On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:18ワールド

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 Sportiva最新号のレビューも今日がラストです。バックナンバーは「こちら」。

 今回は羽生君以外の選手の記事を見ていきます。羽生君の記事が冒頭から55頁まで、その後、56~80頁までがミラノの世界選手権特集で、宇野選手、知子ちゃん、新葉ちゃん、友野君、刑事君の記事。ラストの81~82頁が、真央ちゃんの「フォトエッセイ」出版の告知を兼ねた記事で締められています。

 印象的だったのは、新葉ちゃんと刑事君の記事だったのでご紹介します。



 ミラノワールドってもうずいぶん前のような気がしていますが、銀メダルを獲った新葉ちゃんは、SPでのミスを帳消しにする、最高の「スカイフォール」を披露してくれました。

 このワールドのフリーでは、これまで冒頭に跳んでいた2Aと、前半最後のジャンプの3Sを入れ替えています。正確には、2月のチャレンジカップ(オランダ)からなんですが、フリーの3Sは、ロステレ杯名古屋のファイナル全日本選手権と、ことごとくパンクしていたので(中国杯は成功)、この入れ替えは見事にハマりました。

  「最初のサルコウだけは緊張して跳びましたが、そのあとは本当に落ち着いてできました。3回転ルッツ+3回転トーループを跳んだあとに息を整えて、ダブルアクセルを跳んでまた息を整えて……と、後半に集中できるようにやれました」

 映像を見直してみると、前半から手拍子も起こっていて、お客さんも「これは凄い名演になるぞ・・・」という予感があったのかもしれませんね。

 そして、本題。全日本選手権の後、どう過ごしていたかについて、印象的な発言がありました。

  「大きく変わったことはしていないですが、毎日の練習で完璧を求めるというより、これ以上ひどくならないようにと、少しレベルを落として考えるようにしたら、ちょっとずつよくなってきたんです。やっぱり全日本前は少し背伸びをしていたんだと思います。もうちょっとレベルを落として考えたり、自分が満足できればいいと思いながら滑ればよかったけれど、高いところを見すぎて失敗をしたという感じです」

 このブログの中でもたぶん何回か書いた記憶があるのは、「スカイフォールを平昌オリンピックで見たかった!」ということなんですが、結果論ですけど、それこそ「全日本前のメンタル」のままで代表に選ばれて、それで本番で崩れていたら、各方面から叩かれて、彼女、立ち直れていたかどうか・・・。

 おそらく、「毎日の練習で完璧を求める」という考え方のままなら、ジャンプ構成の入れ替えという柔軟な発想に辿り着かなかったような気がします。よく、「練習でできないことは、本番でできない」ということが言われますが、そもそも「練習でやろうとしていること」がいまの自分自身に見合った内容なのかが問題。

 「昨日できたこと」は、実はマグレでできたことかもしれない。でも、たまたまできたことを日常的な目標に設定して、その後、「昨日できたこと」をできない自分を責めつづけてしまうと、本来できていたはずのことも、できなくなってしまう恐れがある。

 体調やメンタル、あるいは様々な外部環境によって、「自分のできること」というのは、日々変化するもの。だから、つねに毎日の自分自身と向き合うことが大事で、「できることとできないことの振れ幅」を把握し、そこから、悪い条件が重なっても「確実にできること」を導き出して、それを少しずつ大きくしていく。「自分自身との対話」が大事なんだよなぁ・・・と。羽生君も、きっとそこを緻密に計算して、平昌五輪での構成を導き出したんだと思います。

 さて、もう一つは、刑事君。不調の原因について、折山さんの取材ではこう書かれています。

  「田中刑事はスケート靴に苦しめられた。大会(ミラノ)に出発する1週間前に平昌五輪で使っていた靴が使えなくなり、新調した靴も現地入りした初日の練習で壊れてしまう。フリップとルッツを跳ぶ際にしっかり踏み込めない状態のまま、ショートプログラムを迎えることになった」

 靴の問題といえば、CWWで無良君も言ってましたね。ただ、羽生君って、私の知る限り、「靴のトラブル」って聞いたことがありません。そう言えば、「靴のトラブル」って、女子選手よりも男子選手から聞かれることが多い印象です。私の気のせいでしょうか?

