On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:友野一希

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 2017年12月20日発売。バックナンバーのレビューは「こちら」で。

 発売日に入手済だったものの、全日本に行ったり、年始は例のように寝込んでいたりで、ようやく誌面全体をチェックすることができました。

 まず、羽生君目当てだけで購入するというのは、ちょっと厳しいかなぁと言わざるをえません。ただ、この雑誌の良い所は、マニアックな選手へのインタが収録されている点で、資料的価値はこれまで通り高いです。「この選手は、この大会で、こんなことを言ってたんだ!」と、後で役に立つこともあるので、目次の中で気になる選手、注目している選手の名があれば、持っておいてもいいと思います。

 さて、「羽生結弦 Special グラビア」(12~25頁)ですが、写真の大半はロステレ杯のもので「バラ1・SEIMEI・表彰式・練習着・スワン」で構成。これに、N杯の公式練習の写真も2枚収録。ロステレの写真は田口有史さん撮影です。個人的に大好きなカメラマンですが、スワンのショットがちょっと変わってますね。気になる方は、書店でチラっとチェックしてみるといいです。

 羽生君に言及した他選手のコメントも見ておきましょう。

 (1)友野君(NHK杯一夜明け会見、41頁)

 ――この大会を経験して、改めてどういうスケーターになりたいいか。具体的な目標があれば教えてください。

  「一番感じたのは、今まで日本で活躍している先輩方が引っ張ってくれていたんだなというのを感じました。羽生結弦選手が毎回優勝したり表彰台に乗って、五輪でも金メダルも取っていますし。今この場に立ったことで、自分もこれから引っ張って行かなければいけない一人ですし、中途半端なことはできないなと思いました。日本代表としての自覚を持って、これから日本男子を引っ張っていけるような存在になれるように成長していけたらなと思いました」

 →→日本男子の若手では、特に「華のある選手」というか、ジャンプにミスが出ても、会場を盛り上げられる一人だと思います。来季はGPに2戦アサインされると思うので、もっともっと活躍して、盛り上げていってもらいたいです。

 (2)ボーヤン(中国杯にて、76頁)

 ――五輪でのライバルは誰だと思いますか?

  「ライバルはとても多いですね。彼らはいつも強いです。彼らの存在は、自分にとって良い挑戦になりますし、みんなお互いに切磋琢磨しあって一緒に五輪で実力を出しきって戦えたらいいと思います」

 ――前回の王者、羽生結弦選手については?

  「意志が強いですね。そして、スケートに対して強い愛情を持っていることが素晴らしいと思います。彼のスケートが好きです」

 ――羽生選手と交流したことは?

  「あまりないです。試合の時は自分に集中しているので、少し言葉を交わす程度です」

 ――羽生選手も含め、新しい4回転に挑戦する選手が増えてきていますね。

  「それぞれみんな進歩していて、新しいことに挑戦しています。僕にとってもそれは刺激になります」

 →→普通だったら羽生君の技術的な部分や実績についてコメントしそうなものですが、「スケートへの愛情」ですか・・・と、ゆづのことをよく分かっているなぁ・・・と感心しました。発言自体は抑制的なので、だからこそ、ますます彼のことが好きになります。怪我の状態が心配ですが、四大陸にもエントリーしているので、まずはそこで元気な姿を見たいですね。

 (3)ホタレックさん(中国杯にて、78頁)

 ――あと、日本のスケートファンはロシア杯での集合写真であなたが羽生結弦選手を持ち上げてくれたことにとても感謝をしていました。

  「あれはとても面白い時間でした。集合写真の時は、僕より小さいスケーターを持ち上げることは簡単なのでよくやっているんです。試合が終わって楽しい雰囲気をファンの方にも楽しんでいただきたいですし、日本のファンのみなさんが喜んでくれたならそれは嬉しいことです

 →→あの一件で、ゆづファンの間で彼の知名度が一気に上がりましたね。私自身まったく知らない選手でした。N杯などの日本の試合でも見てみたいですね。

 (4)ネイサン(ジャパンオープンにて、106~107頁)

 ―― 新しいプログラムについても聞きたいのですが、ショートの『ネメシス』はシェイ=リーン・ボーンですね。シェイとは初めてですよね。

  「そうです。シェイと仕事をするのは初めてですが、いつもシェイがいろんなアスリートと作る作品を見てきました。ユヅ(羽生結弦)や、アシュリー(・ワグナー)など。僕はアシュリーと一緒にトレーニングしているので、シェイからアシュリーのスタイルが浮き出てくるのが素敵だと思っていました。シェイを通してスケーターの個性が浮かびあがるのが僕はとても好きなんです」

 ――音楽もシェイが決めたのですか?

