On the Back of the Flyer

TOEICテストメモ、羽生結弦選手、日々のアレコレを綴ります。

タグ:Hope&Legacy

yano

 私のブログでも折に触れて紹介してきた、ライターのいとうやまねさんが、音響デザイナーの矢野桂一さんについて執筆したエッセイがTwitter上で話題になっています。

 「音響デザイナー・矢野桂一が紡ぐ『フィギュアスケート音楽』の世界(前編)

 矢野さんというと、「Life Vol.4」の「ニッポンのフィギュアスケートをつくる人・支える人」で取り上げられていて、この方が「SEIMEI」の編曲においてたいへんなご尽力をされていたことに驚きました。多少光で読みづらい部分もありますが、画像を拡大すると記事の大体の内容は分かると思います。

 フィギュアスケートの楽曲編集という分野で、矢野さんが第一人者ということは、私も承知していたので、個人的に気になった部分を取り上げてみます。

 ・小塚君にジブリの曲の使用許可が下りなかった件

 「ホプレガ」の使用許可を得るために、矢野さんが関係者を連れて、久石さんの所に頭を下げにいった経緯を読んで、ハッと思ったことがあります。

 おそらく、小塚君のケースでは、ジブリとは別に久石さん側からも許可をもらわないといけなかったんじゃないか?と。

 というのも、ゲーム実況でドラクエシリーズをプレイする際、素人の生主が勝手に配信する場合は別として、個人放送で、スクウェア・エニックスから許諾をもらってDQシリーズのプレイをするのは、現状ではほぼ「不可能」と言われています。

 理由は、スクエニからの許可だけでは無理で、DQの音楽担当のすぎやまこういちさんの楽曲の管理会社、「スギヤマ工房」からOKをもらうのがたいへん難しいという話です。

 しかし、去年の秋ごろのインタビューを読んでる分には、羽生君は「二曲をつなげた」と簡単に言ってましたが、このようなデリケートな大人の交渉事が発生しているとは、知りませんでした。

 ・ホプレガの「大変さ」とは別に、「プリンス」ってどうなってたの?

 YouTubeに上がっている「Let's Go Crazy」の演技動画の音声が、つぎつぎと「ミュート」される事態になりましたよね。どうしてこんなことになってんの?という話なんですが、おそらく、ジェフに一任したことで、後からこういう問題が持ち上がったのだなと思います。

 矢野さんと羽生君の仕事ということだと、「SEIMEI」と「ホプレガ」の話は出ましたが、「バラ1」や「プリンス」の話が出ていないことを鑑みると、SPの方は矢野さんは絡んでいないのかもしれません。

 まぁ、あとで「ミュート」やら何やらの事態が起ころうが、我々がしっかり試合映像を捕獲して円盤に焼けばいいだけの話なので、本人が気持ちよく演じてくれることが第一ですよね。

 で、がぜん気になるのが、来季のフリーですよ。先日、濱田コーチのお弟子さんたちのプログラムが一斉に情報解禁になりましたが、

  羽生君のフリーは結局どうなった?デイヴィッドなの?シェイリーンなの?

 と、ファンとしては焦りを感じますよね。上述の「SEIMEI」や「ホプレガ」のように、羽生君が曲を選んで矢野さんに依頼するという、ここ数年のフリーのパターンなのか。

 あるいは、曲選びの段階からデイヴィッドとブライアンに完全に任せたのか。そういえば、シェイリーンとの仕事では、「オペラ座の怪人」も羽生君の希望だったことを考えると、彼女が「この曲どう?」と羽生君に推薦するパターンって無かったですね。

 いやぁ・・・羽生君の来季フリーの話が、このエッセイでまったく出てこないのは不気味だなぁ。矢野さんが一緒に仕事をしているからこそ「ノーコメント」なのか、あるいはまったく関わってないから、話に出なかったのか。

 「後編」でその話が出てくることは無さそうですが、続きも期待しましょう。

 ちなみに、初出は「フィギュアスケートファン」でしたが、いとうやまねさんの「Hope & Legacy」のプログラム解説もこちらのウェブサイトで読めますので、ぜひどうぞ。

 では、また明日!

