On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:18全米選手権

ross

 まず先だって、平昌五輪のアメリカの女子シングル代表が決まりましたね。予想通り、全米で3位までに入った、テネル、長洲さん、カレンがそのまま選ばれました。四大陸には別の選手が代表に入り、五輪組は四大陸代表から外れました。日本とは真逆の決定ですが、はたしてこれはどちらの判断が正しいのか。五輪本番のパフォーマンスで分かりますね。

 さて、全米選手権の4日目。男子フリーです。先に総合順位だけ書くと、1位・ネイサン、2位・ロス・マイナー、3位・ヴィンセントという、まさかの結果になりました。リッポンは4位。ジェイソンは6位でした。

 もし男子も、女子と同じ時刻に代表が発表されるなら、今晩(日本時間7日夜)に判明するはずですが、揉めて発表が遅れるという噂も出ています。

 まぁ、ぶっちゃけ、かりにリッポンやジェイソンが選ばれたとしても、この2人が五輪のメダル争いに絡むことはまずありえないし、それはロスやヴィンセントについても言えることなので、全米の上位3人をそのまま五輪に送り込むのが最も分かりやすくてフェアだと思いますね。個人的には、リッポンとジェイソンを五輪で観たかったですが、全日本の女子のケースと同じで、やはり大舞台で結果をきっちり出した選手が行くべきです。



 2位のロスから。一言でいって、最高の演技でした。NHK杯でのヴォロさんがかぶるような、親父パワー全開で、観衆はもちろん、Jスポの杉田さん&小塚君、赤平さんの実況・解説陣も一番盛り上がっていたのではないかと。

 彼の今季のフリーは、私は初見なんですけど、タイトルに「Queen Medley」とあって、「でも、どうせ大半は、ボヘミアン・ラプソディなんでしょ?」と思っていたら、なかなかいい線いく選曲で、曲を聴いてるだけでも楽しかったです。wikiも貼っておきますが、この3曲って、Queenをそこそこ聴いている人ならまず知っている曲ばかりなんですが、フィギュアスケートで使われている印象があまり無いのです。

 観客の様子を映像で見ると、年齢層は比較的高い感じなので、オールドファンは大喜びだったと思います。ボストン・ワールドでハビのシナトラが大人気だったわけですし。

 顔を真っ赤にしながら、魂の演技。今大会で最も感銘を受けたパフォーマンスでした。



 3番に入ったヴィンセント。クワド5本、3Aを2本トライしました。しかし、回転不足3つ、ダウングレード1と、グサグサ刺さっているのを見ると、採点時は、アメリカのスケ連的には彼を五輪に行かすつもりはなかったんだろうなと思います。ところが、リッポンとジェイソンの内容が悪すぎて、3位に「繰り上がった」感じです。

 よく、「ネイサンはステップ無しでクワドを跳ぶ」と言われますが、ヴィンセントに関しては、ステップを入れる気はまったく無くて、背後を確認して助走だけで跳ぶという方針で来た感じです。それでも、冒頭の4Lz+3Tに、GOEは+3.00ついているので、このGOEという制度は完全に崩壊しています。

 もちろん、ジャンプ自体は高いので、見栄えはいい。それを5本続けられるかどうかが、ネイサンとの差になっているのでしょう。プロトコルを見ると分かりますが、冒頭からクワド5本、それに続いて3Aが2本という並びで、ロシアの女子の「ジャンプ後半固め打ち」がよく批判されますが、この前半固め打ちも、見ていてけっこう単調ですよ。

 また、腕の振付がバンザイ系のワンパターンなポージングが多くて、まだネイサンの方が色々やっているよなぁ・・・と。

 ヴィンセントの場合、回転不足に不安を抱えるタイプのクワドジャンパーといえます。逆にコリヤダなんかは、ジャンプは高くて回り切れても、着氷までまとめきれないタイプ。前者の場合、ジャッジのその日の方針によってスコアが左右されやすく、つまり他人に委ねる部分が大きいので、ハイリスクハイリターンかもしれません。

 でも、シニア1年目で全ての完成度を高めるのは不可能ですし、とにかく種類と数を跳んで、後はどうぞ!という方針は、ある意味で正しいと言えます。これで五輪代表に選ばれたら、陣営の戦術は正しかったことになります。

 

  優勝したネイサン。冒頭の4F+3Tは高いGOE(+2.86)がついています。このフリーではルッツを(トリプルさえも)一本も跳んでおらず、解説陣のコメントでは、何か理由があるのでは?という感じでした。アクセルジャンプはやはり苦手でミスが出ました。

 怪我をしているとか何とか、いろんな情報がありましたが、今季の彼のフリーの中では良い方だと思います。ただ、海外へのアピール向けに、良いスコアが出ましたね。

 さて、前述のように、女子の五輪組が四大陸にエントリーされていないので、おそらく男子もそうなると思われます。すると、ネイサンたちも、次戦は五輪の団体戦ということになりますね。

 羽生君がこの「315.23」というスコアを見て、焦ってオーバーワークしないように、クリケットのコーチはしっかり目を光らせてほしいものです。この全米はあくまでも参考記録。ブレないでいてもらいたいです。

 ところで、韓国のナショナルで奇跡が起こったようで、明日はジュンファン君の演技をしっかり見てみたいと思います。ブライアンはやっぱり持ってますね。いい流れが来てるぞ!

