On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:17-18シーズン

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 マイレピにて、12月1日にアップされた「スケートへの想い」の感想記事です。マイレピのレビューのバックナンバーは「こちら」で。

 このインタビュー自体は、比較的、私のよく知る「羽生結弦像」そのまんまの内容だったな、というのが第一印象です。

  「ご飯を食べている時間や、寝る前の時間とか、そういった休んでいる時間ほど、もう少しトレーニングやストレッチしたほうがいいのではないかと、気持ちが揺れることはあります

 これがまさに、「怪我をするほどオーバーワークしてしまう」という、我々が心配する羽生君なわけです。

 ただ、今季に関して言うと、NHK杯の怪我は事故のようなものですし、トロントメディアデーの発言からは、「怪我をしないためのケア」にかなり気を使っていたことが窺えます。

 ところで、私がここ最近毎日言い続けている、「ゆづは2026年でも金を獲る!」という観点から、このインタを読んでみると、興味深い部分があります。

  「試合のときは、挑戦することに対して、なんの怖さもないですし、失敗するということを考えて挑戦したことは一度もありません」

  「時間もそうですし、日々の生活のほとんどのことがスケートにつながっています。でも、たくさんのことを費やしても全くかまわないくらい僕は、スケートをできていることが幸せなんですよ。それくらいスケートから色々なものを受取っています。だから、どんなに苦しくても頑張ろうと思いますね」

 ここには、平昌五輪とか、金メダルとか、あるいは高難度のクワドとか、記録更新とか、そういう具体的な話は出てきません。

 一方で、ショーのように、舞台が用意されて、限られた時間のみを滑る、プロスケーターとしての活動を想定した発言にも思えない。

  試合で挑戦するために、全てを費やしている。

  試合で挑戦できるから、スケートをやっている。

 私には、彼のこういう思いが行間にあるような気がしてなりません。

 技術系と芸術系に種目が分かれても、どんと来い!と。ロステレの取材で4Aへの挑戦を語って、記者たちを驚かせましたけど、なにも、高難度を追求することだけがフィギュアスケートじゃない。

 ジェフやシェイリーンと組んで、一方で、様々なタイプの曲にトライして表現の幅を広げ、他方で、バラ1とSEIMEIを精緻化させて表現の深みを増すチャレンジもしてきた。もちろん、ウィルソンとの「ノッテ・ステラータ」も外すわけにはいきません。

 今でこそ、「(アクシデントがあったから)慣れ親しんだプロにしておいてよかったね。それなら、ぶっつけ本番でも間に合うし」ということが言われますが、それはあくまでも平昌五輪に限った話。どうも、この17-18シーズンや、五輪連覇だけを考えた決断とは思えないんですよね。

 「芸術系種目での評価」というのは、上で挙げた、「芸風の広さ」が評価されるのか、あるいは「芸風の深さ」が評価されるのか。羽生君の言う「挑戦」というのは、そのレベルも視野に入れた上での話ではないかと。

 さて、いよいよ明日から、新刊雑誌が続々と登場しますね。全日本選手権のレビューもしますが、年末・年始は雑誌三昧ということになりそうです。お楽しみに!

 では、また明日!

 Jun

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 マイレピの感想記事がかなり滞っていました。もちろん、CMのメイキングやインタビューがアップされた際、その都度チェックはしていたんですが、ブログの記事としては、試合のレビューやら、雑誌の感想やら、試合前の応援企画などを優先しているうちに、なんと、8月1日アップの「第25回 YUZU DAYS」が最後だったのです。

 今日と明日の2回に分けて、駆け足で感想メモをまとめたいと思います。マイレピは、羽生君の肉声を正確に届けてくれる、頼りになる情報源ですから、この機会に再読してみてはいかがでしょうか?

