On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:友野一希

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 キスクラレビューの最終回です。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 羽生君関連以外で、気になった記事をご紹介します。

 (1)友野君インタ

  「踊ることが好きなんです。会場を一つにできるような表現力を、自分でも少しは持っていると思いますし、今後もっと伸ばしていくべきポイントだと思っています

  「5コンポーネンツの底上げが、今いちばん取り組んでいる部分です。スケーティングスキルや演技力を上げて、もっと点数をもらえるように、毎日練習に励んでいます」

  「理想としては、4回転トウループも組み込んでいきたいんですが、まだ練習中で…。17-18シーズンは、ジャンプの安定感がとても良かったと思います。(4回転サルコウなどの)大技を決めた後に、ほかのジャンプでミスしないように練習しました。決まった大技をムダにしたくない。後半にミスのない滑りというのが、自分の武器だと思っています

 何度も書いていることなんですが、友野君は、いまの日本男子にいないタイプのスケーターだと思っています。会場を盛り上げられること。しかも、ジャンプのミスがあってもそれを忘れさせるようなエンターテイナーの素質を感じます。

 ただ、それは私の「印象」や「イメージ」だけでなく、実際に昨シーズンはミスを連発して崩れるケースがほとんど無かったですよね。このインタでの発言の通り、プログラムをトータルで安定して滑り切るためのトレーニングを積んでいたようですね。

 新ルールは、いわゆる「ジャンプ偏重」に歯止めをかける狙いがあると見られていますが、4回転に前のめりになっていないのは、ルールも踏まえつつ、冷静に自己分析が出来ているのでしょうね。ミーシャ振付のプログラムも楽しみですし、今季はさらに「名前を売る」チャンスになるはず。頑張ってもらいたいです。

 (2)刑事君インタ

  「(昨季は)体が思うように動かない時期もあった。つらかったことが報われて良かった」

  「(2019年さいたま世界選手権の)代表争いは厳しい。オリンピックの切符を取りにいくくらいのつもりで戦う」

 平昌五輪は18位、ミラノワールドは13位と、靴のトラブルもあって大変でした。ただ、まだまだスケートに対する情熱と、この段階で、さいたまワールド代表入りを目標に掲げているというのは、素晴らしいと思います。

 おそらく今月発売の「クワドラプル」でロングインタが読めると思いますが、羽生君がまだやるのだから、刑事君&龍樹君にもまだまだやってもらわないと困ります。一昨年のNHK杯のように、今年は全日本で3人の共演を見てみたいですね。

 (3)まっちーの書き下ろし連載

 14-15シーズンの彼のフリーの「交響曲第九番」(ベートーベン)を、自ら解説する内容です。いかにも大学院生の書く文章だなぁ・・・としみじみ感じつつ、ただ、こういうスタイルのフィギュアスケート評論って、ジュエルズの「舞台芸術としてのフィギュアスケート」ぐらいしか無いので、これはこれで新鮮だと思います。



 私自身、このフリーはまったく覚えていなかったので、先にプログラム制作の背景の部分だけを読んで、「プログラム自体の解説」を読む前に、動画で演技の方を確認してみました。するとまず、冒頭、なかなか動き始めないのが面白いなと。

  「冒頭、天を仰ぐポジションのまま静止して、寄せては返す波のように徐々に高まっていくオーケストラの音を静かに聴くシーンが、十八秒間続く。そして全ての楽器の音が同調し高められた瞬間、人間の生命力の逞しさを表すような動作が立て続けに展開され、覚醒の時を観る者に知らせる」

 こんな調子で解説がなされています。もう一つ、最後の3Lzを跳ぶ前の両手を広げるポージングがかっこいいじゃん!と、ここもツボだったんですが、次のように論評されていますね。

