On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:ラファエル・アルトゥニアン

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 メドちゃんの移籍報道で大騒ぎですが、The Japan Timesに、ラファのインタがアップされました。「本田真凜ちゃん移籍の裏話」的な内容も含まれていますが、メドちゃんの移籍についても語られています(※この記事のラファの発言は、メド移籍正式発表の数時間前のものです)。

 まず、真凜ちゃんの移籍に関する、ラファの発言を簡単に訳してみました。例のごとく我流です。

  「通常、私から選手にアプローチはしません。(浅田)真央も、ジェフリー(・バトル)だってそうでした。先方が私に話を持ちかけてくるのです」

  「(本田)真凜のことは以前から知っていました。彼女は賢く美しい。向上心もある。私たちはやるべきことを分かっていますよ」

  「彼女は優秀でスケーティング技術も素晴らしいし、流れもある。ジャンプもいい。ただ、新しいジャッジングシステムについて、6月の総会で何が提案されるのか、まだ分かりません。だから、最低でも2年は指導させてほしいと言いました

  「新シーズンのプログラムを準備していますよ。すでにローリー・ニコルがフリープログラムに取り掛かっていて、とても美しくて、ユニークな仕上がりです

 (1)移籍のきっかけ

  「昨年11月、大阪のNHK杯の時です。真凜の父と少し話をしました。彼が私にアプローチしてきたのです。もちろん、面識はありません」

  「『トライアウトを受けさせてほしい』ということでした。『いいですよ』と返答しました。私は、見ず知らずの選手を引き受けたくないし、スカウトするために探し回ったりもしません。教え子たちの指導で手一杯なのです」

 (2)今季の目標

  「目標はシンプルです。グランプリファイナルに進出すること。まずは、それがゴールであるべきです。そして、世界選手権代表に選ばれること。これもシンプルですが、現時点では、最も高い目標といえるでしょう。彼女に全日本優勝を目指せとは言いません。ファイナル進出が叶えばいいですね」

 (3)トレーニングの重点項目

  「(彼女のジャンプの高さは)優先事項ではありません。高さを出すために、ジュニアの選手でウェートトレーニングをする場合もあります。私のチームでもしばしば取り組ませますが、シーズンのいつ、どれぐらいの期間行うかによります」

  「私は、技術とフィジカルを重要視しています。この両者が一体となったとき、メンタルの強さが生まれるのです。全てのスケーターに言えることですが、良いトレーニングをして、フィジカルが強化されれば、遅かれ早かれ、メンタルも強くなるでしょう

 →→ここでいったん切ります。城田さんの本で、特に荒川さんや武史さんに関して、コーチ変更の「壮絶な舞台裏」が明らかにされていますが、父親がコーチ(しかも外国人)に「直談判」というケースって無かったような気がします。

 ここからは私の想像と憶測です。11月のNHK杯といえば、宮原知子ちゃんの復帰戦でしたから、そりゃ濱田コーチは「さとこ!さとこ!」って感じでしたよね。

 一方、10月のスケカナの囲み取材での「濱田コーチと真凜ちゃんの意見の違い」が表面化した時、世間では「真凜はわがまま言わないで、コーチの言う通りやれよ!」って論調でしたけど、親からしたら「ウチのかわいい娘をここには預けられない!」って我慢の限界に達していたのかもしれません。

 ところで、いま変なことが頭に浮かんだんですが、N杯といえば、ブライアンは手術直後で日本に来られず、クリケットからはブリアンしか来ていなかったですよね。もし、羽生君が故障することなく、ブライアンが大阪に来ていたら、本田パパはラファではなくブライアンにアプローチしていたのかも・・・・。歴史に「もし」は禁物ですが、もしかしたら、あったかもしれないですね。

  ※メドベの移籍について

  「私はロシアのメディアに、これは予想できたことだと語りました。チームに若いスケーターが入ってくれば、ベテランのスケーターはチームを離れることもある。つねに起こりうることなんです」

