On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:荒木菜那

junior

 日曜日の夜、BSフジで一部生放送という気合いの入り様だった、全日本ジュニア。おそらく、フジとしては、全日本の「予行演習」も兼ねていたのでしょう。その割にはカメラワークは「なにこれ?」という所もありましたが。

 女子シングルの上位3人のみレビューします。リザルト関係は「こちら」で。



 JGPで大健闘して、ブレイクした荒木さん。私が最も注目している日本女子のジュニア選手です。生放送を見ていたときは、全体的に良い演技に見えましたが、3Fにエラーと、3練コンボの最後の2LoにUR。たしかに、2Loはちょっと詰まり気味です。

 ただ、ちょっと「これは無いだろう・・・」と思ったのは、PCSの低さです。優勝した紀平さん(61.60)や、2位の山下さん(59.28)と比べて、荒木さんの演技に「52.56」というのは、そこまで差があるか?と疑問です。しかも、この52.56は、フリーの順位で言うと、3位の横井さん(54.56)、5位の川畑さん(53.04)、7位の滝野さん(53.60)より低く、13位の岩野さん(52.00)をわずかに上回る程度。まったくもって理解不能です。

 JGPベラルーシ大会で2位、最終戦のイタリア大会で4位と、ロシア勢と互角に渡り合い、惜しくもファイナル行きを逃した選手に、この仕打ちはないでしょう。プロトコルを見て、さすがに頭にきましたね。

 国内の試合で、全員日本人のジャッジで、名前が公開されるからこそ、しがらみ・師弟関係のアレコレでもあるのかと、嫌な想像をしてしまいます。

 まぁ、まずは全日本。そして、世界ジュニアも選ばれると思いますので、国際評価をしっかり固めてから、日本のアホなジャッジを見返してほしいです。これほどのビッグジャンパーはなかなか出てこないと思いますよ。



 山下さんは、SPの3Fのアテンション以外は、フリーはノーミスのパフォーマンスで、抜群の安定感でした。

 荒木さんや紀平さんと比べると、ジャンプの派手さという点ではインパクトが薄いんですが、ジャンプ、スケーティング、表現、すべてにバランスが取れていて、14歳で二人より年下の彼女がバランス型というのは興味深いです。

 おそらくもう一年、来季もジュニアで戦うことになると思いますが、ロシア勢に勝つために、どういう部分を伸ばしていくのか。彼女が3Aに挑戦しているという話は聞いていないので、ジャンプ後半型か、タノ・タケノコをつけるのか。樋口コーチがどう指導するのか、注目したいと思います。



 数日前の坂本花織ちゃんのスケアメのSPの感想で「後半固め打ちの暴力」という書き方をしましたが、まさにこのフリーの紀平さんのスコアの特徴は、「トリプルアクセルの暴力」と言うべきで、後半のループの抜け、ルッツコンボの2T跳びすぎというミスも帳消しになっていました。

 紀平さんは、いまやシニアでも比肩する選手のいない、世界一の3Aの名手であることは間違いないでしょう。そうなると、あとは、SP・フリーでノーミスの演技を揃えられるかという部分が課題になるでしょうね。

 この全日本ジュニアこそ、SPで出遅れても、フリーの3Aで逆転できましたが、名古屋のファイナルでは、トゥルソワをはじめとしたロシア勢に対し、SPで崩れたら命取りになります。いくらフリーで2本アクセルを降りても、他のエレメンツにミスが出ると、台乗りも危ないと思います。

 さて、何事もなければジュエルズの最新号を入手できるはずなので、明日は久々に雑誌のレビューができたらと思います。

 では、また明日!

