On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:15-16シーズン

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 「バラ1応援企画」のバックナンバーは「こちら」。

 15-16シーズンに向けて、ブライアンおよび羽生君はバラ1をどう見ていて、どのように改良を加えることを考えていたのか。まずは、『300点伝説』から見ておきます(106頁)。

  「フリーのプログラム(SEIMEI)を制作する一方で、ショートのショパン『バラード第1番』は、前のシーズンから継続することが決まっていました。それはユヅルが、まだ一度も納得のいく滑りをしていなかったからです。前のシーズンはさまざまな苦難がありましたから、完璧な演技を披露できなかったのは仕方ありません。私はユヅルがこの名プログラムを完璧に滑り切る姿を絶対に見たいと思っていました。世界の誰もが同じ気持ちだったでしょう。ノーミスで滑れば110点が出るプログラム。もう1年継続して滑り、そのミラクルを起こす必要がありました

 このブライアンの説明は、誰もが納得する内容です。アクシデントさえなければ、14-15シーズンのうちに110点を出せていたかもしれない。もしそれを達成できていたら、持ち越しもなかったはずです。



 『王者のメソッド』では、羽生君の見解が紹介されています(284~285頁)。

  「・・・(バラ1は)もっと洗練させていくことで、表現面を成長させてくれる曲だ。試合になるとどうしてもジャンプ優先になってしまうもの。僕の場合、今までのスケート人生、ジャンプ優先になる演技が多かった。でもこのプログラムは2年目になる。『去年と何が違うの』という目で見られると思うからこそ、そのプレッシャーを糧にしよう。じゃあプラスアルファの表現をやってやろうじゃないか、と考えよう」

  「この曲は、スケーティングも姿勢も手足の使い方、顔の向きなど、すべて繊細にやらないといけない。動きがシンプルだからこその表現の複雑さがある。今はまだ、曲があり、振り付けがあり、自分の心がそこに追いつこうとしている。そうではなく、自分の気持ちが先にあり、その上に振り付けがあるという形を目指したい」

 ジャンプ構成は、前年の中国杯で予定していた「3A→4T(後半)→3Lz+3T(後半)」にもう一度チャレンジすることになります。

 しかし、8月上旬のトロントのメディアデーで、日本のテレビ局のリポーターからこう聞かれています(288~289頁)。

  「羽生選手。去年のインタビューで『昨季(五輪シーズン)と同じ自分ではいたくない』と言っていたのですが、事故や病気もありました。結果的にショートは去年と同じ構成にすることに関していかがですか?

 もし、数か月前にこの箇所を読み直していたら、腹が立って仕方ない所でした。でも、例えば、将棋の藤井聡太四段に対する、「記者たちの質問の絶望的なレベルの低さ」を考えると、羽生君に対してこーいう失礼な質問をすること自体は、平常運転なのだなと。

 ただ、羽生君はこれを黙って受け流す性格ではありません。

  「確かにジャンプ構成は同じかもしれません。去年のこの時期には、ショートでもフリーでも『後半の4回転』は出来ていましたし。でも、同じといっても、プログラムの表現面だったり、ジャンプ以外の部分の複雑な動きだったり、ジャンプの助走を難しくしたりなど、自分自身ではところどころ進化している実感はあります。それにこれが最終形態ではないので……

  「なので、昨シーズンと同じことをまた頑張るというよりも、気持ちを新たに今シーズンから挑戦しよう、という気持ちです。やはり進化しなければという感情が大きいです」

 もし私なら、こういう無礼な人に説明するだけエネルギーの無駄なので、「そうですね。去年のコンディションに戻せるように頑張ります」ぐらいで手を打ちたいですが、羽生君、あなたは、どこまで真っ直ぐでマジメな人なのか・・・。



 さて、『蒼い炎II』もチェックしましょう。今日の記事は引用ばかりで恐縮なんですが、こちらはまたガラッと違う内容で、いま読んでみると、実に興味深いです(217~220頁)。

  「このプログラムは、ある種、僕の新しい世界観を作ってくれているプログラムで、ジェフはそこまで考えてくれていると思うんです。ジェフの作るプログラムって、それぞれのスケーターに合わせたものではなくて、ジェフの素晴らしいと思う世界観を提供するもの。その世界観を自分のものにするのがとても難しかったし、もっと深めたい。深められれば自分の今後のスケートに絶対役に立つと思ったんです

