
羽生さんの出演は「29:48~」です(*YouTubeの開始位置は指定してあります)。
今回のインタビューでは、「記憶の継承」と「支援の継続」のきっかけの存在でありたいと、羽生さんは自分自身の役割を端的に述べていましたね。2日目公演の「ライブビューイング」冒頭の座長挨拶でも感じたのですが、こう言っちゃ失礼かもしれないですけど、羽生さん、挨拶がめちゃ上手くなったなと。
このインタでも語っているように、第一回公演(2023年)における挨拶・発言は彼自身の中での「悲しさ」がダイレクトに伝わってくるもので、感情がなかなか整理しきれていないなぁという印象がありました。しかし、第二回公演(2024年)の経験と、そしてやっぱり、現在進行形で日本各地で「災害」が頻発していて、悲しい思いをしている方がたくさんいらっしゃる中で、「自分が悲しんではいられない!」という決意と、だからこそ前述の二つの目的をクリアに言語化できるに至ったのだろうと思います。
このインタの実施は初日公演前のはずで(イケボウのポストが3月6日となっているので)、コラボプロのお話はありません。ただ、ミヤギテレビは日テレ系列ですから、「エブリィ」の方の動画をセットで観ればオッケーですな。
そして、Xのポストの方ですが、イケボウもいい仕事をしてくれてます。おまもりかわいいですね!
ところで、こちらの「OH!バンデス」の公式チャンネルってなかなか凄くて、「ライブ」というタブをタップすると、羽生さん出演回の放送がアーカイブ化されているんですね。もしかしたら、最近ファンになった方はご存じないかもしれないので、ぜひチェックしてみてください(特に生放送出演回は必見ですよ!)。
メタルジョギング・チャレンジは218日目。VELVET REVOLVERの『Contraband』(2004年6月)です。アメリカンハードロック界のモンスターバンドGuns N’ Rosesがアクセル・ローズ(Vo)のワガママで1990年代後半以降まったく動かなくなり、愛想を尽かしたメンバーが次々に脱退。ガンズの頭脳とも言うべきスラッシュ(Gt)が、ソロプロジェクトのSlash’s Snakepitで2作出した後、元ガンズのダフ・マッケイガン(B)とマット・ソーラム(Dr)を誘い、さらに元Stone Temple Pilotsのスコット・ウェイランド(Vo)らを迎えて、Velvet Revolverを結成したのが2002年のことでした。
ガンズというバンドは、87年発表の『Appetite For Destruction』が革命的傑作で、あれ一枚で天下を獲った感があります。ただ、個人的にはガンズというバンド自体よりも、スラッシュというギタリストが私は大好きなんですよ。シルクハットにグラサンにアフロのロングヘア―という唯一無二のファッションで、タバコを吹かしながらレスポールを低く構えて、所作の一つひとつがカッコいい。メタルのギタリストって、「腕前は凄いけどダサい」のが大半で、「そこそこ上手くてイケメン」ならめちゃくちゃ持てはやされるという世界。スラッシュの場合、風貌がカッコいいだけでなく、ギタープレイも個性的でクール!彼の音って、どこかパンキッシュでルーズさもありつつ、ブルーズ的なねばっこさもあって、めちゃくちゃ大好きです。私にとってのNo.1ギターヒーローはスラッシュなんですよ。
本作はリアルタイムで買ってたはずなんですが、スコットの歌唱が当時はなんか覇気が無く感じられて、まともに聴かずに売っちゃった気がします。おそらく、スラッシュの弾く曲には、アクセルとか、スネイクピット時代のエリック・ドーヴァーやロッド・ジャクソンのような「暑苦しい声じゃなきゃダメ!」という固定観念が、20代の若かりし頃の私にはあったのでしょう(笑)。
でも、20年ぶりぐらいに聴いてみると、これがけっこういいんですよ。スコットのヴォーカル自体は「まぁ、好きでも嫌いでもない」という評価ながら、1曲目の「Sucker Train Blues」からスラッシュ節全開という感じです。軽快でコンパクトな楽曲が続く中、6曲目の「Fall to Pieces」は一転して憂いのあるスラッシュのギターに、スコットも情感たっぷりに歌い上げています。スコットはバラードの方が明らかに合ってる感じがします。ガンズの名曲「Sweet Child O’ Mine」を彷彿とさせますよ。
それでいて、9曲目の「Set Me Free」なんかは、もし事前情報ゼロで目隠しして音を聴いても「これって、スラッシュが弾いてるんじゃない?」ってすぐに分かる佳曲。いやぁ、最高です!
完全に「記憶の彼方」にあったこのバンドを「再発見」できてハッピーです。バンドは本作の後にもう1枚出しているので、そちらもチェックしてみようと思います。
では、また明日!
Jun