 羽生君が試合でミスをした場合、彼は事細かにその原因を分析する人ですから、「靴のトラブル」があるならば、それを隠すはずがない。だから、何足も準備して、トラブルのリスクを未然に防いでいるんだと思いますね。

 ところで、ここ最近の私は、たくさん雑誌が発売されると、雑な読み方をしてしまいがちだったんですが、今回はすべての記事をじっくり読み込むことができて、私自身「収穫」もたくさんありました。明日からは「Life」のレビューを予定しています。

 では、また明日!

 Jun

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 2018年5月10日発売。税込み価格「1,720円」。Sportivaのバックナンバーについては「こちら」。

 久々の雑誌レビューのような気がします。じっくりゆっくり行きたいと思います。まず、前号「Sportiva 平昌オリンピック特集号 歓喜のメモリー」(3月9日発売)は、あくまでも「平昌五輪特集号」という体裁だったので、羽生君どころか「オール・フィギュアスケート」という誌面構成ですらなかったですから、期待外れ感は否めませんでした。

 そこで本号ですが、全編フィギュアスケートの記事で構成。羽生君関連の記事に限っても、全82ページのうち冒頭から55頁までを占めているので、かなり頑張ってくれたと思います。これは買いで良いと思います。

 (1)【特別寄稿】巻頭エッセイ 高山真

 表2(表紙の裏)に掲載。「たったこれだけなの?本当にこれだけ?」と、目次ページとこのページを、何往復かしてしまいました。

 高山さんの著書『羽生結弦は助走をしない』と比べれば、とても平易で分かりやすい内容に留められています。そんな中で、「上手く書くものだなぁ・・・」と感心したのは、平昌五輪のSEIMEIについての、次の描写。

  「フリーの前半の完璧なジャンプからあふれ出た美しさと、後半のこらえたジャンプに炸裂した意地。どこまでも精緻でありながら、その精緻さを突き破るような気合を感じた」

 最後の3Lzのことを言ってるわけですが、高山さんって、批評はしても悪口になるようなことは絶対に書かない方なので、見習いたいなぁ・・・と思います。

 世の中に、ぴょん落ちならぬ「Continues落ち」なる方がいるかどうか不明ですが、テレ朝チャンネル2での「CWW完全放送」も始まりましたし、あのショーで披露された羽生君の過去の名プロをより深く理解する上で、『羽生結弦は助走をしない』はとても良い本です。私も記事の中で何度かご紹介させていただきました。

 (2)【特別付録】 羽生結弦ピンナップ

 両面ピンナップです。いずれもCWWのショットで、表がツィゴイネの衣装、裏がフィナーレ時の白の衣装です。

 いい写真だなぁ・・・としみじみ思いつつ、「そういえばSportivaに、ポスターってついてたっけ?」と本棚を漁ってみると、実はかなり久々だということが分かりました。

 少なくとも私の所有しているSportivaで言いますと、「羽生結弦から始まる時代」(15年4月)、「羽生結弦 新たなる飛翔」(15年10月)、「羽生結弦 Over the Top その先へ」(15年12月)の3冊のみでした。

 それ以降のSportivaは買い逃していないはずなので、約2年半ぶりのピンナップ復活ということになりますか。本号限定かもしれませんが、「大人の事情」を忖度せずに、ゆづ推しを堂々と誌面で表現してくれるのは、嬉しい限りです。

 (3)Parade in SENDAI / Continues ~with Wings~

 凱旋パレードの写真が6ページ、CWWの写真が3ページ。CWWの写真が両面ポスターを含めると5ページという換算になり、もうちょっと欲しかった気もしますが、まぁ、愛蔵版ブックを待ちましょう。

 凱旋パレードの写真は、表紙からもお察しのように、もちろん能登直さん。凱旋カーに乗り込んだ「選ばれしカメラマンの一人」でしたから、車の上で羽生君を至近距離から捉えたショットが完全に主役です。