  「コーラスが最後に『歓喜よ、美しき神々のきらめきよ』と高らかに謳い上げた瞬間、十字架を象徴し、天を仰ぐ振付から、この壮大なプログラムの大団円となるトリプルルッツが繰り出され、畳み掛けるようにしてコーダへと至る。そして、歓喜によって満ち足りた魂を宇宙へと解放するように、右手を天高くへと差し出して、四分五十五秒の時空に圧縮された《交響曲第九番》は幕を閉じるのである――」

 2018年のいま見ても感じるのは、町田君の特徴は、「そこまでしなくても」というコテコテな振付で、世界各国のスケーターを見渡しても、こういう選手は出てきてないですよね。そう考えると、演技の内容とこの文章(つまり彼の性格)は表裏一体というか密接不可分だなぁと感じます。

 最後に、興味深い「分析」でこの書き下ろしは締められています。

  「時々、ふとした瞬間に考えることがある。毎日のように滑り込んでいるプログラムだが、果たしてこれと同様の身体運動が無音の状態でも発揮できるのかということを――。実は未だに試みたことは一度たりともないが、この問いへの答えはおそらく『否』である。・・・2014年当時における私自身の身体能力の限界に挑戦するプログラムでもあり、音楽の存在がどれほど私に力をもたらしてくれたか計り知れない。・・・『音楽』は、演技者を鼓舞し、駆り立て、慰撫し、そして最後まで力強く寄り添う根源的な存在となるのである」

 ここで彼が言ってるのは、「かりに音楽なしでランスルーするとして、試合のようにノーミスできるか?」という話で、彼の場合は「できない」とのこと。

 羽生君だとどうでしょうね。イメトレを世界の誰よりもやるスケーターですから、「できますよ」と答えそうだし、でも、音楽を大切にする人だから、「できないですね」と答えるかもしれない。

 ライターさんや記者さんは、羽生君にイメトレについて質問する際に、ぜひこの点も投げてもらえると、面白い内容になるんじゃないかと思います。

 では、また明日!

 Jun

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jason

alena

 やろうやろうと思っていて、できなかった企画をここで!

 羽生君のプログラムは別格すぎるので選考の対象外として、今季のマイ・フェイバリットを男子で一本、女子で一本選ぶとするなら、男子はジェイソンのSP、女子はコストルナヤのSPということになります。



 NHK杯の映像です。冒頭の3Aは、結局シーズン通して決まらなかったのですが、特にスピンで顕著ですが、身体の柔軟性を活かした彼にしかできないプログラム。

 ジャンプ自体は不安定。でも、降りた後の流れが、いわゆる「シームレス」な美しさ。スケーティング一つとっても、複雑でありつつも面白い軌道を描きながら、この難しいリズムを音感バッチリに踊っていく。この曲はさすがに日本男子には無理だろ・・・と言わざるをえません。



 コストルナヤの「アディオス・ノニーノ」は、スコア自体は年明けの試合の方が出ているんですが、私が初めて彼女の演技を見たのが、JGPポーランド大会だったので、やはりこの映像を。個人的に、2017年の最大の衝撃であり、「フィギュアスケートを見てきて良かったな・・・」と素直に思える、素晴らしいクオリティです。

 146cmとはとても思えない、堂々とした演技。ジャンプは2ndトウの方が高いぐらいで、そう考えると、彼女やトゥルソワを見ていると、「身長が低いとジャンプも低くなる(回転も足りなくなる)」論は正しくないというのが、よくわかりますね。

 

 

 フリーの方も、私の好みで、男女一本ずつ選んでみました。もちろん、いずれもミラノワールドの映像です。女子のフリーはやっぱり「スカイフォール」。シェイリーンのかっこよすぎる選曲と振付。それを完璧に表現した新葉ちゃん。それこそ羽生君の「SEIMEI」じゃないですが、北京のシーズンは、このプログラムの再登板があるんじゃないか?と、密かに期待しています。

