On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:ワールド・フィギュアスケート_extra

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 一昨日昨日に引き続いて、extraのレビューです。

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 まずは、予告通り、ネイサンのインタから。

 ―― プログラムの振付にはシェイリーン・ボーン(SP)とローリー・ニコル(フリー)を起用しました。

  「シェイと一緒にやることにしたのは、アシュリー・ワグナーと練習リンクが同じで、彼女のプログラムで描かれるキャラクターや個性を近くで見ていたからです。ぼくはいつも進歩し続けたいと思っていて、シェイやローリーといった有名なコリオグラファーたちが、ぼくを新しいレベルに導いてくれるんじゃないかと思いました」

  「ローリーのところにまず行ったんですけど、彼女はまず僕を観察することから始めた。ぼくを好き勝手に滑らせて、どんなふうに動き、考えるのかを見ていました。その土台を作ったうえで、ローリーが振付を始めて、それはぼくにとっては最初必ずしも動きやすい振付ではなかったんだけど、全部ハマってからはすごく助けになっています。どうすれば芸術面を伸ばせるか、どうすれば正しい動きができるかということが理解できます。音楽に描かれた意図をすくいあげて、ぼくが演じることのできるストーリーを提示してくれた」

  「それからシェイとの作業は、まったく違う感じになりました。『エッジの効いたプログラムを滑りたい』とシェイに話して、そうしたらシェイが音源をいくつか用意して聴かせてくれました

 →→いったんここで切ります。ネイサンと同じチームのアシュリーは、シェイリーンのプロをよく滑っています。今季のヒプチンとラ・ラ・ランドもそうですし、昨季のエクソジェネシス交響曲もそう。

 wikiをチラっと見てみても、アシュリーは、シェイリーンだけでなく、ジェフやデイヴィッドのプロも滑っていますから、ネイサンも先輩を見習うことになれば、とても楽しみですね。

 ―― 4回転が得意なだけに、技術重視のスケーターのように思われているなと感じることは?

  「だからいろいろなコリオグラファーのところに行ってるんです。これまでの競技生活ではなかなかしっかり見せることができずにいた芸術的な面をより引き出してもらいたくて。4回転に関しては安定して跳べる技術を磨いて、試合のときに体力面でも精神面でもエネルギーを奪われないようにしたい。プログラムを全体的な絵として把握できたら、助けになるだろうと思います」

 ―― フリーの音楽は映画「小さな村の小さなダンサー」」を使用していますが、これは中国から亡命し、欧米で活躍したバレエ・ダンサーを描いた映画です。主人公へのシンパシーはありますか。

  「ぼくはアメリカ生まれで、スケートのために国から出たことはありません。最初にローリーがこの話を聞かせてくれたとき、自分には経験のないこういう人生の物語を想像できるかなと心配でした。でもぼくの両親と話をしたら、若いころに中国からアメリカに移民して、ぼくらきょうだいを育て上げた両親には、完全に理解できるし共感できる物語なんだとわかった

  「それがどれだけ大変なことか、アメリカで基盤を築くためにどんなに多くの努力をしなくてはならないか、両親と話すことで理解を深めることができました。今シーズン、ぼくはそういうことを自分のスケートを通じて表現したいと思います。本を読み、映画を見て、人間的なレベルで共感することができたし、情熱によって人はどれだけ大きなことができるかも感じ取れた。誰だって共感できるテーマだと思うので、これからも理解を深めて、自分のスケートのなかでそれを見せていきたいです



 →→プログラムについて深いレベルで入り込んでくれるスケーターのインタビューは、「読んでよかったなぁ・・・」と心から思えます。

 羽生君は言うに及ばず、今季は「フリーダ」を語る本郷理華ちゃんにも感心しました。たとえフィギュアスケーターであっても、「表現」や「芸術」を語るなら、やはりそれを言葉という形でも提示してほしいなと思います。

