On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:佐藤洸彬

tessascott

 NHK杯レビューシリーズも最後です。男子フリーとフリーダンスを。リザルト関係は「こちら」で。



 佐藤君は、フリーではさすがに中盤以降ガス欠気味でしたけど、よくやってくれました。

 そして、3:25からですよ。プロトコルの表記上は「FCCoSp」(フライング足換えコンビネーションスピン)ですが、これはもうそんな形式的なものじゃ表現しきれなくて、

  FigaroSp

 と、まさに「佐藤流フィガロスピン」という、プロ棋士に「佐藤さん」がいっぱいいるから将棋の新戦法のように命名したくなる、インパクト十分な面白い技です。

 野獣系のビジュアルとギャップのある知的な語り口で、女性ファンが増えたかもしれません。男性目線で言うと、似ているタイプがいないという意味でとても貴重な存在。全日本では最終グループ目指して頑張ってもらいたいです。



 友野君は、第2グループの中で、堂々とした演技を見せてくれたと思います。4Sを2度トライしていずれも回転不足で残念でしたが、SPでは跳べてましたし、全日本まではブラッシュアップしてほしいところ。ステップが曲調と比べて、ややもっさりしていた部分もあり、そこも頑張ってもらいたいです。

 しかし、今回はっきりわかったことがあって、平昌五輪代表の3番手に入るためには、4回転の複数種類というのは必要なくて、クワドは一種類のみで、SPで1本、フリーで2本。あとは3Aを、SP・フリー合わせて3本。この計6本降りることが必須ではないかと。

 参考までに、今回3番に入ったビチェンコ(252.07)は、SPで、4Tと3Aを成功。フリーでは、4Tを2本成功、3Aは1本SO、1本成功でした。3Loの抜けの減点がありますが、250~260点というのは、これぐらい跳べて見えてくるスコアですね。



 SPのジャンプの調子を見ていて、フリーで崩れることはないかなと思っていましたが、冒頭の4Tのコンボを見て、これはヴォロさん勝ったな!と確信しましたね。

 今回のフリーは「サラバンド組曲」でしたけど、これまたエテリ組の13歳スケーターのタラちゃんこと、タラカノワのフリーと曲がかぶっています。



 こちらは、Globusというアメリカのロックオペラバンドのバージョンですが、偶然なんだろうけど、2曲ともかぶるというのはなかなか珍しいです。タラちゃんも、一昨日紹介したコスちゃんとともに名古屋のJGPファイナルに出場します。



 アイスダンスの方も。テサモエは凄かったですね。まず、このフリーの何が凄いって、一番上に画像としてキャプりましたが、この動画を再生した瞬間、つまりスタートポジションに着く前に、テッサとスコットがつないでいた手を「パン!」と振りほどいて、すごく離れた所から演技が始まります。もう、「ムーランルージュ」の世界に入っています。

 もちろん、顔芸だけで世界最強のカップルであるはずがなく、今回はとくにテッサの「ハリウッドセレブ顔とまったく似合わない運動神経」に度肝を抜かれました。0:31から、テッサが後ろ向きにジャンプしてスコットに飛び乗る動きを見ていて、二人には巨大な磁石が内蔵されていて、磁力で吸いつくような動きに見えました。ここだけで人間業じゃないというか・・・。

 それと、2:27からのテッサの動き。FaOIで見せてくれたバルデさんのバク転みたいな動きで(もちろんスコットが抱えるので、バク転ではないですが)、しかも何かヒネリも入っていて、体操の白井君や村上さんじゃないですが、アイスダンスってこういうことやっていいの?と、こちらの感覚を破壊されるようなショックを受けました。

 ペアのスイハン組も「ありえない技」が随所に見られましたが、この二人も凄い。

 こう考えてみると、実は、フィギュアスケートの4種目のうち、女子シングル、ペア、アイスダンスって、平昌五輪の金メダリストはほとんど決まりじゃない?という気がします。勝負という意味では、男子シングルはまったく読めないので、間違いなくいちばん盛り上がると思います。

 ところで、羽生君の単独インタをサタスポで見ましたが、1週間休んで、そこから練習再開という感じのようですね。時間が限られているからこそ、無駄をそぎ落として、無謀なことにチャレンジすることもなく、私は、全日本では、より研ぎ澄まされたバラ1とSEIMEIを見られることを期待しています。

 知子ちゃんもジャンプ練習をできない間にスピンとステップを徹底的に磨いたと、番組の中で織田ちゃんの質問に答えていました。

 いまとなっては、私は羽生君に対して、不安よりもワクワク感でいっぱいです。彼ならやってくれるでしょう。
 
 では、また明日!

