On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:三原舞依

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 女子SPの滑走時刻が、日にちをまたぐ形になっているので、暫定版として、優奈ちゃんとザギちゃんのみメモを残しておきます。舞依ちゃんを含めてさらに何名か追加予定ですので、また後でチェックしてみてください。

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 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。ライストは、いつも安定のYouTubeが、第1グループはじまっていきなりBANされて、焦りましたよ。とりあえず、「EUROSPORT 2」が生きていたので、なんとか記事をかけます。



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 それでは、優奈ちゃんから。最高の演技でした。「66.05」で、3位発進です。エッジエラー・アテンション、回転不足、すべてゼロの、完璧な内容です。ジャンプが若干低く見えなくもないので、ヒヤっとするんですが、彼女の場合、跳んでから幅が出るのが強みです。ステップがレベル4ならばパーフェクトでした。全日本までに究めてほしいですね。



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 そして、ザギちゃん。まさかの「62.46」の5位・・・。見ていて、信じられませんでした。3Lz+3Loは、最初のルッツで転倒。したがって、つづく3Fでリカバリーを試みますが、2ndの3Loでお手つき。2Aは成功。

 しかし、プロトコルを見てみると、転倒したルッツと手をついたループで回転不足がありました。さすがにジャンプでこれだけミスがあると、技術点は下がりますが、セカンドループで転倒した中国杯のSPのPCSが「31.43」だったので、このおかげでダメージを緩和できている感じです。



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 さて、舞依ちゃん。冒頭の壁ドンにはビックリしました。しかも、あの位置って、中野先生の目の前だったんです。先生はなにか声をかけているように見えました。テレ朝だと土曜のお昼の2時から放送がありますが、ぜひ確認してみてください。結果論ですけど、無理してトウループをつけないで、フリップでリカバーできなかったのかな・・・という気もします。

 さすがに精神的動揺からか、直後のスピンでおそらく規定を満たさず、レベル2と取りこぼします。しかし、私も一昨日の記事で注目していた、ステップで見事にレベル4を取り、PCSは全体の2位で、ソツコワよりも高い点をもらえました。「64.57」の4位なら、そこまで悲観するほどではありません。

 今回も、頭のおかしなジャッジがいますね。ロシア(J4)です。ソツコワとザギちゃんをファイナルにねじこみたいのは分かるとはいえ、PCSよりもむしろ、3Fに「-1」って、ホント、恥ずかしくないのか?と思います。ちなみに、フリーにもこのロシアのジャッジは入っています。

 まぁ、いいんじゃないでしょうか。最近ではウサイン・ボルト。昔だとカール・ルイスのような、後半の追い込みで、ぜひ上位陣をまくってほしいと思います。チャンスはまだありますよ!





 2位に入ったソツコワですが、衣装が変わりましたね。下の動画がスケカナですが、ピンクが濃くなっただけでなく、首回りの装飾が、どこかの王室の方のような、超ゴージャスになっていました。

 3Fで着氷が乱れて、その減点を除けば、全体的には良い内容だったと思います。スケカナで刺されまくった、ジャンプの回転不足をきっちり修正してきましたね。

 ただ、NHK杯で、おなじ長身のツルちゃんを見た後だからかもしれませんが、後半の上半身の振付がちょっと単調かな・・・という気がしないでもないです。言葉は悪いですが、いわゆる「腕が棒」ってやつですね。とはいえ、繊細さのあるツルちゃんと比べて、力強さを感じる演技で、そこは彼女の特徴だと思います。



 これだけ有力選手にミスが出ると、ケイトリンは今回独走かな・・・と思っていたら、わからないものですね。

 冒頭のフリップのコンビネーションは、2ndがダブルになり、ライストで見ていて、「あれ?抜けてんじゃん!」と思わず、声が出てしまいました。舞依ちゃんのケースと違って、そんなに壁に接近しているようには見えませんでした。ザギちゃんの転倒、舞依ちゃんの壁ドンに続いて、この夜の、3度目の衝撃です。

 つぎの3Lzも着氷時にお手つき。まぁ、2ミスです。ショートでこの人がミスするのをほとんど見たことがないですが、ならば、フリーでミスしないわけがないので、これは、舞依ちゃんにチャンスが出てきたと思います。

 ちなみに、これは嫌な情報かもしれませんが、かりに舞依ちゃんがフランス杯で優勝すると、GPシリーズの獲得ポイントが、9+15=24ポイントとなります。すると、新葉ちゃん(11+13=24)と並びますが、優勝している舞依ちゃんが優先されることになります。

 二人がファイナルに行ける条件ってあるんでしょうか?・・・スケアメが残っていますが、これから調べてみることにします。

 では、また明日!