 Jun

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 朝っぱらから、なかなかハードな思いをしながらも、無事にロッテキシリトールの壁紙をゲットできました。おそらく、ロッテ側ではダウンロード数を把握しているはずですが、間違いなく、羽生君がダントツでしょうね。

 私はこの「ガチャゲー」を上記の通り20~30分(たぶん50回ほど)やりましたけど、キャンペーンの20人全員が登場して、最後に羽生君が降臨。特に遭遇回数が多かったのは、石浦関、花江夏樹さん、ヤバイTシャツ屋さん、この御三方辺りでしょうか。

 逆に、羽生君並みにレアだったのは、小松菜奈さんと平沢大河選手。たぶん1回だけだった気がします。ちなみに、羽生君を一度引いた後にもう少し続けてみると、ものの数回で再登場したので、

  別に羽生君がSSR級にレアというわけではない!

 ということは言えると思います。

 さて、本ブログを開設したのは2016年5月3日だったんですが、羽生君の記事を最初に投稿したのは、ちょうど一年前の5月18日でした。そこから、一日一本をノルマにコツコツ続けて、なんとか365本に到達しました。読者の皆さまのお支えあってのことです。本当に有難うございました。

 一年前、つまり最初の記事は何だったかというと、これでした。

  「キシリトールファイルをゲット!

 だから、このキシリトールのキャンペーンもちょうど5月のこの時期ということなのでしょうね。

 一年前の5月といえば、ボストンワールド後に左足甲の負傷とリハビリが発表されて一か月。「殿利息」の映画が公開され(初日は5月14日)、「負傷後の本人の声」はジュエルズの3号(5月30日発売)で伝えられました。

 その頃から考えると、まず何といっても、この16-17シーズンを、羽生君が怪我の再発もなく乗り越えて、無事オフに入ったことを喜びたいと思います。

 怪我明けで例年よりも準備が遅れたにも関わらず、「Let's Go Crazy」と「Hope & Legacy」という野心的なプログラムを披露。GPFの四連覇。そして、最重要と言われていたワールドを獲り、フリーのパーソナルベストも更新。



 GPFのSPは、まだ4Loが不安定な頃でしたけど、この苦笑いと、それで吹っ切れたのか、「このノリでいっちゃえ!」的なマインドになった羽生君が、最高にワイルドな演技を見せてくれた「唯一無二の瞬間」だと思っています。紫を基調とした会場と、ファンの声援で最高の雰囲気ですよね。

 もしかりに、その後の試合でSPをノーミスで滑ることができて、スコアも110.95を更新できていたとしても、このマルセイユのようなライブ感が出ていたかというと、どうだろうなぁ・・・という気がします。



 ワールドのホプレガについては、まず、フィギュアスケートのプログラムとしては完璧だった、という一言に尽きます。ただ、私個人としては、この演技のどこがどう素晴らしいというような批評家的な見方が(いまはまだ)あまりできないんですよね。

 このプログラムを1シーズン見てきて、序盤戦ではスタミナ切れになったり、4Loで失敗し、4Sが安定せず、4S+3Tの「壁」に何度も阻まれ・・・と、正直見ていて辛いことの方が多かったです。

 「Let's Go Crazy」が、多少のミスがあっても「それがある種の荒々しさというか崩しの美」を生むことで違った魅力を放つプログラムだったのに対し、「Hope & Legacy」は、静謐でいて精密、だからこそ、完璧でなければガクっと完成度が落ちるというか・・・。

 ワールドも祈るような気持ちで見ていて、終わったらホッして・・・と。で、見返すたびに、このプログラムに羽生君が「苦労してきた姿」ばかりが思い出されてきて、こみ上げてくるものがあるのです。私にとってはなかなか平常心では向き合えない、そんな作品ですね。何年か後に見れば、また印象は変わってくると思います。

 話がしめっぽくなったので、明るく締めましょう。ここ数日、集中的に12-13シーズンの映像を見てきて、ダムパリ的な「王道クラシック」を、「これだよ!これ!」という感じで、実はファンのみんなが待ちのぞんでいるんじゃないか?と、そんな気がしています。

 ある筋の情報では、羽生君は今年のDOIはスケジュールの都合で参加できないという話だとか。で、ハビは7月末にデイヴィッドとスペインで振付をするという情報もあり、となると、羽生君がデイヴィッドとフリープログラムを作るなら7月前半しかないなぁ・・・なんて、想像も膨らみます。

 FaOIでの来日でその辺りは本人が語ってくれそうな気がします。楽しみに待ちましょう。

 では、また明日!

