On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:樋口新葉

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 Sportiva最新号のレビューも今日がラストです。バックナンバーは「こちら」。

 今回は羽生君以外の選手の記事を見ていきます。羽生君の記事が冒頭から55頁まで、その後、56~80頁までがミラノの世界選手権特集で、宇野選手、知子ちゃん、新葉ちゃん、友野君、刑事君の記事。ラストの81~82頁が、真央ちゃんの「フォトエッセイ」出版の告知を兼ねた記事で締められています。

 印象的だったのは、新葉ちゃんと刑事君の記事だったのでご紹介します。



 ミラノワールドってもうずいぶん前のような気がしていますが、銀メダルを獲った新葉ちゃんは、SPでのミスを帳消しにする、最高の「スカイフォール」を披露してくれました。

 このワールドのフリーでは、これまで冒頭に跳んでいた2Aと、前半最後のジャンプの3Sを入れ替えています。正確には、2月のチャレンジカップ(オランダ)からなんですが、フリーの3Sは、ロステレ杯名古屋のファイナル全日本選手権と、ことごとくパンクしていたので(中国杯は成功)、この入れ替えは見事にハマりました。

  「最初のサルコウだけは緊張して跳びましたが、そのあとは本当に落ち着いてできました。3回転ルッツ+3回転トーループを跳んだあとに息を整えて、ダブルアクセルを跳んでまた息を整えて……と、後半に集中できるようにやれました」

 映像を見直してみると、前半から手拍子も起こっていて、お客さんも「これは凄い名演になるぞ・・・」という予感があったのかもしれませんね。

 そして、本題。全日本選手権の後、どう過ごしていたかについて、印象的な発言がありました。

  「大きく変わったことはしていないですが、毎日の練習で完璧を求めるというより、これ以上ひどくならないようにと、少しレベルを落として考えるようにしたら、ちょっとずつよくなってきたんです。やっぱり全日本前は少し背伸びをしていたんだと思います。もうちょっとレベルを落として考えたり、自分が満足できればいいと思いながら滑ればよかったけれど、高いところを見すぎて失敗をしたという感じです」

 このブログの中でもたぶん何回か書いた記憶があるのは、「スカイフォールを平昌オリンピックで見たかった!」ということなんですが、結果論ですけど、それこそ「全日本前のメンタル」のままで代表に選ばれて、それで本番で崩れていたら、各方面から叩かれて、彼女、立ち直れていたかどうか・・・。

 おそらく、「毎日の練習で完璧を求める」という考え方のままなら、ジャンプ構成の入れ替えという柔軟な発想に辿り着かなかったような気がします。よく、「練習でできないことは、本番でできない」ということが言われますが、そもそも「練習でやろうとしていること」がいまの自分自身に見合った内容なのかが問題。

 「昨日できたこと」は、実はマグレでできたことかもしれない。でも、たまたまできたことを日常的な目標に設定して、その後、「昨日できたこと」をできない自分を責めつづけてしまうと、本来できていたはずのことも、できなくなってしまう恐れがある。

 体調やメンタル、あるいは様々な外部環境によって、「自分のできること」というのは、日々変化するもの。だから、つねに毎日の自分自身と向き合うことが大事で、「できることとできないことの振れ幅」を把握し、そこから、悪い条件が重なっても「確実にできること」を導き出して、それを少しずつ大きくしていく。「自分自身との対話」が大事なんだよなぁ・・・と。羽生君も、きっとそこを緻密に計算して、平昌五輪での構成を導き出したんだと思います。

 さて、もう一つは、刑事君。不調の原因について、折山さんの取材ではこう書かれています。

  「田中刑事はスケート靴に苦しめられた。大会(ミラノ)に出発する1週間前に平昌五輪で使っていた靴が使えなくなり、新調した靴も現地入りした初日の練習で壊れてしまう。フリップとルッツを跳ぶ際にしっかり踏み込めない状態のまま、ショートプログラムを迎えることになった」

 靴の問題といえば、CWWで無良君も言ってましたね。ただ、羽生君って、私の知る限り、「靴のトラブル」って聞いたことがありません。そう言えば、「靴のトラブル」って、女子選手よりも男子選手から聞かれることが多い印象です。私の気のせいでしょうか?