 Jun

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kazuki

 男女フリーも生放送で見て、結果も知っていますが、まぁ、ゆっくりいきましょう。今日は、男子SPの感想を。リザルト関係は「こちら」で。



 まずは、SPでトップバッターだった佐藤君。ロンバルディア杯でもジャンプは跳べていて、「そりゃNHK杯にアサインされるわけだ!」と思っていました。

 今回はロン杯よりもカラダがキレていて、3Aも4Sもきっちり降りて、いいパフォーマンスでした。この記事のアップは、フリーも終わって最終順位が出た後になりますが、SPの自信をぜひ全日本につなげてほしいと思います。



 つぎに友野君。西日本選手権ですでに衣装は変更になっていたようですね。佐藤君と同様に、4Sと3Aをきっちり着氷。しかも、ジャンプ以外がおろそかになるわけでもなく、パフォーマンス全体に余裕が感じられます。USクラシックよりも良くなっています。

 友野君もフリーの方が強力なプログラムだと思っていましたが、フリーについては後日の記事で。今回のNHK杯を機に、全日本でさらに飛躍してもらいたいです。



 キレキレだったヴォロノフさん。「助走が長い」と言われてはいますが、30歳にして、ここまでド迫力の4Tと3Aを跳べるジャンパーは、ヴォロノフと織田信成君だけですね。3Aのあまりの高さに、テレビで見ていて、ヘンな声が出ちゃいました(汗)。

 おなじ30歳でも、女子のコストナーの方が評価ははるかに高いという面はあります。おそらく、ベテランになってくると全盛期の力を発揮しにくくなる中で、「何を捨てて、何を残すか」という所が、競技へのモチベーションを維持する上で大事になってくると想像します。

 コストナーとヴォロノフとでは、きっとその部分での考え方が違っていて、ヴォロさんはジャンプが好きで、そのための練習も大好き。だから、これだけのジャンプを披露できるのだと思います。

 私は、コストナーが、構成の難易度を多少落として、その替わりにGOEとPCSでガッポリとスコアを稼ぐのを、ベテランのあるべき姿だと思っていました。

 でも、ヴォロさんの「ジャンプに特化する」という考えも、これはこれでベテランのあるべき姿なのだなと、職人芸的なものを見ましたね。



 ちなみに、このSPではピアソラの「アディオス・ノニーノ」を使用していましたが(後半部分の編曲は違います)、この曲は、私の大好きなコストルナヤのSP曲でもあります。私ももはや毎日聴くのが日課と化しているので、あのフレーズが流れて、ちょっとドキっとしました(笑)。

 そういえば、ビチェンコさんの「ハバナギラ」も、JGPファイナルに来るサモドゥロワが使っていて、あの無限ループのフレーズは強烈でした。なんだか、ブラックスワンもそうですが、今季は曲かぶりがけっこう多いですね。



 キスクラでのゆづへのメッセージがスポーツ紙や一般紙でも取り上げられていましたが、せっかくの機会なので、ジェイソンの演技の凄さもぜひ知ってもらいたいです。

 身体の柔軟性は有名で、バレエジャンプが180度以上開脚している部分とか、まずそこは驚異的です。しかも、氷の上でスケート靴を履いているとは到底思えない、舞台の上で素足でダンスを踊っているんじゃないか?というような、ちょっと常識では考えられない動きをしていると改めて感じます。

 柔軟性をさらに印象づける武器が、腕の長さと手の大きさなのかなと思います。フライングキャメルスピンの際に、左手一本で他の選手とは比べるまでもなく楽々と支えて、ポジションも最初からビシっと維持。そのまま足換えシットスピンが続きますが、スピンのポジションとスピードが安定していると、演技がダレず、ビシっと引き締まります。比べるのは酷ですが、佐藤君や友野君とはっきり差があるのは、スピンなのかなという印象です。

 スケーティングのスピードも冒頭からガンガン出ていて、しかも軌道も複雑。よく、「スケーティングといえばPさん」と言われてますが、ジェイソンも凄いですね。

 この人が、クワドをビシバシ跳んでいたら、無敵の強さになるんじゃないの?という気がしますが、そこはなかなか上手くいかないものですね。でも、着氷からスケーティングへの移行はスムーズで美しいです。いわゆる「アーティスティック部門」の種目が新設されたら、彼が一番強いことは間違いないでしょう。

 明日は女子のフリーをレビューします。

 では、また明日!