 Jun

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 2016年12月16日発売。前号「スケアメ・スケカナ特集」は(1)と(2)という形で記事を2回に分けて、私自身は、全編大いに楽しませてもらいました。アマゾンの一部のレビュアーからは、前号の羽生君と昌磨君の二分割表紙を「(宇野君の)ゴリ押し」と叩かれ、今回羽生君のみの表紙になったら「表紙で釣っている」とまた叩かれる。どうしたらええねん?って話ですよね。

 今日は、前号と同様にまずは、羽生君関連の記事をご紹介します。

 「羽生結弦『再び、前人未踏の地へ』」(4~40頁)と題した特集の中で、テキストは、

 ・ 折山淑美氏によるオータム~NHK杯までのレポート(6~11頁)

 ・ いとうやまね氏によるホプレガ解説(34~35頁)

 以上の2つです。これらの内容については後述するとして、先に掲載写真について見ておきます。撮影はほぼ大多数が高須力氏。一部、岸本勉氏のものもあります。

 ・「パープルプリンス」が10枚(ここでは「ホワイト」は無し)。エンディング手前のギターソロに合わせて「ズサー」って所の連続写真を「見開き2頁で右から左へ4枚並べての掲載」というのは珍しいですね。このプリンスは、(画像編集等の効果によるものか?)、紫の衣装とリンクの白とのコントラストが強めに出ているように見えます。白がちょっと目に突き刺さるぐらい強烈。

 ・「ホプレガ」は12枚。これにプラスして、表彰式(ホプレガ衣装)が6枚。こちらは「白」はそんなに感じません。プリンスの写真と比べて気づいたのは、羽生君の表情、これは適切な表現か自信がないですが、「目に込める力の入れ方」が違うように見えます。

 プリンスの時は、「見る物を射抜くような力強い視線」、つまり他者に向いている。他方、ホプレガは「自然体」で、流れにまかせて演技に没頭していて、つまり「自己の内面に向いている」ような印象です。

 プリンスとホプレガの写真をこれまで何冊もの雑誌で見ているとはいえ、なぜ今回このような「気づき」があったのかというと、掲載写真の少なさがその理由かもしれません。

 ページをめくってプリンスからホプレガへ、終わったらまた最初からめくり、今度はホプレガからプリンスへ戻りめくりもし、という中で、ふと感じたのでした。

 また、表彰台に笑顔でダッシュ(?)する羽生君を真正面からとらえた、2ページぶちぬき写真(32~33頁)は必見。本号のゆづ君写真のハイライトと言えるでしょう。

 ・「スワン」が8枚。8枚のうちの6枚が2ページに収まっていて、残りの2枚も後向き(11頁)や横向き(36~37頁)のもので、わざわざこれにする必要あった?と、スワンのセレクトはやや不満です。

 ・ UA長袖ウェアが10枚に代表ジャージが4枚。うーむ、「通信」で演技以外の写真を大量に見た後だと、ちょっとなぁ・・・と評価は厳しめになるかも。40頁の代表ジャージで笑顔の写真も真横からのショットでちょっともったいない気もします。

 これに、GPシリーズを振り返るという企画で、スケカナの部分の44~45頁では、「ホワイトプリンス」バージョンの「ズサー」を真横から写したショットがありますが、羽生君の顔がちょうど「谷折り」のラインになっていて、なんでもうちょっとズラさないの?と、せっかくの躍動感ある写真がもったいないです。