 では、また明日!

 Jun

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mirai

 全米選手権の3日目。女子フリーです。

 まず、総合順位は、1位・テネル、2位・長洲さん、3位・カレンという結果になりました。五輪代表の発表は現地6日(日本時間7日)で、本大会とグランプリシリーズなどの成績を加味して決められるとのこと。

 4位のアシュリーもGPで良かったわけではないし、やはり今大会の3位までがそのまま五輪代表になるんじゃないでしょうか。



 2位に入った、長洲さんから。冒頭の3Aは、これは足らないでしょ?と思いつつも、認定されてのGOEマイナスという判定。この大会はそういう方針なのでしょう。彼女に限らず、全体的に回転不足の取り方は甘めです。

 NHK杯がそうでしたが、彼女の場合、3A以外のジャンプでミスを連発してしまう点が課題。ただ、このフリーでは、後半のルッツのUR一本に留めました。演技直後から涙が止まらない彼女でしたが、コンディションをもう一段階上げて、オリンピックで頑張ってもらいたいです。



 3位のカレンは、フリーのスコア自体は4位。プロトコルを見ると、エッジエラー1つ、回転不足3つ、ダウングレード1つと、苦しい演技でした。

 解説の鈴木明子さんが「ジャンプは幅があって大きい」と言っているのは、その通りなんですけど、その後のコントロールが効いていません。特にコンビネーションジャンプだと、1本目はドン!と跳ぶんですが、2本目では回転の勢いが無くなり、そのまま詰まって落ちる。調子の悪い時の樋口さんのような感じです。

 魅力溢れる選手なので、個人的には応援しているんですが、ジャンプの問題を解決して、演技が安定してこないと、トップレベルの大会で台乗りするには厳しい感じはします。



 優勝はテネルさん。2Aで回転不足がありましたが、ノーミスだったら220点超えということですか。別に彼女に恨みがあるわけじゃないですが、この子の何がいいのかな?と思って放送を見ていても、「ジャンプのミスが少ない」という部分以外、私にはちょっと思い当たりません。

 長身で細身の体型なのに、上半身の動きが、ブツ切りな感じに見えるのはなぜだろうかと。単純に身体に柔軟性が無いというだけでなく、スケーティングスピードの遅さにもあるような気がします。例えば、これがカレンだと、ジャンプはボロボロだけど、もっとスケートが「走っている」感じがあります。ただ、あくまでもこれは私の印象、好き嫌いのレベルですので、悪しからず。

 ところで、本人もTwitterでつぶやいていたそうですが、グレイシーがやる気になっているという話ですね。いま抱えている問題をクリアすれば、彼女ならすぐに国内で一番になれるのでは?と思います。年齢的にも、北京も十分頑張れるはずで、ぜひまたチャレンジしてもらいたいですね。

 では、また明日!

 Jun

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jason

 熱が下がらないので、今朝(5日・朝)、かかりつけの内科に行き、検査をし直すと、「B型インフルエンザが出てますよ」ということでした。

 1日に検査をした際は検出されず、「念のために」ということでイナビルを出してもらったんですが、その後に感染したのではないか、という話です。元日に病院に行った後、一歩も外に出ていないんですが、ウチの家族の誰かからか・・・よく分かりません。また今日もイナビルを吸ってきました。

 B型は37度~38度の熱がずっと続く感じで、高熱の出るA型とは違います。普通の風邪のような症状なので、皆さまもお気をつけください。

 全米選手権の2日目。男子SPです。こんな体調なんで、上位の3人だけでご勘弁ください。



 ネイサンは104.45で首位発進。ボーヤンのスパイダーマン的な衣装になっていてビックリ!モダンでおしゃれなこの曲とは、ややミスマッチのような気が・・・。

 4回転の調子はいい感じでしたが、鬼門の3Aでミスが出ました。単発の4Tについて、解説の杉田秀男さんが「ちょっとステップが少ないかな・・・」とボヤいてました。それでも、GOEは+1.86出ているので、極端な話、ステップ無しでクワドを跳ぶ場合と、ステップを入れて跳ぶ場合(かりに+3.00の満点をもらえたとして)とでは、1点ちょいしか変わらない。GOEの段階を増やすのは、当然の流れだと思います。



 リッポンは、96.52で2位。杉田さんが、「今季の彼のベストパフォーマンスでは?」と絶賛。また、「ジャッジの立場から、この演技を見た時に、チェックする部分がほとんど無い」、つまりレビューの必要のないほどの、隙の無い演技。素晴らしかったです。

 クワドレスのSPのスコアとして、96点は出しすぎな気がしないでもないですが、内容自体は良いので、それほど不満は感じません。



 ジェイソンは93.23で3位。それでも、冒頭の3Aは両足着氷でGOEマイナスとなっています。特筆すべきは、PCSが47.29とかなりの高評価で、ネイサンやリッポンよりも上回っています。