 ―― SPの「ネメシス」はとてもモダンな曲ですね。

  「導入部分からビートがよくて最高の曲です。ピアノの音が入ったメロディックなチューンで、ただ音楽に飛び込めばいい感じ。歌詞よりも、音そのものから湧いてくるパッションに従って演じるほうが楽だなと思います。中盤に向かって曲調が変化すると、ぼくももっとリラックスできて、それから最後はヒップホップやコンテンポラリーみたいな感じにエネルギッシュに滑れる。シェイともっと詰めていけば、もっと見せていけると思います



 →→理華ちゃんの「フリーダ」や新葉ちゃんの「スカイフォール」は、シェイリーンから、キャラクター設定について細かく指導されたという話が伝わっていますね。

 一方で、ネイサンに対しては、「音楽重視・楽曲重視」のプログラムをシェイリーンが振り付けたというのは興味深い。上記のように、ローリーのプロの方はメッセージ性の強いものですから、事前にラファから「そういうリクエスト」が行ったのかな?と、いろいろと想像が膨らみます。私がインタビュアーだったら、そういう「対比」のような意図があったのかとか、聞いてみたいですね。

 ―― ラファエル・アルトゥニアンコーチについて聞かせてください。

  「ラフは天才です。ぼくら選手が感じるよりはるか前の段階で問題に気づいてくれるから、そういう人と練習ができるということは本当にありがたいなと思います。試合でできることは練習がすべてなので、ラフが練習で見てくれること、言ってくれることが出るだけ。ジャンプのためのエクササイズも彼独自のもので、プログラムを通して滑っているときにもジャンプの面ですごく助けになっています

 →→一時期、ネイサンがマリーナ・ズエワの所でも練習していた時期があって、そこにパトリックもいるわけですけど、しかし、それはあくまでもスケーティングと表現を見てもらう、ということでした。やはり、ラファはジャンプの指導がメインという感じですね。

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 パトリックは、スケカナでのパフォーマンスとスコアの件で、やや心が折れちゃったのかな・・・と私なんかは想像しているんですが、本誌収録のインタビュー(スケカナEX後)はサバサバした感じで答えています。

 ―― 引退後の予定は?

  「いくつかあって、いまからわくわくしています。ぼくはこのスポーツにお返しをしたいんだ。とくにカナダのフィギュアスケートにね。トロントにはブライアン・オーサーのクリケット・クラブがあり、モントリオールにはアイスダンスのスクールがある。ぼくはバンクーバーのウェストコーストにスクールを作りたい。アウトドアも楽しめる、とても美しいところなんだ。いまリンクが建設中で、エリック・ラドフォードと一緒にできればと思っている。ペア・スクールとシングル・スクールを始めるんだ

 →→けっこう話が具体的です。正直いうと、残念な気持ちの反面、でも、本人がセカンドキャリアについてこれだけポジティブに語っているというのは、素晴らしいです。ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 昨日に続いて、extraのレビューです。

 メドちゃんの怪我のニュースが飛び込んできて、たしかにNHK杯でのテーピングや転倒を思い返すと、やっぱりそうだったかぁ・・・という感じです。ファイナル出場は不透明ですが、大事なのは五輪ですから、しっかり治してほしいと思います。

 私のブログの読者さまならご存知かと思いますが、私は、ロシア女子選手の中で、決して彼女は大好きなスケーターではありません。ただ、ソチ後の女子シングルを引っ張ってきたのは彼女ですし、彼女が平昌で金メダルを獲れないということになったら、気の毒にさえ思います。

 快復祈願ということで、昨日の記事で一部引用した、ロステレのEX前の彼女の会見をもう少しご紹介します。

 ・フリープログラムの変更について

 ―― フリープログラムを変更した経緯を教えてください。

  「『アンナ・カレーニナ』のプログラムも、キャラクターを演じるうえでとてもしっくりきていたので、以前から滑りたいと思っていました。ただ今季のフリーはすでに決まっていたので、最初はショートプログラムとして使っていました。でも自分にぴったりだという思いがどうしてもあって、それならメジャー大会で滑るのもいいんじゃないかということになり、ネペラ杯が終わってすぐに変えることにしました」

 ―― 変更に踏み切ることにした決め手は?