 羽生君が試合でミスをした場合、彼は事細かにその原因を分析する人ですから、「靴のトラブル」があるならば、それを隠すはずがない。だから、何足も準備して、トラブルのリスクを未然に防いでいるんだと思いますね。

 ところで、ここ最近の私は、たくさん雑誌が発売されると、雑な読み方をしてしまいがちだったんですが、今回はすべての記事をじっくり読み込むことができて、私自身「収穫」もたくさんありました。明日からは「Life」のレビューを予定しています。

 では、また明日!

 Jun

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jason

alena

 やろうやろうと思っていて、できなかった企画をここで!

 羽生君のプログラムは別格すぎるので選考の対象外として、今季のマイ・フェイバリットを男子で一本、女子で一本選ぶとするなら、男子はジェイソンのSP、女子はコストルナヤのSPということになります。



 NHK杯の映像です。冒頭の3Aは、結局シーズン通して決まらなかったのですが、特にスピンで顕著ですが、身体の柔軟性を活かした彼にしかできないプログラム。

 ジャンプ自体は不安定。でも、降りた後の流れが、いわゆる「シームレス」な美しさ。スケーティング一つとっても、複雑でありつつも面白い軌道を描きながら、この難しいリズムを音感バッチリに踊っていく。この曲はさすがに日本男子には無理だろ・・・と言わざるをえません。



 コストルナヤの「アディオス・ノニーノ」は、スコア自体は年明けの試合の方が出ているんですが、私が初めて彼女の演技を見たのが、JGPポーランド大会だったので、やはりこの映像を。個人的に、2017年の最大の衝撃であり、「フィギュアスケートを見てきて良かったな・・・」と素直に思える、素晴らしいクオリティです。

 146cmとはとても思えない、堂々とした演技。ジャンプは2ndトウの方が高いぐらいで、そう考えると、彼女やトゥルソワを見ていると、「身長が低いとジャンプも低くなる(回転も足りなくなる)」論は正しくないというのが、よくわかりますね。

 

 

 フリーの方も、私の好みで、男女一本ずつ選んでみました。もちろん、いずれもミラノワールドの映像です。女子のフリーはやっぱり「スカイフォール」。シェイリーンのかっこよすぎる選曲と振付。それを完璧に表現した新葉ちゃん。それこそ羽生君の「SEIMEI」じゃないですが、北京のシーズンは、このプログラムの再登板があるんじゃないか?と、密かに期待しています。

 男子はかなり悩んだんですが、彼のキャラに合っているということと、今後の活躍も期待して、友野君のフリーを。スケートの楽しさをストレートに伝えることができる選手で、ハビに通じる日本のエンターテイナーと、勝手に認識しています。ということは、今後はコミカルなプログラムも、彼の持ち前の明るさで演じきってくれるような気がします。





 最後に、この二つは「次点」ではなく「番外」ということで。

 キーガンのこのフリーを見るたびに、私はオータムの公式練習を思い出します。今季のオータムといえば、羽生君の一戦目ということもあって、私は、夜中布団に入りながらスマホで公式練習をつけっぱにしていました。肝心のSEIMEIの曲かけを見たかどうか、今となってはその記憶も曖昧なんですが、しかし、その眠気で朦朧としている中、この「キーンコーンカーンコーン」で、バタッ!と目が覚めた記憶ははっきりありますね。そういう、どーでもいい理由で印象に残っています。

 もうひとつは、エテリ組の女子ジュニアの刺客、パネンコワのフリー。セリーヌ・ディオンの歌う「Ne  Me Quitte Pas」といえば、コストナーの今季SPでしたが、プログラムの「破壊力」という意味では、このフリーは凄かったです。ジャンプ全後半ってだけでなく、全てのジャンプに「手上げ」つき。この映像は、JGPポーランド大会で、実はフリーのスコアはコストルナヤを上回っていたのでした。

 来季のルール変更次第で、もうこんな構成は見られないかもしれませんが、間違いなく彼女は、世界トップのタノの名手です。彼女の場合は、2Aには片手上げ、トリプルには両手上げと全てのジャンプに隙間なくつけているので、彼女のおかげで、「片手上げ=タノ」「両手上げ=タケノコ」と、言葉も使い分けなきゃいけないはめに。

 最後口紅を手で拭う所で、たしか1点減点されたことがあったはずです。「ホラー映画」だとか何だとかひどい言われようでしたが、来季おそらく彼女はシニアに上がってくると思われます。どれだけやれるか楽しみです。

 明日は、ようやく我が家にも到着した、長久保豊カメラマンの「平昌フィギュア報道写真集」をご紹介します。

 では、また明日!