 男子はかなり悩んだんですが、彼のキャラに合っているということと、今後の活躍も期待して、友野君のフリーを。スケートの楽しさをストレートに伝えることができる選手で、ハビに通じる日本のエンターテイナーと、勝手に認識しています。ということは、今後はコミカルなプログラムも、彼の持ち前の明るさで演じきってくれるような気がします。





 最後に、この二つは「次点」ではなく「番外」ということで。

 キーガンのこのフリーを見るたびに、私はオータムの公式練習を思い出します。今季のオータムといえば、羽生君の一戦目ということもあって、私は、夜中布団に入りながらスマホで公式練習をつけっぱにしていました。肝心のSEIMEIの曲かけを見たかどうか、今となってはその記憶も曖昧なんですが、しかし、その眠気で朦朧としている中、この「キーンコーンカーンコーン」で、バタッ!と目が覚めた記憶ははっきりありますね。そういう、どーでもいい理由で印象に残っています。

 もうひとつは、エテリ組の女子ジュニアの刺客、パネンコワのフリー。セリーヌ・ディオンの歌う「Ne  Me Quitte Pas」といえば、コストナーの今季SPでしたが、プログラムの「破壊力」という意味では、このフリーは凄かったです。ジャンプ全後半ってだけでなく、全てのジャンプに「手上げ」つき。この映像は、JGPポーランド大会で、実はフリーのスコアはコストルナヤを上回っていたのでした。

 来季のルール変更次第で、もうこんな構成は見られないかもしれませんが、間違いなく彼女は、世界トップのタノの名手です。彼女の場合は、2Aには片手上げ、トリプルには両手上げと全てのジャンプに隙間なくつけているので、彼女のおかげで、「片手上げ=タノ」「両手上げ=タケノコ」と、言葉も使い分けなきゃいけないはめに。

 最後口紅を手で拭う所で、たしか1点減点されたことがあったはずです。「ホラー映画」だとか何だとかひどい言われようでしたが、来季おそらく彼女はシニアに上がってくると思われます。どれだけやれるか楽しみです。

 明日は、ようやく我が家にも到着した、長久保豊カメラマンの「平昌フィギュア報道写真集」をご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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kazuki

 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 おそらく現行のGOE7段階ルール最後の試合になりますが、特に男子に関しては、その弊害が大いに出た内容になりましたね。

 4回転ジャンプに関して言えば、ステップ無しでどんなに見栄えは悪くても、回って降りさえすれば、現行のルールでは、高い基礎点とそこそこの出来栄え点が約束されている。そこにバクチのように挑んでいった選手と、運に助けられた選手たち。で、私の目には何が映ったというと、

  転倒・着氷含めた、汚い4回転の山!

 ということでした。挑んでいる選手たちは、年に数回しかない試合のために人生懸けて必死なのに、「こんなものは、フィギュアスケートじゃない!」と言われてしまう。ならば、ルールおよび採点方式が、しっかりこのスポーツの美しさを担保するように、整備されなきゃいけません。

 印象に残った選手といえば、まずは友野君ですよね。シーズン当初、昨年9月のUSインターナショナルクラシックで、「ウェストサイドストーリー」を初めて見て、こう書きました。

  「男子といえば、羽生と宇野しか知らないという人が見ても、確実に記憶に残るような友野一希のキラープログラムになる可能性がある!」

 なぜGPシリーズにアサインされないのか?シニアの真剣勝負の場で見てみたい!と、度々書いてきました。このブログは「羽生結弦応援ブログ」ですが、今季の友野君の演技についても、かなり詳細にフォローしてきたので、ぜひこの機会に「バックナンバー」の方もご覧ください。

 スコアの出方については、シーズン序盤の厳しすぎる採点を知っているだけに(だから、友野君も平池コーチもキスクラでビックリしていたわけです)、来年のさいたまワールド開催のために、是が非でも3枠が欲しい日本側からの働きかけがあったのかな?という気がしないでもないですが、ただ、このブログで何度も言ってるのは、SP・フリー合わせてクワド3本と3Aを3本、この6本を降りると、「250~260」のラインが期待できるという点です。すでに終わった話ですが、これぐらいのスコアを全日本で出せると「第3の男」に選出されると書いてきました。

