。リショワさんは、女性らしい動きが上手くて、振り付けでその動きをするときに『どうしよう…』という感じで悩みました

 ―― リショワさんはアイスダンス出身ということもあり、難しいステップワークも求められたのではないでしょうか?

  「昨シーズンは上半身の動きをかなり強化して、ショートでレベル4を取れるようになったんですけど、今年はとくに動きを意識しなくても、自然にステップが踏める身体の動かし方を教えていただきました。レベル4が取れる構成になっているので、あとは表現を強化していけたらいいなと思います」

 ―― 「リベルタンゴ」を選曲した理由は?

  「世界選手権のときにリショワさんに初めてお会いしたんですけど、私の演技を観てくださったらしくて、『滑らかな動きがすごく上手だから、今度は新しい一面を見せられるようにしたい』と話されていました

 →→フリーの「ガブリエルのオーボエ」はデイヴィッド振付なんですけど、残念ながらまだ私は演技を見れていません。一番近いところで、「オータムクラシック」に出場予定なので、それを見てから、本誌で舞依ちゃんがフリーについて語った部分を改めてご紹介したいと思います。

 (2)花織ちゃん

 ―― 今季はいよいよシニア参戦ということで、すでに新しいプログラムも披露されていますね。フリーのほうは、ドリームオンアイスで披露されて、すごく話題になっています。

  「みたいですね」

 ―― 不思議な世界観を表現されていて。パントマイムとか独特な動きがたくさん入っていますね。

  「ディズニーでパントマイムをやっているキャラクターがいるんですけど、それしか見たことがなくて。実際にやってみるとすっごく難しかったです。振り付けしているときに『これ、本当にプログラムになる?』って心配になりました。毎日、全身筋肉痛になりながら頑張って。今まで動かしたことがない筋肉を、動かしたことがない方向に動かす、という感じで。本当に、これまでのプログラムのなかで一番苦労しました」

 ―― 音楽も個性的ですが、選んだのは?

  「振付師のブノワ(・リショワ)先生です」

 ―― 初めて曲を聴いたときはどんな印象でしたか?

  「今までだったら、『こんな感じにの振り付けになるのかな』って、少しはイメージが湧くんですけど、今回は不思議すぎて全然思い浮かばなくて。どんなプログラムになるかもまったく想像できなかったので、ちょっと怖かったです

 ―― 実際、個性的な動きが多いですね。

  「はい、最初から。ブノワ先生は、自分のイメージしている動きを忠実にやらせるというタイプの振付師さんで、『できるまで繰り返し練習』というパートがたくさんありました。『本当にこれで合ってるのかな?』って半信半疑、頭もクラクラになりながらやっていました。『すごい先生に振り付けしてもらったな』というのが本音です

 ―― ブノワ先生に振り付けをしてもらうことになったきっかけは?

  「わからないです。中野先生が『この人だよ~』と紹介してくださって。『試合会場で何度か見かけたことはあるな』ぐらいで、ブノワ先生の選手時代も知らなかったですし」

 ―― ブノワ先生が振り付けた他のスケーターの演技を観たことは?

  「(ジェレミー・)アボットさんのエキシビション!」

 ―― スターズオンアイスで滑っていた、全身真っ黒のコスチュームナンバー(「Land of All」)ですね。

  「そうです!『あれ、とってもカッコいいな』『誰が振り付けしたんだろう』と思うぐらいすごくて。今回、ブノワ先生に振り付けしてもらったとき、(アメリカで)スターズのショーを観に行ったんですよ。そのときに舞依ちゃんが『これ、ブノワさんが振り付けしたんだよ』って教えてくれて、『えぇ!?すごくない!!』となって



 ―― そのときはもう「アメリ」はできていたんですか?

  「もうほとんどできあがっていて、ちょっとずつブラッシュアップしている段階でした」

 ―― ということは、ブノワ先生の世界観を思いっきり……。

  「味わってました!」

 ―― その状態でジェレミーさんの演技を観たわけですね。

  「そうなんです。だから、ますます『すごいな!』と思いました」

 ―― アボットさんもすごく振り付けで苦労されたそうですよ。

  「きっとそうだと思います!」

 ―― 衣装も斬新で、登場シーンから「なんだこれは!」という。

  「そういうのがけっこう多いです。観る人にインパクトを与えるというのは、自分がやっていても感じたし、観ても感じました」

 ―― 「アメリ」も音楽が始まって数秒間は……。

  「動かないです。映画では、不思議な女の子が人を幸せにしていくっていう物語なので、いろいろ発見をたくさんして最後には幸せを作るというストーリーを、たぶん作っていらっしゃるんだろうなと思うんですけど、とても難しいです」

 ―― 途中で操り人形のような動きもありますね。あそこはどういう意味が。

  「わからないです。曲の感じ?とくに設定とかはなくて、『これ!』みたいな」

 ―― 表情も変わっていきますね。

  「『ここは笑って』、『ここは無で』、『ここは微笑んで』みたいな感じで、細かく指導してもらいました。でも、こんなにプログラムがキツイなかで、表情を作れるのかなっていうのがまず心配です。『はぁ、はぁ』って息切れしそうな感じなので

 ―― つなぎも濃いですよね。

  「濃いです!去年に比べて濃すぎて、最後まで滑り続けられるかわからない。本当に、去年よりも格段にすごいプログラムができてしまって。楽しみと不安が、混じって、混じって、混じり合っています

 ―― 中野先生とは、今シーズンについてどんな話をしていますか?