 これまでのマイレピの感想は「こちら」で。

 今日は、11月1日アップの「羽生選手が語る『母への感謝の気持ち』」です。

 ・母親からの「証言」の無い、独特な関係

 スポーツでも、文化・芸能あるいは学問でも、なにか大きな仕事を成し遂げた人がいると、マスコミは必ず家族のもとに押し寄せて、特に両親の証言を取るわけです。

 ところが、日本が世界に誇る至宝、羽生結弦に関して言うと、お父さんも、お母さんも、お二人とも健在なのに露出は皆無です。オリンピックの金メダリストであり、しかもあれから4年が経とうとしていて、圧倒的知名度を確立した今でも、その姿勢は変わりません。これはたいへん珍しいことです。

 これが例えば、比較的私が詳しい将棋界で言うと、藤井聡太四段の場合、彼のお母さんの発言は、テレビの取材や、「将棋世界」という専門誌で取り上げられることはあります。東京に単身赴任しているお父さんの代わりに、お母さんがマスコミ対応を一手に引き受けているようにも見えます。

 ・「なんでも話してしまう」

  「母とは本当に何でもよく話をします。僕がなんでも言っちゃうタイプなので、自分の頭の中で考えたことをぶわーっと母に話しちゃいますね

 トロントの生活だけでなく、お母さんは試合にも必ず帯同しているはずですが、この日々の対話によって、羽生君は、自身が語る内容を、厳選し、洗練化させているように思います。

 もしかしたら、「あなたのコメントの一字一句を完全再現する雑誌もあるのだから、くれぐれも気をつけなさい。何か言ってみたいことがあれば、まずここで話してみなさい」と、まるで一国の宰相のアドバイザーやスピーチライターのように、考え方を共有しているのではないかと。

  だから、羽生結弦には失言がないのです。

 私は、それでいいと思っています。何か発言すれば、あっという間に何か国語にも翻訳されて、世界中に拡散されるような影響力のある人です。「誰それのスケーティングのうまさはパトリック・チャンと双璧」なんて軽率なことは言えませんし(※ jadeさま、例の記事をお教えいただき有難うございました)、お母さんから注意を受けているのだと思います。

 まぁ、日本のスポーツ新聞やそのお抱え専門家は敵だと思った方がいいわけで、細心の注意をするに越したことはありませんね。もちろん、SNSにもいっさい手を出さない、いまのスタンスを貫いていただきたいです。

 ・「応援するのは緊張する」ゆづは、どんなコーチに?

  「母親の立場でスケートを観るのって、すごく緊張すると思うんです。姉がスケートをやっていたので、姉の試合を観戦していたからよくわかるのですが、観ている立場って大変ですよ。ものすごく緊張するんです

 例えば、羽生君が親になって、彼の子どもがフィギュアスケートをやる、というような話になると、そもそも私自身が生きているかどうかも怪しいので考えたくもないですが、「コーチになったときは?」ということを想像すると、やはりこの光景を思い出しますよね。



 記録の面では15年のバルセロナのファイナルですけど、1年前のマルセイユのファイナルも役者が揃っていて、いろいろあったのだなぁ・・・と、しみじみ。

 師匠のブライアンは、演技の内容に関係なく、いつも温厚な表情で弟子を迎えますけど、演技中は一緒にジャンプを跳んでいますよね。ランビさんもそういう所がありますが、なんというか、「見守る側として緊張しつつ、しかし、一緒に集中して戦う(それが身体に出てしまう)」、そんな感じになるのかもしれません。

 でも、昨日のコメ返しで、自分としてはかなりマジで書いたのですが、

  ゆづは、2026年の五輪でも金メダルを獲る!

 本当にそう信じているので、まだまだ先の話になりそうです。

 なんだか、「ゆづとお母さん」というテーマからかなりズレていってますが、それだけイマジネーションを膨らませてくれる、良質なインタビューだったということで。

 ちなみに、ゆづのお母さんの人柄について、ブライアンの「あんなに賢い母親はなかなかいません」というコメントを紹介した「主婦の友」の野口美惠さんの記事がありました。「こちら」もぜひどうぞ。

 では、また明日!