 そういえば、地上波番組の編集作業をする中でも気になっていた、凱旋カーに乗り込んでいた例の女性スタッフ。無線(?)のようなもので指示を出していた赤いベストの彼女も収まっています。とはいえ、彼女が何者なのかは、分からないままですが・・・。

 折山淑美さんのテキストが1ページありますが、彼はCWWだけでなく凱旋パレードも取材したようですね。両イベントの様子と羽生君のコメントがコンパクトにまとまっていて、非常に読みやすいです。


 自分も現地(123)で見たCWWの放送をこれからチェックしたいので、今日のレビューはこの辺りで・・・。

 その代わりに、オマケを一つ。何度か通ったことのある場所なんですが、ビックリしました。JR相模原駅近くの「鳥忠さがみの亭」というお店です。まだ国民栄誉賞は正式に決まったわけではないけど、このアバウトさがいいじゃないですか(笑)。このガラス越しに、大将と思しき方が串を焼いていました。夜、これを見かけていたら、ノリで一杯・・・となっていた所です。

 では、また明日!

 Jun

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 2018年4月20日発売。税込み価格「1,500円」。バックナンバーのレビューは「こちら」。

 羽生君関連のリアルイベントが続いており、しかもグッズも多数販売されることになって、なかなか雑誌まで手が回らない方もいらっしゃると思います。

 おそらく、4月以降に発売日を設定していた雑誌編集者は頭を抱えていると思いますが、私のブログでは、「良いものは良い!」としっかりご紹介したいと思います。

 今回の「FIGURE SKATERS」はすごいです。写真の並びがかつての「通信」のような、何の躊躇もなく、冒頭から65頁までぶっ通しで、平昌スワン以降のゆづ尽くしです。しかも、過去の「振り返り企画」も無しで、平昌五輪のEX以降のショットだけで65頁までなので、サイズの大きさもあって圧巻です。

 表紙・裏表紙・目次は上記画像の通り。両面ポスターは、表はスワン、裏はSEIMEIで紫のカーテンから登場するショット。表紙の裏(表2)は、代表スーツでメダルを手にしたショット。裏表紙の裏(表3)と奥付の見開きで、平昌EXにスワン姿でリンクインする一枚でした。

 (1)エキシビション「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」(02~25頁)

 目次をめくって、見開きでホタレックさんに担がれてのEX記念撮影の後に、EX特集。平昌スワンというと、「Memorial エキシビションSpecial」や「プリンス 17-18シーズン総集編」がありますが、写真自体を比べると、本書が特別優れているわけではありません。

 しかし、B4のど迫力のサイズを生かして、1ページの中に多くの写真を詰め込まないのがいいです。ゆづファンが求めていることを完璧に理解しています。テキストもこの企画の中では2ページのみに留めていて、まったく気になりません。

 上記2冊との比較で言うと、「Memorial」はサイズが小さいし、半分以上が「平昌オリンピック特別号」と同内容であること。「プリンス」はいろいろ残念な点が多すぎるので、平昌スワン狙いなら、本書が決定版ということでいいんじゃないでしょうか。

 (2)エキシビション公式練習、閉会式・記者会見他(26~65頁)

 エキシビの公式練習というと、サブリンクでの「ショートトラック」や笑顔で他の出演者と交流する写真をイメージされると思います。もちろんそういうショットもしっかり入っています。

 ただ、黒のウェア姿での練習の様子は、「これ、個人戦の前の練習?」というぐらい、真剣な表情で調整・確認していて、インパクトがあります。個人的にはこちらをプッシュしたいですね。

 閉会式、帰国時の空港での様子、解団式、ミッドタウンでの報告会、そして記者クラブでのショットもあり、EX後の状況も全てカバーしてくれました。かつて「通信」がやっていた仕事を、しっかり「引き継いで」くれています。

 (3)世界選手権・SOI(66~79頁)