  「そうです、彼女が決めました」

 ――最初に聞いた時はどう思いましたか?

  「初めはポップソングみたいであまり好きではなかったんです(笑)。なんていうか、とても派手な感じがしてオリンピックにふさわしいのかどうかわからなかった。それでも聴き続けて、歌詞もじっくり聴いてみたら『自分がそうしてほしいと思うように他の人に接しなさい』というフレーズがあって、そこがすごく気に入ったんです」

 ――そうだったんですね。全体的な歌詞はヘビーな失恋の歌ですよね。

  「そのテーマと自分が重なるかどうかといえば、そうではないんですけどね。そういったことは経験したことがないから(笑)」

  「・・・でもいいメッセージだとは思います。悪いことをすれば悪いことがやってくるし、いいことをすればいいことがやってくるって。そのバランスを見つけることは、とてもいいことだと思うんです」

 →→ネイサンのインタはけっこう長いです。これ以外にもフリーを作る中でのエピソードだったり、あとは「パラシュート」以外にもブノワさんとSPを作っていたという話です。「オリンピック向けじゃない」ということで、「ネメシス」の方になったわけですが、いつかそちらも公開してもらいたいです。

 (5)ジェイソン(連載「ジェイソンのスケートな毎日」から、120頁)

  「NHK杯にユヅルが出られなかったのは、とっても悲しかった。それに、彼がどれほど日本のファンに愛されているか知っているから、ファンのみんなやユヅルにも、大会に参加しているような気持ちになってもらえる何か特別なことをしたいなと思ったんだ

  「だから会場へのバスに乗る前から何か紙に書いてキス&クライに持って行こうと考えたんだ。そういうつもりで、ショートプログラムの後にメッセージを見せたんだけど、ファンからの反応に、僕の方が圧倒させられて感激しました。みんな優しくて、とってもサポーティブ。わざわざ僕のところまで来て、『ユヅルにメッセージをありがとう』と言ってくれた人もたくさんいたんだよ

  「怪我ってすごくつらいもの。僕が怪我した時には、家族と多くの時間を過ごしたことで、すごく力づけられました。そういう、自分にとってとても力になる強いものが、怪我の時のメンタルにはすごく大切なんだ。僕は、今自分ができないことを考えるのはやめて、リハビリができるようになったらそれを練習だ、ととらえました。毎日少し動くごとに、僕は確実に目標に向かって、少しずつ回復に近づいている、って考えて

  「それに、ものすごい数のファンからの手紙やメッセージに返事を書いたり、日本語を勉強したり、回復に向けて30個のエクササイズをしたり、っていう日々を過ごしたことが、心身の回復に近づくのを助けてくれたと思います」

 あのNHK杯でのメッセージは、日本に対する愛情もそうですが、彼自身の怪我の経験あってのものだったのだなぁと感じます。ジェイソンを五輪で見られないのは本当に残念ですが、四大陸は代表に選ばれているので、応援しましょう。彼のことだから、帰りにまた日本に寄るんじゃないかなぁ・・・。

 明日は、たぶんSportivaのレビューができると思います。

 では、また明日!

 Jun

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tessascott

 NHK杯レビューシリーズも最後です。男子フリーとフリーダンスを。リザルト関係は「こちら」で。



 佐藤君は、フリーではさすがに中盤以降ガス欠気味でしたけど、よくやってくれました。

 そして、3:25からですよ。プロトコルの表記上は「FCCoSp」(フライング足換えコンビネーションスピン)ですが、これはもうそんな形式的なものじゃ表現しきれなくて、

  FigaroSp

 と、まさに「佐藤流フィガロスピン」という、プロ棋士に「佐藤さん」がいっぱいいるから将棋の新戦法のように命名したくなる、インパクト十分な面白い技です。

 野獣系のビジュアルとギャップのある知的な語り口で、女性ファンが増えたかもしれません。男性目線で言うと、似ているタイプがいないという意味でとても貴重な存在。全日本では最終グループ目指して頑張ってもらいたいです。