  「ネペラ杯です。別のプログラムを滑ったのですが、滑っているときもいいと思えなくて、『アンナ・カレーニナ』ほどは気持ちよく滑れなかったんです」

 ―― それはエレメンツの問題ではなく?

  「いいえ。もっとアイディア的なことです。滑っていても、感情がそれほど湧き出てこなかったなと」

 ―― まだ始まったばかりとは言え、オリンピック・シーズンにプログラムを変更することのリスクは考えませんでしたか。

  「この変更を疑うことはありませんでした。これは、踏むべき正しいステップだったと思います」



 →→ネペラ杯1試合のみでお蔵入りになった、このアベルブフ振付のプログラムについては、ジャパンオープンのレビューの際に少しコメントしました。映画音楽を細かくつないだ、ダークな感じの「いかにもメドベ」という曲だったので、「アンナ・カレーニナ」への変更は私は大歓迎でした。SPの「ノクターン」とともに、オリンピックチャンピンとなるにふさわしい、「風格」があると思います。

 ―― アンナ・カレーニナを演じるには若すぎるのではないかという声もありますが。

  「そのことは私の耳にも入っていますし、すでにチームで話し合いもしました。でも、そんなことは問題だとは思いません。この小説が書かれた時代は、25歳、26歳くらいで結婚していなかったら、いい縁談は望めないかもと思ってしまうような時代です。それに私はじきに18歳になります。もう十分、このキャラクターを演じるに足る年齢だと思いますよ」

 ―― このプログラムの振付は?

  「フリーはダニール・グレイヒンゴーズの振付です」

 ―― 「アンナ・カレーニナ」は愛と死をテーマにした物語ですので、昨季のプログラムとは離れたテーマになっていますね。

  「いえ、昨季のプログラムと同じトピックだと言えます。ただストーリーはまったく別物だし、みなさんも私のプログラムをそれぞれの解釈で見てくださっていると思います。でも、それがいいんです。みんなが自分の物語を作っていくのがいいなと思うんです。ドラマを演じて滑るのは、感情や情熱、スケーティング、苦悩を最大限表現できるので、大好きです」

 →→チラっとwikiで原作のあらすじを読んでみただけでも、単なる三角関係のドロドロだけの話じゃなくて、社会・政治情勢も絡んで、かなり複雑ですね。この質問はきっと地元のジャーナリストからのものでしょうが、国を代表する文豪の古典ですから、こういう厳しい質問が飛んでくるわけですね。いつものことながら、クレバーで気持ちの強い彼女ですから、しっかり応答しています。もう少し会見から引用します。

 ―― ジャンプをプログラムの後半に入れていますが、そのためのスタミナ強化は?

  「練習あるのみです。何度も何度も跳んで、転んで、立ちあがって、その繰り返しです」

 ―― 練習のルーティンはありますか。

  「弱いところを重点的に練習します。そうしないと強くはなれないので」

 ―― 練習の集中から自分を解放するには?

  「いちばんいい方法は静けさです。練習から帰ったら自室にこもります。音の出るものは、アクアリウム以外には、テレビも何も置いていません。そこで、無音のなかでSNSを見たり、本を読んだりしています」

 ―― この競技で自分が何かを成し遂げられるかもしれないと感じた瞬間はいつですか。

  「11歳でロシア選手権に初出場したときです。当時は年齢制限がなく、有名な選手たちと戦って、これこそ私が望んでいたものだと思いました。私もあの場所にいきたい、表彰台に上がりたいと思ったんです」

 ―― もし1日休みがあったら?

  「休みの日はお昼すぎまで起きません。あんまり音沙汰がないので、友だちはみんな怒ってるんじゃないかしら。いとこからは『もう6ヵ月も会えてない』と電話がかかってきました」

 →→「無音でSNSを見る」というのが、個人的には、ちょっと独特な感じがします。むしろ携帯やPCをいじる時間って、ほかのことをやりながらじゃないと、私は厳しい・・・。ブログの記事も、ゲーム実況や将棋の中継をかけっぱなしで、書くことが多いです。

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 さて、本誌の目玉の、エテリコーチのインタもご紹介します。短いですが、私の知らないことばかりでした。

 ―― 現在教えている国際レベルの選手は?