  「というか、『パリの散歩道』でも『バラード第1番』でも、(お手本として滑る)ジェフの素晴らしいものを見ているからこそ、自分はできていないという思いが強いんだと思う。『パリの散歩道』はラフだからいろいろな解釈ができるんですけど、『バラード第1番』のようなクラシックの音楽ってわりと狭いんです。でもそれを、なんとかできるようにしたいと思っています」

  「クラシックのオーケストラの音楽を滑っている時は、自分が指揮者のイメージなんです。・・・自分が滑ることによって曲が聞こえる。自分がやることによって曲がついてくる、って感じで。・・・でも『バラード第1番』はピアノソロだから、そのどちらとも違うんです

  「これは今の時点での考えですけど、『バラード第1番』は、イメージとしてはデュエット。自分も一緒に奏でている状態です。ソロのピアノ曲だから一つ一つの音が明確だけど、一音一音に合わせるんじゃなくて、プログラムを引き立てるために一緒に弾いてる、みたいな感じです。弾き語りでいうと、歌パートとピアノパートみたいな関係。その曲一つを作るために歌もピアノもあって、その二つが融合するから曲として素晴らしいものが生まれる、そんな感じです。ピアノがあって演技があるから、プログラムが一つのものとしてきれいになる。だから一緒に作りだしている感じです」

 ここまで読んでみて分かったことは、単にノーミスできなかったから持ち越しという話ではなく、バラ1という楽曲が「繊細な表現を要する」こと、曲と自分とがどのような関係であるべきか、そして「ジェフの世界観を自分のもにしたい」という思い、つまり、「やり残した課題が多すぎる!」ということなのでしょう。

 そうなると、がぜん興味が出てくるのは、いま、羽生君はバラ1に対してどう考えているのかですよね。「デュエット」や「弾き語りでの歌パートとピアノパート」というような独特の言葉選びが、いまどうなっているのか。本書の構成を担当した長谷川仁美さんは、ぜひこの一連の内容を、羽生君に再び投げてほしいですね。

 最後にもう一つ。ジャンプの部分の「手直し」についても触れられています。先のシーズンでは、3Lzの前の助走でスピードを上げきれずにミスが多発していました(220~221頁)。

  「3回転ルッツ+3回転トウループの助走のところですが、ジェフに『もっとスピードを出しやすく、体力を使いすぎないようなきれいな入り方にしてほしい。きれいにカーブを使いながら入っていくようにしてほしい』とお願いしたんです。でも、8月上旬にブラッシュアップしてもらったら、さらに複雑に、難しくなりました(笑)。なんだか、ジェフ、ノリノリで。ブラッシュアップした次の日くらいに、曲かけでプログラムを通した時、後半(4回転)トウループも降りたし『よし、ノーミスできる!』と思ったんです。でも、ルッツを跳んだ瞬間に、『ああ、これ絶対無理』って(笑)。空中に浮かなくて、びっくりしました」

 「ジェフが」じゃなくて、羽生君、あなたもノリノリですね。しかし、これって、17-18シーズンのバラ1もまた複雑化してるんだろうな・・・。

 というわけで、やや長くなりましたが、2シーズン目のバラ1も、またしっかり見ていくことにします。

 では、また明日!

 Jun

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 2016年9月20日発売。ネット上では、「Let's Go Crazy」の曲をバックに、先日の羽生君の公開練習の様子を中心に映像を繋ぎ合わせる作業を行っている方がいますね。さすがに、私にはそのような技術も根気も無いので、ただただオータムクラシックを待つのみです。

 さて、15-16シーズンを写真で振り返るというのがこの「通信14」の趣旨ですが、いよいよ羽生君の16-17シーズンも始まるなと、ヒリヒリした緊張感をおぼえます。新刊雑誌なので中身の画像無しで恐縮ですが、ページをめくりながら頭に浮かんだことをつらつら挙げてみます。

 ・ 今季の羽生君の出場予定試合は、とりあえず、オータム・クラシック、スケート・カナダ、NHK杯、全日本の4戦。これに、GPファイナル、世界選手権と増えていくでしょう。このうち、前半のオータム→カナダGP→NHKの序盤3戦の流れは15-16シーズンと同じですから、「こんな感じの戦いになるのだろうな」という、イメージが膨らみやすいですね。