 友野君は、第2グループの中で、堂々とした演技を見せてくれたと思います。4Sを2度トライしていずれも回転不足で残念でしたが、SPでは跳べてましたし、全日本まではブラッシュアップしてほしいところ。ステップが曲調と比べて、ややもっさりしていた部分もあり、そこも頑張ってもらいたいです。

 しかし、今回はっきりわかったことがあって、平昌五輪代表の3番手に入るためには、4回転の複数種類というのは必要なくて、クワドは一種類のみで、SPで1本、フリーで2本。あとは3Aを、SP・フリー合わせて3本。この計6本降りることが必須ではないかと。

 参考までに、今回3番に入ったビチェンコ(252.07)は、SPで、4Tと3Aを成功。フリーでは、4Tを2本成功、3Aは1本SO、1本成功でした。3Loの抜けの減点がありますが、250~260点というのは、これぐらい跳べて見えてくるスコアですね。



 SPのジャンプの調子を見ていて、フリーで崩れることはないかなと思っていましたが、冒頭の4Tのコンボを見て、これはヴォロさん勝ったな!と確信しましたね。

 今回のフリーは「サラバンド組曲」でしたけど、これまたエテリ組の13歳スケーターのタラちゃんこと、タラカノワのフリーと曲がかぶっています。



 こちらは、Globusというアメリカのロックオペラバンドのバージョンですが、偶然なんだろうけど、2曲ともかぶるというのはなかなか珍しいです。タラちゃんも、一昨日紹介したコスちゃんとともに名古屋のJGPファイナルに出場します。



 アイスダンスの方も。テサモエは凄かったですね。まず、このフリーの何が凄いって、一番上に画像としてキャプりましたが、この動画を再生した瞬間、つまりスタートポジションに着く前に、テッサとスコットがつないでいた手を「パン!」と振りほどいて、すごく離れた所から演技が始まります。もう、「ムーランルージュ」の世界に入っています。

 もちろん、顔芸だけで世界最強のカップルであるはずがなく、今回はとくにテッサの「ハリウッドセレブ顔とまったく似合わない運動神経」に度肝を抜かれました。0:31から、テッサが後ろ向きにジャンプしてスコットに飛び乗る動きを見ていて、二人には巨大な磁石が内蔵されていて、磁力で吸いつくような動きに見えました。ここだけで人間業じゃないというか・・・。

 それと、2:27からのテッサの動き。FaOIで見せてくれたバルデさんのバク転みたいな動きで(もちろんスコットが抱えるので、バク転ではないですが)、しかも何かヒネリも入っていて、体操の白井君や村上さんじゃないですが、アイスダンスってこういうことやっていいの?と、こちらの感覚を破壊されるようなショックを受けました。

 ペアのスイハン組も「ありえない技」が随所に見られましたが、この二人も凄い。

 こう考えてみると、実は、フィギュアスケートの4種目のうち、女子シングル、ペア、アイスダンスって、平昌五輪の金メダリストはほとんど決まりじゃない?という気がします。勝負という意味では、男子シングルはまったく読めないので、間違いなくいちばん盛り上がると思います。

 ところで、羽生君の単独インタをサタスポで見ましたが、1週間休んで、そこから練習再開という感じのようですね。時間が限られているからこそ、無駄をそぎ落として、無謀なことにチャレンジすることもなく、私は、全日本では、より研ぎ澄まされたバラ1とSEIMEIを見られることを期待しています。

 知子ちゃんもジャンプ練習をできない間にスピンとステップを徹底的に磨いたと、番組の中で織田ちゃんの質問に答えていました。

 いまとなっては、私は羽生君に対して、不安よりもワクワク感でいっぱいです。彼ならやってくれるでしょう。
 
 では、また明日!