  「25人くらいですね」

 ―― 才能ある生徒を見出す秘訣は?

  「自分ではわからないけれど、私が美しいと感じるかどうかでしょうか。身のこなしが美しいか、音楽を感じて美しく表現することができるか。話してみて感じることもあります

 ―― トップスケーターになるために必要なものは何ですか?

  「心からフィギュアスケートを愛せなければなりません。これがいちばん重要なことです

 ―― トゥトベリーゼさんご自身がスケートを始めたのはどうして?

  「私も4歳で始めましたが、母が私にスケートをやらせたがったのです。それ以来、フィギュアスケートが私の人生のすべてです。スケート以外は何もできません。最初シングル選手でしたが、その後しばらくアイスダンスをやりました」

 ―― 現役引退後アイスショーには参加した?

  「ええ。4年くらい滑っていました。ヴィリー・ビエタクやアイス・カペーズ(※米国のアイスショー)と仕事をしていました」

 ―― アイスショーの経験で学んだことは?

  「自分の身体はもっとできる、ということです。現役時代、私にはこれは身体的に無理だと思うことがいくつもありました。でも、アイス・カペーズでは背の高い私がペアを滑ったのです。そのとき自分が望めば可能なんだということを知りました」

 ―― 1週間に何日働いているんですか?

  「毎日です。休みは取りません。子どもたちには休みはありますが、それぞれバラバラですから、私はつねに氷の上にいるのです

 ―― コーチの仕事のどんなところが好き?

  「教え子たちが進歩していく様子やメダルを取るところを見るとき、そして、彼女たちが氷の上で幸せそうな姿を見るとき、うれしく思いますね」

 ―― エフゲーニャ・メドヴェージェワの特別なところは何だと思いますか?

  「内面の強さです。彼女は自分を強くしてくれるフィギュアスケートを愛しています。彼女は決してあきらめません

 ―― では、アリーナ・ザギトワは?

  「彼女はまだ幼いわ。どうなるかはわかりません。エフゲーニャより3歳も若いのだから」

 →→どこか削るつもりだったんですが、全文タイプしてしまいました。

 「才能ある生徒」「トップスケーターになるために必要なもの」という部分で、何歳でジャンプが何種類とか、いっさいそういう話をしていないのが興味深いですね。

 というより、おそらく、彼女のチームに志願するようなスケーターは技術がある子だらけで、それはもはや大前提の話。「その中で生き残るためには?」というプラスアルファの部分で、メドベの持っているような「内面の強さ」だったり、フィギュアスケートに対してどれだけ打ち込めるか、ということなのでしょう。

 シニアのファイナルがどうなるかは未確定ですが、少なくともジュニアの女子シングルには、彼女の門下生が4人出場するので、個人的にとても楽しみにしています。

 明日はネイサンとPチャンのインタをご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年11月18日発売。去年のextraのGPシリーズスタート号は、シェイリーンのホプレガ解説が収録されており、ゆづファン的にはマストアイテムと言ってよい素晴らしい内容でした。

 それに比べると、今回は「薄い内容」というのが第一印象です。まぁ、二つともに持ち越しプロだし仕方ない面はあるんですが。

 今日は、ゆづ関連の記事についてフォローしてみます。写真撮影は和田八束氏が担当。

 まず、表紙は上記画像の通り、ロステレでのSEIMEI。めくると、例のホプレガの絵を持参してきた男の子と羽生君とのショット、目次の右ページはSEIMEIを演じる直前の目をつむってポージングするショット。

