スポーツ紙振り返り(2020.12.27)

スポーツ紙振り返り(2020.12.27)

(1)スポニチ

さて、今日はフリー翌日の12月27日のスポーツ新聞各紙です。前日に続いて、東スポ以外の6紙を揃えました。

まずは、小海途良幹カメラマンを擁するスポニチ。先に、下記の他紙の写真にざっと目を通していただきたいのですが、前日の「Let Me Entertain You」と比べて、けっこう同じ写真が使われているなぁ・・・と思うのです。

そんな中にあって、1枚目の特大ポスターは「背中に翼」と題して、精巧な鳥の刺繍にフォーカスしています。さすがに目の付け所が一味違いますよね。そして、3枚目のショットは「表彰台の1の数字に触れる羽生」と表記されています。もちろん、こういう場面を逃さない小海途神の素晴らしさも去ることながら、これを紙面にする所に、「羽生結弦大特集」の「先駆者」として、「ウチは負けないよ!」というスポニチ編集スタッフの主張を感じます。

(2)報知

報知も、スポニチに追いつけ追い越せと、頑張っています。矢口亨カメラマン撮影のお写真も、今大会、我々ゆづファンに大きな感動を運んでくれました。3枚目の写真は、スポニチの1枚目と同じ「特大サイズ」ですが、天を見上げる羽生さんという、どこかメッセージ性を持った一枚。このプログラムの持つ透明感も見事にとらえています。

1枚目は「無敵 今季世界最高」「羽生 謙信」「川中島の戦い制した」とコテコテの見出しが並んでいます。もちろん、現地で取材していた高木さんは関与しているはずもなく、おそらく、本社の敏腕おっさん担当者が発案したのかな?と勝手に想像。おっちゃんたちもフィーバーして紙面を作ってくれた、その熱量に嬉しくなります。

(3)ニッカン

ニッカンは前日と比べて、特集ページ数を増やしてきました。表彰台の3人がディスタンスを空けて立っているショットや、各種見出しを見ても、コロナ禍における全日本で羽生さんが勝った意味という部分にフォーカスしている印象です。

「北京五輪 考えてはいけない」という鋭いメッセージを、しっかり赤字にして紹介しています。スポーツ紙としては、そりゃ東京五輪も北京五輪も開催してもらった方が、間違いなく新聞は売れるし、莫大な利益を生みます。しかし、この羽生さんの発言に批判的ではなく、受け止めている。この全日本では、ニッカンに限らず、各紙の頑張りがひしひしと伝わってきて、だから私だけでなく、ゆづファンの皆さんもバンバン買ったんだと思います。応援したいですもんね。

(4)東京中日

トウチュウさんは、そもそも他紙と比べて「薄い」ので、ちょっと心配にはなるんですが、印象的なフォントとカラーでしっかり取り上げてくれています。そう考えると、十分ですね。

(5)デイリー

そして、前日と同様に、今大会、異様なほどのテンションの高さと気合いを紙面に注入してくれているのが、デイリーさん。「舞神」「V」の黄色に猛虎魂を感じますが、ぜひ今後の試合でもこれを続けて、関西地区に羽生さんの素晴らしさを布教してもらいたい所。

惜しむらくは、せっかくの特大紙面も、他紙と写真がかぶっている点。でも、今回の各メディアの中でも「ダークホース」というか、個人的には「裏MVP」をあげていいと思っています。

(6)サンスポ

サンスポの写真も、他紙とかぶっていてもったいなかったですが、それでもこれだけ大きく取り上げてくれるのは、嬉しいですね。「ユヅくんTALK」という所がかわいいです。

実は、スポーツ紙の羽生さん特集も2日間だけではなく、休刊日を挟んだこの翌々日(12月29日)の紙面も、EXの「春よ、来い」を受けて、凄いことになっています。残念ながら、ニッカンとトウチュウは買いそびれたのですが、残りについては、後日ご紹介したいと思います。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. 雪女 より:

    おはようございます!