 Jun

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italy

 1日遅れですが、JGPイタリア大会、女子フリーを。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 さて、ミーシンコーチがスマホで表彰式の様子を撮っていることからも分かるように、教え子のサモドゥロワが優勝。2位は「0.05」点の超僅差でコストルナヤ。そして、3位に梨花ちゃんが滑り込みました。

 日曜早朝5時頃から始まった最終グループをライストで見ることができたので、3番滑走の菜那ちゃんから順番にコメントしておきます。



 2本目のジャンプの3Loでステップアウトとお手つき。続く2Aで軸がブレながらの着氷。ミスはこの2つに留めました。表情が硬くて緊張していたんだと思います。ただ、3Lz+3Tでは+1.30の加点がついており、やはり彼女の高くて幅のあるルッツはきっちり評価されていますね。今回、「181.00」の4位でしたが、前回のベラルーシ大会の「183.00」と、2試合で180点越えは立派です。

 しかも、ノーミスだったベラルーシ大会のフリーのPCSは「53.20」で、今回はミス有りでしたが「54.11」。違う試合のスコアを比較するのは正確ではないという見方もありますが、ジャッジの信頼を得ていることは確かです。

 ファイナルを逃したことは残念ですが、まずは全日本ジュニアで台乗りを。そして、このダイナミックなジャンプをぜひ全日本選手権で、つまりクリスマスのお茶の間に披露してもらいたい。これほどの逸材を、我々マニアだけの秘密にしておくのはもったいないですね。



 4人の演技の中で、間違いなくこの子の完成度が随一であることは誰もが認めると思います。先週のポーランド大会からの連戦の疲れもあってか、3LoにURと、3Fにアテンションがついています。ミスが無ければ優勝でしたね。

 ここ最近集中的にJGPを見てきて、コストルナヤとの「出会い」は私にとってサプライズでした。フィギュアスケートの女子シングルで、彼女以上の魅力と才能を与えてくれる選手は出てくるだろうか?ってぐらい、衝撃でした。おそらく、スコア自体が出るのは、4Sを降りたトゥルソワの方だと思いますが、総合力と完成度、そして私の「趣味」込みで、彼女の方が上だと信じています。



 普通あそこでコケますか?という、最終盤のステップの場面でまさかの2度転倒がありながら、3位に踏みとどまりました。YouTubeのコメントはけっこう荒れていますが、それでも、やはり3Aが認定されたことが大きく、菜那ちゃんよりも後半のジャンプが1本多いこと、そしてSPの貯金が効いています。

 梨花ちゃんは、並のジュニア選手とは違って、シニア仕様に振付も構成も高いレベルを設定して、今季は実力をつけるシーズンと見ていました。むしろ、あらゆるミスやアクシデントを経験できたことこそ、彼女にとっての収穫だと思います。ファイナルではノーミスの演技を目指して頑張ってほしいです。



 彼女はフリーでは「3+3」を入れず、ジャンプシークエンスが入ったり、構成的に弱いんですが、ミスを3Fのアテンションのみに留めて、うまくまとめきった印象です。

 ファイナルに進出する5人のロシア選手の中で、唯一のエテリ組以外のスケーター。SPもこのフリーの「リベルタンゴ」もそうですが、振付や表現の部分で一味違った面白さがあって、頑張ってもらいたい選手です。

 というわけで、名古屋のファイナル(12月7日~10日)の出場選手が出そろいました。日本からは、女子シングルに梨花ちゃん、そして男子シングルに須本光希君も出場を決めています。外国勢が強すぎるので、ここは気負いすぎることなく、伸び伸びと演技してもらいたいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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rikasp

nanasp

 さて、JGPファイナル進出者が決まる運命の最終イタリア大会、女子SPです。リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。

 私の注目している、コストルナヤ、紀平さん、サモドゥロワ、荒木さんの4人のみコメントしますが、やはり予想通り、この4人が上位の4位までを占め、しかも僅差で競っています。4人がほぼパーフェクトに近い演技をしたので、最高レベルのバトルが繰り広げられています。



 まず、コストルナヤ。どこにミスがあったのか目視では分からなかったのですが、「67.72」(TES: 39.21/ PCS: 28.51)と、意外に伸びていません。先週は、「69.16」(TES: 41.14/ PCS: 28.02)でした。プロトコルを確認すると、3Lzにアテンションがついています。PCSが上がったのは収穫でしょう。



 つぎに、紀平さん。ノーミスでがんばりました!「66.72」(TES: 38.28/ PCS: 28.44)です。タノ導入で貪欲にスコアを取りに行く、若い子はこうじゃなくちゃ。

 私自身の願望も込めて、コストルナヤは2022年北京五輪の金メダル候補になる逸材と思っているので、その彼女と互角の戦いをしている紀平さんは、日本女子の絶対的エースになるスケーターでしょう。彼女はフリーの方が3Aという武器も含めて高得点が期待できるので、優勝も見えてきました。頑張れ!