 Jun

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 病み上がりのため、夜中の観戦は自粛していました。朝、目が覚めてライストをつけると、ちょうど知子ちゃんのリプレーが流れていて、グリーンルームにはケイトリンと新葉ちゃん。そして、さっとんがその時点で3番ということがわかり、これは大変なことになっているぞ・・・と。

 というわけで変則的ですが、いちおう「生」で見た、最終グループのラスト2人から感想を。

 ザギちゃん優勝は揺るがないと思っていたんですが、見ていてかわいそうになりましたね。彼女の演技中の歓声の多くは、「励まし」ではなく「歓喜」だったはずです。結果的に3コケでしたが、UR・DGの刺さり方も凄まじくて、PCSも五輪の75.03から5点近く下げらました(69.87)。

 タラソワさんが「ザギは五輪以降に3cm伸びた」という話をしたということですが、なんでコーチでもない人が彼女の正確な身長を把握しているのか、ここは疑問。ただ、SPの3Lz-3Loのセカンドで踏ん張りが効いていなかった状態が、フリーもそのまま続いているように見えたので、どこか怪我でもしてるのでは?という風に、演技を見ていて思いました。

 事実は分かりませんよ。でも、いつもの彼女じゃなかったことは確か。ただ、まだ若いんだし、これで終わったわけじゃない。ここからが新たなスタートと思って、まずはしっかり休んでもらいたいですね。バレエ一色のプロから、来季は新たな芸風を開拓してくれることも密かに期待しています。

 そして、最終滑走のコストナー。金メダル獲得の大チャンスでした。ただ、そもそも彼女のプログラムが、ワールドや五輪で金メダルを本気で獲りにいくような構成ではないので、まずは、ノーミスしないと話にならない。それが、経験豊富な彼女であっても、大きなプレッシャーになったかもしれませんね。五輪から技術点は9点ほど落として、さすがにPCSも74.90と、五輪(75.65)から下がりました。

 さて、ここからは、録画したフジの放送を後追いでチェックした際の感想です。

 まずは、新葉ちゃんから。ビックリしたのは、数日前に高山さんの解説を紹介したからじゃないですが、オープニングを2Aから入らず、3Sから入っていたことですね。で、調べてみると、全日本までは2Aからの入りだったのが、2月のチャレンジカップから、冒頭を3Sに変更しています。

 新葉ちゃんの今季の主要大会のプロトコルを見直してみると、フリーの3Sに関して言うと、ロステレはダブルに抜け、中国杯は成功、ファイナル全日本でダブルに抜けと、まさに16-17シーズンの羽生君の4S-3T並みの「鬼門」と言ってもいいですね。もともと、この3Sは前半最後の要素だったので、2Aと入れ替えても基礎点自体は変わらない。おそらく本人がコメントするでしょうが、この決断が当たったのが、フリーでのノーミス演技の原動力だったかもしれません。

 心配していたコンビネーションジャンプのセカンドも、荒川さんが解説していたように余裕があり、最後のステップで「ちょっとスピードが足りないかな・・・」という気はしましたが、よく頑張りました。

 つぎに、知子ちゃん。演技のクオリティは相変わらず高かったですね。前半の3Lz-3Tが刺されるかどうかはジャッジ次第なんで、ここは仕方のない所。もう一つ刺された後半の3連コンボは、これはもう、あれだけルッツで傾きながら、後ろに2つ付けたのは根性・執念ですよ。URがついたことより、転倒してコンボ抜けにならなかったことに拍手を送りたい。

 そして、3Sのダブル抜けと転倒は、結果を知った上で録画の映像を見ているのに、「ああ・・」と思わず声が出てしまいました。3連で無理した影響で、ここで踏ん張りが効かなかったのかな?と、これはしょうがないですね。

 知子ちゃんのミス自体は、UR2つに、ダブル抜け1つと転倒1つ。この内容で、五輪のノーミスフリーのPCS(71.24)より高い「72.52」が出るのはなぜ?という意見をネットで見かけましたが、

   私もさっぱり分かりません!

