

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。
1勝1敗で迎えた第三局。本局は挑戦者の斉藤慎太郎八段の先手番です。第一局・第二局ともに「相掛かり」という戦型で、並行して開催されている名人戦の第一局・第二局が「角換わり」だったのとは対照的です。しかも、この相掛かりシリーズではともに後手番が勝っているのが興味深い所。
相掛かりという戦型は、角換わりのように事前にAIを使って深く研究するのが難しく、序盤早々に力戦将棋(お互いにとって未知の局面でその場で考える将棋)になることも少なくありません。そんな戦型において、受け身になりやすい「後手」の方が勝っているのは面白いです。
対局会場は、名古屋市東区白壁にある料亭「か茂免」です。ABEMAの番組内でリポートされていたこともありますが、大正時代の建築物のため、どこかモダンな雰囲気も感じさせます。
そして、ちょっと前の映像で申し訳ないのですが、か茂免と言えば、藤井さんがこれまで二回オーダーしたと言われる「ぽんきし」が話題になりまして、「すっぽんの出汁をきかせたあんかけきしめん」なんですね。昨年、伊藤さんもこの「ぽんきし」を注文していたんですが、その対局は負けています。「負けた会場でその負けた時と同じ料理をまた頼むのか?」というのは、伊藤さんの性格を窺う上で興味深い点かなと。
GWも後半に差し掛かってお忙しいかと思いますが、お時間があればぜひチェックしてみてください。
メタルジョギング・チャレンジは230日目。STONE SOURの『Come What(ever) May』(2006年8月)です。私自身めちゃくちゃ大好きなSlipknotのコリィ(Vo)とジェイムズ(G)のサイドプロジェクト。もちろんこのバンドのことは知っていたんですが、実際に音を聴いたのは今回が初めて。
コリィの歌唱をフィーチャーした楽曲が並んでいて、2曲目のタイトルトラック「Come What(ever) May」は、サビのコーラスワークと小気味いいリズムが印象的。もし、あの強烈な音楽性を誇るSlipknot用に作曲されたとしたら、「こういう曲はたぶんボツになるかな?」という感じはします。でも、他の曲も含めて、むちゃくちゃポップでソフトということもないし、Slipknotのファンがそこまで落胆することなく楽しめる作品に仕上がっています。
Slipknotはメンバー全員常時マスク着用が義務付けられているんですが、こちらのバンドは普通にお顔を晒しております。コリィの御尊顔を拝見して、「普通にイケメンじゃね?」と、嬉しくもありガッカリ感も若干ありと、まぁ、やっぱりSlipknot本体の偉大さを再確認させられます。この「Hell And Consequences」はアルバムの中ではサビを朗々と歌い上げるコリィが印象的なんですけど、ライブだとそこそこヘヴィな感じで演奏しているみたいですね。
アルバム全体としても決して悪くはないんですが、「Slipknotを差し置いてこれを聴くか?」というとそこまでには至らないかなと。むしろ、Slipknotを知らない音楽ファンの方が本作を「先入観」無しに楽しめるような気もします。
では、また明日!
Jun
