On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:ヴィンセント・ジョウ

sotskova

 先週末のフィンランディア杯から、私が初見のプログラムのみピックアップします。ボーヤンとヴィンセント君のフリー、ソツコワのSP・フリーを見ていきましょう。リザルト関係は「こちら」で。



 ホルストの「惑星」というと、ジュンファン君の今季フリー(ウィルソン振付)で使用されています。宮原知子ちゃんも、昨季フリーは「惑星~スターウォーズ」で、ダイナミックな編曲が印象的で、個人的にはもっと見たかったんですよね。

 ボーヤンの今季フリーも、知子ちゃんと同様に、クレジット上は惑星とスターウォーズを繋いだプログラムなんですが、コミカルパートを加えた、斬新な作りになっています。昨季からSP・フリーともにローリーにお任せしていることもあって、「スパイダーマン」や「道」で広げた「芸風」をいかんなく発揮しています。

 編曲が唐突すぎると思われる方もいるはずで、賛否は分かれるかもしれません。ただ、様々なスタイルのプログラムで表現の幅を広げながら、「クワドジャンプだけの人」というイメージを払拭しようという、その意欲を私は応援したいですね。



 7月のスケートデトロイトでは、チャーリー振付のロミジュリが今季の新フリーということだったんですが、映画「ムーラン・ルージュ」のサントラからジェフに作り直してもらいました。

 見ていて思ったのは、同じくジェフに作ってもらったSPも、このフリーも男性ボーカル物になるのかぁ・・・と、これはこれで意外ですね。

 ボーヤンのようなビッグジャンパーではなくて、よりコンパクトに、身体のキレで回る感じがありますね。やっぱり、SPでも感じましたが、クワドよりも3Aの方が苦労しているのかなという印象です。


 
 私がここ最近集中的に見ているエテリ組のジュニア選手と比べると、ソツコワちゃんは、雰囲気全然違いますね。ISUのバイオを見たら、身長173cmとなっています。単に身長が伸びたというより、肩幅というか、上半身がガッシリした(ゴツくなった)印象です。

 そしてこのSPは全タノですよ・・・。彼女はタノをやらないところがスケオタから支持されていたと思うんですが、ロシア代表の3枠に食い込むためには、そんなことは言ってられないですよね。

 このSPは、なんというか、彼女の儚げな表情と細っこい体型から抱いていた私のイメージをぶっ壊すような、力強さに満ちています。この「ワルツ」の最後の盛り上がりは、ネイサンの「ダッタン人の踊り」のようなインパクトがあります。

 Time Violationで1点減点があって、でも、「67.69」というスコアはやや渋いような・・・。70点超えていてもおかしくない、素晴らしい内容です。



 フリーはドビュッシーの「月の光」です。どちらかというと、この曲の方が私が持っていた彼女のイメージなんです。

 ビックリしたのは、ジャンプの安定感ですね。昨季は回転不足に悩まされていた記憶がありますが、ラストの2AのみURが取られているものの、特に後半は楽々とジャンプを成功させていて、しかもタノ付きですから、オフに秘密の肉体改造でもしたの?というぐらい、別人の動きをしています。

 2本ノーミスで揃えられたら、絶好調の舞依ちゃんや新葉ちゃんでも勝てるかどうか、ちょっとこれは危ないぞ・・・というぐらい仕上がっています。間違いなく強敵です。

 ロシアの代表といえば、よほどのことが無い限り、メドベとザギちゃんは当確という気はしますが、3枠目は、現状ではソツコワちゃんが最有力じゃないかと。がぜんポゴちゃんやラジ子の仕上がりも気になります。

 では、また明日!

 Jun

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 さて、JGPポーランド大会レポートの2日目です。男子SPから島田君の演技を。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。



 「59.47」で12位のスタート。先週のクロアチア大会のSPは「64.85」の6位だったんですが、今回、3Fでエラーを取られています。3F+3Tのエレメンツで、前回よりも「3.6」点落としています。

 ステップも前回レベル3が、今回はレベル2。これで「1.06」点の減点。ただし、PCSは「30.33」から「30.47」と上がっていますね。スピンのGOEで、前回同様にマイナスがついています。

 しかし、前回のフリーでは、スピン・ステップすべてレベル4を取れているのに、なぜSPはここまで評価が低いのか。ちなみに、フリーの振付はモロゾフで、SPはランビ先生なんですが、何か理由があるのかもしれませんね。本人や関係者のコメント等で、気になる発言があればフォローしたいと思います。フリーは期待していますよ!

 さて、もうひとつ、フィンランディア杯も開幕しました。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 男子SPには、シニアの実力者がかなり顔を揃えているんですが、今日の所は、3人だけコメントしたいと思います。



 ヴィンセント・ゾウ君。「ゾウ」なのか「ジョウ」なのか気になっているところ、フィンランドの現地アナウンスでは「ズー」でした(笑)。7月のスケートデトロイトでの彼の新SPについて記事を書いているので、そちらもどうぞ。

 振付はジェフ。スコアは「76.10」。冒頭の4Lzに2ndがつけられず、4Fにつけていました。ジャンプ自体は高いので、着氷が決まれば高得点が出そうです。3Aは着氷で乱れてお手付き。彼の場合、クワドよりも3Aの方が苦手なのかな?と、どうも羽生君より下の世代のクワドジャンパーはこのタイプが多いような気がします。



adam1

 怪我が心配されていた、アダム・リッポンですが、画像の通り、元気にイイ演技を披露してくれました。SPは、ジェフ振付の昨季の持ち越しプロで、昨季は黒のタンクトップだったんですが、今季は五輪を見据えてやや控えめですね(笑)