 ・ シーズンイン前のアイスショー(FaOI、DOI)の写真がわずか4ページに留まっています。ライバル誌の、「応援ブック It's Show Time!」で開幕前のショーの写真は補完できるとはいえ、「通信」は全てを網羅しているという先入観を私は持っていたので、やや意外でした。

 ・ 少し前に発売された、「羽生結弦 2555日の喜びと闘い」と交互に手に取りながらチェック。当たり前ですけど、タイムスパンの長い「2555日」よりも、15-16のカット自体は圧倒的に多いんですが、それよりも印象的だったのは、今回の「通信14」はお茶らけた雰囲気が皆無な所。内容は完全に「羽生結弦ファン通信」なのに、萌え萌えセリフも無く、本誌に関しては「名言集」的な企画も無いため、比較的淡々と、競技会を振り返る構成です。

 ・ したがって、試合の写真、特にキリっと引き締まった表情が多いです。そんな中、スケートカナダの公式練習前の「フード姿の羽生君」は珍しいですね。既出だったかどうか、ちょっと記憶にありません。

 ・ 個人的なベストショットは、長野NHK杯での無良君と共に笑顔でフレームに収まっている2枚。震災直後、普段通りの練習ができなかった羽生君にアドバイスをくれた先輩であり、15年の国別では日本チームを引っ張る兄貴分でもありました。日本男子フィギュアスケート界を盛り上げるために、無良君の活躍と経験は必要です。

 ・ ギネス授与式のスーツ姿のコマ送り的なカットが面白いです。この写真だけを見て勝手にタイトルをつけるなら、「羽生結弦、就活する」でしょう。「ドアをノックして一礼して入室」という感じの連続写真です。その後に展開されるであろう「嫉妬に狂った脂ギッシュ中高年管理職による圧迫面接」という不愉快な光景まで頭に浮かんでしまいましたが・・・。

 ・ 羽生君以外で言うと、8月下旬の新横浜FOIに参加していたシェイリーンの写真が目を引きました。どこの海外ドラマの女優さん?と、「クリミナル・マインド」のJJこと、A・J・クック(下に参考画像)が思わず頭に浮かぶほど、オーラ漂う佇まい。

-criminal-minds---to

 全体的に試合での写真が多めで、つまり戦闘モードのゆづ君率が高く、前述の「2555日」とは予想以上に方向性の違った写真が揃っているように感じました。新シーズンに向けて、我々ファンも気を引き締める上では、最適な一冊に思えます。

 では、また明日!

 Jun

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 2016年2月25日発売。なんだかかなり久々な気がする「応援ブック」の登場です。2016年のボストンのワールドよりも前の出版のため、15-16シーズンのワールドを除く大会およびアイスショーの「総まとめ」という趣きです。

 表紙には大きく「希望への祈り」とあり、併せて目次も見る限りは、「祈り」あるいは「鎮魂」をテーマにした、ややシリアスな仕上がりなのかな?という先入観でページをめくってみると、実は、まったく違うコンセプトで作られていることに気づきました。それは、

 ゆづ君の笑顔フォト大全集!ベストオブベスト!スーパーウルトラコンプリート写真集!

 こんなサブタイトルを表紙にドン!という方が、売り上げはもっと伸びたんじゃないかと思うわけです。

 写真のセレクションも、もちろん、ゆづファンの皆さまを笑顔にするような素晴らしいものが揃っているんですが、例えば、「悔しさも・・・チャンピオンの微笑み 複雑な笑顔」という、全日本の記者会見のドデカ写真なんかは、

 ちょっとこれ鼻毛の剃り残しあるんじゃない?ちょっとちょっと大丈夫?

 と、年々、髭と鼻毛の処理する頻度が増えている一同性の立場から、心配になるショットも・・・。

 しかし、それにしてもスケートカナダ(GPカナダ大会)の、練習着にマスク姿の羽生君の写真にまで「ゆづの笑顔」印がついていますが、こんな写真までドーン!と1ページ丸々使う所が面白い!このようなアイデアは、ここ最近取り上げてきた格調高いマジメ路線の雑誌の編集会議ではまず間違いなく却下されることでしょう。

 「ファン通信」や「応援ブック」は、マメに出版してくれる半面、例えば、ある号は「オータムクラシックとスケートカナダ」、その次は「NHK杯とGPファイナル」、そのまた次は「全日本と年明けのアイスショー」、さらに次の号はワールドまで時間があるので「今シーズンのアイスショー総まとめ」とか、中身を見る前から、ある程度予想できてしまうんですよね。