 Jun

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 2017年12月7日発売。バックナンバーのレビューは「こちら」。

 やっとファイナルのレポが終わり、久々の雑誌のレビューです。発売日から一週間以上も空いてしまって、すでにみなさん購入済かと思われますが、感想を残しておきます。

 本号の発売後に、先日の小林部長による「発表」があったわけで、全日本欠場が濃厚な情勢の今、表紙をめくった右ページの、ブライアンの言葉が染みますね。

  「4回転フリップはやらないだろう。彼には4回転ループと4回転ルッツがあるし、十分な内容が揃ってる。私は4回転ルッツさえいらないんじゃないかと思ってるよ。4回転トウループ、サルコー、ループ、それにスピンやステップも、どれも高いクオリティでこなすスキルを持っているからね

  「私はユヅが別格だと信じているよ…あとハビもね(笑)

 「ハビもね」の部分を省かないところが、この雑誌の編集者の誠実さを示していますね(笑)。

 まぁ、羽生君のケガの状態を小出しにする所に、もはや日本スケ連という団体がまったく信用できない組織であることを考えると、ブライアンやトレーシーらのクリケットのチーム、城田さんや菊地さん、そして羽生君の家族を含めた人たちが頼りです。我々も、正しい情報のみをキャッチし、応援しつづけるのみですね。

 さて、誌面についての印象を簡単にまとめておきます。

 (1)両面ポスターの珍しいショット

 2枚の両面ポスターの内訳は、1枚はスワンとメドベ、もう1枚はプリンスとホプレガです。「珍しい」と思ったのは、ホプレガの写真ですね。クレジットはヘルシンキワールドで、メダルをもらった後の、「ふっと力が抜けた表情」というか、あまり見た記憶のない写真でした。

 これをわざわざポスターにする所は、この雑誌独特のセンスを感じます。

 (2)ゆづの過去と現在をうまく配分


 16年のNHK杯から、今年のNHK杯の練習中のショットまで、ここ1年の羽生君の活躍が分かるようになっています。

 また、全日本ヒストリー企画も含めて、本号はテキストを意識して多めに入れている印象です。リハビリ中で情報が少ないですから、読者を勇気づける意味でも、羽生君の発言を写真とともに届けてくれたのかなと思います。

 (3)他の選手の写真も厳選収録

 本来ならば、羽生君以外の選手に誌面が割かれていると「損した気分」になるわけですが、フィギュアスケート雑誌の発売延期(休止)が相次ぐ「非常事態」ですから、今季ここまで頑張っている選手たちのショットは嬉しかったです。

 好成績を残している知子ちゃんや新葉ちゃんだけでなく、本郷さん、白岩さん、友野君、佐藤君のショットも収めてくれてありがとう!海外勢も、メドベ、ネイサン、コリヤダを収録。これ、例えば、NHK杯に来た来日選手をすべて網羅すると、ゆづファン的には不満が残るわけで、よく考えられたバランスだと思います。

 「通信」が狙い撃ちされたいま、もはや、写真重視系雑誌の最後の砦です。そして、前号でも感じたのですが、宇野選手を完全スルーしているところは、さすが、フィギュアスケート界とのしがらみのない出版社だけあって、なにか、私たちの気持ちと通じあうものを感じます。

 次号予告は「新春」とあるので、やや遅れる可能性がありますが、もし「抜け番」のある方は、バックナンバーも揃えましょう。

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 ええ、もちろん私はこの通り、コンプしております。

 では、また明日!

 Jun

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sergey

 ファイナルのレビューシリーズも最終回の男子フリーです。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。以下、滑走順にメモを残しておきます。



 まずは、リッポンから。冒頭の4Lzこそ転倒しましたが、3F+3Loは見事でした。後半の3F+3Tは、はっきり着氷で詰まっていたので両方でURを取られました。ただ、3Aは軸が傾きながらも、うまくコントロールしていた印象です。254.33で5位。



 つぎに、ヴォロノフ。一言でいって最高です。でも、プロトコルを参照しながら冷静に映像を見直してみると、ちょっと最初の二つのジャンプの加点は多めかな?という気もします。4T+3Tに+2.00、3Aに+2.14で、ジャンプ自体はキレイですが、たっぷり助走が入っているのでね。まぁ、他の人たちがひどすぎるので、この試合限定で他の選手たちと比べるならもちろん妥当です。

 2Aを跳び終えた後の、客席への煽りは最高ですね。そこから、本人も笑顔で滑っているので、この男子フリーの主役は間違いなく彼だったと思います。最後のフィニッシュも含めて、熱い魂の演技でした。

 正直いって、この試合をまた見るのはちょっと嫌だなぁ・・・と思っていたんですが、ヴォロさんの演技で元気をもらえました。彼の演技だけでも見てみるといいと思います。266.59で4位。