  「リプニツカヤと比べれば、エフゲニアはよい決断をしたと思います。ブライアンは実力のあるコーチであり、彼を支えるコーチ陣も優秀です」

  「ただ、彼女にとってはつらい決断でもあったはず。まず、文化がまるで違う。私たちがやっているような北米流の指導方針に、彼女が対応できるかどうか。ロシアと比べて、アスリート自身が、自分自身の行動に責任を持つことが求められます。簡単ではないけど、彼女ならできると思います」

  「エフゲニアがブライアンの所に行けば、それは二人にとって、困難な挑戦になるでしょう。でも、彼女は最良の選択をしたと思います」
 
 前述のように、この取材の数時間後に、メドベのクリケット移籍が正式に報じられました。もちろん、icenetworkの記事にあったような「具体的な修正点」等のことは、ラファは知らないはずです。

 赤字にしましたが、北米の指導現場では、スケーター自身の自己責任、より具体的には「自己管理能力」が問われるのかなという気がします。

 ブライアンが、エテリの所では「選手に発言権がない」ことを「暴露」していましたが、たしかに「コーチに全て決めてもらう」タイプの選手は、北米スタイルに順応するのは厳しいかもしれませんね。

 ただ、ブライアンは決して選手に丸投げするのではなくて、選手とコミュニケーションを取りつつ、選手本人の意思をしっかり確認して、チームでも共有する。これが、クリケットのスタイルと、私は理解しています。

 そして、メドちゃんは、「こういうスケートをやりたい!」という明確なビジョンと強い意思もあると思います。じゃなければ、エテリの所を出ていく以前に、現役を続ける覚悟と情熱は生まれないと思うのです。

 いろいろありますけど、それぞれの選手にとってベストの環境で、選手それぞれが思い描くベストのスケートを見せてもらいたいですね。

 では、また明日!

 Jun

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 →凄いです・・・。2700RTに、5200いいねですよ。友野君もビックリしてるんじゃないでしょうか?

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 みなさま、明けましておめでとうございます!本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 さて、新年一発目は、WFS76号の続きから。

 ・ グバノワ→JGPFでフリーで坂本さんを逆転して2位になった選手です。先月(12月)に14歳になったばかり。そのフリーがロミジュリだったというのもあるでしょうが、こんなコメントを出していますね。

  「憧れのスケーターはハニュウ。ジャンプは軽やかだし、信じられないパフォーマンスを見せてくれるから。」



 ロミジュリといっても、やはり色々あって、羽生君の11-12の旧ロミジュリはディカプリオ主演の1996年映画(作曲:クレイグ・アームストロング)から。13-14の新ロミジュリは1968年映画(作曲:ニーノ・ロータ)のもの。今季の本田真凛ちゃんのロミジュリはニーノ・ロータ作曲の方ですね。

 このグバノワちゃんの方は、これロミジュリなの?と思ったんですが、2013年公開映画(作曲:アベル・コジェニオウスキ)のサントラから採用したようです。

 ・アルトゥニアンコーチ→本誌の目玉インタビューだと思います。たいへん興味深い内容なので、ぜひ立ち読み等で全文読んでもらいたいですが、一部引用しましょう。

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 ―― あなたが教えるスケーターであるネイサン・チェンがNHK杯で2位になりました。アシュリー・ワグナーやアダム・リッポンも活躍を続けています。成功の理由はどのあたりにあると考えていますか。

  「私自身はスケーターとして優れた選手ではありませんでした。1976年に教え始めたから、コーチになってから40年になります。無良崇人選手の父である無良隆志が現役だったころからコーチなんですよ。18歳ですでにコーチをしていて、22、23歳のころの生徒たちが、無良隆志と戦っていたわけです。彼がユニバーシアード優勝で、私の生徒が4位だったかな。彼はいいスケーターでしたよ。(笑)」

