On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:長洲未来

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 全米選手権の3日目。女子フリーです。

 まず、総合順位は、1位・テネル、2位・長洲さん、3位・カレンという結果になりました。五輪代表の発表は現地6日(日本時間7日)で、本大会とグランプリシリーズなどの成績を加味して決められるとのこと。

 4位のアシュリーもGPで良かったわけではないし、やはり今大会の3位までがそのまま五輪代表になるんじゃないでしょうか。



 2位に入った、長洲さんから。冒頭の3Aは、これは足らないでしょ?と思いつつも、認定されてのGOEマイナスという判定。この大会はそういう方針なのでしょう。彼女に限らず、全体的に回転不足の取り方は甘めです。

 NHK杯がそうでしたが、彼女の場合、3A以外のジャンプでミスを連発してしまう点が課題。ただ、このフリーでは、後半のルッツのUR一本に留めました。演技直後から涙が止まらない彼女でしたが、コンディションをもう一段階上げて、オリンピックで頑張ってもらいたいです。



 3位のカレンは、フリーのスコア自体は4位。プロトコルを見ると、エッジエラー1つ、回転不足3つ、ダウングレード1つと、苦しい演技でした。

 解説の鈴木明子さんが「ジャンプは幅があって大きい」と言っているのは、その通りなんですけど、その後のコントロールが効いていません。特にコンビネーションジャンプだと、1本目はドン!と跳ぶんですが、2本目では回転の勢いが無くなり、そのまま詰まって落ちる。調子の悪い時の樋口さんのような感じです。

 魅力溢れる選手なので、個人的には応援しているんですが、ジャンプの問題を解決して、演技が安定してこないと、トップレベルの大会で台乗りするには厳しい感じはします。



 優勝はテネルさん。2Aで回転不足がありましたが、ノーミスだったら220点超えということですか。別に彼女に恨みがあるわけじゃないですが、この子の何がいいのかな?と思って放送を見ていても、「ジャンプのミスが少ない」という部分以外、私にはちょっと思い当たりません。

 長身で細身の体型なのに、上半身の動きが、ブツ切りな感じに見えるのはなぜだろうかと。単純に身体に柔軟性が無いというだけでなく、スケーティングスピードの遅さにもあるような気がします。例えば、これがカレンだと、ジャンプはボロボロだけど、もっとスケートが「走っている」感じがあります。ただ、あくまでもこれは私の印象、好き嫌いのレベルですので、悪しからず。

 ところで、本人もTwitterでつぶやいていたそうですが、グレイシーがやる気になっているという話ですね。いま抱えている問題をクリアすれば、彼女ならすぐに国内で一番になれるのでは?と思います。年齢的にも、北京も十分頑張れるはずで、ぜひまたチャレンジしてもらいたいですね。

 では、また明日!

 Jun

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mirai

 日本時間の1月4日のお昼から全米選手権が始まりました。Jスポでは4日連続で生中継で、1日目は女子のSP。今日の放送だけで、3時間30分ほどのボリュームで適度に早送りしながら見ていました。

 平昌五輪でのアメリカの女子シングルの枠は3人。五輪の枠といえば、「日本の男子に3枠もいらんでしょ!女子に1つあげよう!」なんてずっと言われてきましたが、今日の放送を見ていて思ったのは、アメリカの女子は違う意味で深刻だなと。3人に、誰が選ばれたとしても、五輪ではメダルどころか最終グループにも残れない可能性が高そうです。

 もちろん、全米より全日本の方が「レベルが高い」とは言いません。ただ、ロシア選手権を見た後だと、こりゃ、あかんなぁ・・・という思いを強くしました。以下、上位3人を順番に。



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 1位のテネルさん。スケアメで3番に入るまで、私はまったく知らなかった選手です。解説の鈴木明子さんが「70点・・・超えるでしょうか?」みたいな話をしていてスコアを待っていると、もっと良い点がガツンと出ました。

 全日本の坂本さんのSPが73.59で、TESが40.93でしたが、この構成でなんで40.88も出るの?・・・このルッツのコンビネーションにGOE+1.80だって?・・・と、まぁ、「ナショナル」というのは、自国のトップ選手の存在感を世界にアピールする意味があるとはいえ、内容とスコアがちょっと釣り合っていない。

 ステップの時も、上半身の動きが硬くてぎこちないし。スケアメも含めて、大きなミスをしないという点が、この選手の強味でしょうか。



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 実況の小林千鶴さんの情報で、長洲さんは「ワールドに2回しか出ていない(2010年・2016年)」という話がありました。4位に入ったバンクーバー五輪の直後(トリノ大会)と、ボストン大会ですが、彼女が再びアメリカ女子のトップ争いしていることは、何を意味するのか。