 次にテキストについて。折山氏の文章について、私は最後の羽生君の発言に思わず、うーむ・・・と悩んでしまいました。「Let's Go Crazy」と「Hope & Legacy」という2曲を選んだ理由について、羽生君はこう答えたといいます。

  「曲が違うから変わるというのではなく、自分の中からまったく違った演技が出てくることを目指してやりたい。その意味では自分の表現の軸というものを、より強く出したいなと思うシーズンでもあると思います。」

 なぜ、何がどう違うのかをすぐに訊かないのか?と、この消化不良気味の気持ちをどうしてくれる?という後味です。

 ただ、上述した写真から私が感じた「視線と表情の違い」という部分からその意味を私なりに解釈するならば、

 「プリンスだから目力強め、ホプレガだから自然体と、前もって演じ分けているのではない。試合で、それぞれのプログラムをお客さんの前で演じる中で、新しい自分の演技が生まれることを期待している。」

 そんな所でしょうかね。つまり、プログラムごとの表情の違いというより、プリンスでもホプレガでも、シーズン当初の手探りの状態から、シーズン終盤の理想とする演技へと変化・進化することで、「結果的にいままでとは違う羽生結弦をお見せできる(かもしれませんよ)」という意味なのかも。衣装の違いや、ジャンプの成功・失敗、スコアばかり見てしまいがちですが、表情や表現の変化も、見ていかなきゃなと思います。

 次に、いとうやまねさんの「プログラムに秘められた物語」のホプレガ版。前号と併せて、これで今季の羽生君のSP・FS・EXのすべての物語が揃ったわけです。

 ホプレガの解説といえば、「WFS extra」でシェイリーンの完全解説があるので、よく引き受けたなぁ・・・と思うのですが、おそらくextraが出る前に執筆を終えているのでしょう。

 羽生君の「自然のものを表現したい」という発言から、「仙台の地に伝わる神話」、とくに七北田川(ななきたがわ)とその水源の泉ヶ岳の逸話を紹介し、そこから羽生君を「古来より人々に崇拝されている泉ヶ岳の水神」と重ね合わせています。

 そこから、「Asian Dream Song」の楽曲解説に移ります。もともと96年に発表された久石譲さんのこの曲を、98年の長野五輪・パラリンピックに合わせて、ドリアン助川さんが歌詞をつけて、宮沢和史さんが歌う形でリメイクされました。

  「障がい者であっても希望(ホープ)を持って生きること。希望を持てば、必ず乗り越えられること。アスリートとしての姿を見せ、障がい者も健常者も共に生きられる世界、その新しい価値観を作り出すことがレガシー(遺産)になる。」

 いとうさんは、長野パラリンピックの共有テーマをこう説明しています。長野五輪といえば借金問題がいま言われてますが、ジャブジャブ税金を投入して出来上がったハコモノばかりがレガシーじゃないぞ!というメッセージも同時に発信していたのは興味深いですね。

 さらに、久石さんの著書から以下の発言を引いています。

  「映画を作ろう、映画をやろうという人は、想像力に溢れている。自分の持てるすべてを投入して映画を撮っている。こちらもそれに太刀打ちできるだけのもので応えなければならない。監督は、実は自分の要求したイメージの殻を突き破るような新鮮味のある音楽を求めているのだ。」

 これを、いとうさんは、「コーチと選手、振付師と選手は、映画監督と音楽家の関係によく似ている。互いにすり合わせ、ぶつかり合いながら、さらなる上を懸命に模索する。"要求したイメージの殻を突き破るような"羽生の進化はつづく。その中にこそ、希望と遺産が生まれるのだ」、と結んでいます。

 映画監督と音楽家の関係があまりイメージできないんですが、シンクロナイズドスイミングの井村雅代コーチの著書を読んでいた時、すげーな!と思ったことがあります。

 井村コーチが、奥野史子さんの「夜叉の舞」の楽曲を、大沢みずほさんという作曲家の方に依頼するんですが、「前半はいい。後半はイメージがちがう。作り直してほしい」と井村さんから大沢さんはダメ出しされます。どこがどう違うのか分からないので、持ち帰ってやり直し、再びプールへ持ってくる。すると、「ここ、全然よくないです」と別の箇所で、井村さんに大声で怒鳴られる。作り直してまたプールに行くと、「振り付けを変えるから、音楽も変えてほしい」と言われ、この期に及んでそんなことを言うのか!と、まぁ、苦労話がたくさん明かされていました。

 久石さんほどの大御所に、例えば宮崎駿監督や北野武監督であっても、ここまでダメ出しするとは思えませんが、「いままで誰も見たことのない新しいものを創造していこう!」という「共同作業」の形跡は、今季の羽生君のプログラムで随所に見られるように感じますね。

 では、また明日!