 ただ、今回の場合、「笑顔」という裏コンセプトがあるのは面白いし、さらに、「ブライアン・オーサーが贈った言葉」という企画も、目の付け所が素晴らしいと思います。「羽生結弦語録」的なものは山ほど見てきているので、これはとても新鮮だし、ゆづ尽くしの「応援ブック」がブライアンに光を当ててくれることが嬉しいですね。

 これまで私がいろんな雑誌のレビューでも文句をたれてきた、「このセリフは寒い」等々、もちろん本誌にもあるっちゃあるんですが、そういう部分が気にならないぐらい、随所に工夫がこらしてあります。

 「応援ブックはいつも同じじゃん!」という先入観をお持ちの方にも、本号は楽しめる部分がたくさんあると思いますよ。

 では、また明日!

 Jun

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 2015年9月29日発売。「フィギュアスケートプリンス」のレビューはこれで3冊目。1冊目の「(羽生君が)プルシェンコをそこまでリスペクトしているなら、肉襦袢&タイツで登場した日には、拍手を送りたい!」というバカにしたようなテキストには心底むかつきましたが、2冊目の方は黒パリの羽生君の写真を多数揃えたまさにオンリーワンな逸品でした。

 今回も誌面はかっこよく仕上がっていて、ポスターも意外な写真を選んでいたり、数多ある「羽生結弦非公式写真集」の中でも、クオリティの面ではトップクラスの雑誌だと思います。

 ですが、いかんせんテキストがおじさん臭い。おじさんの私から見ても、使っている語彙といい、文章の結び方といい、自分より年上の、40~50代オーバーのおじさんが書いているとしか思えません。2枚目の画像の、「いざ、勝負の季節がはじまる」と、唐突に鎌倉時代に突入して、マジかよ・・・と。そして、これはちょっと・・・という部分もあったので、引用してみます。

  「どのスポーツでもその傾向があるが、強ければ注目を浴びるし、そうでないと一般視聴者はあっという間に離れていく。羽生ひとりにその責任を負わせるのは、あまりよろしいとはいえないだろう。さらに言えば、やさしげな容貌の羽生だが、その本質は貪欲に勝利を目指すアスリートだ。ひとりで玉座に居座り続けているよりも、誰かと玉座を争っているほうが似合う男なのだ。もちろん日本の選手層は厚い。昨シーズン劇的に飛躍し、今年から本格的にシニア参戦する宇野昌磨や、山本草太といったジュニアの有望株もいる。彼らが羽生と一緒に、日本フィギュア界をもり立てる存在になってほしい。切に願う次第だ。

 「やさしげな容貌の羽生」「よろしいとはいえない」「切に願う次第だ」等々、昭和的な埃っぽさで咳こみそうですが、でも、目に余るのは「一般視聴者」のくだりですよ。

 そもそも、「あっという間に離れていく一般視聴者」とは、あなた自身のことじゃないですか?

 さも一般論であるかのように、「羽生一強はつまらない」という個人的見解を述べているように、私には思えます。

 「つまらない」と思えるほど羽生君の実力が圧倒的かというと、羽生君自身はもちろんのこと、我々ファンの多くにはそんな余裕も確証も全くないんじゃないでしょうか。このテキストでは「日本フィギュア界」とくくっていますが、昌磨は2018年の五輪のメダル争いに確実に食い込んでくるでしょうし、海外勢まで広げれば、最大のライバルのハビはもちろん、ボーヤン、デニス・テンやパトリック、アメリカのネイサン・チェンも成長してくるでしょう。

 お堅い文章の割に、現状認識がズレていて甘いのは、なんだかなぁと。かっこいい雑誌なのに本当にもったいない!いっそのこと「写真集」に徹してもらいたいですよ。

 さて、話題をガラっと替えます。実は、いまこちらの本を読んでいます。

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 この本自体はリオ五輪より少し前の今年6月に刊行されました。ブックカバーで気づいた方もおられるでしょうが、新宿のブックファーストではフィギュアスケート関連の書籍・雑誌コーナーの横に、この井村雅代コーチの本がドン!とあって、つい買ってしまったのです。少し気になる記述がありましたので、一部貼ります。

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 井村さんが中国代表のヘッドコーチをつとめていた最中、北京五輪まであと3カ月という2008年5月、四川大地震が発生しました。四川省出身の選手たちは、