 その見立てからすると、友野君の「256.11」というスコアは高すぎるわけではなく、来季以降、この内容を維持して、安定してこのレベルのスコアを出しつづけることで、世界の評価を固めてほしいと思います。やっと、演技内容に世間の評価が追い付いてきたか・・・と感慨深いです。

 刑事君も、今季の「刑事比」ということで言うと、このフリーは決して悪くない内容だったと思います。冒頭の3つのジャンプの出来から、いいじゃない!と思った方はいらっしゃったはず。でも、後半のトリプル各種で着氷が乱れてきて、もったいない所で失点したなぁ・・・という印象です。今季は、腰の痛みで試合を欠場したこともありました。オリンピック含めて、プレッシャーのかかる試合が重なって、よく頑張ったと思います。ゆっくり休んで欲しいですね。

 一方、残念だったのは、ボーヤン。最初の4Lzでフェンスギリギリの着氷になって転倒したため、その後のクワドをいつも以上に慎重に跳びに行った結果、スピードが足りなくて、ことごとく転倒していました。スピードの足りなさと、あとはメンタル的に緊張感が切れてしまったことも、崩れてしまった要因にあるかもしれません。

 しかし、それにしても、ずいぶんと盛大にガッツリと減点してくれましたね。この、ある意味で不当なまでの「中国叩き」は、例の中国人ジャッジ問題を受けて、ISUは「綱紀粛正のアピール」でもしているつもりでしょうか?

 今大会のジャッジ自体、めちゃくちゃとしか言い様がないのに、こういう報復的な採点をする所が、つくづく姑息な組織だなぁ・・・と思います。まぁ、それはそれとして、ボーヤンには、来季の演技でぜひ見返してもらいたいですね。

 他にも、ガッツリと減点を食らったといえば、ヴィンセント君。別の所でも書きましたが、クワド一点突破の構成で大バクチに挑んだ結果、玉砕したケースと言えますか。でも、まだ若い選手ですから、来季のルール変更も見据えて、スピン・ステップ、そして表現面の強化と、せっかくジェフと仕事をしたのだから、演技の幅を広げるようなプログラムで成長することを期待します。

 宇野選手は、怪我の話が事実かどうかの話は置いといて、SPの内容を見れば、フリーはあれぐらいグダってもしょうがないとは思っていました。そう考えると銀メダルは最高の結果ではないですか?内容は最悪ですけど、結果は最高。名古屋もパレードの一つや二つやってあげればいいのにと思います。

 逆にネイサンは、SPのあのジャンプの着氷を見ていたら、フリーは確実に崩れると思っていました。昨シーズンと比べても、明らかにヨレヨレ・バタバタのひどい姿勢での着氷で、回転も怪しいですけど、最終グループの他の滑走者があまりにひどすぎたこともあって、ジャッジも大盤振る舞いしたのかな?と想像。

 ネイサンが「ただ跳んでいるだけ」というのは、それは以前からすでに言われていたことで、問題は「ただ跳んでいるだけのジャンプの質自体が落ちている」ことなんですよね。もっと簡単に言うと、「明らかに回り切れずにそのままズドンと氷上に落ちている」クワドの比率がけっこう増えている。ジャンプの質(高さ・幅)自体はまったく落ちていないボーヤンと明らかに違います。

 それが怪我によるものか、疲労によるものかは分かりません。ただ、今季はローリーやシェイリーンと仕事をして、EXはリショーさんに作ってもらいました。様々な振付師とコラボレーションできる彼ですから、来季以降はジャンプの負担を減らして、もっと可能性を広げてほしいなと思います。それだけの資質と才能は間違いなくある選手ですから。

  あああ、やっぱり羽生君やハビの演技が見たい!