 しかし、相変わらずの、「彼独自の世界観」は健在で、クワドレスで、3Aもこらえ気味の着氷ながら、いい点が出ています。ステップが良かったですよ。超絶イケメンなことと、スタイリストが同行してるんじゃないか?ってぐらい、ヘアスタイルもバッチリきまってます。アメリカの男子も、五輪代表の3枠はなかなか熾烈ですが、頑張ってもらいたいですね。



 最後に、ボーヤン。スコアは「87.15」とまずまずです。ショートは、中国映画「グリーン・デスティニー」の楽曲を使った、ローリー・ニコル振付のプログラム。ほぼ全編、チェロとパーカッションで引っ張る感じのリズム主体の曲で、ややもすると平坦なんですよね。だから、ジャンプのミスがあると、プツっと見ている側の集中が切れてしまうというか、なかなかリスキーなセレクトに感じました。

 昨季はあの「スパイダーマン」でしたから、口ずさめる歌メロがあり、糸をシュバッ!って放り投げる振付が見られれば、ジャンプのミスは帳消しになってしまいそうな(?)プロでもあり、本当に対照的です。

 ただ、ジャンプ自体は相変わらず高いですし、ステップやつなぎの技も増えた印象です。仕上がり自体は悪くないと思いますよ。

 3試合が重なるすごい週末で、レビューがジワジワと遅れること確実ですが、どうかご了承いただければと思います。

 では、また明日!

 Jun

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vincent1

vincent2

 「通信」の発売までまだ一日あるし、記事のネタに困っていたので、ヴィンセント君のデトロイトの試合でも見るかぁ・・・と思っていたら、タイムリーな写真がアップされました。

 本人のインスタで公開されたものです。この写真に、本人は以下のメッセージを添えています。

  「ついに、レジェンド本人と会うことができて光栄です。ユヅルは、もう何年もの間、私のモチベーションを高めてくれるような存在でした。誰よりもハードワークしてきて、完璧なスケーティング技術(complete skating prowess)の持ち主。彼にとって最良のシーズンでありますように!そして、私も、近い将来、彼と競えることを楽しみにしています」

 “prowess”という単語、知らなくて調べちゃいました。「(戦場での)武勇、勇気」という意味や、「すぐれた能力、技術、腕前」という意味もあるようです。いい勉強になりました。

  さて、去る7月18日~22日の日程でおこなわれた「スケート・デトロイト」での彼の演技を見てみます。リザルト関係はこちらで。



vincentSP

 SPの振付はジェフです。しっとりとした感じの曲調に、上半身の振付と、滑らかなスケーティングを見るに、パトリックのような雰囲気があります。

 新世代の(特にアジア系の)クワドジャンパーの中に割って入るべく、高得点を狙えるジャンプ構成にトライしています。私が「パトリック的な印象」を受けたこともありますが、ネイサンともボーヤンとも似ていないですね。

 ジェフのアイデアなのか、ヴィンセント陣営の要望なのかは分かりませんが、違った方向性・特色を出そうという狙いは分かるような気がします。



vincentFS

 つぎにフリーを。冒頭の4Lzを降りた後、

  「むむむっ?これかぁ!」

 っと、ゆづファンならば細胞レベルにまで染み込んでいるであろう、あのフレーズが飛び込んできます。

 島田君も昨季はこのアームストロングのロミジュリ(ミヤケンさん振付)を演じていましたね。実はこのフリーの振付にはチャーリーが名を連ねています。

 チャーリーというと、無良君の昨季のフリーの選曲の際、無良君に当初ロミジュリを提案していて、結局ラフマニノフになった経緯があります。無良君とヴィンセントって全然違うような気がするんですが・・・。

 ところどころでジャンプが乱れましたが、彼のポテンシャルからすれば、シーズンまでにきっちり仕上げてくることでしょう。



 「Life Vol.10」で、世界ジュニアで勝った時のヴィンセント君のインタが収録されていたので、一部ご紹介しましょう(58頁)。

 ―― スケートを始めたのは5歳ですよね?なぜスケートを?

  「僕は家の中でパワーがあり余っている子どもだったので、両親が様々なスポーツを試させてくれたんです。サッカー、水泳、バスケットボール、テニス、そしてスケート。チェスもピアノもやりましたが、僕はスケートを選びました」

 ―― 元気な子だったんですね。

  「僕はジョークを言ったり、冒険するのが好きな子どもでした。様々なことに興味を持っていたので、それが複数の4回転に挑戦しようとする今の僕につながっていると思います」

 ―― 夏のトレーニングプランは考えていますか?新しい4回転とか。

  「もちろん挑戦は考えていますが、僕の3回転ループはまだ十分とは言えません。そして将来的にはクワドアクセルも……今じゃないですよ?(笑)でも将来的にはやってみたいと考えています。あと、4回転フリップをプログラムに入れることや、トウループももっと練習していきたいと思っています」

 ヴィンセント君は10月で17歳になります。羽生君もニースでは17歳でした。活躍を期待したいですね。

 では、また明日!

 Jun

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