 でも、本人は必死に頑張って滑りきりました。あの大怪我から復帰して、ここまでやったんだから十分ですよ。

 最後に優勝のオズモンド。前半の2A-3TのSOと、3Lzのアテンション以外はミス無し。シーズン序盤のフリーのグダりぶりを思い返せば、驚異の安定感です。五輪もよかったですが、良い練習を積めたのか、メンタル面の特別なアドバイスを受けたのか、すごく興味があります。

 ただ、ヘルシンキのワールドも銀メダルだったし、スロースターターというか、シーズン終盤になってピークを上げてくる選手、というのは言えるかもしれません。

 波乱の多い大会でしたが、日本勢はしっかり仕事をしてくれました。今日はこればかり言ってますが、まずはゆっくり休んでもらいたいです。

 ただ、PCSについては、もう少し明確な基準を設けて、厳密に採点してもらわないと。ミスをしたら下がるケース。ミスをしても上がるケース。ミス関係なくスコアが決まっていて微動だにしないケース。

 このミラノのワールドだけでも、少なくとも上記3パターンを目撃していて、もうちょっとどうにかなんないの?と、そこだけは苦言を呈したいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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waka

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 えー、祝日なんですが、熱出して寝込んでいます。レビューを書こうと思っていた試合が深夜にまたがるというのも、もう何という運の悪さか・・・。修行だと思ってこれから書こうと思います。

 すでに発表されている滑走順によれば、新葉ちゃんが「23:59」、知子ちゃんが「24:31」(ともに日本時間)ということなんで、22日0時の時点では暫定的なアップとなります。ご了承ください。

konsta

 第5グループ4番滑走のコンスタンチノワ。メドちゃんの欠場の代打として、世界ジュニアからの連戦です。コンビネーションジャンプのセカンドで転倒があり、59.19とスコアは伸びず。ラテンのプログラムがよく似合っています。しかも、サッパリ・スッキリ系の美人さんで、長身で見栄えもするので、こういうスケーターにも頑張ってもらいたいです。

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 コンスタの次に、イヴェットちゃんだったんですが、AC/DCメドレーがブノワさんの振付だとは知りませんでした。WFSのインタでダフトパンクの話をしていたし、この人、メタルなんて聴くんだ!とビックリ。

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 そして、第6グループ。ここから強豪が続々と登場。羽生君もハビも来ていないので、チームクリケットで、しっかりサポートしてあげてほしいです。

 五輪の個人戦では不本意な内容でしたが、今回はしっかりとノーミス。さすが、前回大会銅メダリストだけあって、PCSは出ています。メダル争いに絡んできそうですね。

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 ツルシンちゃん。今回ママは来ていないのでしょうか?URがありましたが、転倒もなく、今季のなかでもかなり良い出来だったと思います。デールマンのSP、先日のコストルナヤのEXもそうでしたが、彼女もカルメンでしたか。誰かもう一人やってたよなぁ・・・と思い出せずにいました。

 最終グループは新葉ちゃんから。3Lz+3Tのセカンドで転倒。彼女の最大の弱点はコンビネーションジャンプのセカンドで詰まってしまう所で、そこは私も懸念していたんですが、残念ながら転倒。ただ、URを取られていなかったので、失点を最小限に留めた感じです。フリップのアテンションやステップのレベルの取りこぼしもありますが、これらすべて、フリーで修正してくれることでしょう。自信喪失したままではあまりに気の毒なので、笑顔で今季を終えてほしいものです。

 つぎがコストナー。J2がPCSで全項目10点満点をつけていますが、オーストラリアですか・・・。一部の日本選手に対しても不可解な優遇というのはあるので、あまり言うつもりもありません。フィギュアスケート業界の醜い部分です。もはや引退前のご祝儀という感じで、まぁ、いいんじゃないでしょうか。