 Jun

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 まずは、ロンバルディア杯から。リザルト関係は「こちら」で。ライストや滑走順は「フィギュアスケート速報」さんでどうぞ。



 話題の宇野君。4Fの着氷が乱れたので、ノーミスであれば106点台は期待できそうです。PCSは、2位のジェイソンが44.75、後述するネイサンがU.S. Int'l Classicで44.40なので、初戦ながら良い点をもらえましたね。



 今季NHK杯にアサインされている、佐藤洸彬君です。たしかこのSPは「フィギュアスケートTV」の中で振付の様子を見たような気がしますが、けっして「色物系」じゃなくて、スケーティングも滑らかだし、アートな感じが漂っています。

 冒頭の3Aは高かっただけに、転倒は残念でした。後半のジャンプは疲れましたかね。N杯の頃には、ノーミスの演技が見られそうな「伸びしろ」を感じます。

 つぎに、USインターナショナルクラシックを。リザルトは「こちら」。ライストは、男子SPは「こちら」で見られたので一応貼っておきます。「速報」さんもどうぞ。



 まず無良君。危うくマッシモにMCハマーとかにされそうになりながらも難を逃れた、新SPですね。冒頭の4Tを難なく降りて、3Aもいつもながら高くて素晴らしいです。後半の3Lzでミスが出て2ndをつけられず、COMBOのペナルティ。リザルトの方を見ると、冒頭のクワドがコンビネーション予定ということなんですが、映像を見るとクワドにコンビネーションをつける感じに見えなくて、もともと3Lz+3T予定だったのかな?と。で、その3Lzが報道にもあるように「高く上がりすぎてコントロールできなかった」ということです。でも、ジャンプの調子は良さそうですね。



 友野君のツィゴイネルワイゼンは、フィギュアスケートTVで見たばかりですが、サマーカップの時よりも、ジャンプは良くなっていると思います。後半のコンビネーションの減点はともかく、4Sと3AはちょっとGOE渋いんじゃない?と、グチグチ言いたくなります。

 この曲は終始激しいですけど、全体的に「大事に!丁寧に!」という印象を受けました。友野君のように踊れるスケーターならば、もっと弾けてくれると、躍動感が出てくる気がします。



 最後にネイサン。もともとジュニア時代のMJメドレーのダンサブルな動きが面白かった彼ですが、こういうのを五輪シーズンのSPに持ってくるんですねぇ・・・。たしか振付はシェイリーン。原曲はこちら。



 こんな記事がヒットしたので、よろしければどうぞ。このシンガーは28歳ですか。若いなぁ・・・。しかもアメリカは全然関係なくて、イギリス出身の人ですね。

 いわゆる、単に「フィギュアスケートの定番曲」でないだけでなく、五輪メダル候補の選手のプログラムに、このような新しい音楽を採用した所に、チャレンジ精神を感じます。

 
ちょっとヴォーカルがうるさいかな・・・という気がしないでもないですけど、ネイサン本人は「当初この曲に難色を示していた」とか何とか・・・というような噂もありますね。シェイリーンがこの曲を提案して、ラファが説得したんですかね?この辺りもかなり気になります。

T2ZXYGUIF5APZOZABFMREBMDYM

 プログラムの話に戻ると、今回は、3Aを冒頭に跳んで、後半は4F+2T、3Lzでまとめましたか。今季のSPは、クワド2本を後半に配置するという理解で良さそうです。

 16日(土)の明け方にロンバルディアの女子フリー。早朝にU.S.の女子SP。さすがに徹夜はせずに、規則正しく、YouTubeのアップ動画で楽しもうと思います。

 では、また明日!

 Jun

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