 Jun

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gpffpjudge

gpffsprotocol

 日曜夜8時からのテレ朝の放送前、夕方4時過ぎから書き始めています。疲れているので、一点のみ問題提起させてください。

 フリー自体はライストで見ただけで、その後の公式会見やネット記事等はフォローできていませんが、おそらく、ゆづファンの中でのFSに対する最大の関心事は、4Loよりもこっちだと思います。

 後半の4S+3Tの精度の悪さをどう考えているのか。前半の4Sに3Tのコンビネーションをつけた方がリスクが少ないのではないか?

 ライストで見た後に、実況スレ(※「なんでも実況S」の「フィギュアスケート実況スレ本部」)を見直してみると、あそこは目視でURを判別できるような凄い人も熱心に書き込みをしているんですが、「前半にコンビをつけた方がよい!」という意見をかなり見かけました。

 私には何が正解なのかは分かりません。ただ、場合によっては、4Loの失敗よりもゴッソリ失点する(実際している)この部分について、あの完璧主義者の羽生君、そしてブライアンも、何も考えていないはずがありません。参考までにプロトコルを再掲しておきます。

(1)オータム→3S+2T
autumnfs

(2)スケカナ→2S+3T
skatecanadafs

(3)NHK杯4S+REP
nhkfs

(4)GPF→4S+REP
gpffs

 「4S+3T」を予定していた部分の成功率は、確かに0%です。

 ただ、最初の2戦では、後半の4S自体を跳べず、3Sや2Sに留まって、コンビネーションを付けていたのが、ここ2試合では、4S自体は飛べている(転倒していますが)という見方もできますね。

 ウチの雑誌(「マガジン シーズンスタート」)をチェックしてみると、スケカナの2Sについては、こんなやり取りをしています。

 ―― 後半のサルコーを抜くと決めたのは、どのタイミングだったのですか?

  「いや、抜けちゃっただけです。すいません、失敗です、はい(笑)。」

 ちなみに、現在、私の手元にはNHK杯後の羽生君の発言を収録している雑誌は2冊(「Number 916」「日刊中盤号」)しか無いんですが、FSの後半について、日刊の方に発言が収録されています。

  「しっかり4回転回りきっての4つというのは初めてですし、その中で最後のアクセルは、トリプルつけることができなかったですけど、後半のトリプルアクセル2つは身体にきますし、点数的にも印象的にも、やはり自分の武器であるので。そういった面では良かったと思います。

 陣営がどう考えているか分かりませんが、例えば、次の全日本で、いきなりコンボを前半に移動、という必要は無いような気がします。

yuzucoach

 羽生結弦コーチ誕生もそう遠い未来ではないかも・・・。10年以内かな?

 では、また明日!

 Jun

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 ※どこのモデルさんたちかと・・・。オシャレ度はポゴが一番ですな。

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 2016年11月26日発売。ご紹介が遅れてすみません。若干「今さら感」がありますが、GPFの男子シングルのFSが日曜早朝の4:20~ですから、羽生君の演技の余韻に浸りつつ、お読みいただけたらと思います。

 ゆづファンでこのextraを購入された方は、ほぼ例外なく、「シェイリーン・ボーンが語る『Hope & Legacy』」目当てかと思われます。羽生君の今季新プロに関して、SPのバトルのインタは各誌ですでに掲載されていますが、シェイリーンのホプレガに関する発言は本邦初公開(てか世界初!)だと思います。