 Jun

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mai

 週末のフランス杯を見据えて、色々と準備をしていこうと考えていたら、Win10のアップデートが何時間もかかる凶悪さで、カクカク重い状況で、やや焦りながら記事を書き終えました。

 今日は、三原舞依ちゃんについて。今季の彼女は、国際試合ではオータムと中国杯を終えて、ともにSPで若干出遅れて、フリーで巻き返すという展開になっています。

 そのSPは、ブノワ・リショー振付の「リベルタンゴ」で、夏のDOIでのお披露目以降、私もこのブログで高く評価してきました。



 ところが、その「出遅れ」が、「プログラムが悪いから」「舞依ちゃんと合っていない」「だから、昨季のプロに戻せ」というような、ネットの意見をわりと目にします。

 今日の記事の結論を先に言うと、ショートの出遅れの理由は、プログラムの選曲・振付ではなく、そのほとんどが技術的な部分にあり、私はあまり心配していません。



 例えば、「オータム」での演技について。この試合のSPは「66.18(PCS: 31.92)」で、後半の3Fにエラーがつきました。

 3Fについては、実はこのオータムのフリーでもエラーで減点されています。しかし、今月の中国杯ではSP・フリーともに3Fはアテンションすらついていません。完璧に修正されています。

 さらに言えば、オータムは、昨季とは雰囲気の違うこのプログラムの海外実戦初披露だったにも関わらず、PCSの「31.92」は、「68.48」を出した昨年の中国杯のPCSが「31.11」だったことを考えると、決して悪くない評価とみるのが自然でしょう。



 さて、今年の「中国杯」です。3Lz+3Tにおける2ndの回転不足は、やっぱり、練習中のリーザとの接触による影響もあるのかなと思います。

 ちなみに、彼女のSPのパーソナルベストは、17年の国別の「72.10」で、その次に、上記の16年の中国杯の「68.48」が続きます。国別は参考記録の意味合いが強いので、去年の中国杯の動画を改めて見ることにしました。



 「リベルタンゴ」とは、メイクも衣装もガラっと違うのもありますが、一年前は表情にあどけなさもあるなぁと感じます。

 で、16年中国杯の冒頭の3Lz+3Tはジャンプ自体が高く、しつこいようですが、やはり今年は「アクシデントの影響」を感じます。

16coc

17coc

 ノーミスの16年中国杯が「68.48」で、今年の中国杯は「66.90」でした。2ndのトウループのURにより、このコンビネーションでぴったり「3.00」点失ったことになります。

 そこを、ステップの若干の加点とPCSにより、「1.42」点縮めていることになり、ノーミスであれば「リベルタンゴ」でも70点を十分に狙えます。

wakaba

alina

 もうひとつ、同じく今年の中国杯に出場した、新葉ちゃんとザギちゃんのSPのスコアも貼ってみました。

 舞依ちゃんは、SPの3Lz+3Tを前半に配置しているので、基礎点は「10.30」です。これを後半に跳ぶ新葉ちゃん(11.33)との比較で言うと、基礎点だけでも「1.03」点の差があるのは、見逃せません。

 ザギちゃんに至っては、後半に3Lz+3Loなので、基礎点だけで「1.91」点の差がつくことになります。
彼女たちと互角以上の勝負をするためには、ショートで回転不足で減点されるのは、致命的と言っていいかもしれません。