 ロステレの特集記事(4~35頁)では、まず、SEIMEI(4~5頁)とバラ1(8頁)が1枚ずつ。そして、羽生君のプレカンの紹介記事の中で、SEIMEIが4枚、バラ1が1枚、代表ジャージ2枚、UAウェア1枚の写真を掲載。さらにオマケでUAショットが4枚です。

 ロステレのプレカンのテキストについては、みなさんはマガジンでご存知でしょうから、新しい情報はありません。写真については、赤字にした「男の子とのショット」が、男の子を真正面から捉えていて、羽生君はやや斜めからという、珍しい角度なので、気になる方はチェックしてみてもいいと思います。全体的にバラ1の写真は少なく、SEIMEIが多めですが、それでも他誌と比べると、ちょっと少ないなぁ・・・というのが正直な所です。

 前述の通り、去年はシェイリーンのインタが入っていましたが、今年は、ブライアンも、ジェフも、トレイシーも、あるいはハビのインタすらないので、ゆづ目当てでは本当に厳しい内容です。ただ、ネイサンのインタの中で、シェイリーンとのプログラム作りの話が出てくるので、そちらは明日ご紹介します。

 そうなると、私がやることと言えば、「羽生」とか「結弦」というワードを、他の記事から拾う作業になります。2つご紹介しましょう。

 ・メドベ(ロステレのEX前の共同取材

 ―― 羽生結弦選手は今朝の取材で「ドラマティックに勝利したいと思っている」と話していましたが。

  「“ドラマのある勝利”は全面的に賛成!ドラマティックな勝利なら大きな感情が湧き上がるだろうし、自分自身に克てたと感じられるはず。『やったわ!』って。私もショートプログラムのあとは、ちょっとそんな感じでした。ウォーミングアップでは、ミスもあってあまりハッピーではなかったんですが、プログラムになるとやり遂げることができ、最後は勢いに乗れた。何か難しいことや、乗り越えなければならないことがあると、勝利の価値を実感できます。多くの労力、魂を注ぎ込まないといけないわけですから、いつもとは違う感情、強い思いが、そこにはあるんだと思います。すんなりとうまくいっているときよりも、勝ちたい気持ちも強くなりますからね

 →→「ドラマティックに」なんて、ゆづがいつ言ったの?と調べてみたら、本誌には無かったんですけど、マガジン(35頁)で見かけた、海外メディアとのこのやり取りかなと思います。

 ―― あなたは、外見とは真逆の強さを内面に持っているようです。敵をやっつけるヒーローのような。

  「そうですね…。なんか、う~ん…自分の中で、特にこれになりたいというのはないけど、アニメとかは好きだし、なんか、とにかく劇的に勝ちたいという気持ちはすごくあります

 で、このやり取りは、通訳を介して行われているので、マガジンでは、羽生君の肉声そのままに「劇的に勝ちたい」と掲載されていますが、通訳者は“dramatic”と英訳したのでしょう。

 「共同取材」という所を赤字にしましたが、このメドベへの質問はWFSのライターによるものじゃなくて、海外メディアがその“dramatic”のくだりをメドベに投げてみた、ということですね。

 そうか・・・羽生君自身が「ドラマティック」と言ったわけじゃないから、羽生君の会見記事の所で、そのやり取りを入れなかったわけですね。ただ、メドベのコメント自体は彼女の勤勉さの良く出た素晴らしい内容なので、良しとしましょう。

 ・ネイサン(ロステレのフリー翌日)

  「シーズンのはじめにユヅルに勝てたのは大きな一歩です。でも同時に、まだシーズンはじめだから、彼もぼくもまだまだやらなくちゃいけないことがある。すごい僅差なので、気を散らさないでやっていかなくちゃと思います。ぼくがやっていくのは、やはり芸術面を向上させること、全部のレベルを保つこと、GOEをできるだけ上げること、安定感を保つことになると思います。スケートアメリカまでの5週間で、一度ローリーと会って、表現面を広げたい。ジャパンオープンとこの試合の疲れを取って、リフレッシュしてシーズン後半に臨みます」