 それは、やっぱり、若手が育っていないのだなと。それを言ったら、北米という括りだと、カナダだってケイトリン一強状態で、デールマンも本調子ではないし、人材難が顕著ですね。

 さて、長洲さんの演技については、彼女の3Aの特徴は高さにあると思っています。高く上がって、回転が足りずにそのままズドンと落ちるのが良くないときのケース。今回もちょっと足りないんじゃない?と思ったんですが、3A自体は認定されて着氷の乱れをGOEでマイナスされました。でも、これだけガッシリした体型で、しかも24歳という年齢で3Aに挑戦していることが、素晴らしいです。



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 3位がカレン・チェン。1年前の全米の順位が番組冒頭で表示されていて、214.22で彼女が優勝しました。その後、ヘルシンキでは三原舞依ちゃんを抑えて4番に入っています。いまいちテレビで見ているだけでは、その実力が分からなかったんですが、代々木での国別で彼女の演技を生で観ると、身体は小さいのに存在感をビシビシ感じました。おそらく、ジャンプ、スケーティング、振付、そして衣装と、トータルで力と華のある選手なんだと思います。

 今季は、スケカナ7位、スケアメ8位と不調です。これは私以外も感じておられる方はいると思いますが、明らかに太ももや上半身の肉付きが良くなったというか、特にジャンプをきっちり回り切って降りることに苦労しているように見えます。このSPでも、冒頭のコンビネーションのセカンドでURを取られました。

 他にも、アシュリーやマライア・ベルのような選手も出場していましたが、テネルと長洲さんは決まりかなという気がします。カレンが3番を死守できるか、アシュリーがフリーで順位を上げられるか。この順位次第では、もしかすると、3人目はけっこう揉めることになるかもしれません。

 明日は男子SPです。こりゃ、ネイサンにも相当な高得点を出しそうな予感がします・・・。

 では、また明日!

 Jun

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 今月末に公開されるはずだった「きき湯」のCMがリークされ、動画として上がっていますね。私もためしに、“hanyu bathclin”でググってみると、Facebookの垢にアップしている外国人がいました。すぐに削除されると思いますが・・・。まぁ、慌てなくとも、そのうちお茶の間で何度も見られることでしょう。



 少し日にちが空きましたが、WFS別冊(16-17ガイド)のレビュー第二弾です。前回は羽生君のトロント取材記事のみ取り上げましたが、今回は、それ以外の記事で気になったものを見ていきます。まず、9月以降に発売された他誌と比べてみて、他では読めない記事が3つありました。

 (1) 村上大介選手のインタビューとLA現地レポート
 アメリカを拠点としている選手なので、なかなか取材は難しいですよね。さすがWFSです。現地でのインタビューの中で、村上選手は、来シーズン(17-18)をもって引退すると明言しています。「サルコウ、トウループ以外の4回転を跳ぶ若い選手が出てきて、そのなかで競技を続けるのは厳しいという思いが出てきた」と、その理由を語っていますね。

 でも、18年のオリンピックには「手が届く」「日本代表として出たい」と力強く答えています。ぜひ頑張ってほしいです。

 (2) ジェフリー・バトルとパトリック・チャンの対談
 「THE ICE」出演のために二人が来日した際、8月に行われたものです。個人的に、パトリックの発言に、なるほど!と思わされる所がありました。

 一つは、パトリックはジェフについて、

  「コリオグラファーは自然さを失いがちだけど、ジェフは自分がスケーターでもあるから、ステップを付け加えるよりもここは加速したほうがいい、というスケーターならではの感覚がよくわかっているんだ」

 と評価しています。私は、ここから、なぜ羽生君とジェフの相性が良いのかについて、「五輪で銅、世界選手権で金の実績のあるジェフは、やはりトップレベルの競技者の視点を理解した(あるいは選手の意見を取り入れる)振付を考えてくれるんだな」と想像します。

 もう一つは、対談で真央ちゃんの話題になったとき、真央ちゃんと同世代(ともに1990年生まれ)のパトリックは、

  「ぼくらはどららもたくさんのタイトルを獲得し、何度も勝って、いまは競技スケートがすべてというわけじゃない。人生そのものを楽しんで、練習の成果でもある試合の結果を受け止められる。マオも、成熟し、スケートの純粋な喜びを感じながら滑っているんだなとわかるよ。誰よりもすぐれていることを証明しようとしてはいない。何より、ぼくは1人じゃない、マオも一緒にこのチャレンジに挑んでいるんだと思えるのは心強いし、学ぶことも多いんだ。