 ちなみに、新葉ちゃんとザギちゃんがスピン・ステップの取りこぼしが少ない反面、舞依ちゃんは、昨年からステップは苦手にしています。レベル4を取れているのは、昨年の中国杯のフリー、今年の国別のSP・フリー、そして今年の中国杯のフリーです。優勝した四大陸、あるいは3番に入った全日本でさえ、SP・フリーともにレベル3に留まっています。特に、ショートのステップでレベル4を取ることが、「去年も今年も」継続課題として残されています。

 というわけで、ショートを去年のプロに戻せばスコアが上がるとは単純に言い切れないことになります。ただ、逆に考えると、この「リベルタンゴ」でジャンプをノーミスし、ステップでレベルを取れれば、彼女にとって相当な自信になると言えるでしょう。もちろんフリーにも好影響を与えるはずです。

 例えて言うなら、スタートを比較的苦手としている後半追い込み型のウサイン・ボルトが、スタートで好位置につけると、他の選手は「こりゃ、もう無理!」と戦意喪失するかのように、ライバルにプレッシャーを与えることもできる。

 フランス杯では、舞依ちゃんが「リベルタンゴ」でどれだけスタートダッシュできるか?という点にも、ぜひ注目してもらいたいと思います。舞依ちゃんなら、きっとできる!

 そして、明日はエールの意味も込めて、ハビ特集いってみたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 私のブログでも、7月頃から注目していた、振付師のブノワ・リショーさん。それ以前は、日本のスケオタで彼を知る人はごく少数だったと思われる謎多き彼が、神戸の舞依ちゃんと花織ちゃんのプログラムを担当することで、話題になりました。花織ちゃんにいたっては、今季のSP・フリーの両方ともにブノワさんのプログラムを滑ることになりましたね。

 まず、彼がどんな人物なのかは、「日本代表2017 メモリアル」で二人によって語られ、単独インタは「Life Vol.11」で登場。「別冊WFS」では、2つの企画で彼が登場する、まさに決定版という感じです。

 「メモリアル」や「Life」を読む限り、中野園子コーチが、舞依ちゃんと花織ちゃんに、ヘルシンキワールドの頃に「この人に決まったからね!」と、いきなり話をまとめていた印象だったんですが、この「別冊WFS」(59頁)でより詳細が明らかになりました。



 ちなみに、ロステレ杯のエキシビはみなさんもご覧になっていると思いますが、ネイサンの「パラシュート」もブノワさん振付です。

 ―― 今季、日本の三原選手、坂本選手に振付けていますが、きっかけは?

  「ぼくはラトビアのデニス・ヴァシリエフスに振付けた『踊るリッツの夜』で名前を知られるようになったんですが、ぜひ日本のスケーターと仕事をしてみたいと日本の連盟に自分からアプローチしていました。以前から日本のクリエイターの大ファンだったので、ヨウジヤマモトやコムデギャルソンとかね」

 →→「ギャルソンが好きだ」というのはLifeのインタでも語られていて、服装とか風貌を見ていても確かにギャルソン好きそうだよなぁ・・・という雰囲気はあります。ただ、まさか彼の方から日本のスケ連にアプローチしていた、というのは知りませんでした。

 ―― 2人にはどんなイメージでプログラムを作っていきましたか。

  「マイは、ただの女の子ではなく、強い女性だと感じました。多感で、心の内に炎を秘めているような。『リベルタンゴ』でマイ自身に本当の彼女を見せたいと考えました。カオリには、クラシカルではなくモダンなコンセプトでなければと、フリーに『アメリ』を選びました。ショートの『月光』は、クラシックの曲ですが現代的に仕上げました」

 →→少なくとも私に関して言うと、1年前の舞依ちゃんに対する認識といえば、スケーターとしての彼女をまったく知らず、「難病を乗り越えて頑張る選手」という知識のみで、その情報に基づいて「強い女性(なんだろうなぁ)」という程度でした。もし、ブノワさんが、舞依ちゃんに対して、難病の件とは無関係に、そのような印象を持っていたとすれば、恐るべき慧眼ですね。

 それにしても、「マイ自身に本当の彼女を見せたかった」なんて、男の私から見ても、ちょっとドキっとする「殺し文句」というか、やはりこの辺りの感覚が普通じゃないですね(笑)。花織ちゃんについては、別の企画で詳細に語ってくれているので、後述します。