 →→自分の弱点をじつによく分析できていますよね。その意味では、羽生君や、あるいは今季の新葉ちゃんに近いものがあります。

 地上波の煽りPVなどで言われる、ネイサンの「新世代のクワドジャンパー」という部分ももちろん素晴らしいですし、彼の最大の武器であることは皆が認めている所でしょう。

 でも、決してそこだけに満足していない。もちろん、口だけ「表現ガー芸術ガー」などと言ってるんじゃなくて、そもそも五輪シーズンの今季の両プログラムが、非常に野心的で実験的なものであり、そこにトライする姿勢が素晴らしい。バレエ経験者ですから、芸術とは何か?表現とは何か?というのが、分かった上で言っている。

 もちろん、平昌五輪で金メダルを争う最大のライバルですけど、この競技をより高いレベルに押し上げるには、彼やボーヤンの頑張りが絶対に必要になってくる。この一節を読むだけでも、頼もしいなぁと、嬉しくなりました。

 明日も引き続き、extraの記事を見ていきます。

 では、また明日!

 Jun

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 extraの国別特集の続きです。いつも羽生君以外の記事をチェックする際、「羽生」とか「ユヅル」とかそういう文字を探しつつ、言及のあったインタから優先して読んでいるのですが、今回はなんと、たった一人だけでした!

 それは、中国のペアのコーチ、ツァオ・ホンボー氏のインタ(46~47頁)なんです。ツァオさんは43歳。10年バンクーバー五輪で中国ペア初の金メダルを獲得。02年ソルトレイク五輪、06年トリノ五輪で銅メダル。世界選手権3度優勝。パートナーはのツェン・シュエ。中国フィギュアスケートの英雄ですね。

 中国のペアといえば、彼の教え子のスイ&ハン組が世界選手権を勝ちました。男性のハン選手は171cmしかないのに、大男揃いの海外ペアになぜ勝てたのか?と、ペアのことをまったく知らない私はビックリしましたね。

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 ――ペアに向いている人をどのように見分けるのでしょうか。

  「やはり最初は子どもたちの技術を見ます。男子シングルに関しては、もうすでに人材がたくさんいるので、それはいい。ペアの場合は、女の子が強くないとだめなんですよ。ですので、まず女の子でいい技術を持っているかどうかを見る。持っていたら、ペアのほうにどうだろうかということで決めています」

 ――ツァオさんたちもそうでしたが、世界チャンピオンになったスイ&ハン組を見て思うのは、テクニックはもちろんですが、表現に関しても素晴らしいものがある。どのようにトレーニングしているのですか。

  「ちょっと今の質問の答えとはずれるかもしれませんが、2022年に北京オリンピックがあることが大きい。平昌の次の冬季オリンピックの開催地に選ばれていますので、国家としても、中国のスケート連盟としても、凄く重視しているんですよ。これは非常に大きなチャンスであり、人材資源もそうですし、力を入れていろいろなものを準備しているということなんですね」

 ――・・・日本のペアはまだまだ発展途上と言っていいと思うのですが、これまで日本のシングル選手を見て、この選手はペアにいいと思ったことはありませんか。

  「まず男子にしても、女子にしても、シングルで滑っている日本のスケーターは技術自体はすごくいいんですよ。たとえば、羽生も宇野も非常に高い技術をもっている。私は彼らの滑りが好きです。ただ、やはりペア選手になるためには、パワーが必要なんですよね。じつは、女子選手にしてもそうなんです。女子も個人の技術として優秀な技術を持った方がたくさんいるのですが、やはりパワーが足りない。ですので、いますぐに、ではなく、これはじっくり育てていかないといけない。木を植えるみたいに。でもそれをきちんとやっていけば、将来的には日本にも優秀なペアがたくさん出てくると思いますよ」





 どうもペア競技って、「男が持ち上げて、放り投げる!」ってイメージなんですが、ツァオさんの話を聞いてから演技を見ると、女の子のジャンプ着氷時の踏ん張りであったり、デススパイラル(参考画像)も女性の方に強靭な筋力がないとキツイかもなぁ・・・という気がしてきました。たしかに「パワー」というのも分かります。