 この両イベントをわずか14ページにまとめきるとは、なかなか大胆な試みです。目を引くのは、ワールドの女子メダリスト、ケイトリン、新葉ちゃん、知子ちゃん。特に日本の二人が日の丸を掲げる写真は、見開き2ページで大きく、良い表情をしています。

 以上、本誌の内容については、基本的に不満はありません。ところが、次号発売予定が「2018年夏頃」とあって、「え?、CWWも、凱旋パレードも、園遊会もあったんだから、すぐに出せばいいじゃん!」と、ちょっとがっかりです。

 この3つのイベントは、ゆづファンにとって、見たくもないスケーターを見る必要のなかった、心からハッピーになれるものでした。しかも、CWWの「愛蔵版ブック」が送られてくるのは6月以降ですから、まだ先の話。したがって、この3イベントに特化した新刊をGW明けぐらいに出せば、絶対に売れると思うんだけどなぁ・・・。

 ただ一方で、そういう畳み掛けるような出し方をすると、某所から睨まれかねないので、この辺りで一度「戦略的撤退」という判断になったのかも。まぁ、真相は分かりませんが。
 
 では、また明日!

 Jun

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kazuki

 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 おそらく現行のGOE7段階ルール最後の試合になりますが、特に男子に関しては、その弊害が大いに出た内容になりましたね。

 4回転ジャンプに関して言えば、ステップ無しでどんなに見栄えは悪くても、回って降りさえすれば、現行のルールでは、高い基礎点とそこそこの出来栄え点が約束されている。そこにバクチのように挑んでいった選手と、運に助けられた選手たち。で、私の目には何が映ったというと、

  転倒・着氷含めた、汚い4回転の山!

 ということでした。挑んでいる選手たちは、年に数回しかない試合のために人生懸けて必死なのに、「こんなものは、フィギュアスケートじゃない!」と言われてしまう。ならば、ルールおよび採点方式が、しっかりこのスポーツの美しさを担保するように、整備されなきゃいけません。

 印象に残った選手といえば、まずは友野君ですよね。シーズン当初、昨年9月のUSインターナショナルクラシックで、「ウェストサイドストーリー」を初めて見て、こう書きました。

  「男子といえば、羽生と宇野しか知らないという人が見ても、確実に記憶に残るような友野一希のキラープログラムになる可能性がある!」

 なぜGPシリーズにアサインされないのか?シニアの真剣勝負の場で見てみたい!と、度々書いてきました。このブログは「羽生結弦応援ブログ」ですが、今季の友野君の演技についても、かなり詳細にフォローしてきたので、ぜひこの機会に「バックナンバー」の方もご覧ください。

 スコアの出方については、シーズン序盤の厳しすぎる採点を知っているだけに(だから、友野君も平池コーチもキスクラでビックリしていたわけです)、来年のさいたまワールド開催のために、是が非でも3枠が欲しい日本側からの働きかけがあったのかな?という気がしないでもないですが、ただ、このブログで何度も言ってるのは、SP・フリー合わせてクワド3本と3Aを3本、この6本を降りると、「250~260」のラインが期待できるという点です。すでに終わった話ですが、これぐらいのスコアを全日本で出せると「第3の男」に選出されると書いてきました。

 その見立てからすると、友野君の「256.11」というスコアは高すぎるわけではなく、来季以降、この内容を維持して、安定してこのレベルのスコアを出しつづけることで、世界の評価を固めてほしいと思います。やっと、演技内容に世間の評価が追い付いてきたか・・・と感慨深いです。

 刑事君も、今季の「刑事比」ということで言うと、このフリーは決して悪くない内容だったと思います。冒頭の3つのジャンプの出来から、いいじゃない!と思った方はいらっしゃったはず。でも、後半のトリプル各種で着氷が乱れてきて、もったいない所で失点したなぁ・・・という印象です。今季は、腰の痛みで試合を欠場したこともありました。オリンピック含めて、プレッシャーのかかる試合が重なって、よく頑張ったと思います。ゆっくり休んで欲しいですね。

 一方、残念だったのは、ボーヤン。最初の4Lzでフェンスギリギリの着氷になって転倒したため、その後のクワドをいつも以上に慎重に跳びに行った結果、スピードが足りなくて、ことごとく転倒していました。スピードの足りなさと、あとはメンタル的に緊張感が切れてしまったことも、崩れてしまった要因にあるかもしれません。

 しかし、それにしても、ずいぶんと盛大にガッツリと減点してくれましたね。この、ある意味で不当なまでの「中国叩き」は、例の中国人ジャッジ問題を受けて、ISUは「綱紀粛正のアピール」でもしているつもりでしょうか?