 ―― ところで、ご自身のキャリアについて教えていただけますか。

  「ぼくはフランスのアヴィニョンの出身ですが、アヴィニョンは文化のすべてがある街です。母は幼いころからダンスをやっていて、父はミュージシャンでした。もう教育段階でぼくの行く道は大方決まっていたようなもの。・・・フィギュアスケートでは、ジャンプでは成功しなかったのでアイスダンスに転向して、リヨンで(ガブリエラ・)パパダキスたちと同じチームで練習していました

  「シニアのグランプリに移行する前にやめて、そこから2、3年は完全にスケートから離れていました。外の世界で自分探しをしようと、音楽や芝居の世界にも飛び込んだり。その間、スケートを滑ることは一度もありませんでした」

 ―― どうしてまたスケート世界に?

  「あるテレビ番組で、氷上で踊ることになったんです。それ自体の出来は全然よくなかったけど、その番組で氷上に戻りました。それで心が動き始めたときに、デニスの振付のオファーをもらったんです。最初の振付を終えたときには、『これが進むべき道なんだ』と思えました」

 画像に「ムーヴメントを」とありますが、彼が言う、フィギュアスケートに「ムーヴメントを起こす」というのは、どういうことなのか。少し要約してご紹介します。

  「ぼくが作ったステップシークエンスにも表れていると思いますが、かっちりと決め込まずに動きのなかに余白を持たせる。この動きは、フィギュアスケートをより現代的な方向へプッシュしていけるものだと思っています」

  「ダフト・パンクというフランスのエレクトロニックミュージックのバンドがいるんですが、彼らは音楽に馴染みがない人たちに向けた曲も、音楽のスペシャリストに向けた曲も作っているんです。音楽へのとっかかりを提示したうえで、そこからのめり込んで音楽通になれるような楽曲も作っている。つまり観衆を育てていくんです」

  「スケート界でいえば、新しい時代を作るためにスケーターとファンの両方を惹きつけるムーヴメントを生んでいくということ。競技ですから、ジャッジもされるし、勝敗もつきます。でも、競技を見た人たちがその日の終わりに思い出すのは、受け取ったエモーションですよね。もちろん思いを渡そうと思えば、ジャンプも決めてクリーンなプログラムを滑らないと。その上でいちばん大事な思いを観客へと向けなくてはいけません。ぼくらがこの競技を高めていくのは、観客のみなさんのためなんですから」

 →→まったく同感です。たしかに、ゆづファンである私はジャンプの難易度とかスコアとか、その辺りの話も、そりゃ大好きです。ただ、一方で、4月の国別を見て、一番感激したのは、アシュリー・ワグナーのフリーだったり、幕張のFaOIを見た時は、ポゴちゃんの「The Rose」だったり、彼の言う「エモーション」という部分、言いたいことは分かるなぁ・・・とも思います。



 そういえば、ダフトパンクはフランスだったなぁ・・・と、あんまり私は詳しくないですけど、この二人組の話が出てくる所に、従来の振付師とは感覚が違うわなと、納得感があります。

 さて、もう一つの記事(43頁)も行きましょう。花織ちゃんについても熱く語っています。さっきの舞依ちゃんについてもそうですが、この人の情熱は凄いです!以下、ご紹介します。

  「世界ジュニアでカオリを見たとき、衝撃を受けました。滑りの質が素晴らしいと感じました。なんてスピードで滑るんだろう、と。それからジャンプ。彼女のジャンプは信じられないものでした。あれだけの高さがありながら、重厚感も感じられる。世界でも最高のジャンパーの1人だと言えると思います。素晴らしいテクニックを持ったスケーターです」

  「ぼくは試合の公式練習を見るのが好きなんです。スケーターのリアリティというか、在り様が見えてくるので。・・・世界ジュニアで彼女の公式練習を見たときは、『この少女はなんでもできる』と直感でわかりました。他とは違う何かを持った“スペシャル”なんだと気づいたんです。彼女は美しいバレリーナというよりも、もっとずっとモダンな雰囲気を持っています。ただ美しいだけのものではなく、よりモダンなコンセプト、モダンな音楽で振付けなければと思った。それがうまく機能する、ハマるスケーターだと思いました。『アメリ』は本当にいい選択だったと思います」

