ネタ切れ気味なので、今日はネットニュースの雑談でご容赦ください。
まず、文春で報道されている永野芽郁ちゃんについては、以前、ウチのブログでも「高田純次さん」との絡みで触れたことがあるんです。コンタクトレンズのCMで共演していて、純次さんの親父ギャグに対する彼女のリアクションがかわいくて、こりゃ男はみんな好きになっちゃうよな・・・なんて思ったのでした。まぁ、報道内容がどこまで真実かどうか分からないし、個人的に特にどうということは無いです。
あとはあれですか。上の文春の報道で「軽傷」で済んでいる、国民民主の比例に山尾さんが出るという一報。最初この中日新聞のポストで知って、「中日の飛ばしじゃね?」って思ったんですが、他紙も報じていて、結局、格闘家の須藤元気さんとともに「見合わせ」ということになったようです。
まぁ、ネットで人気を得ようとすると、モラル面でケチがつけば、そのネットから大バッシング→支持層が離れるというのはある程度想定できる話。でも、こういう方々にまで出馬要請しなきゃいけないというのは、それだけ候補者選びが大変なんだと思います。いくら学歴・職歴がすごくても未経験者ばかりってわけにもいかないですからね。
ちなみに、比例代表の投票用紙って個人名を書くこともできるので、もしかりに山尾さんや須藤さんが比例名簿に名を連ねても、私は山田吉彦教授のお名前を書こうかなって思ってます。まぁ、今後「取り消し」もありえるので、どうなるかは分かりませんね。
これはなかなかのニュースでした。そしてタイトル戦の賞金増額の話よりも、「女流棋士がプロになれる新ルールができるかも?」という内容の方がビッグです。そのキーパーソンは、左の白髪のヒューリック株式会社の西浦三郎会長であることは間違いないでしょう。
将棋棋士が「足を向けて寝られない」といえば、ABEMA TVさんとヒューリックさん(次点で不二家さんも!)が将棋ファンの頭には真っ先に浮かぶ所で、特にヒューリックの将棋界への手厚い支援は西浦会長の一存で決まってると言っていいと見られています。
まず、タイトル戦の1つの棋聖戦の特別協賛に入り、「ヒューリック杯棋聖戦」となったのが2018年。そして2019年、女流タイトル戦に新たに「清麗戦」を創設してヒューリックが主催となります。さらに2020年、女流タイトル戦に「白玲戦」を設立してヒューリックが主催。前述の「清麗戦」は大成建設に主催者を移行。そして今回の、「棋聖戦」と「白玲戦」の優勝賞金大幅アップに併せて、クイーン白玲(白玲五期)獲得でフリークラス転出資格取得の議論が進行中というニュースが発表されました。この議案は6月の棋士総会で議決を取るとされています。
白玲というタイトルは女流棋戦の最高位で、女流タイトル戦では唯一の七番勝負で行われるタイトル戦です。ただ、白玲五期(クイーン白玲)はけっこう大変なんです。例えば、今後このクイーン白玲ルートでプロ入りを目指す天才小学生女子が現れるとしましょう。まず、アマチュアの大会で好成績を上げて、女流育成会に入会。育成会を最短1年で抜けて、女流棋士に。そこから女流順位戦A級まで上がるのに最短で4年。さらに白玲を5年連続で獲得する必要があります。女流棋士最年少デビューは11歳6ヶ月なので、20歳~21歳で理論上ではクイーン白玲獲得が可能となります。
フリークラス在籍棋士というのはもちろんプロ棋士で、好成績を上げるとフリクラを抜けて順位戦に参加できる等々の規定がありますが、ざっくり言えば、最低でも10年間はプロ棋士でいられることになります。
以上、長々と話しましたが、おそらく西浦会長から、「賞金アップするから、女流棋士がプロになれる新ルートを作ってくれないか?」という要請があって、羽生会長がそれに応えたんだろうと思います。もちろん、西山朋佳女流三冠が編入試験で惜しくも2勝3敗でプロ入りならずという結果も影響していて、あの最終戦で勝ってたら、こんな話は出てこなかったはず。
ところで、総会の議決が「記名制」であれば、一棋士の立場で大スポンサーのヒューリックさんの意向に逆らうことは不可能なはずで、新ルール決定と見てよいでしょう。ただ「無記名性」だとどうでしょう・・・。「俺はこんなに苦労してプロになったのに」という思い入れのある棋士で反対票を投じる人がいるかもしれません。
ちなみに、現在、白玲は西山さんが保持していて、通算3期獲得していますから、最短で来年10月にクイーン白玲獲得→プロ入りとなります。ライバルの福間香奈女流五冠の白玲獲得は通算1期なので、あと4期必要です。
まぁ、藤井七冠関連ではしばらくデカい話は出てこないし、将棋界が再び「急浮上」するためには、良いアイデアかなと思います。
では、また明日!
Jun