 今大会のジャッジ自体、めちゃくちゃとしか言い様がないのに、こういう報復的な採点をする所が、つくづく姑息な組織だなぁ・・・と思います。まぁ、それはそれとして、ボーヤンには、来季の演技でぜひ見返してもらいたいですね。

 他にも、ガッツリと減点を食らったといえば、ヴィンセント君。別の所でも書きましたが、クワド一点突破の構成で大バクチに挑んだ結果、玉砕したケースと言えますか。でも、まだ若い選手ですから、来季のルール変更も見据えて、スピン・ステップ、そして表現面の強化と、せっかくジェフと仕事をしたのだから、演技の幅を広げるようなプログラムで成長することを期待します。

 宇野選手は、怪我の話が事実かどうかの話は置いといて、SPの内容を見れば、フリーはあれぐらいグダってもしょうがないとは思っていました。そう考えると銀メダルは最高の結果ではないですか?内容は最悪ですけど、結果は最高。名古屋もパレードの一つや二つやってあげればいいのにと思います。

 逆にネイサンは、SPのあのジャンプの着氷を見ていたら、フリーは確実に崩れると思っていました。昨シーズンと比べても、明らかにヨレヨレ・バタバタのひどい姿勢での着氷で、回転も怪しいですけど、最終グループの他の滑走者があまりにひどすぎたこともあって、ジャッジも大盤振る舞いしたのかな?と想像。

 ネイサンが「ただ跳んでいるだけ」というのは、それは以前からすでに言われていたことで、問題は「ただ跳んでいるだけのジャンプの質自体が落ちている」ことなんですよね。もっと簡単に言うと、「明らかに回り切れずにそのままズドンと氷上に落ちている」クワドの比率がけっこう増えている。ジャンプの質(高さ・幅)自体はまったく落ちていないボーヤンと明らかに違います。

 それが怪我によるものか、疲労によるものかは分かりません。ただ、今季はローリーやシェイリーンと仕事をして、EXはリショーさんに作ってもらいました。様々な振付師とコラボレーションできる彼ですから、来季以降はジャンプの負担を減らして、もっと可能性を広げてほしいなと思います。それだけの資質と才能は間違いなくある選手ですから。

  あああ、やっぱり羽生君やハビの演技が見たい!

 と、改めて思った大会でした。
 
 では、また明日!

 Jun

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 リザルト関係は「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

 病み上がりのため、夜中の観戦は自粛していました。朝、目が覚めてライストをつけると、ちょうど知子ちゃんのリプレーが流れていて、グリーンルームにはケイトリンと新葉ちゃん。そして、さっとんがその時点で3番ということがわかり、これは大変なことになっているぞ・・・と。

 というわけで変則的ですが、いちおう「生」で見た、最終グループのラスト2人から感想を。

 ザギちゃん優勝は揺るがないと思っていたんですが、見ていてかわいそうになりましたね。彼女の演技中の歓声の多くは、「励まし」ではなく「歓喜」だったはずです。結果的に3コケでしたが、UR・DGの刺さり方も凄まじくて、PCSも五輪の75.03から5点近く下げらました(69.87)。

 タラソワさんが「ザギは五輪以降に3cm伸びた」という話をしたということですが、なんでコーチでもない人が彼女の正確な身長を把握しているのか、ここは疑問。ただ、SPの3Lz-3Loのセカンドで踏ん張りが効いていなかった状態が、フリーもそのまま続いているように見えたので、どこか怪我でもしてるのでは?という風に、演技を見ていて思いました。