 ザギちゃん。3Lz+3Loのセカンドでグラつきました。ただ、今季のザギちゃんにとってSPは鬼門で、ノーミスできたのはユーロと平昌五輪ぐらいだったはず。この程度のミスがあっても得意のフリーで逆転して結果的に今季無敗というのが、彼女の強さです。

  おそらくコストナーはフリーでノーミスしても、ザギちゃんがノーミスすれば少なくとも10点以上は違ってくるはずなので、ザギ優勝は揺るがないと思われます。

 そして、ソツコワ。平昌五輪では精彩を欠いた彼女ですが、いい演技でした。身体は大きいけれども、可憐な表情も相俟って、独特な存在感を見せてくれる選手だと思います。今回のジャッジは回転不足を厳しめに取っている印象ですが、減点もなし。フリーも頑張ってほしいです。

 オズモンド。ショート番長として広く知られていますが、珍しくミスが出ました。2Aのお手つきと、3Lzにもアテンション。オリンピックでメダルを獲って、さすがにちょっとお疲れかな?という気もします。そういう意味では、知子ちゃんはチャンスだと思います。

 というわけで、知子ちゃんですが、五輪と遜色のないパフォーマンスで素晴らしかったです。冒頭の3Lz+3Tは、カメラアングルが真上からで分かりにくかったんですが、リプレーを見た限り、ファーストもセカンドも危ない感じはしたので、URがセカンドのみに留まっていたのは助かりましたね。36.57というPCSは凄いスコアですよ。ザギちゃんが37.00ですから、これはもう、間違いなく世界のトップクラスの評価を得ているといってもいいですね。

 ザギちゃんの金メダルは間違いないと思いますが、フリーに不安を抱えるコストナーとオズモンドに、知子ちゃんがどこまで迫れるか。また、日本の三枠(13ポイント)も私はそんなに心配していません。やってくれると思います。

 では、また明日!

 Jun

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 今年の1月17日に発売された本なんですが、そもそも羽生君がオリンピックに出場するかどうかも不透明な情勢だったので、本書のような難解な内容を味わう心の余裕が、当時の私にはまったく無かったですね。ようやく、その時期が来た感があります。

 いい機会なので、今回のワールドに、並々ならぬ思いで合わせてきているであろう、樋口新葉ちゃんについての解説記事(214~218頁)を読んでみました。

 高山さんによると、「ロシア杯で披露した演技も素晴らしかったのですが、その次の大会の中国杯では、ショートプログラムもフリーも、さらにギアを上げてきた。精神的にも張り詰めた中で、日々のトレーニングを積んでいるのでしょう」と、中国杯の演技の方を評価しているので、以下に動画を貼ってみました。





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 まず、高山さんの解説を読む前に、プロトコルをみた印象ですが、中国杯ではスピンやステップでけっこう取りこぼしがあって、ロステレの方が逆にレベルは取れていたようです。ただ、ロステレではSPのセカンドの3TにUR、フリーでは3Sがダブルに抜けているので、207.17の3位でした。

 まず、高山さんは新葉ちゃんの演技の特徴をこう評しています。

  「本当に爽快な演技をする選手です。そのいちばんの要因は、圧倒的なスピード。・・・(今季の)ショートプログラムもフリーも、非常になめらかで明快なエッジワークを見せながら、『カッ飛んでいくような』とか『すっ飛んでいくような』と言いたくなるようなエネルギッシュなスケーティングであり、プログラムでした」

 スピードに関しては、特にSPの「ジプシーダンス」が顕著かなと私も思います。逆に、フリーの「スカイフォール」の方は、随所に見所がたくさんという印象。シェイリーンの編曲のうまさと、彼女が新葉ちゃんに入念にキャラクターのイメージを伝えることで、「樋口新葉のすべてが詰まっている」と私は言いたいですね。

 (1)ダブルアクセルを見よ!