 Jun

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kazuki

 男女フリーも生放送で見て、結果も知っていますが、まぁ、ゆっくりいきましょう。今日は、男子SPの感想を。リザルト関係は「こちら」で。



 まずは、SPでトップバッターだった佐藤君。ロンバルディア杯でもジャンプは跳べていて、「そりゃNHK杯にアサインされるわけだ!」と思っていました。

 今回はロン杯よりもカラダがキレていて、3Aも4Sもきっちり降りて、いいパフォーマンスでした。この記事のアップは、フリーも終わって最終順位が出た後になりますが、SPの自信をぜひ全日本につなげてほしいと思います。



 つぎに友野君。西日本選手権ですでに衣装は変更になっていたようですね。佐藤君と同様に、4Sと3Aをきっちり着氷。しかも、ジャンプ以外がおろそかになるわけでもなく、パフォーマンス全体に余裕が感じられます。USクラシックよりも良くなっています。

 友野君もフリーの方が強力なプログラムだと思っていましたが、フリーについては後日の記事で。今回のNHK杯を機に、全日本でさらに飛躍してもらいたいです。



 キレキレだったヴォロノフさん。「助走が長い」と言われてはいますが、30歳にして、ここまでド迫力の4Tと3Aを跳べるジャンパーは、ヴォロノフと織田信成君だけですね。3Aのあまりの高さに、テレビで見ていて、ヘンな声が出ちゃいました(汗)。

 おなじ30歳でも、女子のコストナーの方が評価ははるかに高いという面はあります。おそらく、ベテランになってくると全盛期の力を発揮しにくくなる中で、「何を捨てて、何を残すか」という所が、競技へのモチベーションを維持する上で大事になってくると想像します。

 コストナーとヴォロノフとでは、きっとその部分での考え方が違っていて、ヴォロさんはジャンプが好きで、そのための練習も大好き。だから、これだけのジャンプを披露できるのだと思います。

 私は、コストナーが、構成の難易度を多少落として、その替わりにGOEとPCSでガッポリとスコアを稼ぐのを、ベテランのあるべき姿だと思っていました。

 でも、ヴォロさんの「ジャンプに特化する」という考えも、これはこれでベテランのあるべき姿なのだなと、職人芸的なものを見ましたね。



 ちなみに、このSPではピアソラの「アディオス・ノニーノ」を使用していましたが(後半部分の編曲は違います)、この曲は、私の大好きなコストルナヤのSP曲でもあります。私ももはや毎日聴くのが日課と化しているので、あのフレーズが流れて、ちょっとドキっとしました(笑)。

 そういえば、ビチェンコさんの「ハバナギラ」も、JGPファイナルに来るサモドゥロワが使っていて、あの無限ループのフレーズは強烈でした。なんだか、ブラックスワンもそうですが、今季は曲かぶりがけっこう多いですね。



 キスクラでのゆづへのメッセージがスポーツ紙や一般紙でも取り上げられていましたが、せっかくの機会なので、ジェイソンの演技の凄さもぜひ知ってもらいたいです。

 身体の柔軟性は有名で、バレエジャンプが180度以上開脚している部分とか、まずそこは驚異的です。しかも、氷の上でスケート靴を履いているとは到底思えない、舞台の上で素足でダンスを踊っているんじゃないか?というような、ちょっと常識では考えられない動きをしていると改めて感じます。

 柔軟性をさらに印象づける武器が、腕の長さと手の大きさなのかなと思います。フライングキャメルスピンの際に、左手一本で他の選手とは比べるまでもなく楽々と支えて、ポジションも最初からビシっと維持。そのまま足換えシットスピンが続きますが、スピンのポジションとスピードが安定していると、演技がダレず、ビシっと引き締まります。比べるのは酷ですが、佐藤君や友野君とはっきり差があるのは、スピンなのかなという印象です。

 スケーティングのスピードも冒頭からガンガン出ていて、しかも軌道も複雑。よく、「スケーティングといえばPさん」と言われてますが、ジェイソンも凄いですね。

 この人が、クワドをビシバシ跳んでいたら、無敵の強さになるんじゃないの?という気がしますが、そこはなかなか上手くいかないものですね。でも、着氷からスケーティングへの移行はスムーズで美しいです。いわゆる「アーティスティック部門」の種目が新設されたら、彼が一番強いことは間違いないでしょう。

 明日は女子のフリーをレビューします。

 では、また明日!