 シェイリーン自身は、アイスショーやNHKの番組などで来日していましたが、それは夏頃のはずで、まだ情報解禁の許可が下りていなかったのでしょうね。ちなみに、このインタは「NHK杯の前」に行われたようです。

 以下、彼女の発言の引用だらけになりますが、そうせざるをえないほどの、一級品の価値のある内容なので、ご了承ください。

 ・ 音楽の選択について

  「振付を始めるときに、彼はこの曲と心に決めて持ってきてくれました。・・・1998年の長野パラリンピックのテーマ曲で、『この年にぼくはスケートを始めたんだ』と話してくれました。・・・私にとっても、この話を聞いたことが、『Hope & Legacy』のテーマに結びつきました。

 ・ 描きたいと思ったこと

  「彼の人生におけるさまざまな経験、彼が氷に足を踏み入れた瞬間からこれまでに、彼自身が経験してきた旅を、そのままプログラムのなかで描きたいと思ったのです。・・・プログラムの最初の部分は、氷を知っていくことについて語っています。とても静かな始まりですが、それは彼が『発見』していくからなんです。次第に、彼は氷を知り、自分自身を解放できるようになっていきます。本物の旅が始まるんです。エモーションが上がったり下がったりする、ジェットコースターのような旅です。そのことを、フットワークを通して表現しているんです。」

 ・ ゆづと交わした会話

  「たぶん、振付を始めた初日は、滑っている時間よりも話し合っている時間のほうが長かったと思うわ。彼自身の感じ方や感情について、そしてそれをどうすれば表現できるのか、そういうことを話し合っていたの。」

  「じつは、プログラムが完成したあとも、しばらく一緒に過ごしたんです。今回が初めての試みだったのですが、オフアイスのフロアで一緒に練習をしました。私がフロアで動きの1つ1つを分解してやって見せ、それを彼が続けて動く、という流れでしたが、彼を見ているのは本当に楽しかったし、興味深かった。・・・そのときはまだ彼はジャンプの練習ができない時期で、プログラムそのものに集中することができた。・・・床の上で、ダンサーとしての彼を見ることができたのは私も幸運でした。

 ・過去2シーズンを振り返る

  「最初の年(14-15)は、ご存じのようにブライアン・オーサーが私にメールをくれて、『ユヅルにきみのプログラムを滑らせたい』と言ってくれたわけですが、その時点でユヅルは『オペラ座の怪人』で滑りたいという希望をもっていました。私は正直言うと、それまでにたくさんの選手が『オペラ座の怪人』を滑ったのを見てきましたから、ためらいがあったんです。けれど、ユヅルの長年の願いを実現しようと思いました。・・・4日間しか振付のための時間がとれなくて、でもできる限り新しいことに挑戦しようとする彼の姿勢には感銘を受けたものでした。」

  「2年目の『SEIMEI』のときは、曲をみつけてきたのは彼でしたが、私たちは一緒に編曲に取り組みました。私も聴いたとたんに『こんなプログラムを作りたい』というイメージが湧いたのですが、彼のほうも実現したいことがあって、プログラムにより積極的に参加してくれた。お互いに、率直に話し合えるようになりました。日本文化を学ぶこともとても楽しみました。・・・シーズンを通して彼が『SEIMEI』のキャラクターを自分のものにしていく姿を見てくることができて、私も感無量でした。彼が誰かを演じているわけではなくて、彼そのものが主人公として在った。

  「彼はこのスポーツに大きなギフトを贈った。ユヅルのいちばん素晴らしいところはここなんです。・・・彼の演技を見たことで、たくさんのスケーターがさらに上を目指して練習を積むようになりました。・・・『Hope & Legacy』のプログラムも、同じように説明ができると思う。このプログラムは彼そのもの。ユヅルこそが希望であり、レガシーです。ユヅル・ハニュウは、つねに前に進み続けたアスリートとして、諦めないこと、信じることを、若いスケーターと彼を見るすべての人々に伝え続けたアスリートとして、これからも長く歴史に名前を刻む存在になると、私は信じています。」