 と、改めて思った大会でした。
 
 では、また明日!

 Jun

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 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。男子SPの終了時刻は23:43なので、なんとか記事は間に合わせられそうです。

 YouTubeにチョコチョコと演技動画はアップされているんですが、そのリンクを貼ったところで、フジテレビにすごい勢いで削除されているので、感想のみということで。

 まずは、第4グループの2番滑走で友野君登場。完璧な出来でした。4Sも3Aもきっちり成功して、ケチがつくのはステップのレベル3ぐらいじゃないですか?

 キスクラでスコアを待つ間、唐突に荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」が流れはじめたんですが、大阪の高校ダンス部のことを、イタリア人も知ってるわけですね。

 第6グループ5番の刑事君。うーん、冒頭の4Sは成功でしたが、3Aがダブルに抜けたのは残念でした。どちらのジャンプも「鬼門」と言えるほど苦手でもなく、ラクラクと成功する時も知っているだけに、やはり1シーズン闘ってきた疲れが出ているのかもしれません。

 そして、このグループの最終滑走はミーシャ。今大会が最後かもしれないという話でしたが、相変わらず、全身から怪しい「気」を発散させていますね。以前、別の所でも書きましたが、表現面での独創性ということだと、羽生君を除けば、ミーシャとジェイソンが個人的に気に入っています。ただ、ジェイソンが身体能力をフルに生かしたアクロバティックな演技であるのに対して、ミーシャの場合は、指先にいたるまで全ての動きに意味を与えて、意識的に芸術世界を作り上げているように見えます。日本人が表現力ということを語るなら、学ぶべきは彼の演技では?と思います。

 さて、最終の第7グループ。まずコリヤダから。4Lzを回避して、4T-3Tを成功。単発の3Lzそして3Aと、ノーミスしました。PCSは出る選手ですから、いまの自分の力を発揮できる構成にして、それで「100.08」を叩き出したわけですから、この判断は正解だったんじゃないでしょうか。

 一人飛ばして、第3滑走のネイサン。ジャンプは3つ降りましたが、なんとか着氷という感じ。好調時と比べると物足りません。ケガによるものか、あるいは今日の演技は全体的にスピードが出ていなくて、その影響が出ているのか、よく分かりません。クワド1本のコリヤダと2点弱しか変わらない、「101.94」に留まりました。ただ、彼に関しては、自信を取り戻すことが第一。フリーも踏ん張れるかでメダルの色が変わってきます。根性を見せてくれるか、期待しましょう。

 そして、アリエフですが、フジの生放送を見ながら思わず、もったいない!と声を上げてしまいました。もちろんそれは、4Lz-3Tを降りた後の、単発の4Tがトリプルに抜けて、このジャンプが0点になってしまったからです。転倒してでもいいのにチャレンジできなかったのでしょうか。結局、4LzもURを取られて、「82.15」と不本意なスコアとなりました。

 さて、金メダルを狙ってきているであろうボーヤン。やった!ノーミスじゃん!と手を叩いて喜んでいたんですが、演技を終えた時点での技術点の速報値がネイサンよりも低い。これはおかしいぞ・・・・と思っていたら、単発の4Tがフェンスギリギリの着氷で、ここにURがついていた模様。「95.85」で4位。ただ、ジャンプ自体の調子は良いので、フリーは期待できると思います。

 最終滑走は宇野選手。怪我の影響を感じさせない4Tの出来。ただ、3S-3T予定が、3Sの後にターンが入っての2T。これってコンビネーションとして認定されなかったら、点数どうなんの?と思っていたら、「94.26」はスコアは出た方ですね。さすがに、ヴィンセントやボーヤンより上というわけにはいかなかったですか。