 →→正直言って、DOIの放送で見た時からもそうですが、「アメリ」が(今季の新葉ちゃんのように)花織ちゃんに完璧に合っているプロかどうか、私には分かりません。ただ、その「普通じゃないプログラムに挑戦する姿」を応援したいと思っていました。

 で、彼のこのインタの興味深い所は、花織ちゃんを「美しいバレリーナというよりもモダンな雰囲気を持っている」と、その特徴を述べている点です。

 私の印象では、「美しいバレリーナ」とは、例えば、今季SPで「ブラックスワン」を演じるザギちゃんが最も象徴的で、たしかに、あーいう感じのプロは花織ちゃんとは合わない。ロシアの子たちとは違った、花織ちゃんのパワーとスピード、また北米やヨーロッパの選手のような「大味さ」とも違う、そんな花織ちゃんを「モダン」と評し、だからこそ「モダンなプログラムが合うのだ」と、彼の意図する所を私はそう解釈しました。

  「ショートは、ベートーヴェンの『月光』を使っています。力強いピアノ曲です。今回のショートでは、ジャンプをすべて後半に入れたらどうかと提案をしました。プログラムを作り終えた段階では、まだ少しジャンプをすべて後半で跳ぶことに不安が残っているようでしたが、でもやらない手はないと思う。世界のトップと戦いたいと思うなら、すでに実践している選手もいるなかでどう戦っていくのかということ。彼女なら、それができると思っています

 →→自らスケ連にアプローチしたという話にもビックリしましたが、後半ジャンプ固め打ちがブノワさんのアイデアだったということも驚きましたね。前述の「ムーヴメント」や「エモーション」という話をしていた彼は、そういうことに関心は無さそうに思えたので(笑)。

 当然、このインタはロステレ杯よりも前に行われていますが、結果的に、花織ちゃんは見事にSPをノーミスで滑り切ったわけです。

  「このショートプログラムは非常に印象深いものに仕上がりました。最初のパートは軽やかに入って、後半は3回転+3回転の連続ジャンプとともに力強く滑っていきます。・・・曲はベートーヴェンのクラシカルな楽曲ですが、プログラムは極めてモダンなものです。体をこれでもかと使うステップシークエンスはすごく見応えがありますよ」

  「じつは今回、初めて1日でプログラムを作りました。朝に振付を始めて、夜にはもう、彼女はプログラムを滑っていました。それだけの集中力を発揮して、ステップも何もかもが新しいプログラムを滑ったスケーターなんて、ぼくはいままで一度として見たことがなかった。まるで未知の存在を見たよう。カオリは別の世界から来た異星人みたい。そのくらい彼女の才能は衝撃的なんです

 これは、ブノワさんも参加した、7月下旬の盛岡での合宿の話だと思いますが、それを伝える情報番組がデイリーにアップされているので、よろしければどうぞ。

 けっこう長く引用しましたが、ブノワさんは、本当に情熱的な人だなぁと感じます。日本の女子には有望な若手がまだいるので、ぜひまた振付を担当してほしいです。個人的に、荒木菜那ちゃんは、あの高いルッツにスピンも上手いし、花織ちゃんとはまた違った魅力があると思っています。ブノワさんのプロで見てみたいなぁ・・・。
 
 では、また明日!

 Jun

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mai

 土曜日のテレ東の放送を見た感想です。女子の4人だけコメントします。数日経ちましたが、ご容赦ください。プロトコルは「こちら」。



JOR

 舞依ちゃん良かったですね。いわゆる「花試合」とは言われていますが、内容がいいですよ。前半のジャンプを、3Lz+3Tと2Aのみに留めて、それ以外はすべて後半に配置。オータムで課題となった3Fのエラーもなく、最後の3Sはタコノコってました。技術点はザギちゃんに次ぐ2位で、メドベを上回っています。ロシアの若手と真っ向勝負できるプログラムですね。スピン・ステップもすべてレベル4。