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 ただ、wikiを見た限りでも、この24歳と21歳のペアは07-08シーズンから組んでいますね。少なくともキャリア10年です。日本のフィギュアスケーターは、男女問わず基本的にシングル選手を目指すことを考えると、10代前半でペアにスカウトするというのは難しいでしょうね。そもそも親が許さないよなぁ・・・。

 ただ、Quadrupleで若手の子のインタを読んでいると、結局シングルで代表クラスを狙うならば、ジャンプを跳べないと話にならない。実はそれってものすごく狭き道なんですよね。というか、いまの日本の現状は、選手たちの可能性を必要以上に狭ばめているといってもいいかもしれない。

 早い段階で、アイスダンスやペアに転向する道があってもいいような気もします。オリンピック、世界選手権、GPファイナル、そして国別対抗戦と、これだけテレビ放送があるので、「シングル選手じゃなくても出たい!」と思う子どもがいてもおかしくない。

 ただ、そうなると、それこそ、ツァオさんのようなオリンピックメダリスト級のコーチを招聘して、全権委任させるぐらいじゃないと、子どもたちも人生懸けてくれませんよね。

 じゃあ、日本に冬季オリンピックを呼べば!という話になりそうですが、韓国→中国と続いているので、何年先になることやら・・・。

 世界ジュニアでは、アイスダンスでは深瀬・立野組、ペアは三浦・市橋組がともに13位でしたが、もっともっと増えてほしいと思います。

 では、また明日!

 Jun


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 2017年5月31日発売。WFS extraの国別特集号については、2015年版もレビュー済ですので、ご参照ください。

 実は、15年版と比べながら本号を見てみると、国別の記事自体は前回の形式を踏襲している感じなんですが、「日本スケート連盟アスリートチェック トップスケーターの身体能力」(60~67頁)が本号の特色ですね。しかし、このスケ連の企画に羽生君は参加していないため、ゆづファン的には「無駄な記事」ということになります。

 じゃ、15年版はどうだったかというと、そちらは上記リンク記事の画像の通り、ブライアンが14-15シーズンを語り、そして「羽生結弦・五つの闘い」と題して、各試合の美しい写真(田中宣明さん&菅原正治さん撮影)とブライアンのコメントもついていて、すごくいいです。しかも中古品の価格も安い!

  あれ?17年版よりも15年版の方がよくね?

 はい。その通りです。未所持の方は、この機会に、15年版の入手もご検討ください。ブライアンが来ていなかった影響がここにも出ていたわけですね。

 ゆづ目当てということだと、演技写真は、ホプレガがやはり中心になります。プリンスはミスが重なったのもありますが、それにしても、一枚だけ(A4の3分の2ぐらいのサイズ)というのはちょっと寂しい。

 むしろWFSにしては珍しく、代表ジャージとUAウェアでの写真が充実しています。とくに、EXでのショットが目を引きます。19頁の代表ジャージでメロイックサイン(参考画像)でドヤ顔の一枚。

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 それから、53頁の代表ジャージにヒョウ柄のストールを首から下げてのPPAP。57頁にこれまた代表ジャージでのヘランジもいい写真です。

 ただ、みなさんお持ちのはずの「通信20」(国別特集号)に、PPAPとヘランジの類似ショット(69頁&71頁)はあります。そうなると、ゆづの写真目当てということなら、

  19頁のためだけに買えるかどうか!

 ここがポイントですね。書店で見かけたら、ぜひこの19頁をチェックしてみてください。

 うーん、しかし、せっかく日本チームが優勝したというのに、もう少し何とかならなかったのかな・・・という気がします。日本チームの写真もヘンに加工してあったり、小さいものが多くて、残念な作りなんですよね。いい思い出の1ページとしてなら・・・という感じでしょうか。

 ただ、海外の選手・コーチへのインタは、さすがWFSだけあって、マニアックな所を攻めているので、これは明日しっかりご紹介したいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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