    スポーツ紙買い過ぎて凄い事になってます。
    ただ残念なのは、地域によって写真が違うことですね。一枚目のスポニチの後ろ姿、私の地域ではモノクロでした。それもいい味だしてるんだけど、背中の模様がイマイチ分かりづらい。時々関西の方が良い写真使ってたりして、なんでよ~敵地なのに(笑)と思ったり。きっとこの写真、どこかの羽生本に載りますよね。

    それにしても、「天と地と」世界中が絶賛しているのに、何ですか、あの渋いGOE?
    もう日本のジャッジってカルト集団か?って思いますよ。それにテレビ解説、もう少し語彙とか表現とか工夫しないと、どうもいつも同じ事言ってるように感じます。羽生選手には凄いって言ってりゃいいと思ってません? 具体的に何が凄いのか?ジャンプの高さ、幅、流れとかだけじゃなく、また、音にあってますね~だけじゃなく、語ってほしいですね。それからいい加減、例の「回り過ぎましたね」って表現やめてほしいです。これも定番ですね。

    これだけの選手、本当にスケート連盟は大切にしてほしい。まるで他のライバル選手と同等であるかのような扱いは滑稽なだけです。

    今年一年Junさんのブログ、楽しみに読まさせていただきました。また来年も期待しています。ありがとうございました。

    • Jun より:

      雪女さま

      日本の特殊な採点事情は、これはもう親日・反日という発想ではなく、派閥の論理ですよね。

      あえて誰とは言いませんが、ボス猿というかお局みたいなのがトップに君臨していて、そのグループから排除されないように、採点で応える。

      不可解な採点をしようものなら、即座に顔も名前も世界中に拡散されるにも関わらず、相変わらずこういうことを続けているというのは、それだけ居場所がない寂しい人々なのでしょう。

      まぁ、この方々が改心するとも思えないので、もはや怒りも沸きません。粛々と指摘して、声を上げ続けるしかないですね。

  2. おの より:

    どれにしようか迷ったけど、結局殆ど買いました(笑)
    年末新聞整理したのに、一気に増えてしまい嬉しい悲鳴でしょうか?(笑)
    視聴率も裏が嵐さんだからどうかな?って思ったけど、やっぱり羽生くんは凄かった!
    そりゃ見たいですよね、あんな演技はそうそうありません
    本当に感動しました。
    いつもJunさまの参考に買っているんですが、置く場所が無くてどうしたらいいのか思案中です
    今年の最後に素晴らしい時間をくれた羽生くんには感謝です。
    Jun様モブログ毎日更新ありがとうございました!
    良い年をお迎えくださいませ☆彡

    • Jun より:

      おのさま

      SP・フリー・EX、3日間きっちり各紙が特集したのは、今回が初めてではないでしょうか?

      あれだけの素晴らしい演技でしたから、編集サイドの方々も感激して、気合い入れて制作してくれたんだと思います。ある意味、オリンピック以上でした。

      さあ、年が明けたら雑誌が待っています。雑誌メディアの方々も、良いものを作ってくれることを期待しています。

  3. Sennin より:

    そうです!そうです!応援したくなりますよね?新聞社も仲間になっちゃいました( ◠‿◠ )
    新聞は「ゆづくん」と記載されてることがよくありますね?記者がそう呼びたいのか?フアンが呼んでると思っているのか謎です。宇野選手が言ってるからか?(中村優君世代もユヅくんと言ってますね)どうせなら、清塚さんのように「ゆづちゃん」でもどうかしら?

    それより、Junさんが買ったスポニチの、背中に翼はカラーなんですか?私が購入したのはモノクロです。これがまた好きなショットでモノクロと言うと聞こえが良いですけど白黒です。ガッカリですよ〜。この綺麗な衣装は白黒はいけません。身体が柔らかい結弦君だから出せる上半身の曲線、なびく髪の毛、流石小海途神です。そして伊藤さんが丹精込めて作った衣装は背中の部分が大事、花と鳥…上杉謙信公の家紋の雀をイメージしていると思うので白黒は勘弁して欲しいです。他にも東京版で同じことを呟いている方いました。

    Junさん今年も内容が充実したブログありがとう御座いました。まずは、高熱出すこともなくコロナで世の中変わってしまいましたが、手洗い、うがいにマスクと徹底されて遊びにも行かずその賜物ですね?よいお年をお迎えください。

    • Jun より:

      Senninさま

      スポニチのあの背中のショットに「モノクロ版」もあったとは、ビックリでした。じゃあ、私はラッキーだったんですね。

      まぁ、スポニチは間違いなく写真集を出してくると思いますので、あのショットも漏れなく収録されていると思います。

      お蔭様で、今の所は熱を出すこともなく、なんとか年を越せそうです。

      しかし、どんなに気をつけていても、いつ自分が感染するか分かりませんので、その際どう行動すべきか、しっかり考えておきたいです。