 事実は分かりませんよ。でも、いつもの彼女じゃなかったことは確か。ただ、まだ若いんだし、これで終わったわけじゃない。ここからが新たなスタートと思って、まずはしっかり休んでもらいたいですね。バレエ一色のプロから、来季は新たな芸風を開拓してくれることも密かに期待しています。

 そして、最終滑走のコストナー。金メダル獲得の大チャンスでした。ただ、そもそも彼女のプログラムが、ワールドや五輪で金メダルを本気で獲りにいくような構成ではないので、まずは、ノーミスしないと話にならない。それが、経験豊富な彼女であっても、大きなプレッシャーになったかもしれませんね。五輪から技術点は9点ほど落として、さすがにPCSも74.90と、五輪(75.65)から下がりました。

 さて、ここからは、録画したフジの放送を後追いでチェックした際の感想です。

 まずは、新葉ちゃんから。ビックリしたのは、数日前に高山さんの解説を紹介したからじゃないですが、オープニングを2Aから入らず、3Sから入っていたことですね。で、調べてみると、全日本までは2Aからの入りだったのが、2月のチャレンジカップから、冒頭を3Sに変更しています。

 新葉ちゃんの今季の主要大会のプロトコルを見直してみると、フリーの3Sに関して言うと、ロステレはダブルに抜け、中国杯は成功、ファイナル全日本でダブルに抜けと、まさに16-17シーズンの羽生君の4S-3T並みの「鬼門」と言ってもいいですね。もともと、この3Sは前半最後の要素だったので、2Aと入れ替えても基礎点自体は変わらない。おそらく本人がコメントするでしょうが、この決断が当たったのが、フリーでのノーミス演技の原動力だったかもしれません。

 心配していたコンビネーションジャンプのセカンドも、荒川さんが解説していたように余裕があり、最後のステップで「ちょっとスピードが足りないかな・・・」という気はしましたが、よく頑張りました。

 つぎに、知子ちゃん。演技のクオリティは相変わらず高かったですね。前半の3Lz-3Tが刺されるかどうかはジャッジ次第なんで、ここは仕方のない所。もう一つ刺された後半の3連コンボは、これはもう、あれだけルッツで傾きながら、後ろに2つ付けたのは根性・執念ですよ。URがついたことより、転倒してコンボ抜けにならなかったことに拍手を送りたい。

 そして、3Sのダブル抜けと転倒は、結果を知った上で録画の映像を見ているのに、「ああ・・」と思わず声が出てしまいました。3連で無理した影響で、ここで踏ん張りが効かなかったのかな?と、これはしょうがないですね。

 知子ちゃんのミス自体は、UR2つに、ダブル抜け1つと転倒1つ。この内容で、五輪のノーミスフリーのPCS(71.24)より高い「72.52」が出るのはなぜ?という意見をネットで見かけましたが、

   私もさっぱり分かりません!

 でも、本人は必死に頑張って滑りきりました。あの大怪我から復帰して、ここまでやったんだから十分ですよ。

 最後に優勝のオズモンド。前半の2A-3TのSOと、3Lzのアテンション以外はミス無し。シーズン序盤のフリーのグダりぶりを思い返せば、驚異の安定感です。五輪もよかったですが、良い練習を積めたのか、メンタル面の特別なアドバイスを受けたのか、すごく興味があります。

 ただ、ヘルシンキのワールドも銀メダルだったし、スロースターターというか、シーズン終盤になってピークを上げてくる選手、というのは言えるかもしれません。

 波乱の多い大会でしたが、日本勢はしっかり仕事をしてくれました。今日はこればかり言ってますが、まずはゆっくり休んでもらいたいです。

 ただ、PCSについては、もう少し明確な基準を設けて、厳密に採点してもらわないと。ミスをしたら下がるケース。ミスをしても上がるケース。ミス関係なくスコアが決まっていて微動だにしないケース。

 このミラノのワールドだけでも、少なくとも上記3パターンを目撃していて、もうちょっとどうにかなんないの?と、そこだけは苦言を呈したいと思います。

 では、また明日!

 Jun

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