 なんというか、女子と比べて、男子は満身創痍感が出ていますね。ジャンプ自体の質を見るとボーヤンの調子が一番良さそうですが、これは、意外にコリヤダが来るんじゃないか?と、順位が読めないという意味で、フリーは楽しみですね。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年12月20日発売。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 発売日に入手済だったものの、全日本に行ったり、年始は例のように寝込んでいたりで、ようやく誌面全体をチェックすることができました。

 まず、羽生君目当てだけで購入するというのは、ちょっと厳しいかなぁと言わざるをえません。ただ、この雑誌の良い所は、マニアックな選手へのインタが収録されている点で、資料的価値はこれまで通り高いです。「この選手は、この大会で、こんなことを言ってたんだ!」と、後で役に立つこともあるので、目次の中で気になる選手、注目している選手の名があれば、持っておいてもいいと思います。

 さて、「羽生結弦 Special グラビア」(12~25頁)ですが、写真の大半はロステレ杯のもので「バラ1・SEIMEI・表彰式・練習着・スワン」で構成。これに、N杯の公式練習の写真も2枚収録。ロステレの写真は田口有史さん撮影です。個人的に大好きなカメラマンですが、スワンのショットがちょっと変わってますね。気になる方は、書店でチラっとチェックしてみるといいです。

 羽生君に言及した他選手のコメントも見ておきましょう。

 (1)友野君(NHK杯一夜明け会見、41頁)

 ――この大会を経験して、改めてどういうスケーターになりたいいか。具体的な目標があれば教えてください。

  「一番感じたのは、今まで日本で活躍している先輩方が引っ張ってくれていたんだなというのを感じました。羽生結弦選手が毎回優勝したり表彰台に乗って、五輪でも金メダルも取っていますし。今この場に立ったことで、自分もこれから引っ張って行かなければいけない一人ですし、中途半端なことはできないなと思いました。日本代表としての自覚を持って、これから日本男子を引っ張っていけるような存在になれるように成長していけたらなと思いました」

 →→日本男子の若手では、特に「華のある選手」というか、ジャンプにミスが出ても、会場を盛り上げられる一人だと思います。来季はGPに2戦アサインされると思うので、もっともっと活躍して、盛り上げていってもらいたいです。

 (2)ボーヤン(中国杯にて、76頁)

 ――五輪でのライバルは誰だと思いますか?

  「ライバルはとても多いですね。彼らはいつも強いです。彼らの存在は、自分にとって良い挑戦になりますし、みんなお互いに切磋琢磨しあって一緒に五輪で実力を出しきって戦えたらいいと思います」

 ――前回の王者、羽生結弦選手については?

  「意志が強いですね。そして、スケートに対して強い愛情を持っていることが素晴らしいと思います。彼のスケートが好きです」

 ――羽生選手と交流したことは?

  「あまりないです。試合の時は自分に集中しているので、少し言葉を交わす程度です」

 ――羽生選手も含め、新しい4回転に挑戦する選手が増えてきていますね。

  「それぞれみんな進歩していて、新しいことに挑戦しています。僕にとってもそれは刺激になります」

 →→普通だったら羽生君の技術的な部分や実績についてコメントしそうなものですが、「スケートへの愛情」ですか・・・と、ゆづのことをよく分かっているなぁ・・・と感心しました。発言自体は抑制的なので、だからこそ、ますます彼のことが好きになります。怪我の状態が心配ですが、四大陸にもエントリーしているので、まずはそこで元気な姿を見たいですね。

 (3)ホタレックさん(中国杯にて、78頁)

 ――あと、日本のスケートファンはロシア杯での集合写真であなたが羽生結弦選手を持ち上げてくれたことにとても感謝をしていました。

  「あれはとても面白い時間でした。集合写真の時は、僕より小さいスケーターを持ち上げることは簡単なのでよくやっているんです。試合が終わって楽しい雰囲気をファンの方にも楽しんでいただきたいですし、日本のファンのみなさんが喜んでくれたならそれは嬉しいことです

