藤井二冠、本日対局!(棋聖戦第1局)

藤井二冠、本日対局!(棋聖戦第1局)

いよいよ開幕です。藤井二冠にとっての最初のタイトル防衛戦で、渡辺明名人という最強の挑戦者を迎えます。

昨年のおさらいをすると、この棋聖というタイトルは昨年は渡辺さんが保持していて、これに藤井七段(当時)が挑戦。3勝1敗で藤井君が初タイトルを獲得。17歳11ヵ月でのタイトル獲得は史上最年少記録です。

今年の4月13日のエントリーでご紹介した「AERA」での渡辺名人のコメントを再掲します。

藤井君がこんなに注目される中、対戦相手も強くないと盛り上がらない。藤井君の壁になれるかはわからないけど、そこは自分が期待されている役割でしょうし、その一番手という意識はあります。藤井君が全部大楽勝だと、面白くもなんともない。世の中の人がいま求めているのは、藤井君が強い相手にスレスレで逆転勝ちしたりするところでしょう。次のタイトル戦で当たったらどうなるか。そこで距離感を測りたい。いまの自分のやり方でぶつかって、ダメなら老兵は去っていく。しかしそんなに簡単にやられるとも思ってません。

AERAの出版からわずか2ヶ月で、その「次のタイトル戦」が実現しました。朝9時対局開始で、昼食休憩1時間を挟んで、持ち時間は各4時間。終局は夕方5時以降になると思います。お互い、とっておきの研究を準備しているはずで、超ハイレベルな攻防になることでしょう。もちろん「アベマ」の中継が入りますので、1日中つけっぱなしでご視聴ください。

白瀧さんは「和服を一人で通しで着る練習は普通の人で3~4時間かかるので、藤井二冠も同程度の時間を想定していました」と語る。ところが、藤井二冠は1時間半ほどの練習で見事に和服を着てみせた。白瀧さんは「頭の回転が速いからか、着付けの手順をあっという間に習得しました。物覚えは達人級と感じましたし、不器用というのは謙遜で、手先も器用でした」と、にこやかに話す。

白瀧さんによると、藤井二冠は着付けの手順をパートごとに区切って覚え、少考して頭の中を整理してから和服を着るスタイルという。「藤井二冠は完全に理系脳です。筋道を立てて論理的に物事を把握することが、着付けを見ていてわかりました」と語った。

面白い記事」でした。「白瀧呉服店」さんは、現役の将棋のプロ棋士はほとんどここで和服を作っているんじゃないか?というほど、将棋界と縁の深い呉服店さんです。

単に作ってくれるだけでなく、和服の保管はもちろんのこと、「いつ、誰とのどの対局で何を着たか」を全て管理していて、ある意味スタイリストのような役割も一手に引き受けているとか。

渡辺名人も和服はすべて白瀧さんにお願いしているはずで、去年の棋聖戦とかぶらないように、それでいて、先日の名人戦とも違うものを着てくるはず。「和服対決」もぜひご注目ください。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. Sennin より:

    今、渡辺名人が投了となりました。
    それにしても早いものですね?この前藤井くんが棋聖になったばかりのような気がしますけど、もうタイトル戦なんですね?教えていただいたお陰で観れました。渡辺名人最後
    うーんとなんか考え事してましたね?
    お二人の和服の色は似てましたがやはり和服はいいですね?

    • Jun より:

      Senninさま

      渡辺名人の「考え事」というのは、もはや勝敗が決している状態だったので、「今日はどこが悪かったのかな・・・?」という反省モードってやつですね。

      羽織ははっきり違う色合いでしたね。藤井棋聖のブルー系の羽織は爽やかでよく似合っていました。

      • Senninn より:

        羽織りすみませんでした。abemaテレビでしか観てなくて同じような色に見えました。
        今朝、新聞のweb記事みたら全然違いますね?藤井くんの青が鮮やかでしたね?

        • Jun より:

          Senninさま

          鮮やかで爽やかな、とてもステキな羽織でしたよね!

          棋聖戦だけでなく王位戦もありますから、5着ぐらい作っているかもしれませんね。

          さらに、叡王戦と竜王戦も勝ち進んでいるので、そちらでもタイトル挑戦となれば、さらに作るかもしれません。藤井二冠も稼いでるから余裕だと思いますが。