 そして、サモドゥロワ。この子はエテリ組ではなくミーシンのチームです。エテリの弟子のプロは、グレイヘンガウスという振付師がだいたい作っているので暗いのばっかなんですが、この子のSPは、短いフレーズがひたすらリピートされて、耳に残りまくります(笑)。私の趣味ではないですが、こういうプログラムもあっていいなと。肝心の演技はきっちりノーミスで、「66.67」(TES: 38.26/ PCS: 28.41)と、いやぁ、きわどいスコアが出ています。紀平さんを「0.05」点差で追いかけます。



 最後に荒木さん。衣装が変わりました。燃えるような赤、いいですね。正直、不安半分で見ていましたが、いやぁ、彼女は心臓強いんでしょうね。ノーミスで、「64.57」(TES: 36.91/ PCS: 27.66)。そりゃ、上の3人と比べるとやや劣りますが、ジュニア1年目で、前回のベラルーシ大会は初の海外試合。まったくの無名選手です。よくやってますよ。テッドさんは、3Lzのリプレーを見て、気持ちいいぐらいの高さに、

  Boom! Look at that height. Amazing!

 と、声を上げていました。

segment

 このリザルトは0時前にスクショしたものですが(2G残っていた)、上位4人はこの順番です。いやぁ、熱すぎます・・・。興奮して寝られないので、とりあえずは、軽く祝杯をあげつつ、残りの選手の演技も見たいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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yuzu1

 オータムクラシックの2日目。今日はいよいよ男子SPです。リザルト関係は「こちら」。ライストは「こちら」で。「フィギュアスケート速報」さんの特設ページは「こちら」。



spjudges

17acsp

15finalsp

 土曜日の明け方の練習をライストで見ていて、こりゃ、ミスが出るかもなぁ・・・と、あまり過度な期待をせずにいました。

 ところが、6分間練習ではビシバシとクワドを決めていたので、こりゃいいぞ!と思ったら、その通りのノーミスの素晴らしい演技でした。

 当然、この記録が出ると、15年のファイナルとの比較ということになります。まず今回、ステップでレベル4を取れて、「1.06」点の増加。ジャンプのGOEのみを比べると「0.09」点の微増ながら、4T+3Tを後半に配置したことがやはり効いていて、ジャンプの基礎点が「1.46」増えていること。これらによって、「61.81」から「64.17」へと技術点が上がる結果となったようです。

 技術点ではファイナルを上回っているにも関わらず、PCSは、ファイナルは「49.14」だったのが、今回は「48.55」と評価をやや落としている所は、ある意味で興味深い。おそらく、この試合がビッグゲームではなく、しかも羽生君のシーズン初戦ですから、ジャッジも多少躊躇したのかもしれません。

 技術点の「伸びしろ」はもはや4S→4Loにするぐらいですから、今後の試合ではPCSの動きに注目してみたいと思っています。

 ちなみに、「もう4Sでよくない?」という意見も目にしますが、4Sの基礎点が「10.50」で、4Loの基礎点が「12.00」。ヘルシンキの4Lo(SP・フリーともに)の加点が「2.43」(※国別のフリーでは「2.57」)でした。

 今回のように4Sだと満点の加点でも「13.50」。4Loは昨季の最高得点でも「14.43」ですから、記録更新に拘るなら絶対に4Loが必要ですね。ただ、五輪本番ということになると、他の選手との力関係や、試合直前の羽生君のコンディションも考慮して、総合的に判断することになるでしょう。GPロシア杯には膝は良くなっていると思うので、そこで4Loの構成でどれぐらいのスコアが出るのかは、楽しみですね。

 ついジャンプの話ばかりになりますが、スピンとステップですべてレベル4を取れて、しっかり加点がもらえているのも大きいです。この要因はやはり、バラ1再登板によるものなのかなという気がします。