 そして、ジェイソン。2本目の3Aの転倒により、スコアがガクっと落ちてしまいました。フリーのスコアで言うと最下位なんですけど、そんなものを忘れさせてくれる、美しいプログラムです。

 どちらかというと、SPの方が曲調は好みなんですけど、このフリーは、彼のスピンやステップを噛み締めて味わうように見ることができるので、だんだん好きになってきました。何度も書いていますが、氷の上でスケート靴を履いて演じている動きには見えません。253.81で6位。



 ここから、上位3選手。まずネイサンですが、最初の4Lz+3Tは、いろんな所で言われているようにステップは皆無なわけですけど、+2.00の加点。奇しくも、ヴォロノフの最初のクワドコンボも同じ加点ですから、この試合は「ちゃんと降りれば2点」という基準なのかもしれません。

 4Fはなんとか降りて、つぎの4Sがダブルにパンク。このサルコウはスケアメでも抜けていました。後半のクワドは、トライしたこと自体はいいものの、URもDGも取られ、低調な内容でした。

 ステップなしでもイケイケドンドンでクワドを跳びまくって、それでもしっかり降りていたのが昨シーズンの彼なんですが、今季は回転不足や着氷の乱れがはっきり目立っています。それでも、286.51で優勝です。



 つぎに、コリヤダ。ネイサンを見た後に、コリヤダのジャンプを見ると、転倒した4Lzも4Sも、そしてなんとか降りた3Aも、本当にはっきり高いんですが、なんだか、その高さから来る着氷の衝撃に耐えられないのかな?と、かつて大怪我をした人ですし、ちょっと心配になります。

 実を言うと、今シーズン初め頃、「生粋のロシア人的なルックスの彼がプレスリー?」と、やや否定的に見ていたんですが、ステップは曲調をうまくつかんでいますし、ネイサンのフリーよりも、仕上がり自体はこちらの方が早いように見えます。つまり、ノーミスさえできれば、スコアはもっと出るはずだと。クワドの着氷さえ決まれば、回転不足に不安を抱えるネイサンや宇野選手よりも、オリンピックではいい色のメダルを獲る可能性もあると思います。282.00で3位。



 最後に、宇野選手。ここで私が技術的なことを書いても、どうせ「素人がジャッジの判定に文句を言うな」とか「人格攻撃だ」とか、しょーもないコメントが寄せられそうなので、その点については何もいいません。織田君の解説や、ガンディさんのブログで十分ですね。

 別の視点から、ひとつ意見を言うと、フリーは去年のピアソラのプロに戻した方がいいんじゃないかと。トゥーランドットというのは、王者のための楽曲なんです。にも関わらず、ワンパターンで退屈な振付と、拙いジャンプ、ステップやスピンを見せられては、完全に「名前負け」ならぬ「曲負け」です。

 逆に、去年のプロは、ある種、ロボット的というか機械的な手の動きと、あの後半の唐突な女性ヴォーカルのカットインは、意外性という点でマッチしているし、少なくとも振付面での弱点はカバーできていると思います。ヘルシンキでもとりあえず評価は高かったわけですからね。このファイナルは、286.01で2位。

 今大会は、男子シニアの低調ぶりに「史上最低なファイナル」とさえ言われていますが、ジュニア勢や女子の頑張りと、ヴォロノフの孤軍奮闘ぶりに救われた感があります。

 全日本まであと一週間ですが、そちらも女子が主役の大会になりそうですね。

 では、また明日!

 Jun

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mitsuki

 ファイナルのレビューもあと2回となりました。今日はジュニアの男子フリーの感想です。リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。



 まず、アメリカのトルガシェフ。須本君と並んで最年少の16歳の選手です。SPもそうですが、このフリーもジャンプに苦労しました。冒頭の3Aと4Tを転倒した後、単発のトリプルジャンプが3本連続でシングルに抜けてしまい、心ここにあらずという感じにも見えました。ただ、4Tの判定が回転不足ではなくダウングレードというのは、「ちょっと厳しいのでは?」という気もしました。160.49で6位。