 杉田さんは、「シャープな動きのリッポンとは対照的で、柔軟性を生かした他の選手には真似できない動きがどんどん飛び出してくる」とコメントしていて、まったく同感です。実況の赤平大さんも「彼はシームレス(継ぎ目がない)な動きですよね」と絶賛していて、シームレスでありつつ、独創的かつ複雑な動きが、彼の魅力です。

 このブログでも何度も言ってますけど、ジェイソンの演技は、ジャンプのミスがあってもそれを数秒で忘れてしまうほど、その後の動きが本当にワクワクさせられるんですよね。

 平昌五輪の男子シングルのアメリカの枠は3つ。実は男子の「3枠」って日本とアメリカだけだったんですね。

 フリーについて展望してみると、スコアが出る構成なので多少のコケ・抜けがあってもネイサンの優勝は揺るがないでしょう。リッポンも、フリーで崩れる印象はないので、3番以内は堅いかと。

 問題はジェイソンですよね。フリーでなんとか踏ん張って、この3人をオリンピックで観たいなと思います。

 では、また明日!

 Jun

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mirai

 日本時間の1月4日のお昼から全米選手権が始まりました。Jスポでは4日連続で生中継で、1日目は女子のSP。今日の放送だけで、3時間30分ほどのボリュームで適度に早送りしながら見ていました。

 平昌五輪でのアメリカの女子シングルの枠は3人。五輪の枠といえば、「日本の男子に3枠もいらんでしょ!女子に1つあげよう!」なんてずっと言われてきましたが、今日の放送を見ていて思ったのは、アメリカの女子は違う意味で深刻だなと。3人に、誰が選ばれたとしても、五輪ではメダルどころか最終グループにも残れない可能性が高そうです。

 もちろん、全米より全日本の方が「レベルが高い」とは言いません。ただ、ロシア選手権を見た後だと、こりゃ、あかんなぁ・・・という思いを強くしました。以下、上位3人を順番に。



tennellsp

 1位のテネルさん。スケアメで3番に入るまで、私はまったく知らなかった選手です。解説の鈴木明子さんが「70点・・・超えるでしょうか?」みたいな話をしていてスコアを待っていると、もっと良い点がガツンと出ました。

 全日本の坂本さんのSPが73.59で、TESが40.93でしたが、この構成でなんで40.88も出るの?・・・このルッツのコンビネーションにGOE+1.80だって?・・・と、まぁ、「ナショナル」というのは、自国のトップ選手の存在感を世界にアピールする意味があるとはいえ、内容とスコアがちょっと釣り合っていない。

 ステップの時も、上半身の動きが硬くてぎこちないし。スケアメも含めて、大きなミスをしないという点が、この選手の強味でしょうか。



miraisp

 実況の小林千鶴さんの情報で、長洲さんは「ワールドに2回しか出ていない(2010年・2016年)」という話がありました。4位に入ったバンクーバー五輪の直後(トリノ大会)と、ボストン大会ですが、彼女が再びアメリカ女子のトップ争いしていることは、何を意味するのか。

 それは、やっぱり、若手が育っていないのだなと。それを言ったら、北米という括りだと、カナダだってケイトリン一強状態で、デールマンも本調子ではないし、人材難が顕著ですね。

 さて、長洲さんの演技については、彼女の3Aの特徴は高さにあると思っています。高く上がって、回転が足りずにそのままズドンと落ちるのが良くないときのケース。今回もちょっと足りないんじゃない?と思ったんですが、3A自体は認定されて着氷の乱れをGOEでマイナスされました。でも、これだけガッシリした体型で、しかも24歳という年齢で3Aに挑戦していることが、素晴らしいです。



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 3位がカレン・チェン。1年前の全米の順位が番組冒頭で表示されていて、214.22で彼女が優勝しました。その後、ヘルシンキでは三原舞依ちゃんを抑えて4番に入っています。いまいちテレビで見ているだけでは、その実力が分からなかったんですが、代々木での国別で彼女の演技を生で観ると、身体は小さいのに存在感をビシビシ感じました。おそらく、ジャンプ、スケーティング、振付、そして衣装と、トータルで力と華のある選手なんだと思います。

 今季は、スケカナ7位、スケアメ8位と不調です。これは私以外も感じておられる方はいると思いますが、明らかに太ももや上半身の肉付きが良くなったというか、特にジャンプをきっちり回り切って降りることに苦労しているように見えます。このSPでも、冒頭のコンビネーションのセカンドでURを取られました。

 他にも、アシュリーやマライア・ベルのような選手も出場していましたが、テネルと長洲さんは決まりかなという気がします。カレンが3番を死守できるか、アシュリーがフリーで順位を上げられるか。この順位次第では、もしかすると、3人目はけっこう揉めることになるかもしれません。

 明日は男子SPです。こりゃ、ネイサンにも相当な高得点を出しそうな予感がします・・・。

 では、また明日!

 Jun

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