 と、共感していますね。

 私は、数日前の記事で、「数字・成績でスケーターを見ようとする自分が嫌になる」という主旨の発言をしましたが、それは他の選手に対してだけでなく、いま「世界で一番強い」と言われている羽生君に対してもそうです。あまり高難度の技や高得点にフィーバーしたくないという気持ちがあります。そういう意味で、彼らのような先駆者たちのスケートに対する向き合い方、考え方の「現在地」に触れることができて、よかったなと思いました。

 (3) ジェイソン・ブラウン&長洲未来インタビュー
 こちらも、「THE ICE」で来日していた二人のインタビューです。個人的にちょっとガッカリさせられた内容です。二人の発言に対してではありません。質問者(取材・文:編集部となっている)に対してです。ジェイソンのインタビューの中での話なんですが、インタビュアーはもうちょっと訊き方に配慮したら?と、軽くプチっときましたね。

 というのも、ジェイソンは昨シーズン、腰の怪我により、エントリーしていた11月のNHK杯、年明けの全米選手権と棄権し、結果的にボストン開催の世界選手権の出場も逃しました。インタビューの中で彼は、苦しいリハビリの日々の末、今では怪我からも回復し日本のショーに参加できる喜びを語っています。そんな彼に、

  「―― 昨シーズンは羽生選手が330点台をマークし、技術面の高度化が進みました。どう捉えていますか。」

 と訊いていまして、ジェイソンの返答は、「健康を保ちながら、今季はまずSPとフリーに4回転トウを入れる。フリーには2本入れられたら理想的」と、いたってポジティブなんですが、いちいち羽生君の名前とスコアまで出して、「高度化が・・・」って、大怪我していた選手に普通言いますか?って、気分が悪くなりましたね。私、おかしいでしょうか?もうちょっとマシな聞き方ってもんがあるでしょうに、と思いました。

 長洲さんは現在23歳ですが、14歳で全米女王になり、しかしその後、スランプで伸び悩む時期が続きました。

  「デビューしたのが早すぎたのかなと思ったこともいっぱいあります。・・・つらい思いを乗り越えて、まだスケートが好きだっていう思いがあるので、それを大事にしたいと思っています。

  と、非常に前向きですね。SPは大忙しのジェフの振付でオータムも勝ちましたし、頑張ってほしいです。

 その他、Life(※記事では言及していませんが)と多少かぶっていますが、アプローチが違うものだと、

 ・ 岡部由起子・ISU技術委員インタビュー

 があります。Lifeの方はルール改正に関する純粋な解説記事で本格的な内容でしたが、こちらは野口美惠さんによるインタビューで、ISUの会長選・役員選にも触れています。ちなみに岡部さんは、現役時代女子シングルおよびペア選手で、ペアでのパートナーは無良君のお父さんの隆志さんでした。

 他には、昌磨君、宮原さん、真央ちゃんのインタビューに、日本スケート連盟シニア・ジュニア強化合宿レポート、合宿に講師として参加したステファン・ランビエルのインタビュー、そして、巻末の有力選手一覧という内容です。

 すべて取り上げるとキリが無いので、一つだけ。巻末特集の「注目スケーター選手名鑑 2016-2017」はたいへん出来がいいです。

 日本編と海外編に分かれていて、男女シングル、ペア、アイスダンスの有力選手をほぼ網羅しています。男女シングルに関しては、ジュニア選手もかなりのマニアックさで、先日出場者がすべて決定したジュニアGPファイナルの男女シングル選手12名のうち、抜けているのは男子のイリヤ・スキルダ(ロシア)だけで、他の11名はカバーしています。

 他誌で言うと、Lifeも強化合宿レポートの中で参加選手たちの「意気込み」を写真付きで紹介しており、オフィシャルガイドブックも海外選手の注目選手をペアやアイスダンスの選手も含めてまとめていました。

 しかし、本誌は両者の良い所取りというだけでなく、探しやすく見やすいレイアウトなので、これさえあれば、選手のデータに関しては困らないんじゃないか?、てか、スマホで調べるよりも速い!、それぐらい充実しています。

 というわけで、16-17シーズンの序盤の雑誌がある程度出そろった感じですね。私の一押しは、内容面でマガジン。羽生君の写真目当てなら通信。これにデータ面で本誌。3冊買えば十分だと思います。

 それにプラスして、日本選手についてもっと知りたいならば、Lifeを。GPシリーズについて頭の中を整理したいならオフィシャルガイドブックという感じですね。
 
 では、また明日!

 Jun

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