 ―― 理想のスケーターだと考えているのはどんな選手たちですか。

  「何人かいますが、ミシェル・クワン、浅田真央、ジェフリー・バトルといった名前が挙げられますね。いま指導している選手たちもとてもいいですし、大きな進歩を遂げているけれど、ミシェルや真央のレベルにはまだ達していない。私個人が好きなのは、カート・ブラウニングですね。いまでも素晴らしい滑りだ。」

 ―― ネイサンを最初に教え始めたころから、特別な才能を感じていましたか。

  「もちろん、彼は特別でした。子どものころから抜きん出ていました。現状ではまだ努力を重ねなくてはいけないけれど、まだ若く、時間があります。ユヅルと戦えるレベルまで、しっかりと引き上げていかなくてはいけない。私自身、ユヅルのスケートには心を奪われました。ネイサンがあんなふうに滑れるようになれば、と思いさえしましたよ。ジャンプのことだけではなくて、演技全体について。

 ―― ネイサンはズエワの指導からは何を得ていると思いますか。

  「マリーナは今季の振付をしました。いい振付で、私も好きです。ただ、コリオグラファーは振付をし、コーチは教える。そこは混同してはいけない。責任者は1人です。ネイサンは非常に賢い選手ですから、きちんと認識しているでしょう。」

 ―― チャンピオンの条件とは?

  「才能と努力、両方ですね。コミュニケーションがうまくいき、コーチに見識があれば大丈夫です。」

 現状、羽生君にとってもっとも強敵なのはネイサンかもしれません。SPとフリーの2本の合計点で勝ち負けが決まるとはいえ、羽生君はフリーにやや不安があることを考えると、ネイサンにフリーでGPFのようなパフォーマンスをされると、きわどい勝負になると思います。

 ・ソツコワ→NHK杯で台乗りしたにも関わらず、「Life vol.8」には彼女のインタビューは未収録だったので、こちらで読めてよかったです。

  「たぶんお客さんがたくさん応援してくれて、ロシアの国旗もいっぱい見えて、気持ちをいい方向へともっていってくれたんだと思います。2013年に日本に来たときは福岡のJGPFで優勝できたので、いい印象があったのもプラスに働きました。」

 13-14の時点(13歳)でファイナルで勝っていたとは知りませんでした。そこからさらに2シーズンもジュニアというのは、けっこう慎重だったんですね。私の完全な個人的な好みですけど、エテリ組のスケーターよりも、ポゴやソツコワのような、いろんなタイプの衣装を着て、いろんなプログラムにチャレンジする選手を応援したいと思っています。

 ・デニス・テン→GPフランス杯で2位になりましたね。コーチがフランク・キャロルからニコライ・モロゾフにチェンジしました。キスクラのラブソファー(?)に3人で密着して座る様子が私にはツボだったんですが、WFSの取材班にこうコメントしています。

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  「日本の記者ならお分かりですよね?ニコライがいかに素晴らしいコーチであるかを。

 失礼ながら、プッと笑ってしまいました。いや、笑っちゃいけないんですけども、モロちゃんといえば、コーチ業については世界にその名が知られているのは、その通りでしょう。

 ただ、日本のスケオタ的には・・・とまでは言いませんけど、私が思うに、「教え子だろうが同業者だろうが次から次へと手を出すおっさん」にしか見えない・・・。まっ、テン君には新天地で頑張っていただきたいと思います。

 ・まっちー→9月のジャパンオープンにゲストスケーターとして参加した彼ですが、トランペットアレンジの「アヴェ・マリア」をバックに、全身黒の装いで「一切ジャンプを跳ばない」振付を披露したのは、すでに各誌で報じられていたと思います。皆さんがお持ちの雑誌でいえば、「マガジン シーズンスタート」(96~97頁)に写真が掲載されていますね。

 で、こちらも2頁に渡って、力のこもった素晴らしい写真が収められています。羽生君もスワンはジャンプを極力抑えた印象的な仕上がりですけど、EXでは、スケーターの皆さんには、やはり競技の枠を超えた、新しいものにどんどん実験・チャレンジしてほしいですね。

 さて、明日・明後日は、二回に分けて、Numberの新刊をレビューしたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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