四大陸選手権(男子SP)感想

四大陸選手権(男子SP)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。この男子ショートは、最終グループはライストで見ていて、刑事君、友野君、ジュンファン君の演技は、動画で後でチェックしました。

ヴィンセント(20:30~)。100.18で1位。この人は、回転不足だけが課題なので、そこがどう判定されるかでスコアは大きく変動すると思っていました。冒頭の4Lzは、ライストで見ていて、「これはさすがに回りきってるだろ!」と感じたので、しっかり認定されて良かったです。GOE+3.78が妥当かどうかは置いといて、良いジャンプだったことは確かです。それに比べると4Sはギリギリでしたが、結果オーライでしょう。

ちなみに、全米のショートでは、4LzにURがついていたにも関わらず、100.25のスコアが出て、PCSに44.93(この試合では42.25)がついていました。だからナショナル採点は・・・と言われるわけです。

ボーヤン(33:15~)。92.17で3位。冒頭の4LzはSO気味でしたが、抜け・コケに至らない所はサスガです。4T-2Tも万全ではなく、ファーストを降りた後に勢いが無くなっていたので、ダブルトウにした判断は正解でした。

久々に彼のスケートを見ましたが、やっぱり見ていて楽しいですね。ジャンプもいいんだけど、スケートでも楽しませてくれるという意味で、個人的にはネイサンよりも好きです。

ところで、何度も奇声を上げている客が気になりましたが、これだけガラガラだと、注意をするようなマジメな客も周囲にいなかったのでしょう。カナダ選手権の空席も気になりましたが、このアメリカ開催の四大陸も負けず劣らず(?)ひどい・・・。北米におけるフィギュアスケート人気の凋落がはっきり分かりますね。

宇野選手。91.76の4位。今季のSPでは、ロンバルディア杯と全日本選手権以外ではノーミスが出来ていないので(そのロン杯と全日本も、4T-2Tですが)、怪我をしているのであれば、こんなところじゃないでしょうか。彼は彼なりに頑張っているので、実力に見合わない期待を掛けるのは酷というものです。

ジュンファン(13:45~)。97.33の2位。最高の演技でしたね!正直言って、韓国選手権(SP)(FS)の出来がよくなかったので心配していたんですが、しっかり、この試合にピークを持ってきましたね。さすがチーム・クリケットの調整能力です。スコアが出た瞬間、ブライアンとトレーシーだけでなく、ジュンファン君本人も珍しくビックリしていたので、そりゃ嬉しかったのでしょう(冒頭の画像、いい瞬間をキャプったでしょ?)。

ふと思ったのは、クリケットに在籍している最中に、ジュンファン君は、おそらく15cm近くは身長が伸びたはずで、にも関わらず、ジャンプはむしろ安定感が増して、演技も力強くなっています。どういう形でトレーニングしていたのか、その辺りを詳しく知りたいですね。そして、そのメソッドを日本の育成現場にも共有されることを期待します。まぁ、ブリちゃんがジャンプ指導をしてくれているぐらいですから、日本との関係は良好であると思いますが。

刑事君。83.93の7位。冒頭の4Sでお手つきとUR、3Aも着氷はこらえ気味でしたが、しっかりまとめましたね。ジャンプでミスがありながら、83点というスコアで踏みとどまったのは、スピン・ステップですべてレベル4を揃えたのが大きいんじゃないかと。

彼の場合、「大きな試合で弱い」とか色々と言われますが、でもこの年齡で試合に出続けているのは立派ですよ。加齢とともに、クワドのクオリティを維持するのは、どの国のどのレベルの選手だって苦労しているはずで、そんな中で、ジャンプ以外の部分でクオリティの高さを証明できたのは、彼にとって自信になったと思います。

友野君。74.16の12位。スコアと順位だけ先に知ったので、いったい何が起こったのだろう?と思っていました。冒頭の4Sは軸が傾いてしまって、なんとか転倒せずに着氷した感じです。

クワドはしょうがないとして、3Fの転倒によるコンボ抜けは痛すぎました。3Aはしっかり決めましたが、なんだか、台乗りしたロステレ以降、全日本から不安定な演技が続いていて、どこか怪我でもしているんじゃないか?と心配です。ただ、彼の弱点でもあった、スピン・ステップですべてレベル4を取れたのは収穫ですね。

他にも、キーガンは?ジェイソンは?ナム君は?樋渡君は?と怒られそうですが、たくさん動画を貼ったところで、読者の皆さまも「消化」するのが大変でしょうから、後日まとめてレビューできたらと思います。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ごろ寝 より:

    4CCの注目は、ジャッジでした。
    女子のFSはそこそこ見ている?と聞いていたのですが。

    時間ができたので、動画をスロー再生で脚をじっくり見ました。素人でも離着氷は分かりますよね。男子はどうして甘い?

    ジャッジスコアを見てビックリ。
    ヴィンスくん、レビュー付きであのGOE。ジュンファンくんの4S、4分の1以下と見たのか、こちらもモリモリGOE。着氷の美しさで相殺ですか。

    宇野くんは、「宇野採点」適用と思うしかないですね。踏み切りがTかSか曖昧です。回転は足りているようですが、あの着氷にプラス?
    7回回転スピンや軸が「移動」したスピンにレベルあげてはいけないでしょう。

    宇野採点を基準にしたのでしょうか。ボーヤンだけは「蚊帳の外」かな。

    J4、5以外は「忖度採点」と割り切らないとすっきりしないジャッジでした。

  2. ごろ寝 より:

    と、愚痴っていながらFSを空き時間にチラ見しましたら…

    ヴィンス君が4つ、ジュンファン君は6つもUR判定。テクニカル変わったのでしょうか?

    じっくり見ても混乱するので、止めるのが懸命ですかね。
    宇野くん、おめでとう。

    • Jun より:

      ごろ寝さま

      まとめてお返事します。
      まぁ、ここまでジャッジがブレブレだと、フィギュアスケートは、スポーツとして見るのではなく、芸術として見るのが正しいですよね。

      表現として美しいから羽生君やコストちゃんを見る。私はそんな感じですね。今季はとくに、羽生君の出ない試合であれば「何が行われてもいい」と達観しています。