 
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 ハビは、最初のコンビネーションこそ、2ndがダブルだったりで、ジャンプはこれからという感じですが、ステップ・スピンすべてレベル4を取れています。しかもステップは羽生君よりも加点をもらえてるわけで、やはり強い選手。ノーミスで演じ切れば、間違いなく110点前後に届くプログラムだと思います。



 ダイスは「70.09」で7位発進。怪我明けの影響からか、ジャンプはまだ時間がかかりそうです。それでもしなやかで美しい身のこなしは、やはりいつ見ても印象的です。





 さて、この人に触れないわけにはいきません。JGPベラルーシの女子シングルは熱かったですね・・・。昨晩は、あまりに素晴らしい演技に興奮冷めやらず、SPとフリーの映像を何度も繰り返し見てしまいました。ちなみに、SPの日のドア係のねーちゃんがやたら美人で、「どこのパパダキスさん?」と気になって気になって・・・。

 荒木菜那さんは、学年で言うと、本田真凜ちゃんと同じなんですが、彼女のボーヤンばりのダイナミックなジャンプを見ていると、フィギュアスケートがスポーツであることを思い出させてくれます。トリプルもいいんですが、彼女の2Aを跳ぶ角度を見ていると、紀平梨花ちゃんよりも3Aを安定して跳べるようになるんじゃないか?と、そんな期待感もあります。

image

 「日本代表メモリアル2017」の「TEAM JAPAN ジュニア強化合宿」の紹介ページから。毎年、中京大学で行われるランビ先生が来るやつですね。合宿初参加だったとは・・・そりゃウチにある雑誌に彼女の情報が無いわけです。

 JGPは残り3戦あるんですが、第7戦のイタリア大会におそらくその梨花ちゃんとダブル出場。二人とも台乗りして、ぜひ名古屋のファイナルに進出してもらいたいです。





 このベラルーシ大会で優勝したのは、トゥルソワちゃん(196.32)。エテリ組の13歳。一言でいって、バケモノですね。SPを見ていた時は、「まだ子どもだなぁ・・・」という印象も無きにしもあらずだったんですが、フリーの方が彼女の人間離れしたポテンシャルがよく分かります。

 フリーは冒頭の4Sを転倒した以外は完璧なので(4S以外のジャンプは全て後半!)、クワドにチャレンジしていなければ、13歳にして200点超え確実という、異常な構成です。

 ただ、なぜ、この男子シングルのSPの世界記録が塗り替えられたメモリアルな日に、わざわざジュニアの女子の話をするのか?

 これは、羽生君と、そして荒木さんの演技を見て、

  フィギュアスケートの王道というのは、こういう演技を言うんじゃないですか?

 という、「お告げ」みたいなものが、空から降ってきた感があるんです。

 では、王道とは何か?それは、私が気づかされたのは、

  誰よりも高く、誰よりも幅のあるジャンプを、誰よりも美しく、誰よりも簡単に決める!

 これが王道、つまり王者にふさわしい技術なんじゃないかと。

 ルッツやフリップがどーたらこーたら、あるいはループじゃないし・・・じゃなくて、これを見ろ!と。世界の誰が、このジャンプを跳べるのか?と。

 その羽生君の素晴らしさを、エテリ組の「秘密兵器」と真っ向勝負する荒木さんの会心の演技をきっかけにして、再認識したからだと思います。

 後半ジャンプ固め打ち。タケノコ祭り。・・・これって、女子シングルにおける現行のルールにおいて、スコアを出すための「手段」であって、これをやりたくてフィギュアスケートをやってるの?という話なんです。

  王道を求めて、王道に憧れて、若い子はフィギュアスケートをはじめたのでは?と。

 やっぱりクオリティですよ。私見ですが、羽生君は、ソチでのミスを悔やんでいるフシがあるはずで、平昌ではクオリティに拘って、パーフェクトな演技を追求するような気がしてなりません。

 しつこく言います。羽生君のジャンプが好きなら、荒木さんのジャンプもけっこういいよ!と、今のうちからプッシュしておきたいと思います(笑)。

 では、また明日!

 Jun

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