 あと、これは偶然かもしれませんが、今季「ムーラン・ルージュ」を使用している選手がみんな調子を落としていて、カレン・チェンはあっさり昨季のプロに戻し、テサモエはファイナルで負け、なんか呪われてるんじゃないか?と、シャレになっていません。



 つぎに、プルキネン。私の個人的な好みのレベルで、大会前に注目していた選手ですが、まさか銀メダルを獲るとは・・・。クワドを跳ばないわけですし、正直いって、ソツコワの銀よりもサプライズでしたね。

 このショパンのプログラムの魅力は、叩きつけるピアノの鍵盤と上半身の振付がビシっとハマる場面が、随所で見られる所です。さすがに、コストルナヤのSPのようにジャンプの着氷までピアノの一音と連動するレベルではないですが、見ている側を飽きさせない演技です。大技でガツガツ行くタイプではないものの、シニアでも十分異彩を放ってくれそうな、将来楽しみな選手です。



 第3滑走は、ロシアのイグナトフ。SPを終えた時点で、3位の須本君に1.32点の僅差で迫る4位。このフリーでは、序盤の3Aは決めましたし、冒頭の4Tも周りきっての転倒ですから、この二つの大技の出来自体はまずまずなんです。

 ところが、後半に入ると、徐々にスタミナが切れてきて、ジャンプも「跳んで降りるだけ」という状態。スピンがひとつ0点になっていて、疲弊しきっていました。ジャンプ自体は、高さもあってキレイに跳べる選手なんだから、体力面が足を引っ張っているというのは、ちょっともったいない気がします。



 さて、問題のこの方、エロホフです。大会前は、彼とクラスノジョンは実力的に互角と見ていました。ただ今大会のSPで、クラスノジョンにけっこう良い点が出ていて、でも、かりに逃げ切られるとしても、まさかメダルを逃すことはないだろうと思っていました。

 音楽が流れ始めた瞬間、日本のスケオタはならば、誰もが厳粛な気持ちになる、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。

 ところが、途中、「えっ?」とビックリしたのは、3:00辺りの転倒です。数日前にBS朝日でこの転倒を見ているはずなんですが、YouTubeで見直してみても、声を上げてしまいました。後半の4Tを跳んだ後の、どうしてここで?という部分です。

 4:05からの最終盤の「あの部分」では、当然会場から手拍子が起こるわけですけど、もうバテバテですね。エテリの女子はジュニアもシニアもみんな体力有り余っているのに、同じチームなのになぜ?もしかして、隠れて練習サボってるとか?というような、あらぬ想像をしてしまいます。総合5位というのは、彼の実力からすると、ちょっと不甲斐ないです。



 優勝した、クラスノジョン。冒頭の4LoこそURでしたが、内容的にも2位以下をはっきり引き離しての完勝でしたね。要所要所でジャンプを着実に決めて、しかも、後半に入ってから、三連コンボ、3A、そして、3Lz+3Loも決めて、ステップもよく身体が動いています。

 演技後の雄たけび&ガッツポーズは、サッカー選手か?総合格闘家か?みたいな、闘志と喜びを同時に爆発させていましたね。

 彼のようなファイティングスピリット溢れる選手は、嫌いではありません。ぜひシニアでも頑張ってもらいたいです。



 最終滑走で、見事に銅メダルを獲得した須本君。冒頭の3Aこそ転倒しましたが、それ以外はラストの3Lzの着氷で乱れた以外は、よく我慢しましたね。

 正直、スピンやステップでスピードが落ちてくるのを見てヒヤヒヤする部分もあるんですけど、動画で見直してみると、実は本人はいたって冷静に最後まで体力の残り具合を確認しながら、出し切ったようにも見えます。

 まだ16歳。本人のやる気次第で、男子選手は、女子に比べれば長くやれるはずです。ランビに教わっている島田君がまさにそうですが、じっくりと総合力の底上げに注力してほしい所。クワドの扱いをめぐっては、平昌後はどうなるか分かりませんしね。

 正直、JGPシリーズは、女子に比べると男子はあまりマジメに見ていなかったんですけど、クラスノジョン、プルキネン、そして須本君のファイナルのメダリストに限っても、それぞれ自分の長所を生かして、頑張っていますね。須本君の全日本での飛躍、そして世界ジュニアも期待しています。

 では、また明日!

 Jun

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