  「イメージチェンジです。『大人っぽく』って言っているんですけど、すごく不思議な感じのプログラムができたので、『これ、大人っぽいのかな?』と思って。でも、去年よりも変わっていたらイメージチェンジになるのかなと。『前より良くなったね』とか、何か変化を感じてもらえるようにできたらいいなと思っています」

 →→花織ちゃんも、取材した村尾竜哉さんも、むちゃくちゃテンションが高くて、だからあえて、途中にジェレミーの動画を挟みました。

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 いやぁ、なんでこのブノワさんを招聘したのか、中野先生はいつからアプローチしていたのか、興味は尽きないです。

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 「アメリ」の映画自体を私は観ていないんですが、この女の子がスプーンでプリンをグシャグシャやる映画だというのは、劇場でだったか、レンタルビデオの予告だったかで、よく覚えています。

 ちなみに、映画の公開は2001年。2000年生まれの花織ちゃんはまだ1歳ですか・・・。私も無駄に歳だけとってるなぁ・・・。

 では、また明日!

 Jun

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mai

 「三原舞依、後半ジャンプ増の高難度プログラムで平昌シーズン勝負!」(報知、2017/7/28)

  「ショートプログラムの『リベルタンゴ』はフランスの振付師、ブノア・リショー氏が担当。今合宿にも帯同しており、マンツーマンで何度もステップを確認していた。妖艶な女性を演じる新境地の開拓に挑戦中だが「ブノアに『思ったよりいい。(5月の)米国合宿の時より心を開いてくれた』と言われた」と、はにかんでいた」



 中野先生のチームが盛岡で合宿をしており、舞依ちゃん&花織ちゃんの練習が報道陣に公開されました。謎多きフランス人振付師、ブノア・リショー氏も招聘された、スケオタ的には興味深いニュースとはいえ、この二人の記事がヤフーニュースに配信されるというのは、個人的に感慨深いです。

 DOIでお披露目された新プロの動画を改めて見てみました。ちょっと音が割れていますが、映像は比較的キレイです。鈴木アナのキザな実況が、舞依ちゃんの演技を引き立てていますよ(笑)。

 報知の見出しはフリーの構成についてのものですが、DOIの演技を見直してみると、たしかに、このSPはステップが主役といっていいですね。

 このプログラムが、「妖艶な女性」という部分をアピールする狙いを持っているならば、そりゃマンツーマン指導がステップに集中するのも納得。動画の中でも一か所ステップでよろけた場面がありましたから、これからもっと良くなっていくことでしょう。

 「手でパタパタと顔を扇ぐしぐさ」は、私はけっこう気に入っています。複雑なターンの組み合わせだけでなく、指先まで神経が行き届いていて、衣装もベストマッチですね。今後は目力や目線を強化することで、もっともっと殻を破ってくれそうな気がします。個人的に、見るたびに好きになっているプログラムです。

kaori

 「坂本花織、フリーにトリプルアクセル投入へ『GP1戦目までには入れたい』」(報知、2017/7/28)

  「中野園子コーチは『確率としては“成功したこともあるよ”という感じ。ただ彼女はパンクしないし、いつも体を締められる。それにそんなに転ばない』と話した。フランスの振付師、ブノア・リショー氏が複雑なステップを盛りだくさんに組み込んだ高難度プログラム。今回の合宿期間中でさえ、日々難度は進化しているだけに『他がバラバラになってもいけない。体力が出来て、プログラムもできて、確率が上がればですね』とした」



 スポーツ新聞的には、トリプルアクセルのことを書きたくて書きたくてしょうがないんだろうけど、中野先生は慎重にコメントされていますね。

 そこには、「現段階では全然無理です」と言い放つだけではなく、花織ちゃんの長所もアピールした上で、「チャンスがあれば」という発言に留めています。

 私個人の好みで言うと、この繊細なプログラムに「確率の低い3A」は必要ないかなと。舞依ちゃんの「リベルタンゴ」を見た後だと、言葉は悪いですが、まだまだ腕や指先が「棒」というか・・・。舞依ちゃん、あるいは真凜ちゃんと互角以上の戦いをするならば、さらに上半身の柔らかさもほしいです。その辺り、中野先生はどう見ているのでしょうか。

 それにしても、大作だなぁと。2:00辺りで曲調が変わってから、特に私は好きです。いい曲と、この独創的な振付で挑むわけですから、これからどんどん成長していく花織ちゃんが見られると思うと、ワクワクします。キラープログラムになる可能性を秘めていますよ。

 なんだぁ?ゆづの話ゼロじゃねーか?と、お叱りを受けそうですが、違うんです。他の選手の新プログラムを見て、より、来月のトロントのメディアデーに向けて、気持ちを高めているわけですよ。

 後輩たちがすごいプログラムをどんどん発表してるぞ!さあ、ゆづ君、頼むぞ!と、期待しているのです。頼みますよ!