 PCSはGPシリーズでノーミスを積み重ねれば、必ず上がってくることでしょう。しつこく言いますが、私の好みはSPのリベルタンゴの方なんですが、今回のような完璧な演技をすれば、名プログラムとして語り継がれることになるでしょう。それがフィギュアスケートです。



 ザギちゃんの「ドン・キホーテ」は昨季の持ち越しプロで、今季のロンバルディア杯でもノーミスを披露していましたから、彼女の実力はスケオタなら誰もが知ってます。特に、ジャンプ後半固め打ちと2ndループの名手ですから、技術点は世界一のスコアが出る。PCSの渋さは、シニア1年目ということと日本開催というのも大きいと思います。中国杯とフランス杯では、特に舞依ちゃんとは2戦ともにぶつりかりますから、どれだけのスコアが出るのか、チェックしてみたいですね。



 メドベは急遽フリーを変更して、ビックリしました。ネペラ杯ではアベルブフが振付した4曲つなげた新プロで、「いつものメドベ」って感じのやつですが、このアンナカレーニナは良い意味でメドベっぽくなく、ネット上でも評判がいいようです。

 なんだかこの「変更劇」は、ロシアスケ連からの要請によるものという話があって、「アベルブフが怒っている」という情報も出てきています。どこまで本当なのか分かりませんが、個人的にはアンナカレーニナの方が好きです。

 フリーの構成については、ザギちゃんやジュニアの後輩のように「全ジャンプ後半」というような極限を追求する必要はなく、この構成でもPCSは確実に出る選手なので、これでも勝てる!という判断なのでしょう。今回ルッツにアテンションが付いていますが、ネペラ杯でもエラーがあったので、そこは気になる所です。



 なんだか、この連休は特に、真凜ちゃんの特集番組ばかりで、ビックリなんですが、さすが芸能人は扱いが違いますね。ただ、本人はそれを望んでいるフシがあるので、外野がとやかく言う必要はないし、むしろ他の有力選手にとっては、マスコミに粘着されることもなく、競技に集中できるので良いんじゃないかと。

 トゥーランドットについては、ジャンプでミスがあったのはもちろんなんですが、つなぎの薄さ・弱さが気になります。ステップがレベル2というのはマズいでしょう・・・。本人は、3Lz+3Loをスケカナで入れると発言したそうですが、急造でトライして、それで加点もらえるの?と。

 スケカナという大会は、きっとオズモンドは3コケぐらいしても優勝しそうなダーティな試合なので、まずはしっかりノーミスしてなんとか表彰台に滑りこんでもらいたいのですが・・・。SPの変更の件も含めて、周りのサポート体制どうなってんの?と、ゴタついてる所はやはり気になります。

 試合の数も徐々に落ち着いてきて、次の週末のJGPイタリア大会の後は、いよいよロステレ杯です。

 羽生君の話題に集中したいところですが、もうしばらく他の試合のレビューにお付き合いください。

 では、また明日!

 Jun

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 今日はオータムの女子フリーを。リザルト関係は「こちら」で。画像は微笑みの天使、クロエ姉さんのTwitterから。



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 上は今回のオータムで、下はヘルシンキでのシンデレラです。後述するカナダ選手の件はともかくとして、三原さんのスコアについて、今回のオータムは、SP・フリーともに妥当かなと思っています。

 まず、今季のフリーでは3Fを後半に配して、得点増を狙っています。これにエラーがついたわけですが、後半の3Fをエラー無しで降りた場合、基礎点は5.83、これに(ヘルシンキフリーと同じ加点で)1.00つくと考えると、このフリップのエラーで「3.6」点損をしたことになります。

 最後の3Sのパンクについては、ヘルシンキでもここで3Sを跳んで加点1.20もらえているので、そのままのスコアを想定すると、「4.61」点損しています。「〇」で囲んだリカバリーの部分は、ヘルシンキと比べても明らかなように、スコア的にはほとんど変わりません。

 合計すると、技術点で8.21点損をしたことになります。ただ、PCSはヘルシンキと比べると「1.55」点高くもらえています。ここはシニア2年目となり、実績を積んだことが結実していますね。