 Jun

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 例の「ゆづから友野君へのメッセージ」をご紹介したのが今年の1月1日の記事でしたが、今回のNHK杯代打出場により、全日本選手権よりも一足早く実現することになりましたね。

 今季の友野君のプログラムは、SPは「ツィゴイネルワイゼン」で、フリーは「ウエストサイドストーリー」。9月中旬のUSクラシックでの彼の演技(SPフリー)もレビューしました。

 その時のフリーについての私の印象は、「観る者を笑顔にさせる魅力に溢れたプログラム」で、「GPシリーズにアサインされていないのがもったいない」とまで書きました。シニアの真剣勝負の場で、どれぐらいの評価を得られるのか?という関心もあったので、それが実現して、スケオタの一人として嬉しく思います。



 「Life Vol.11」(27~28頁)から、プログラムについての友野君のコメントを確認しておきます。振付は両プロともにお馴染みの佐藤操先生。

  「(ショートの)見所は、今までにない、いい意味で期待を裏切れるようにしたいプログラム。これまで表現したことがなかったジャンルの曲なので、難しくうまくいかないこともありますが、これからブラッシュアップしていき、表現の幅を広げていければいいなと思います」

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 →→このUSクラシックのSPのプロトコルを改めて見てみたら、4Sは(プロトコル上では)UR扱いではなく、映像を見る限り、着氷も乱れてないのに、なぜGOE-1.92なのかまったく理解できません。

 3Aはステップアウトしているので、GOE-2.00も分かるっちゃ分かりますが、それでも厳しめでしたね。3Lz+3Tの2ndが足りないのは分かります。フライングキャメルスピンのスピードが最後足りなくなってますが、この辺りは修正してくるはず。何より、冒頭の2本のジャンプが降りられれば、SPでもかなりの高得点が期待できそうです。



  「(フリーについては)五輪シーズンは王道で勝負したいというのもありますし。去年のプログラムが良すぎて曲選びや振付けは苦労しましたが、シーズンに向けてどんどん自分のものにできればいいなと思います」

  「スローパートが気に入っています。お客さんやジャッジに映画のテーマを伝えられるように、しっかりそれを表現できるように頑張っているので、リンク全体を映画の世界の中にできるような勢いでやりたいので、プログラム全体を見てほしいです

  「(スローパートは)『マリア』という曲で、想いながら滑るところが僕は気に入っています。あとはケンカのシーンや、後半の『クール』という曲ではかっこよく。たくさん曲を詰め込んでいるので、楽しい場面もあれば、かっこいい場面もあります。いろんなシーンが詰まっているので、自分もそれを感じながら表現したいなと思います」

 →→USクラシックの演技を見なおしてみると、特に「マリ~~ア」の後から、グイグイ曲が引っ張っていってくれるので、音楽との相乗効果なのか、後半のジャンプも気持ちよく成功していってます。

 冒頭の4Sは、もうあとは着氷だけでは?という感じで惜しい。また、3Aの好調が持続していると、スコア的にはかなり踏ん張れる期待感があります。スピンはもうちょっと頑張って!と、そこだけですね。

 最後に、「日本代表メモリアル2017」(54頁)で、こんなやり取りがあります。

 ―― 佐藤先生の作品のパイオニアという意味では、新しくコーチになった佐々木彰生さんの存在も大きいのでは?

  「もう、とても大きいです。彰生先生はずっと操先生の振り付けで滑ってこられて、操先生が考えていることもわかっているので、『操先生の分身』という感じです(笑)。だから、彰生先生に毎日見てもらえるのはとても恵まれているなと思っています

 最高の舞台が整いました。平昌五輪代表のチャンスだって、十分にありますよ。ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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 2つの大会がかぶって開催されているので、レビューがジワジワ遅れていますが、どうかご容赦ください。

 今日は、USインターナショナルクラシックの、女子SPと男子フリーを見ていきます。リザルト関係は「こちら」で。



 まずは、真凜ちゃん。これから新SPの作り直しをするという状況で、おそらく見ている我々よりも、本人の方がモチベーション的に難しいと思われるなか、ノーミスの66.90での首位発進は立派でしたね。しっかり「仕事」するところは、なんかもうプロだなぁ・・・と感心します。

 ただ、ロンバルディア杯で見た新葉ちゃんやザギちゃんの新SPが、まさに限界にチャレンジするような強力な内容でしたから、真凜ちゃんといえども、気合いを入れたプログラムに仕上げないと厳しいでしょうね。期待しています。