  「個人的に、樋口のジャンプでもっとも好きなのはダブルアクセルです。非常に幅があり、空中での回転軸の素晴らしさと、着氷のはるか前に体をほどいて降りてくる、余裕たっぷりのさばき方。そして着氷してからは『世界中の全選手の中でナンバーワン』と言いたいほどの見事なトレースが、跳ぶ前のスピードそのままに描かれています」

  「『ダブルアクセルは、競技会に出るレベルの選手ならば誰もが跳べる基本的なジャンプ』と思う方もいるかもしれません。が、その『基本的なジャンプ』も磨き上げたらここまでのクオリティ、ここまでの美しさになる。そういったことを教えてくれるような出来栄えだと思います

 私が新葉ちゃんの2Aの凄さに付け加えるとするなら、「いつの間にか終わっている」ぐらい、一瞬で決めて、そのままスケーティングに移行するスムーズさですよね。「スカイフォール」の冒頭の2Aも良いですが、私はむしろ昨シーズンSPの「ラ・カリファ」の2Aの方が「なに、これ?」って感じでビックリしました。おなじシェイリーンの振り付けですから、そういう指導が入っているのかもしれませんね。



 (2)コレオシークエンスの見所

 「スカイフォール」のコレオシークエンスといえば、「スタスタ歩いて、ピストルでドン!」という部分が印象的ですけど、高山さんはちょっと違う所を見ています。

  「エッジワークで個人的にいちばん好きなのは、フリーのコレオシークエンスです。バレエジャンプから即座にベスティスクワットイーグルに入るのですが、そのベスティスクワットイーグルが、アウトサイドエッジからインサイドエッジへと替わっていく。この一連の動きが本当に素晴らしい。これをスピード感たっぷりに見せてもらえたら、もう拍手するしかありません。このコレオシークエンスで、ロシア杯ではメドベージェワよりも高い加点(GOE)をもらっていたのも納得です」

 どこのこと?と思ってバレエジャンプの後を見たら、あれか・・・と。一部ネットでは「女の子がこの体勢は・・・」と言われた動きなんですが、そんな名前の技とは露知らず・・・。

 「ベスティスクワットイーグル」で画像検索をかけてみると、SEIMEIやホプレガ、真央ちゃんのリチュアルダンス、小塚君、ジョニーの画像がヒットしますね。さらに、高山さんは熱く語ります。

  「エッジが替わっていくベスティスクワットイーグルで思い出すのは、アイスダンスの歴史の金字塔、グリシュク&プラトフの1997年のフリーダンス。プログラムの中盤で、ふたりで見事にシンクロした、インサイドエッジからアウトサイドエッジへと替わっていく、このイーグルを見せました。この演技で、この年の世界選手権でも優勝していますが、私としてはヨーロッパ選手権のフリーダンスが完全無欠の出来、という感じです」



 時代が時代なので画質が悪くて、どこだ?って目をこらして見てみると、「2:16~2:17」あたりの一瞬です(笑)。これか・・・みたいな。

 まぁ、例えばサッカーでも「このスルーパスが神!」とか、「このワンツーの崩しは至高!」とか、必ずしも得点に結びつかない、ましてや勝敗と無関係なプレイでもマニアたちが熱く語る一瞬ってあるので、気持ちはわかります。でも、面白い所を見ているなぁ・・・と感心しました。

 ちなみにこのフリーダンス、原曲はなんだろう?と調べてみると、Peter Gabrielのソロ作からのもの。あー、ジェネシスにいた人かぁ・・・と。それにしても、プログレや環境音楽のようなものをプログラムに使用する所は、やはりアイスダンスは自由だなと思います。

 ベスティスクワットも、このフリーダンスのように、中東風味(?)で鋭角的な上半身の振り付けがふんだんに盛り込まれている中だとまったく違和感がないんですが、「スカイフォール」だとやや唐突な感じはします 。でも、SEIMEIもホプレガもシェイリーンですし、ちょっと検索すると、ダムパリにもベスティスクワットはあるので、ウィルソンも含めて、チームブライアンの振付師はみんなこれがお気に入りなのかも。これから、他の選手のプログラムでも見られる可能性は大いにありそうです。

 本だけを読むと、なかなか骨の折れる高山本ですが、それだけ噛み応えのある内容ですので、また機会を作って、このように動画と一緒にご紹介できたらと思います。

 さて、ミラノワールドですが、リザルトサイトは「こちら」。ライスト情報は「フィギュアスケート速報さん」でチェックしてみてください。

 21日(水)は、女子SPが日本時間の「18:45~24:36」に予定されています。フジテレビでは「23:00」から生放送予定ですが、フジのライストは19時から放送があるようです。

 では、また明日!

 Jun

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