 「練習なんかできない。先生、すぐに帰らせてほしい。故郷のために何かしたい」

 こう訴えたそうです。これに対して、井村さんは1995年の阪神・淡路大震災の時の経験を語りかけ、

 「いつも通りに生活ができ、練習ができる自分を責めたらあかん。オリンピックでメダルを取って、四川の人たちを笑顔にしよう。あなたたちにはそれができる力がある」

 こう呼びかけたのでした。テキストの2枚目の画像に、神戸で活動していた頃の「震災の経験」の部分がありますので、ぜひ目を通してみてください。

 きっとみなさんは、ソチの合同記者会見での羽生君を思い出されたと思います。私は、かりにアスリートが自身を「責めて」、練習を中断してボランティアに駆け付けたとしても、それが悪いとは思いません。本人が納得した上での決断ならば尊重されるべきでしょう。

 ただ、羽生君に関していえば、きっと一人で悩みつづけていたんだろうなと想像できます。もちろん、結果的にオリンピックで金メダルを取ったんだからいいじゃん?って意見はあると思いますが、周囲に井村コーチのような「経験」を語り、励ましてくれる人がいたら、メダルを取った直後の彼の言葉はまた違ったものになったんじゃないか、そう思いますね。

 では、また明日!

 Jun

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 ガーナチョコのPRイベントのニュースが報じられていますけど、チョコやアイスを買うのは良いとして、そろそろクリアファイルはもういいかなと。冬を見据えての防寒グッズ系とかどうでしょう。でも、秋・冬・春と、確実に使うのはマスクなんですけどね。

 ※ 羽生、新プログラム「一つ一つのポーズに注目してほしい」

 で、SPの話がまた少し出てきてますが、これはロック系が来ますかね。だとしたら、あくまでも私見ですけど、Museの新作から来ると予想しておきます。

 これは私の趣味から当てずっぽう的に言ってるのではなく、カナダのメーガン・デュハメルとエリック・ラドフォードのペアが14-15シーズンのFSにMuseのメドレーを採用していて(実は私、代々木の国別を現地で観て初めて知ったのでした)、後で調べたら、14-15はこのペアは勝ちまくっていて、GPファイナルとワールドを制していたんですね。

https://en.wikipedia.org/wiki/Meagan_Duhamel



 Neutron Star Collision~I Belong to You~Uprisingの3曲をつなげていて、正直、現地で観ていた私は、なんか聴いたことある声だなぁ、ぐらいに思っていたら、4:00辺りからのUprisingで、「あっ!この曲知ってるわ!」ってなりました。種目が違うとはいえ、勝てる曲なら、イケるんじゃないの?と。

 上の動画は国別の映像ですけど、Museを知ってるお客さんはどれぐらいいるのかな?と思いつつ、でも、現地観戦するような気合いの入った日本のスケオタの皆さんは全てのスケーターに対して手拍子で応援するマナーの良さなので、しっかり盛り上がっていました。

 羽生君のSP曲の勝手な予想としては、一応、2曲挙げておきます。





 可能性の高そうなのは断然1つ目のMercyの方。はっきりいって、U2に似ています。てか、U2の曲と言われても信じてしまうほど・・・。ただ、U2に似てはいますが、Vertigoよりもずっといい曲だと思います。

 2つ目のReapersは、まぁ、冒頭おもいっきりギターソングで、これがVan HalenとRage Against The Machineへのオマージュなんだよというのは置いといて、途中からタメの効いたリズムになり、面白い曲です。超人ゆづ君であれば、こんなフィギュアスケートの常識を超えた楽曲でもやってくれるんじゃない?と、ぜひ実現してほしいです。ジェフと相談したという「かっこいい決めポーズ(?)」があるのだとしたら、こっちの方がハマると見ています。

 えー、オマケ扱いで恐縮ですが、2015年9月28日発売の「通信2」については、特に私から付け加えたいことはありません!無いというのは、内容が悪かったり平凡という意味ではなく、昨日の「王子(3)」にあったような情けないセリフは皆無で、安心して写真に没頭できます。

 やれ写真の量だけだ、寄せ集めだ等々、「通信」に対しては私もブログで手厳しく書いたこともありましたが、どこかに致命的欠陥のある他誌と比べてみると、実はよく考えられているかも?と、改めて感心しました。

 では、また明日!

 Jun

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