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kaorisp

 スコアを聞いた瞬間、花織ちゃん、ガックリ肩を落としていたんですが、3Loの転倒だけが原因ではなかったようです。

 スピンのレベルで「1」と「2 V」と判定されているのは、どうもポジションあるいは回転数で規定を満たしていなかったようです。PCSも当然その影響を受けているでしょうし、ノーミスできたら、真凜ちゃんに迫るような、65点前後は出ていたのだろうなと思います。

 すべてのジャンプを後半に配した攻めの構成。それでいて、このブノワさんの「月光」をEXからSPに変更したのは8月のサマーカップからですから、これからクオリティが上がっていくことでしょう。

 個人的に「月光」は私も大好きな曲で、静から動への急展開がたまりません。プログラムでもそこは「これでもか!」という感じで強調されていますから、しっかり演じ切れば、フックのある、劇的な内容になると思います。

 もう一つ。花織ちゃんの美しくて高い3F+3Tを見ていると、ロンバルディア杯の新葉ちゃんの2ndジャンプの3Tは詰まり気味で、ジャッジに助けられたのかもなと思います。花織ちゃんの2ndはガッツリ回り切っているので、見比べてみるといいと思います。

 つぎに、男子フリー。ネイサンはYouTubeに上がってなくて、Dailyからです。

nathanfs

 まぁ、ニュースでも4Loを降りたことはすでに報道されていますし、この人のジャンプの才能はよく分かっているので、それはそれとして、個人的には、ローリー・ニコル振付の編曲の意外性ですよね。

 “チャイニーズ”な感じの旋律は、映画「小さな村の小さなダンサー」から。これに、ストラヴィンスキーの「春の祭典」をつないでいるんですが、「春の祭典」の所の振付が風変りで面白い。

 とくに、足換えキャメルスピンの後(2:05前後)の手の動き、

  デンデンデンデンデンデン、デンッ!

 なんだこれ?(笑)という感じで面白い。

 そっか、ドラクエ11の天空魔城の不協和音と“けたたましい”感じは、「春の祭典」の影響を受けてるのかぁ、なんて考えながら、でもこのプログラムは、展開がコロコロ変わって、ほどなくして「町に平和が訪れた」的な雰囲気になり、そして、最後は「感動のエンディングへ・・・」みたいな、演じる方も演じる方で、大変ですね。

 ただ全体として、「春の祭典」の暑苦しさが良い意味で「中和」されている印象で、だんだん良いバランスのような気がしてきました(笑)。

 今季のネイサンは、ジャンプよりも、むしろ選曲こそとんがっていて、むちゃくちゃ攻めていると思いますね。



murafs

 つぎに無良君のフリー。こちらも「デイリー」から。

 上のプロトコルの中で、青枠で囲んでいる前半部分は、最初の4Sこそ(踏切位置がフェンスに近すぎたからか?)パンクしたものの、ゆったりとした曲調を慎重に確認するように、力をためながら良い演技だったと思います。

 その後、突然崩れましたね・・・。とくに3Aの2本ともにシングルになるというのは、3A得意の無良君の実力を考えれば、どこか怪我でもしたんじゃないか?と心配でした。ただ、本人のコメントではそういう感じでも無さそうなので、スケカナで巻き返してくれることでしょう。



kazukifs

 最後に友野君のフリーを。すみません!冒頭に予定していた4Sの転倒のことを、ものの数秒で忘れてしまうほど、素晴らしい演技でした。現地のお客さんの歓声もすごい!

 私が日本人だからというのもあるんでしょうが、なんというか、ハビが16年のボストンワールドで滑った「シナトラ」に通じるというか、シナトラでもプレスリーでも、友野君には、その系統がむちゃくちゃ合いそうな感じがします。

 男子といえば、「羽生君と宇野君しか知らない」という人が見ても、友野君のこの「ウエスト・サイド・ストーリー」は確実に記憶に残るような、キラープログラムになる可能性があるんじゃないかと。

kazuki1

 SPのツィゴイネルワイゼンは、ゆづファン的には、やっぱり羽生君がチラついてしまうんですが、このフリーは純粋に表現を楽しめます。ジャンプとかどーでもよくなる、観る者を笑顔にさせる魅力に溢れたプログラムですね。

 いやぁ、GPシリーズにアサインされていないのがもったいないですが、しっかり腰を据えて、全日本で台乗りを狙う意気込みで頑張ってほしいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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