 →→あの一件で、ゆづファンの間で彼の知名度が一気に上がりましたね。私自身まったく知らない選手でした。N杯などの日本の試合でも見てみたいですね。

 (4)ネイサン(ジャパンオープンにて、106~107頁)

 ―― 新しいプログラムについても聞きたいのですが、ショートの『ネメシス』はシェイ=リーン・ボーンですね。シェイとは初めてですよね。

  「そうです。シェイと仕事をするのは初めてですが、いつもシェイがいろんなアスリートと作る作品を見てきました。ユヅ(羽生結弦)や、アシュリー(・ワグナー)など。僕はアシュリーと一緒にトレーニングしているので、シェイからアシュリーのスタイルが浮き出てくるのが素敵だと思っていました。シェイを通してスケーターの個性が浮かびあがるのが僕はとても好きなんです」

 ――音楽もシェイが決めたのですか?

  「そうです、彼女が決めました」

 ――最初に聞いた時はどう思いましたか?

  「初めはポップソングみたいであまり好きではなかったんです(笑)。なんていうか、とても派手な感じがしてオリンピックにふさわしいのかどうかわからなかった。それでも聴き続けて、歌詞もじっくり聴いてみたら『自分がそうしてほしいと思うように他の人に接しなさい』というフレーズがあって、そこがすごく気に入ったんです」

 ――そうだったんですね。全体的な歌詞はヘビーな失恋の歌ですよね。

  「そのテーマと自分が重なるかどうかといえば、そうではないんですけどね。そういったことは経験したことがないから(笑)」

  「・・・でもいいメッセージだとは思います。悪いことをすれば悪いことがやってくるし、いいことをすればいいことがやってくるって。そのバランスを見つけることは、とてもいいことだと思うんです」

 →→ネイサンのインタはけっこう長いです。これ以外にもフリーを作る中でのエピソードだったり、あとは「パラシュート」以外にもブノワさんとSPを作っていたという話です。「オリンピック向けじゃない」ということで、「ネメシス」の方になったわけですが、いつかそちらも公開してもらいたいです。

 (5)ジェイソン(連載「ジェイソンのスケートな毎日」から、120頁)

  「NHK杯にユヅルが出られなかったのは、とっても悲しかった。それに、彼がどれほど日本のファンに愛されているか知っているから、ファンのみんなやユヅルにも、大会に参加しているような気持ちになってもらえる何か特別なことをしたいなと思ったんだ

  「だから会場へのバスに乗る前から何か紙に書いてキス&クライに持って行こうと考えたんだ。そういうつもりで、ショートプログラムの後にメッセージを見せたんだけど、ファンからの反応に、僕の方が圧倒させられて感激しました。みんな優しくて、とってもサポーティブ。わざわざ僕のところまで来て、『ユヅルにメッセージをありがとう』と言ってくれた人もたくさんいたんだよ

  「怪我ってすごくつらいもの。僕が怪我した時には、家族と多くの時間を過ごしたことで、すごく力づけられました。そういう、自分にとってとても力になる強いものが、怪我の時のメンタルにはすごく大切なんだ。僕は、今自分ができないことを考えるのはやめて、リハビリができるようになったらそれを練習だ、ととらえました。毎日少し動くごとに、僕は確実に目標に向かって、少しずつ回復に近づいている、って考えて

  「それに、ものすごい数のファンからの手紙やメッセージに返事を書いたり、日本語を勉強したり、回復に向けて30個のエクササイズをしたり、っていう日々を過ごしたことが、心身の回復に近づくのを助けてくれたと思います」

 あのNHK杯でのメッセージは、日本に対する愛情もそうですが、彼自身の怪我の経験あってのものだったのだなぁと感じます。ジェイソンを五輪で見られないのは本当に残念ですが、四大陸は代表に選ばれているので、応援しましょう。彼のことだから、帰りにまた日本に寄るんじゃないかなぁ・・・。

 明日は、たぶんSportivaのレビューができると思います。

 では、また明日!

 Jun

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