 では、また明日!

 Jun

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 7月9日(日)深夜にフジテレビで放送されたDOIをさっそく見てみました。7月15日(土)にもBSフジで再放送があるようです。

 個人的に印象に残ったのは、真凜ちゃん、舞依ちゃん、花織ちゃんの3人です。いずれも競技用の新プログラムを引っ提げての出演だったので、EXプロの他の選手よりも気合いを入れて見たのもあるんですが、いやぁ、興味深かったですね。

 まず、真凜ちゃんの新フリーの「トゥーランドット」というのは、荒川さんのあの演技で誰もが知っている名曲なわけで、どうやって彼女の色を出すの?と思って見てみると、予想以上にハマっていると思いました。

 昨季のロミジュリの可憐な表情とはうって変わって、今回は、けっこう目力というか、視線をドーン!と投げて、どこか「強い女」という部分もアピールするような、そういうコンセプトが根底にあるような気がします。

 クラシック系が大好きなウィルソンが振り付けをしているだけあって、この曲調をバックに凝ったつなぎがあると、「あー、ウィルソンだなぁ」と思える部分も随所にあります。

 私が見た限りノーミスだったので、すごく調子が良さそうです。アナウンサーも言ってましたが、シーズン中のようなクオリティの高さでした。実際の試合で、どれぐらいスコアをもらえるか、楽しみです。



 そういえば、話題のこちらの動画も(5:00辺りから)。藤井聡太四段は対局と学校の両立が大変なんで、そっとしておいてあげてください。たぶん夏休みも、これでもかと予定をギッシリ詰め込まれると予想します。



 むしろ、竜王戦で藤井君を下した佐々木勇気五段なんてオススメですよ!阿久津八段に勝ってベスト8に進出。竜王位を奪取できそうな勢いもあるので、「佐々木竜王」になる前にお友達になるべきでしょう。ちなみに、勇気君は羽生君と同じ94年生まれです。

 さてDOIに話を戻して、舞依ちゃんです。新SP「リベルタンゴ」は、深い紫の衣装ともよく合った、情熱的というより芸術的というか、こういう方向性を狙ってきたか・・・と、確かに昨季の彼女とはガラっと変わった内容です。ゲストの佳菜ちゃんの「つなぎと振付が複雑で見入ってしまう」とのコメントにも、激しく同意でした。

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 そして、花織ちゃん。これは舞依ちゃんも含めて、花織ちゃんの新フリーの「アメリ」の振付もまた面白いです。

 いや、舞依ちゃんは「面白い!」と評論家っぽく見ていられましたが、花織ちゃんのアメリは、「なにこれ!」と衝撃を受けましたね。今回私も慌てて調べましたが、振付師のブノワ・リショー氏の手腕というか才能がほとばしっています。

 「アメリ」は、あの人形のような振付の後に、曲調が変わりますよね。「いやぁ、この曲むずかしいよ!」とテレビに向かって叫んじゃいましたもの。

 これまで、関大の濱田さんのお弟子さんと比べて、神戸の二人はというと、「衣装もプログラムもどうもジュニアっぽくて」とネット上では言われていて、中野先生も当然承知していたのでしょう。

 しかしですよ・・・。これは、

  いわゆる「シニアっぽくなった」というレベルのはるか斜め上を行くような、一気に難解な路線に突き進んだ!

 そう言いたくなります。私自身は、こういうチャレンジが大好きです。実際、このフジの録画した映像から、舞依ちゃんは2回、花織ちゃんは3回見直したんですが、それでも特に「アメリ」に関しては、まだ、何か見落としている動きがあるんじゃないか?一つひとつの振付の意味をちゃんと知りたい!と、好奇心をくすぐられました。

 ただ、この二人はジャンプがめちゃくちゃ上手くて安定しているのが、そもそもの強味。アート路線の中に彼女たちのジャンプがどう映えるのか見ものです。

 しかし、花織ちゃんって、このフリーで3Aを入れるって話だけど、冒頭に入るんでしょうか。かりに、3Aに成功したとして、この内省的な曲調だとどうなっちゃうんだろう・・・。

 このように、花織ちゃんの新フリーには特に驚きました。このおじさんぐらいビックリしました。



 2:30ぐらいまで見ると、楽しいことが起こります。



 私も一発で気に入って、すぐにアルバムを購入しました。世の中には面白い音楽があるものです。

 では、また明日!

 Jun

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