 ・ 「Hope & Legacy」の真のストーリー

 (1)オープニングの場面
  
  「最初のシーンで、ユヅルは前に踏み出しながら片手を前に差し伸べますが、これは彼と氷との出会いを示しています。目の前に広がるイマジネーションは、最終的なゴールとしてのオリンピックの光景でしょうか。彼はその光景を垣間見て、憧れの手を伸ばします。でも、すぐにそれをつかむことはできません。彼は手を引っ込めて、一連のシークエンスを滑ります。『何事も努力なく与えられるものはない。さあ、氷に乗って、努力をはじめなくては』という場面です。」

 (2)苦闘と喜び

  「サークル状のフットワークのあと、ユヅルが両手を前に出して、そこを覗き込むところがありますね。あの場面では、ユヅルは鏡のなかの自分自身を発見します。彼は自分の影を鏡のなかに見つけますが、多くの場合、自分の最大の批判者は自分自身です。ユヅルは鏡の中の自分が気に入りません。恐れもあるし、自分自身に対して厳しくしすぎてもいる。自分の欠点を見てしまいます。でも次の瞬間、彼は腕を突き放すようにその場を離れます。鏡を壊し、進み続けようとするんです。

  「4回目の4回転ジャンプのあと、彼は胸に手を当て、自分の心臓の音、心の声を感じ取ります。自分の感情と向き合う段階に達するんです。今年、怪我を通して彼は自分と向き合い、動きを心で感じる新しいパースペクティブを手に入れました。ただスケートのことだけに集中するのではなく、人生全体を考えるようになった。心を感じ、それを解放することができるようになる・・・・・・まるで、突然翼が生えるような瞬間です。彼は飛び立つんです。」

 (3)最後のシーン

  「じつは、オープニングの場面に戻るんです。彼は手を差し伸べ、その手を握りしめます。目標に到達し、勝利と夢をつかむんです。けれど彼はそれを独占しようとはしません。一度抱きしめると、腕を開き、心を開いて、希望とインスピレーションを世界中の人たちと分かち合うんです。最後の場面は、見ているみなさんのための場面なんですよ。

  「どれだけユヅルがみなさんに感謝をしているか。彼はただ自分が綺麗に滑りたいというだけではなく、自分が滑ることにもっと大きな目的をもたせたいと考えている。周りの人々と分かち合うこと、他者のために、他者と寄り添って生きること。その場にいる、またテレビを通して見ているすべての人々にとって、素晴らしいメッセージになると思います。」

  「どんなスポーツも、観衆がいなくては成り立ちません。ユヅルはみなさんに彼の一部になってほしいと思っているんです。そして一緒に分かち合おうとしています。これこそが、『Hope & Legacy』の真のストーリーです。」

  「彼の内側には、本当の美があります。すべての人々への感謝の心、氷への尊敬。そうした美しい気持ちが、彼自身の手によって、このプログラムのなかに流し込まれているんです。その一助になれたことが、スケートに関わる者として本当にうれしい。また一緒に氷に乗って、彼のテーマをさらに発展させる手助けができることを心待ちにしています。」

 いやぁ、いちいち注釈をつけることが憚られる、完全解説ですね。これぞ決定版。全ての謎が解けた感があります。これを知っていると知っていないとでは、我々ファンのプログラムへの理解に天と地ほどの開きが出てくるんじゃないでしょうか。

 しかし、シェイリーンがこれら一つひとつの振付の「意図」をすべて羽生君に伝達して、試合で彼がその通りに演じているとして、なぜトロントの取材の場で、彼は「自然のものを表現したい」というボヤかした発言に留めたのか。もしかすると、9月の段階では、まだシェイリーンのアイデアもここまで絞り込めていなくて、具体的な振付という形に落とし込めていなかった・・・・ということでしょうかね。

 いずれにしても、振付師によるプログラム解説は「これぐらいやってほしい!」というひとつの到達点ですね。このシェイリーンのインタだけでも、今季16-17シーズンの雑誌の中でも、ゆづファンにとってはマストアイテム中のマストアイテム、最重要の一冊と言えます。絶対に買いましょう!

 では、また明日!

 Jun

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