 このオータムのSPでも3Fのエラーがあり、私は、4CCのSPと比べて「3.84の減点」と計算していますが、今回の合計199.02点に、3.6+4.61+3.84=12.05点を単純に足すと、合計211.07点になります。樋口新葉ちゃんがロン杯で「217.63」でしたが、やはりこの二人は、現時点でも210点台の力を持つ、日本女子の2トップと言っていいですね(もちろん、宮原さんが今季復帰して故障前の演技ができると、ここに並びます)。

 ちなみに、220点台を超えるスコアの持ち主はこれまで3人しかいません。メドベージェワ、キム・ヨナ、ソトニコワです。220点台を安定して出せるようになると、オリンピックのメダルが見えてきますね。

 舞依ちゃんの「ガブリエルのオーボエ」については、曲調が平坦で、すべてのジャンプを終えたステップの所でようやく盛り上がるという、サマーカップの評判通り、イマイチ、ガツンと来ない感じはします。

 ただ、名プログラムの条件は曲だけでは決まりません。ノーミスして、ビッグゲームでメダルを獲れるようなスコアを出したとき、それが名プログラムと評価されるのです。そしてみんなに愛されるようになるのです。

 例えば、新葉ちゃんの新プロは、SP・フリーとも「ハマりプロ!」と絶賛されています。私も特に彼女の「スカイフォール」は毎日動画を見るほど惚れ込んでいますが、やはり結果を残さないと、よほどのスケオタを除いて、すぐに忘れられてしまいます。

 舞依ちゃんの今季のプロは、SPの「リベルタンゴ」が玄人好みである反面、人によっては、好き嫌いがあるかもしれません。だからこそ、癒し系のフリーでは、特に演技の精度にこだわってもらいたい。その点は、彼女なら心配無用であると信じています。



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 いま私が見た時点でも、この動画の「高評価:55」「低評価:120」という数字や英語のコメントなどによって、このジャッジに対して、日本人以外でもけっこう怒っている人がいるようです。

 前半の3Lzでは着氷でグダったにも関わらず、GOEは「0.00」にとどまっています。途中、もの凄い勢いで腹から転んだ所も減点1点のみ。あとは最後の1Aへの抜けですね。



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 銀メダルを獲得したヘルシンキでのフリーも見てみました。この時は、2A+3Tの2ndジャンプの着氷が危なかったことと、3Loの抜けの2ミスで、「142.15」のスコアが出ています。

 今回のオータムは、3Lzの着氷の乱れ、2Aの抜けとジャンプ自体は2ミスなんですが、さらに、みぞおちを強打した減点1があるのに、今回の方が合計「142.34」と、なんでワールドよりもたけーんだよ!と、不思議な現象が起こっています。まぁ、ワールドの3Loの抜けは4点以上損することになるので、1コケの分を足しても、同じぐらいになると言えなくもないですが。

 しかし、ここまで酷似してくると、ジャッジの皆さん、ヘルシンキのフリーのプロトコルを横に置きながら鉛筆舐め舐めしてたんじゃね?てか、ワールドの銀を獲った彼女の演技に対する、冒涜になりませんか?と、チクチク言いたくなります。

 ほかにも、なんであんなにこんがりと日焼けしてるんだよ!と、ツッコミ所もありますが、まぁ、いいでしょう・・・。いずれにしても、おなじ「ブラックスワン」でも、ザギちゃんのSPと比べたら、雲泥の差です。



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 気を取り直して、新田谷凜ちゃん。テレ朝チャンネルのダイジェストで荒川さんも言ってましたが、よく立て直して、頑張りました。ミスを、冒頭の3Sの転倒、最後のコンボの3TのURのみに留めました。

 SP後のインタビューはかわいそうで見てられなかったですが、翌日にコーチとショッピングをして、うまく気持ちを切り替えられたそうです。これからブロック大会だと思いますが、しっかり頑張って、全日本で成長した姿を見せてもらいたいと思います。

 明日はネペラ杯での男子94年組を中心に見ていきます。

 では、また明日!

 Jun

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